クティーラ

【元ネタ】クトゥルフ神話
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】クティーラ
【性別】女
【身長・体重】マスターと同じ身長/220kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A+ 敏捷:E 魔力:E 幸運:B 宝具:A

【外見】
一度も日を浴びた事が無いかの様な白い肌に、黒い髪と赤い瞳を持つ女性、もしくは少女として現界する。
召喚をすると魔法陣から何対かの巨大な蛸に似た目茎のみが突き出し、自分を呼び出したマスターを凝視し、観察した後に引っ込む。
そして魔法陣の向こう側であたかも巨大な肉を、強引に人間大の大きさに押し固めているかの様な、酷く生っぽい音が暫く響き、最終的な人間の姿が現れる。
身長は初めて目にした人間であるマスターの身長を参考にしており、それに準じた外見の年齢に自身を組み替える。


【マスターとの関係】
原則的に人間に対して好奇を持って接し、特に自身と縁を結び付けたマスターに対しては
自らの欲求――人間世界への訪問を満たした存在として、概ね友好的であり、寛容。


【立ち回り】
疑似的に人間の体を構築し、運用しているが、慣れない地上の環境で、普段とは全く異なる体を動かす事は無理がある。
瞬間的に一定の方向に思い切り跳ぶ等、単純な動作であればパラメータ以上の動きを見せる事も可能であるが
二足歩行生物として相手の攻撃をかわし、隙を衝き、前に後ろに動き回りながら立ち回るなどは絵空事。自分の体の操縦方法に戸惑って緩慢な動きしかできない。
よって、自ら戦巧者の英霊に攻撃を仕掛けても、軽くかわされて反撃を食うのが関の山。
幸い目はいいので自身の致命傷とならない様、相手の攻撃に反応してダメージを減らす様に自らの体で受ける事位は出来る。
その為、基本的には相手の攻撃を強靭な体を用いて受けた後、突き刺さった刃先等を含めて相手を強靭な筋力で抑え込み、隙を作って掴む。そして単純な力で引きちぎるか、握り潰すか、殴るかする。
遠距離攻撃への対処は苦手中の苦手。父上に突然の死を強いて攻撃させるか、父上に突然の死を強いて肉壁(ちちうえ)を呼び出してその間に逃げを打って仕切り直すしかないだろう。


【クラススキル
陣地作成:E
自らに快適な寝床を作り上げる。

蛸は肉食生物であり、主にエビや蟹などの甲殻類や、アワビ等の貝類を捕食する肉食動物である一方
ウツボや鮫などの天敵を持つ中間位の捕食者である。その為、天敵を避け、専ら夜間に行動を行い
それ以外の一日の70~80%を住処での休息か、巣穴内に残った貝殻などの清掃に充てる。
岩礁・砂地・サンゴ礁等、巣穴が設けられる場所は多岐に渡るが、概して巣穴の管理は入念に行われる。
天井や壁には補修の為の小石、金属片、その他の貝殻等が用いられ、巣穴に対する執着を試す目的で、人間が巣穴の一部の材料――
小石等――を取り除いた際には、再び材料を一つ一つ用いて巣穴を修復し、それが完全に元に戻るまで行われたと言う報告も存在する。
特に天敵が存在せず、別に生態も蛸に似ていないクティーラであるが、一部には類似点が存在する。すなわち、一日の大半は、巣穴でぐうたらと過ごす事に費やされる。
その為、一日の大部分を過ごす巣穴の選定と構築は非常に重要な問題であり、また、それを作り上げる為の確かな材料選びの目と加工技術を備えている。
好む場所は薄暗く、静かで、涼しい所。中を埋める物にはエジプト綿製の物を好み、抱き枕代わりとなる小物が持ち込まれるのが常である。


道具作成:E
太古の地球に君臨した旧支配者と呼ばれる存在は、それぞれ多くの眷属を抱えていたとの伝承が神話に散見される。
その中でも、水の元素を司る一柱を頂点とする一群は、人間との間に強い結び付きを持っていたとされ、人間を通して地球上で多くの活動を行っていたのだと言う。
その為、この一群は当然ながら現実の体験を通して、あるいは多くの経路ごしに、人間に対する多くの知識を持ち合わせている。
人伝ではあるが、断片的にこれらの情報を聞きかじったクティーラは、自身のクラス特性を用いて自身の欲望を満たす為
肩叩き券。買い物代行券。チャンネル選択券。夕食要望券。外食同行券(奢り)。等、主に狭い範囲において自身の権能を主張する事が出来る、恐るべき道具を作成する。


