ハトシェプスト

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】ハトシェプスト
【性別】女性
【身長・体重】165cm・59kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:A 魔力:B 幸運:D 宝具:A

【クラス別スキル
対魔力:B 
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、ランサーを傷つけるのは難しい。

【保有スキル】
皇帝特権:B
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。Bランクでは、肉体面での負荷を除くスキルの獲得が可能。
神性:B
神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。ファラオは太陽神の化身とされており、ランサーもその例外ではない。
太陽神の加護:D
ランサーの例に限らず、ホルスの化身たるファラオはその加護を受けている。魔力の回復力が通常より早く、また幸運判定においてプラス補正を得られる。
カリスマ:E-
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。一国の国王としては優秀であり民衆から慕われていたランサーだが、戦争における才能はからっきしであった。人望を示すスキルであるが、このスキルの保持による何らかの補正が得られることはない。

【宝具】
『我が身を称えよ太陽の串よ《アメン・カルナーク・オベリスク》』
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:80
最大捕捉:300人
アメン大神殿にハトシェプスト女王が建立したオベリスクは、世界最大のものであると言われている。通常時はこのオベリスクを模した、石造りのシンプルな槍を武器とする。真名解放を行いこの槍を地面に突き立てることで、レンジ内の任意の場所に巨大なオベリスクを建立、その先端の貫通力と巨大な物量で敵を殲滅する。史実によりオベリスクは同時には最大2柱しか建立できないが、任意で消滅させることが可能であるため、モグラ叩きのように地面のあちこちから連続してオベリスクを突き立てる、というような戦法をとることも可能。また、突き立てる角度を変更することにより、2柱のオベリスクで敵を挟み込む、といった戦法も可能である。

『我が名を崇めよ太陽の妻よ《マアトカラー・クヌムトアメン》』
ランク:D
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人
王として国をよく治めたランサーであるが、彼女の功績を称えたレリーフやパピルスは、女性が王を勤めたことをよく思わないトトメス三世派によって多くが破壊・損失してしまった。このことから、彼女の真名や宝具を知るものは一定期間に一度幸運判定を行い、それに失敗するとこれらの知識を失ってしまう。ただし、本人はむしろ真名なり宝具なりを見せたがり知らせたがりな性格なので、この宝具の存在を嫌っている。常時発動型であるため自分の意識では機能停止は不可能なのであるが。

『我が生を称えよ太陽の陵よ《ルクソール・デル・エル・バハリ》』
ランク:B
種別:対軍宝具
レンジ:10-50
最大捕捉:500人
四方を小型のオベリスク(槍に用いているものとは異なる)で囲った空間に展開する結界の宝具。あくまでも通常の結界の範疇であり、固有結界ではない。王家の谷に存在する彼女の墓所であるハトシェプスト女王葬祭殿の空間を擬似的に再現する。この結界を内部から見ると半透明の青い神殿の内部にいるように見え、空気中に金粉のような破片が漂う。当然ながら外部からそれを確認することはできない。また地面にはランサーの生涯を称えるレリーフが浮かび上がる。この結界内に取り込まれた者は精神的に強いプレッシャーを受け、幸運判定の成功率が低下する。その上、結界の直接の効果ではないがランサーのやる気が上がるためランダムで何かのプラス補正がかかる可能性がある。また、攻撃には一切関係ないがこの結界内にいる者には必ずランサーの声が聞こえるようになるため、延々と自慢話を聞かされる可能性がある。

