平貞光(碓井貞光)

【元ネタ】 史実
【CLASS】 ランサー
【マスター】
【真名】平貞光(碓井貞光)
【性別】 男
【身長・体重】189cm・89kg
【属性】中立・善 
【天地人】人
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷A 魔力B 幸運A+ 宝具B

【クラス別スキル
騎乗:B-
 大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
 馬車・戦車(動物が引くタイプ)・牛車といった獣に引かせるタイプの乗り物に乗ると車酔いしてしまう。

対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。

陣地作成:B
 温泉付きの寺院を建立する。Bランク以下の魔術による干渉を完全に遮断しAランク以上の場合でもBランク分軽減させる。陣地内ではサーヴァントやマスターの体力と魔力、バッドステータスを回復させる。
 本来はキャスターのクラス特性だが生前の功績により獲得している。

【保有スキル】
勇猛:C
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する。

観察眼:A+
 <鑑識眼>+<心眼>+<千里眼>+<直感>の複合スキル。
 多くの分野(人間観察、状況把握、人物捜索、宝物探索・・・等)に関する目利き。やや誇張して言うならば未来予知に近いこともやってのける。
 ふと足を運んだ足柄山で龍神と山姥の子である坂田金時を見出し四天王へと引き入れ、非番の際訪れた上野国で四万種の病を癒す秘湯「四万温泉」を発見し、邪法を用いる大盗賊『袴垂』の幻術を魔術を用いず見抜き、故郷の碓氷峠に山呑みの大蛇が住み着いたことを察知して帰郷し、同僚卜部の失態で盗まれた財宝探しで活躍し・・・・・・
 と非常に多くの功績がある。

【宝具】
『石切黒吠(いわきりくろぼえ)』
ランク:C+ 種別:対人兵器 レンジ:10 最大捕捉:20人
 貞光が大蛇退治に使用した黒い大鎌。十一面観音の力を込められている。
 柄と刃に分かれており、普段は片方どちらかだけを戦闘に使用する。合体させると本来の力が引き出される。
 11個の宝玉が柄に埋まっており真名発動することで輝き出し―――ついでに喋りだす。
 宝玉1つを消費することであらゆる外傷、疾病、精神攻撃、毒状態などのダメージやバッドステータスを防御・回復する。マスターや自身以外のサーヴァント、人間、獣にも使用できる。
 また宝玉を1つ使用しBランク相当の威力を持つ斬撃を繰り出せる。<魔性>属性を持つ敵に対してはAランク相当の破壊力になる。
 消費する魔力は鎌と貞光自身の物なのでマスターへの負担は少ないが、1度の召喚につき1回しか真名解放できない。
 十一面観音の原型であるルドラ(シヴァ)の妻・カーリーが大鎌を用いて阿修羅の首を刈って回る伝説があるが関係あるのか貞光にもわからない。鎌曰く「色黒の女性はおっかないです」「本来の名前で呼ばないでください」とのこと。

『蛇骨槍・薄氷山埋(じゃこつそう・はくひょうやまうずめ)』
ランク:B 種別:対軍兵器 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
 最大全長100kmに及ぶ長槍。こちらも意思をもっている。
 普段は手のひらサイズに縮んだ頭骨だけの状態で貞光がネックレスのようにかけている。
 真名解放により尾骨を刃にした槍となる。斉天大聖が振るう如意棒の如く一瞬で伸び縮みし、親指程から数メートルまでの太さに変化する。
 斬る薙ぐ刺すといった槍としての使い方の他に、木や柱などに巻きつけて移動する、物体を持ち上げたり拘束したり絞め殺したり……
 と用途は様々である

 更なる真名解放により鎧兜の形態に変化する。
 貞光は故郷の碓氷峠で大蛇を討伐しその亡骸を丁重に火葬して、残った蛇の骨を自ら建立した寺院に納め弔った。
 が、この大蛇(「薄氷」と名乗った)は「待ってくれ!あんたの強さと気高さに俺っちは惚れっちまったぜ!どうかお供させてくんねえか!」と骨だけの長槍(?)になって貞光に仕える(使える)こととなった。

【解説】
 神代を終わらせた最強の神秘殺し集団、頼光四天王の一人。
 四天王筆頭が渡辺綱ならば、次点は間違いなく平貞光だろう。それに見合う実力を持ち実績を築いている。
 そんな栄えあるナンバー2の彼だが普段は飄々とした態度をとり軽口が絶えないためいい加減な男のように映る。
 しかしその実彼は周りを常に観察し気にかけている。強敵の前であろうと過酷な状況であろうと軽口を叩くのは味方を動揺させないためである。(逆にいうと彼が真面目な口調になった時は非常に危険な状況である)
 金時に対しては彼の母親を殺してしまった後ろめたさを感じつつも家族や兄弟のように接することを心がけている。
 (※ただし山姥を殺した事自体は後悔していない。金時の母は間違いなく人を殺し食らう悪鬼であったため貞光は迷うこと無く討伐した)

 元妖怪の大蛇の骨を持っていることに綱は難色を示しているが
 「良いじゃありませんか。敵対しない限りは」と頼光からはお墨付きをもらっている。

 好きなものは骨と風呂(温泉)とダジャレ。
 魚の骨だろうと鳥の骨だろうと”人の骨”だろうと気に入ったものは蒐集したくなってしまう。(※さすがに金時の母の骨は持ってない)
 現代に召喚されるとラーメン屋で使われた豚骨や牛骨を品定めしたり、恐竜の骨が見たくてマスターに「博物館へ行こう」と催促したりする。
 生前集めたコレクションをマスターに披露したがるが「“コツコツ”集めた俺の収集品だぜ!」と寒いことを抜かす。

 現代の風呂にはとても興味があるらしい。
 「オイオイ自動湯沸かし機だとぉ…!?おっ、追い焚きまであるぞ!?床暖にじゃぐじー?!」
 「とうとうここまでやっちまうのか…T○T○!」
 嫌いなもの、というより苦手な人は沸点がわからない人である。具体的には主君・頼光の実弟・源頼信(牛若丸や源頼朝の直系の先祖)のような人である。
 貞光が頼光の命で頼信の警護をしていたところ、通りすがりの旅人が頼信をからかった。
 すると頼信は「こやつは我ら武士を愚弄した。即刻殺せ貞光」といきなり殺害を命じてきた。
 「いくらなんでもやりすぎだ、弟君と言えどそこまでの命令は聞けない」と断ったが今度は旅人が貞光をあまりに下品で下劣な言葉で嘲ったため反射的に殺害してしまった。
 頼信は満足し賛辞を送ったが貞光の心内では「(合わねえなこの人とは…)」としこりが残った。
 余談だが貞光の息子は最初父と同じく頼光につかえていたものの、最終的には頼信の武と厳格さに惚れて主替えしている。
 聖杯にかける願いを聞くと「大した事ない話だが俺にとっちゃ大したことだ」「俺個人にとっちゃ下らなくないことだが下らないと思われるから言いたくねえ」と中々話してくれない。




















【禁句】
 貞光の前で言ってはいけない言葉がある。
 「うすい」「ひらたい」「すくない」「つるつる」「すべる」「不毛」「生えてない」
 そして「ハゲ」

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最終更新:2016年10月05日 17:11