【固有スキル】
狂化:EX
バーサーカーのクラス特性。理性と引き換えに驚異的な暴力を所持者に宿すスキル。
ここでの狂気は、主に彼女の眷属から見た際の狂気に該当する。
彼女が持つ予言による恐ろしい程の重要性の為に、生まれてこの方箱に入れられきって育った為
往々にして過保護に育てられた子供がエキセントリックな価値観を育む様に、クティーラもネジの外れ切った価値観を持つに至った
彼女達の一族が本来歯牙にも掛けない筈の人間に興味を持ち、あまつさえ接触を持ってみたいと言う好奇心を抱く様になったのもその一つの表れである。


怪力:A
一時的に筋力を上昇させる。魔物、魔獣のみが持つ攻撃特性。使用することで筋力をワンランク上昇させる。持続時間は”怪力”のランクによる。

蛸の筋繊維は太いフィラメントと細いフィラメントが規則正しく螺旋構造上に編まれた筋原線維が、筒状に束ねられる事で構成される。
外套膜・並びに腕の筋肉は三種の筋肉――縦走筋、環状筋、放射状筋からなり、特に腕の筋肉はそれぞれが複雑に組み合わさった斜紋構造を取る事で
上下左右様々な方向への自由な動きを可能にしている。更に特徴的なのは、蛸を始めとする無脊椎動物の筋原線維を構成する太いフィラメントが
脊椎動物に比べ、長さにおいて二倍から四、五倍程度。太さにおいて二倍から三、四倍程度太い特徴が有る事である。
これは通常脊椎動物のフィラメントがミオシンのみで構成されるのに対し、無脊椎動物のフィラメントがパラミオシンの集合体を中心の芯として
その表面をミオシンが覆う事による構成上の差差に由来する。
蛸は体の殆どがこの様な強靭な筋肉で構成されており、当然の帰結として非常に力が強い。
クティーラは通常の無脊椎動物の様な体の構造をしているかは不明であるが、単純に力が強い。

自己改造:EX
自身の肉体に別の肉体を付属・融合させる。このスキルのランクが高くなればなるほど、正純の英雄からは遠ざかる。
本来召喚されない筈の自分自身の存在を組み換え、仮初の肉体を与えた上で召喚せしめたこと自体こそ、ある意味で究極の改造と言える。

戦闘続行:A
所謂「往生際の悪さ」。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
非常に旺盛な生命力の発露。多少の致命傷であれば耐え、その後の処置次第では再生をすら果たす。


【宝具】
『目覚めし海神の蹂躙騎行(ク・リトル・リトル・ミソロジー)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:30
クティーラが持つ自身に対する予言――【大いなるクトゥルフ自身が滅ぼされる時、彼自身の娘であるクティーラが彼を再びこの世に産み落とすであろう】を利用した物
何時か自身が産み落とすかもしれない海神の幼生を1ラウンド限り魔力で再現し、対象を物理的に攻撃させる。
ただし彼女がクトゥルフを産み落としたと言う事は、逆説的にクトゥルフ自身が死亡したと言う前提が成り立つ為
クティーラの宝具が発動する度に、ルルイエで眠る彼女の父神は即死する。それは局地的に降って来た隕石がたまたま彼だけに直撃するのかもしれないし、局地的な海底火山の噴火が彼だけに直撃するのかもしれないし
または、単に食事をのどに詰まらせて死ぬのかもしれない。確実なのは死亡するのに十分なダメージを受ける事だけである。
幸い彼女の父は【死せるままに待ち至って】いる状態の為、二重に死ぬ事は無いので、いずれ再生するが、痛い物は痛い。
通常であればクトゥルフの眷属にとって使用するなど有り得ないものであり、使用の可能性を考える事すら憚られるものであるが、理性とモラルの箍が外れたクティーラにそんな理屈は通用しない。
彼女の高笑いと共に、この宝具は従業員の呼び出しベルを押す様な気軽さで使用される。