【解説】
古代エジプト第18王朝5代目のファラオ。艶やかな黒髪のショートヘアに黄金の瞳、よく手入れの行き届いた浅黒い肌を持つ長身で中性的な女性である。美しさと凜々しさが同居する顔立ちながら、その表情は母性的かつ茶目っ気も覗かせる。彼女は女性でありながら「女王」ではなく「王」であった。そのため、公務として民の前に出る際には男性の服を纏い、男性として公の場に立ったという。一方で残されている記録の中ではしっかりと女性と表記されており、常に男性として振る舞っていたわけではないようだ。
何よりも民の幸福を願い、政においては交易に力を注いだことにより、穏健な治世で国の繁栄をもたらした名君。だが、決して平和主義であったわけではなく、交易ルートの確保のためには何度も遠征軍を派遣した。ただし彼女には軍隊を率いる才能がなかったため、実際の進軍は義理の子のトトメス3世が軍を率いたという。
心優しく真っ直ぐで、他者への気配りをも忘れない誇り高き英雄。王でありながらマスターを重んじ、しかし道理に反することは決して行おうとしない英雄らしい英雄である。聖杯戦争は殺し合いであることは理解しており、その為に謀を巡らせること自体は否定してはいないが、自身は正々堂々とした戦闘を好み、卑怯な手や弱者を蹂躙するような戦闘には積極的に介入する。

ただし、目立ちたがり屋なのが玉に瑕。真名を隠す気は一切なく、また自身の名声を他者に語り聞かせるのが大好き。生前の治世にも誇りを持っており(実際に素晴らしい治世ではあったのだが)、それを侮辱することは許さない。語り始めたらどこまでも話は終わらず、マスターをうんざりさせることも。また批判されると怒り、賞賛は素直に受け取るという子供っぽい部分もある。この手の王の例に違わず贅沢好きで自身の欲望に素直であり、無理強いはしないものの、衣食住から性に至るまでできる限りは充実した環境を求めている節がある。当然ながら性的対象に男女や年齢は問わない。

聖杯に賭ける望みは「失われた自身の名声の回復」。王として国を治めた彼女は善政を敷いたが、その治世はいつまでも続かなかった。信頼する部下や家臣が相次いで病死したり失脚したりし、王でありながら王家において彼女の立場は孤立していくばかりであった。そして遂にトトメス三世派の陰謀によりランサーは失脚。王の立場を追われることとなる。その後は先帝として敬われつつも、政治には全く口を出せずに失意のままに息を引き取った。
その後生前に建築した墓所へ埋葬されたが、果てにはその墓所の破壊計画すら持ち上がる。本人としてはランサーとむしろ親しかった義理の息子にして当代の王トトメス三世によりその計画は中止されたが、彼女を称える書物やレリーフは何者かによって密かに破壊されてしまった。
このことを知ったランサーは、自らの名声と誇りを取り戻すために聖杯を求めている。直接的に彼女が求めているのは周囲からの評価であるため、たとえ聖杯を求めるためであっても自身の名を傷つけるような行為は絶対に行わない。その様は一見名声へ妄執を抱いているようにさえ見えるが、よくその言動を聞いていれば、実は正しいことをする気恥ずかしさへの言い訳がある程度含まれていることが分かるだろう。いや、もちろん名声への執着は凄まじいものがあるのだが。

イメージカラー:ターコイズブルー
特技:自慢話
好きなもの:自身の栄光、民の幸せ
嫌いなもの:忘れっぽい人
天敵:嫉妬


セリフ例
「ボクはハトシェプスト!マアトカラー・ハトシェプスト・クヌムトアメン!この名をしかと覚えておけッ!」
「すまないが、斯様な暴虐を見過ごしてはボクの名が汚れるのでね。このハトシェプスト、此度は貴様の敵となろう」
「有利だの不利だの、そんなものは関係ない。ボクはボクの名に恥じぬ戦いをするだけさ。弱者を守れずして何が名声だ」
「英雄ともあろう者がよもやそこまで墜ちるとはね。その名を卑怯の汚名で汚してまで勝ちたいというのかい、貴様は」
「ならば仕方がないな。その恥ずべき戦い方をまだ続けると言うのなら――このハトシェプストの名において、貴様に誅を下そう。さあ!偉大なる我が名を称えながら果てるがいいッ!ボクは貴様の名までも守り切って見せようぞ!」



