ダリア・ニコラエヴナ・サルトゥイコヴァ

「我の為にひれ伏せ!我の為に哭け!それが貴様にできる全てである!」

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ダリア・ニコラエヴナ・サルトゥイコヴァ
【性別】女性
【身長・体重】153cm・49kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:D++ 耐久:D 敏捷:A 魔力:B 幸運:E 宝具:C

【クラス別スキル
気配遮断:-
気配遮断スキルは後述の「領主免罪」スキルにより失われている。
【保有スキル】
拷問技術:A
卓越した拷問技術。拷問器具を使ったダメージにプラス補正がかかる。
精神汚染:A
混乱・混沌とした精神状態を表す。混濁・錯乱した精神構造のため、第三者による精神干渉系の魔術を遮断する事が可能。ただし、他者との意思疎通を行う場合、相手が同程度の『精神汚染』スキルを保有していないと成立しない。
領主免罪:B
領地内での拷問行為が国家に認知されていながらも、その地位ゆえにしばらくの間見逃されていたことに由来するスキル。戦闘参加時以外に目撃された彼女の行動の情報は抹消される。気配は遮断されず、また外見やその場所にいたという事実は隠蔽できないため、他者に覗き見されている状況を除けば気配遮断の下位互換と言える。
加虐体質:B
戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。これを持つ者は戦闘が長引けば長引くほど加虐性を増し、普段の冷静さを失ってしまう。攻めれば攻めるほど強くなるが、反面防御力が低下し、無意識のうちに逃走率も下がってしまう。

【宝具】
『乙女の悦楽拷問領(サルティチーハ・ルビャンカ)』
ランク:E-B
種別:対人宝具
レンジ:0-30
最大捕捉:20人
左手に嵌めた真鍮の指輪。よく見ると、彼女の屋敷にして酸鼻な拷問が行われた「サルティチーハ」の意匠が刻まれている。
領地の女性農奴たちに施した様々な凄惨な拷問に由来する概念宝具。彼女の随意で様々な拷問器具へと変形する。単純な棍棒や熱湯の入った桶、鞭、焼きごてなどから、エクセター公の娘、ユダの揺りかご、ファラリスの雄牛、果てには再現度は低いながら幻想の鉄処女にまで変形が可能。ただし、基本的に同時に一種類にまでしか変形は出来ない。また、これらの器具は本来の所持者のものと比較するとランクが落ちる。

『断末138音階(アゴニ・スカーラ)』
ランク:E
種別:対人宝具
レンジ:1-30
最大捕捉:500人
外見はゴシック調の装飾が施されたヴァイオリンに似た弦楽器。演奏することにより彼女の拷問により死亡したとされる138人の女性の悲鳴を再現する。単純な音波攻撃としての威力は低いが、そのこの世の地獄のごとき音階は敵の体を強張らせ動けなくしてしまうと同時に、自身のステータスを一時的に上昇させる。前者は殺人に躊躇がない、もしくは人の死に思うところのない存在相手には効果が減少する。逆に人の死を知らなかったり、知っていたとしてもそれに恐怖や憎悪を抱く相手には威力は上昇する。

【解説】
プラチナブロンドの長髪を靡かせた美少女。その顔は美しいというよりは可愛らしいものであるが、その眼光は異常なほどに鋭く、無邪気な笑みを浮かべていれば愛らしいにも関わらず、浮かべているのは凄惨な笑みである。スタイルはハイティーンの少女としては非常に整っており、大きすぎず小さすぎずの形の良い乳房をほぼ露出させたような白いコケティッシュなドレスを纏っている。鈴を転がしたような声と背伸びする少女のような声に似合わぬ尊大な態度から発せられる発言は、無邪気でありながら残虐にして悪趣味の一言。貴族の令嬢が舞踊を嗜むように拷問を行い、貴婦人が音楽を楽しむように悲鳴に耳を傾け、無垢な少女が花を摘むように命を奪う。清純で美しき殺人鬼。