【解説】
~殆どの蛸類の様に、目は潜望鏡の様になっており、どの方向にも2フィート以上を出し入れ出来た。
 蛸類と違う点は、目茎が三組有る事だった。それぞれの目を出し入れする事で十分な視界を得る事が出来
 それぞれの触手には収納可能なかぎ爪が有り、後ろ脚の付け根の二か所には丸い膨らみが有り、翔芽にも似ていた~
クトゥルフの四体の子供の紅一点。無数の触手と自由に出し入れ出来る羽を備えた蛸の様な生き物。
親の不死性を保証する存在である為、極めて強固な監視下で生活している。


幼げな容姿と、それを一層際立たせる舌足らずな喋り方に、尊大な口調と態度。
地上の重力は思い描いていたよりも不自由であり、使い慣れぬ人の体は不便だが、それもまたよし。
良いぞ。傍に侍り、妾に尽くす事を許す。パラメーターか。記号の事など気にするな。
人の口は、思ったより発声が困難で、覚え知った魔術は発音できず、使いこなせもしないが、他に有った呼称が無かったので許すがいい。
声高らかに自らを謳い上げるのがキャスターなれば。


+ 没宝具
『青薔薇色の哀惜歌(ブルー・ブラッド)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~3 最大捕捉:1~
常時発動型
クティーラの体を流れる青色の血を媒介にした呪術の一種。
彼女を傷付け、その血を浴びた者に対して発動。体を蝕む強酸性の物理現象として作用する。
物理現象である為、対魔力スキル等で防ぐことは出来ない。
効果は浴びた血液の量に比例して重くなる。クティーラへのダメージ量が増える程多量の血液が撒き散らされる事になる為
通常その効果はクティーラが受けるダメージ量に比例して増加する

+ FGO風台詞
召喚:「こんばんはさようならこんにちははじめましておはようございます!
    うん!あー!あーあーあー!アタシウチオレボクワタシワタクシワダスワレワラワ――


    ――さて、そこな原住民。良いぞ、良く妾の寝所まで呼び声を届かせた。褒めて遣わす。
    かねてより眷属共が話しているのを耳にしておった。前々から一度地上には訪うてみたいと考えていたのだ。
    そなたが、縁と言う名の手繰り紐を投げ掛けて来たのは、至極便利であったぞ。
    ところで、どうだこの姿は?我ながら、初めて人間の姿を真似たにしては、すこぶる良く似せていると思うのだが!」


レベルアップ:「少し小器用になったぞ」
霊基再臨:「なんぞ?姿を変える事が出来るのか?ふむ、比興であるな」
その2:「さて、どうしたものか。便利に羽でも生やすか、それとも腕を増やしでもするか」
その3:「ああ、あれか。羽も腕も止めにした。折角、人間の友人と、人間の姿で付き合っているのだ。今一時、不便を楽しむとしよう」
最終:「随分と人がましい姿になったであろう? 何、常と変わらぬと?心無き事を申す物では無い。要は、心の有り様ぞ。分かったら心眼で見るがいい、心眼で!」


開始:「杖を持てだと?煩わしいわ!」
その2:「やれやれ!辛いのう!今日は一段と重力も重いしのう!」


スキル:「今は二本しか腕の持ち合わせが無い故に、精々必死に振るうとしよう!」
その2:「隠し玉の数でも比べ合おうか!」
選択:「うむうむ」
その2:「よいぞ」
その3:「では、参ろう」
攻撃:「砕けよ!」
その2:「死ねい!」
その3:「染みとなれ!」
EX:「ふはははは!ようやく、醍醐味とやらが、分かって来たわ!」


宝具選択:「名にし負う海神の力を、ここに!」
その2:「さあ、此度はどの様な不幸が父上を見舞うのか」
宝具:「あははははははは!後れを取れば、名が泣くぞ!さあ、死に物狂いでその威を振るえ!来たれ父上!『目覚めし海神の蹂躙騎行』!」


小ダメージ:「よい。段々と目も慣れて来た。もっと見せよ。その肉の体を、どう練り上げた!」
大ダメージ:「うむ…アウェイ環境をひしひしと感じるな!」


戦闘不能:「父上も揮わぬし、もう疲れた。帰って、巣に潜り込んで、寝る…」
その2:「退去の時間か。まあ今回は…思う様に楽しめた」
勝利:「慰労休暇の時間じゃな。存分に労い、褒めるがよい!」
その2:「続いて今回のえむぶいぴーの発表であろう。当然、妾であろうがな」