+ セリフ集:FGO基準
召喚:「ボクはサーヴァント、ランサー!ハトシェプストだ!!しっかり覚えてくれッ!!!」

レベルアップ:「ふんふん、これでボクの評価も上がるかな」
霊基再臨:「どうだい?ハトシェプストの名前もだんだん広まってきたところかな?」
その2:「いいね!いい感じだッ!!評判がどんどん広まっていくのは何よりも気持ちいいものだッ!!」
その3:「そろそろボクの存在も世間の常識になってきたかな?さすがにそれは高望みのしすぎか!あはは!!」
最終:「マスター!ありがとう!こんなにボクの名を広めてくれるだなんて!そう!ボクこそがエジプト第18王朝5代目がファラオ!ハトシェプストであるッ!!この名を魂に刻み込んでおけッ!!!」

開始:「太陽神ホルスが化身ッ!偉大なるファラオッ!ハトシェプストであるッ!!」
その2:「ボクは最も高貴なる女性ッ!ハトシェプストッ!名前だけでも覚えて帰ってくれたまえッ!!」
スキル:「下準備は重要だよね」
その2:「ここにも名前を書いておこう」
選択:「わかった」
その2:「それかい?」
その3:「あはは!」
攻撃:「たあッ!」
その2:「とうッ!」
その3:「貫けッ!」
EX:「魂に刻み込むッ!」

宝具選択:「見てみるかい?ボクの偉大なる功績をッ!」
その2:「さあッ!驚きと共に称えるがいいッ!!」
宝具:「これこそが我が治世の存在の証。幸福なる民草の存在の証明。絢爛たるファラオの威光を、その身に刻んで散るがいいッ!『我が名を称えよ太陽の串よ《アメン・カルナーク・オベリスク》』ッ!」

小ダメージ:「っつっ!」
大ダメージ:「やるな…ッ!」

戦闘不能:「せめて…墓標に…名前、だけは…」
その2:「やっぱり、ボク…忘れられ、ちゃうのかな…」
勝利:「どうだい?偉大なるファラオに沈められる気分はッ!」
その2:「そうッ!ボクこそがッ!!エジプト第18王朝5代目がファラオッ!ハトシェプストッ!!であるッ!!!」

会話:「マスターはちゃんとボクの名前、覚えているよね?…よかった」
その2:「聖杯戦争は正々堂々戦うべきもの!そうじゃないとボクの名に傷がつくからね」
その3:「マスター、そろそろ休んだ方がいいんじゃないかい?何事も根を詰めすぎると体に毒というものだ。なに、この程度の雑務、ボクが済ませておこう」
その4:「いくらマスターといえど、ボクの名を汚すような行動には協力できないね。判断基準?そんなもの、ただ清廉潔白であればいいだけさ」
その5:「ニトクリス女王…彼女の記録もまた、その多くが残っていないと聞くね。むしろボクよりも少ないみたいだ。短い治世とはいえ、記録が残らないのは悲しいこと。彼女のことも広めてやるとしようか」
その6:「オジマンディアス王!?ラメセス二世!?ああ、羨ましいッ!!羨ましいッ!!彼と言えば世界一有名なファラオじゃないかッ!あれだけの名声ッ!あれだけの評価ッ!一回くらいボクも受けてみたかったところだけれど…ッ!」

好きなこと:「民の幸せ、繁栄する国家…から得られるボクの名声かな、やっぱり!」
嫌いなこと:「せっかくこんなにアピールしているのに、ボクの名を忘れるような不届き者は嫌いだね」
聖杯について:「失われたボクの名声を取り戻すッ!削り取られたボクの名前を元に戻すッ!これこそが聖杯に願うことッ!他の書物やら削られた跡やらから推測されるのは嫌なんでね。はっきりと書かれたものが欲しいんだボクは」