真名はダリア・ニコラエヴナ・サルトゥイコヴァ。かのバートリ・エルジェーベトと並び恐れられるロシアの拷問令嬢である。若くして夫を亡くしルビャンカの領主となった彼女は、そこで働く女性農奴ばかりを拉致・監禁し、拷問の後に殺害することを好んだという。その領主という立場から国家も手を出せず黙認状態であったが、あまりにも常軌を逸していたために遂にある被害者の親族が当時のエカテリーナ女王へ嘆願書を送ったことで逮捕。終身刑となり牢獄の中で一生を終えた。最終的な被害者は138人に上り、彼女の存在により女性への反感が広がるのを恐れたエカテリーナは「彼女は女性たり得ない」という発言を公にしたという。

彼女は生まれながらの異常者であり、狂気に満ちたサディストである。性行為を楽しむのと同様の感覚で拷問や殺人を楽しんでおり、その事実をなるべく隠そうとしたのも悪を成しているという自覚があったからではなく単純に「恥ずかしいから」。そのため、なぜこれらが悪とされるのかが理解できず、誰にも理解されないことに孤独感を抱いている。性格としては言葉や態度から察することができるとおりの無邪気で清純、背伸びしたがりで寂しがりな箱入り娘に過ぎない。そのため「恥ずかしい」が故に嗜虐趣味を隠している間は理想的な美少女に見えるかもしれない。だがその嗜好は完全に通常を逸脱しており、マスターに心を許し始めるとお菓子をねだるように得物の女性をねだり、工作を自慢するように拷問の様子を見せたがる。だがそれが判明するところまで心を許させてしまったら手遅れである。既に彼女は自身の理解者であると誤解しているため、この行為に嫌悪感を示した時点で裏切られたと絶望し、躊躇なくマスターを殺すであろう。それも、思いつく限りの凄惨な方法で。

聖杯に賭ける望みは特になく、聖杯戦争が殺し合いだと知り、これならば公な場所で拷問を行っても「怒られないだろう」、という感覚で召喚される。当然ながら一般人にも手を出すし、初期は「恥ずかしい」からそのことをマスターに隠している。一見子犬のような態度で接してくるが、自身の理解者でないと知ると容赦なく切り捨てる上、厳密には会話が通じていない。生まれながらの性質であるため、更生も不可能である。
なお、拷問の対象は女性のみである。男性の悲鳴は見苦しいと感じており、楽しむこともなく惨殺するのみ。だが被害者にとってはそちらの方が救いかもしれない。
これらのことから、並び恐れられるエリザベート・バートリーとは決して相容れないであろう。エリザベートは方法こそ誤りに満ちていたがあくまでも人並みの目的で殺人を為していたのに対し、彼女は完全に快楽目的でそれを行っているのだから。

台詞例
「サーヴァント!えーっと、アサシン!ダリア・サルトゥイコヴァ!である!」
「もっと啼くがよいぞ!余はそれが聞きたかったのだ!」
「次は爪を剥いでみるとするか!だいたいこれをするといい悲鳴が聞こえるものだし!」
「むぅ、もう壊れてしまったか……。つまらんなぁ。かつての農奴はもう少し遊んでも壊れなかったというのに」
「マスター!見るが良いぞマスター!余の最高傑作だ!皮を剥いだ生きた女で小さな城を作ってみたのだ!どうだ!美しいだろう!?褒めてよいぞ!」
「さあ新しき玩具の調達の時間だ!簡単に壊れてくれるなよ!『乙女の悦楽拷問領(サルティチーハ・ルビャンカ)』!出でよ、『幻想の鉄処女(ファントム・メイデン)』!」

イメージカラー:血赤色
特技:拷問
好きなもの:女性の悲鳴
嫌いなもの:余の楽しみを理解してくれない者たち
天敵:エカテリーナ二世

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最終更新:2016年10月05日 18:42