会話:「どうした?物に倦んだか?よい、よい。腹が空けば足も動こう。気が変わるまで、惰眠でも貪っておれ」
その2:「むう…この指とか言う器官は扱いにくいのう。そなた、どうやって制御しておるのだ」
その3:「さて、どこぞに良い巣材は無い物か。ふむ、他所の陣営を襲撃する予定でも無いか?」
その4:「おっと、料理番組の時間であるな。さて、今日は主殿の夕飯に何を頼むかのう」
その5:「このドラマの犯人はこやつじゃ。イハ=ンスレイを賭けてもいい」
その6:「今日も一日暇であるとよいのだが」


好きなこと:「折角海外に来たんだから思い切り遊びましょう。折角遠出したのだから、頑張って買い物しましょう折角だから――
       斯様に状況に自己を合わせるのは好まぬ。妾はあくまで自己の都合を状況に押し付けたい」
嫌いなこと:「駄目だ、と言われるとテンションが上がるのう。逆にやり遂げてみせたくなる」
聖杯について:「さて、如何程の偉効が有る物やら。そうじゃな、それ程優れたアーティファクトであるならば。
         いっそ人として受肉してみようか。皆、大層慌てような。それは、さぞかし、見物であろう。」


絆:「そう主従であると、肩肘を張るな。妾はそなたを面白い人間であると思っている。差し当たり友好的になれる人間ともな。まずは、それで満足せよ」
その2:「さて、何ぞ用か。そなたは、運がいい。妾は今少しだけ、怠惰な気分ではない。話したい事が有るならば付き合おう」
その3:「んん、構わぬが、よいのか?縄張りに踏み込むとは、つまり、そう言う事ぞ?主の気分次第で、そなたの立場はたちどころに夏の虫に早変わりよ」
その4:「愚かよな。虎の穴に踏み込んだそなたは――こうして虎の足の下。後悔しても遅いわ。存分に抱き枕にされるがいい」
その5:「始まりは偶然だったとして、加えて誰もが呼び出す可能性を持っていたとは言え、今は、妾を呼んだのがそなたでよかったと思うぞ?その意味は――まあ、解釈次第である。好きにせよ」


イベント:「うむ!この、参加せよと言わんばかりの喧騒。分かっておっても足が向く。いわゆるタコツボのジレンマと言う奴だな」
誕生日 :「他ならぬ、そなたの記念日だ。是非とも我ら眷属一同の記念の日にせねばなるまい。無駄に豪奢な建物を建て、無駄に難解な儀式を用意し、無駄に偉大な祝賀理由を設定する。
      祝う事に意味が有るのだ。実際に何故目出度いかなど、妾一人が知っていればよかろう」


+ TRPGキャラシート
【真名】クティーラ
【クラス】キャスター
【HP】   /5d8+9
【宝具】『目覚めし海神の蹂躙騎行(ク・リトル・リトル・ミソロジー)』  1 / 1
【効果】
戦闘フェイズ開始時、『海神(幼生)』1体を召喚できる。『海神(幼生)』が存在し、自身が攻撃対象に選択された時、攻撃対象を『海神(幼生)』に変更できる。
『海神(幼生)』はその戦闘フェイズが終了した時死亡する。
【筋力】A+:5
【耐久】A+:5
【敏捷】E:1
【魔力】E:1
【幸運】B:4
【スキル1】陣地作成:E
移動フェイズで現在地のエリアに陣地を作成できる。

陣地に居る間、交戦フェイズが発生しない場合、1d10+modifier+10のHPを回復する。
【スキル2】狂化:EX
物理攻撃と物理防御と魔術攻撃時、dice+5を得る。
【スキル3】戦闘続行:A
HPが0になった時、1度だけHP1で耐える。

【容姿】真っ白い肌に、黒い髪と赤い瞳を持つ女性(少女)。
【その他】道具作成:E、自己改造:EX、怪力:A

【真名】海神(幼生)
【HP】  50/50
【筋力】EX:10
【耐久】EX:10
【敏捷】E
【魔力】E
【幸運】E
【容姿】父上
【その他】死ぬ


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最終更新:2016年10月24日 21:47