絆:「さあボクの名前を復唱だ、マスター。もちろん称号からだよ。ほら!」
その2:「えっ、もうそこまで覚えてくれたんだ?なんだ、思ったよりいいマスターじゃないか!」
その3:「さあ、今晩もボクの治めた国について話し合おうじゃないか!えっ、忙しい?そんな…ボクの名前、覚えてくれているかい?不安なんだ」
その4:「マスター…頼みがあるんだ。できる限りでいい、ボクをクラス名ではなくて真名で呼んでくれないか。少なくともマスターにだけは、そう呼ばれたいんだ。頼む」
その5:「そう、もっとボクの名前を呼んで。なんだかキミに名前を呼んでもらえるだけで、幸せな気持ちがわき上がってきて、心が温かくなるんだ…。だから、お願い。ボクの名前を、もっと。もっと」

イベント:「何か催しが施されているみたいだね。ボクの名を上げるチャンスだ!」
誕生日:「誕生日!マスターの生まれた日か!これはめでたい!今日がいかに素晴らしい日か、皆に伝えてくるよ!」


目立ちたがり屋でうるさい女性ファラオ。でも思考自体は真っ当。男装自体はしていたが別に女性であることを隠してた訳ではないのでスタイルを隠したりはしない。そこそこおっぱいもあるしスタイルはむしろいい方。未熟なマスターを導かせてもよし、誇りを汚しに汚してボロボロにしてもよし。印象としてはオジマンとディルの合いの子。あとボクっ娘。目立ちたがり屋設定はオベリスクの高さと名前を消されたという逸話から。

+ TRPGキャラシート

【真名】ハトシェプスト
【クラス】ランサー
【HP】   /最大HP=3d6r+7
(キャラシート提出時にダイスを振ってください)

【宝具1】我が身を称えよ太陽の串よ(アメン・カルナーク・オベリスク) 1 / 2
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:80 最大捕捉:300人
【効果】物理攻撃時、敵前衛全てに攻撃でき、dice+5得る。
この宝具は同じ戦闘フェイズ中に2回まで使用出来る。

【宝具2】我が名を崇めよ太陽の妻よ(マアトカラー・クヌムトアメン) ∞ / ∞
ランク:D 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
【効果】常時発動。このサーヴァントの真名を知るプレイヤーは、ターン開始時1D6+modifier幸運値を振る。
値が6以下であった場合、このサーヴァントに関する全ての情報を失う。

【宝具3】我が生を称えよ太陽の陵よ(ルクソール・デル・エル・バハリ) 1 / 1
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:10~50 最大捕捉:500人
【効果】 移動フェイズ中に使用可能。
現在のエリアに『ハトシェプスト女王葬祭殿』を形成する。
『ハトシェプスト女王葬祭殿』と同エリアに存在する他のサーヴァントは幸運を使った判定にmodifier-10を受ける。
このサーヴァントが『ハトシェプスト女王葬祭殿』と同エリアに居る場合、ターン開始時に1D4を振り出た目によって以下の能力を得る。
1:物理防御と物理攻撃時、dice+5を得る。
2:魔術防御と魔術攻撃時、dice+5を得る。
3:奇襲防御と奇襲攻撃時、dice+5を得る。
4:HPを5D6回復する。
『ハトシェプスト女王葬祭殿』を新たに形成した場合、古い『ハトシェプスト女王葬祭殿』は失われる。

【筋力】C:3
【耐久】C:3
【敏捷】A:5
【魔力】B:4
【幸運】D:2

【スキル1】皇帝特権:B
1ターンに1回だけ発動可能。
このサーヴァントの行う任意の判定にdice+4を得る。

【スキル2】太陽神の加護:D
幸運値を参照する全ての判定にdice+2を得る。

【スキル3】対魔力:B
魔術防御時、dice+4を得る

【容姿】
【その他】

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最終更新:2016年10月14日 22:22