ナザレのイエス

【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】ナザレのイエス
【性別】男性
【身長・体重】175cm・55kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:E 幸運:E 宝具:EX

【固有スキル
神性:-
人間としての側面である「ナザレのイエス」として現界している上、死の間際に神を呪った事もあり完全に無効となっている。
「奇跡」「啓示」「殉教者の魂」「神の加護」「信仰の加護」と言った「イエス・キリスト」として現界した際に持ち得るスキルも同様に全て無効となっている。

カリスマ:D
生前にそれなりの人望、および扇動者としての資質があったため、劣化しているもののそれ相応のカリスマを持つ。

説教:C
例えを用いて教えを説くことで、他者を自身の味方とする。
状況に応じて、同ランクの「話術」に相当。

道具作成:E-
生前は大工であったことから、手先は器用。
大工道具と木材を用いて魔力を帯びない簡単な道具が作成可能。

対英雄:C+++
英雄を相手にした際、そのパラメータをダウンさせる。
キリスト教と無縁、及び縁の浅い英霊に対しての効果は並だが、逆にそれらゆかりの英霊であれば効果は倍増する。
特に(キリスト教の)「聖人」「聖職者」「殉教者」の属性を持つ者であれば、それに由来するスキルや宝具までもランクを問わず無効化できる。


【宝具】
『わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)』
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:1~999 最大捕捉:20億人
彼の願いと、彼が最期に放った叫びが宝具として具現化したもの。自身の周囲に神への呪いを込めた「泥」を召喚する。
この「泥」は自分を見捨てた「神」及び、彼の教えを捻じ曲げた弟子と、それを有難がっている世界中の信徒に対する彼の怒りの具象であり、その性能や威力は現界時の信徒数によって強化される。
現在キリスト教の信徒数は世界人口の約三分の一を占めており、結果この宝具は冬木の聖杯にて顕現した「この世全ての悪」に近しい機能を有する。
具体的に言えば、人間及びサーヴァントを初めとした人間霊に対する強力な呪いであり、接触した対象へ大なり小なり何らかの悪影響を及ぼす。
「対英雄」のスキル同様、キリスト教に縁のある者ならば特に効果が高く、触れた瞬間に人間・サーヴァントを問わず即死は免れない。
逆にそれらと縁の薄い者や無神論者、キリスト教を弾圧もしくは反抗した逸話を持つ者には効果が薄い(それでも黒化を初めとした何らかの影響は受ける)。


【解説】
約2000年前にイスラエルに降誕したキリスト教の教祖。
精霊によって身籠った処女マリアの胎から誕生した……とされている。
30歳でバプテスマのヨハネから洗礼を受け、荒野で40日の断食をし悪魔の誘惑を退けた。
その後ガリラヤ地方にて宣教活動を行い、数々の奇跡を起こして人々を救ったとされる。
しかし、既存の宗教を批判したことなどでサドカイ派やパリサイ派などのユダヤ教支配層と対立し、彼らの讒言によって捕縛され、ゴルゴタの丘にて磔刑で処刑された。

……彼自身は本来ならば歴史の片隅に葬られるはずだった一人の「神に見捨てられ失敗した改革者」であるが、弟子とその後継者の「活動」により世界でも屈指の規模を誇る宗教の「教祖」となってしまった。
そんなものを望んだ事は一度もないが、信仰に破れ死んだ後となってはどうでもいい事……とはならなかった。
救世主としての「望まれた在り方」が、かつて存在したはずの「本来の自分」を徐々に蝕み始めたからである。
キリスト教の勢力が拡大するにつれてその影響は甚大となり、二千年が経った頃には自分がどんな人間だったか思い出せない危険性まで発生してきた。
生前の行いに後悔がなかったといえば嘘になるが、それらを「自分の人間性」諸共完全否定されることには流石に危機感を覚えたのである。
死後も神と時の権力者に自分を捻じ曲げられて利用されるのは流石に我慢できず、それらを食い止めるために聖杯戦争への参加を望んだ。
聖杯にかける望みは「自身と、教えを捻じ曲げて広めた十二使徒(バカ弟子)の痕跡を歴史から抹消すること」。




史実の「ナザレのイエス」をサーヴァント化
似たような発想のが前にあったらごめんね

長々と語ってみたものの、基本的にはバカ弟子とそいつらが作った新興宗教を有難がってる奴が嫌いなだけの気のいい兄ちゃん
伝わってるほど凄い人物じゃないけど、かと言ってクラスから連想されるほどの危険性もない「普通の人」

+ セリフ集
召喚時
「サーヴァントアヴェンジャー、真名イエス、お呼びいただいてまっこと光栄なり! ……何、セイヴァーやルーラーじゃないのかって? ハハハ、ナイスジョーク!」

戦闘開始時
「さあ、アルマゲドンの始まりだぁ!」

宝具使用時
「さあ行け泥よ! あの忌まわしい敵をドロドロのグチョグチョにしてしまえ!」
「ハハハ、喰らえ! 呪え! 飲み込め!」

令呪使用時
「みなぎって来たぜええええええ!!!!」

台詞
「私はそんな大それたサーヴァントじゃないさ。何処にでもいる、心持ちジョニー・デップに似てるだけのおっさんだよ」
「今更私に神に祈れと? 笑えん冗談だな」



ベルナデット&イエス 最終決戦

イエス「あのバカ弟子共が振りまいたよう分からん宗教のせいで、一体どれだけの者が犠牲になった!? お前もあの下らん教えを熱心に信じている時点で同罪だ!」
ベル「それは真実でしょう。ですが貴方が望んだ物でなかったとしても、貴方の教えは私を含め多くの者を救った。それもまた真実です」
イエス「ふざけるな! ならば私自身は誰が救ってくれる!?」
ベル「私も貴方も、程度の差はあれ押し付けられた者同士。――お気持ちは、深く存じ上げます」
イエス「ハッ、お偉いことだ。おまえ自身や私の願いなど、世界の為ならお構いなしと言うわけか」
ベル「そこまで言う気はありません。――ですが、主よ。思い出していただきたいのです。貴方がかつて、バプテスマのヨハネによって洗礼を受けた時に、その胸に抱いていた志を」
イエス「私の志!? そんなもの、――――っ!?」
    ――ああ、ああ、そうだ。そうだった。何でこんな大切な事を忘れてしまっていたのだ。
    ――――多くの人を、救いたかった。それが、私の――――――

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最終更新:2016年10月01日 22:50