狛原朱音

【氏名】狛原 朱音(こまばら あかね)
【性別】女性 【年齢】13歳 【出身】日本、関東圏
【身長】148cm 【体重】32kg
【肌色】健康的 【髪色】栗色 【瞳色】緋色
【属性】中立・善
【好きなもの】お姉ちゃん、頼れる仲間、ぬいぐるみ
【苦手なもの】姉以外の家族、魔術師、炎天下

【イメージカラー】明るい朱色
【令呪】左手 炎が交差したようなデザイン
【魔術属性】火
【魔術系統】ルーン魔術、黒魔術
【魔術回路】質:C 量:D 編成:正常
【起源】『空虚』

【サーヴァント・クラス】
【真名】

■人物
自信とやる気に満ち満ちた天真爛漫かつ無邪気な少女。
『超感覚』の呪いを宿す魔術師の娘、狛原緋色の実の妹。彼女が命と地位を擲ち救った小さな命。
姉を真似た編み込みのショートヘアー、朱色というよりはオレンジに近い最新式ヘッドフォンを身に着けたファッション。
インドア系かつネガティブな雰囲気が強めの姉とは違い、アウトドア系かつポジティブな雰囲気に満ちた風貌となっている。
一方、緋色が「言葉には出さなかったが確固たる決意」を宿していたのに対し、朱音は「言葉では決意を口走るがその実心は空虚」。
物心がつく前から姉に守られ育った朱音は、守られているばかりで自分自身が抱くべき「確固たる決意」を抱けずに居た。
故に、その朧気かつ曖昧な信念を突かれるとすぐに崩れてしまう。明るい仮面に隠された本心は、仄暗く脆く虚実が満ちたがらんどう――――。

【一人称】私(わたし)、朱音 【二人称】あなた、~~さん、おねーちゃん(緋色にのみ) 【三人称】みんな、きみたち

○性格
人懐っこくお転婆な、少々落ち着きのない性格。
元気に満ち溢れていてやる気も十分、しかしフルスロットルで張り切りすぎてから回ってしまうのが悪い癖。
というのも、朱音は上述のように自分が「何もない人間」である事を自覚していて、何かを成さねばならないという強迫観念に支配されており
誰かのために動いていなければ自我を保てなくなってしまうのでは、という極度の不安に苛まれているのが原因である。
無意識の内に他人が望む最善の行動や反応を取り、他人が喜ぶ言葉を口走ってしまう。自分がその場に存在し続ける為に。
つまり朱音は極度の利他主義者。自分というものが極度に薄いために、誰かの願望を依代としなければ息をすることすら出来なくなってしまう。
利己主義者である姉とはやはり真逆。また姉に対して並々ならぬ感情を注いでいるのも、自分を司る上で最も欠かせない姉への愛情の現れか。
とはいえ、彼女が他人へ抱く感情は紛れもなく本物。そこに思惑や裏はない……というか、そこまで考えられるほどあたまはよくない。
基本的にどんな相手であろうと分け隔てなく接するが、いかにも魔術師然とした雰囲気の人物は少々苦手な様子。
好きなものはぬいぐるみ。家を飛び出してから一年後、姉妹二人で迎えた誕生日に姉から貰った猪のぬいぐるみが何よりの宝物。

○動機・サーヴァントへの態度
呪いに蝕まれ苦しむ姉を救う為に聖杯戦争へ参加。願いは言うまでもなく「姉から呪いを取り除く」事。
姉には内緒で独学の魔術を身に付けていて、ルーン魔術という系統そのものを触媒として利用しようと模索している。
抱く願いが「自分のため」ではなく「誰かのため」であり、自分自身は何の望みも持ち得ないが戦うという珍しい動機の持ち主。
それは他者には到底理解しがたいものだが、自分という価値観に欠けた朱音にとってはれっきとした『動機』足り得るものである。

【緋色グッドエンド後】
第一次阿蘭陀聖杯戦争を生き延び、呪いからも逃れた姉・緋色と共に穏やかな日々を暮らしていた。
が、何の因果か、朝目が覚めると左手に刻まれていたのはあの令呪。再び勃発した戦争に誘われたのは、姉ではなく妹であった。
途轍もない恐怖と不安に苛まれるも、姉が背負っていた重荷と苦痛に比べれば些細なもの。そう思いを飲み込んで、朱音は参戦を決意する。
姉に参戦を悟られぬよう家を出て、向かうは新たなる聖杯降臨の地―――姉の居ない“独り”という感覚に震えながら、そのか細い脚で霊地へと立つ。
このルートでは明確な願いは持っていない。強いて言えば「生き延びて姉と穏やかな日々を過ごすこと」。

【緋色バッドエンド後】
姉が呪いと聖杯戦争により命を落とし、実家へと連れ戻され代わりの『呪い』を植え付けられた朱音。
最愛の姉・緋色を失い、加えて黒魔術という呪いを刻まれた朱音は、より「仮面」と「本音」の溝が深く虚ろなものとなってしまった。
他人の言うがままに動く機械。自分という概念を完全に失ったその様子は、さながら無数の糸で手繰られるマリオネットのようでもある。
緋色が受けていた呪いとは性質が逆転していて、このルートでの朱音は『鈍感覚』という「感覚が徐々に消失していく」呪いを患っている。
痛覚も嗅覚も視覚も聴覚も触覚も、全てが鈍り消えていく中で、たった一つ残った願い……『姉の蘇生』だけを希望に聖杯戦争へ参加。
他のルートよりも願望成就への意欲が強く、またアライメントも変質している事から、その性格とは裏腹に残虐で冷酷非道な戦術を行う。

○役どころ
どちらかと言えば味方陣営に加わるタイプ。デフォルトでは姉のため、緋色が聖杯戦争に参戦したルートでは二通りの願いを持っている。
ルーン魔術が得意なのでマスターとしては補助や斥候、援護も行えるオールラウンダー。黒魔術というちょっとダークな一面も担う。
お姉ちゃんっ子だけど他の人に興味が無いとかそういうわけではないので、普通に好きな人や大切な人や仲間は出来ると思う……。
中盤で敵陣営から自我の無さを指摘されて挫けて、その後立ち直ってパワーアップするイベントとかあるといいよね……。
どのルートでも姉・緋色はお留守番です。なのでイメージよりもお姉ちゃんお姉ちゃん煩いわけではないかも。でも一度口にすると早口になる。
バッドエンド後ルートだと完全悪役。というより願いに対してとても貪欲になってる。裏切りとか奇襲も平気でするぞ!

○台詞
  • 通常、信頼状態……年相応の砕けた明るい口調。感嘆符や疑問符が多い。
「狛原朱音っ!朱色の朱に、音楽の音!ちゃーんと覚えてねっ?」
「いいじゃんいいじゃん!そういうの好きだよ私!えへへ、気が合うね!」
「私がいれば大丈夫!朱音、頼まれごとはちゃーんとやり遂げるから!」
「んー、夏は嫌いかな?あまり好きじゃない!なんでって言われると……おねーちゃんが気分悪そうにしてるから、かな」
「だってさ、戦わないと聖杯は貰えないじゃん。だったら戦わなきゃ。じゃないと……おねーちゃんは……」

「―――――私はおねーちゃんを助ける。何があっても、誰が相手でも……絶対に助けなきゃ!」

  • 目上、警戒状態……少々ぶっきらぼうな敬語。ジト目で常時睨みつけてるイメージ。バッドエンド後はこちらで固定。
「私に何かご用ですか?私はあなたと話をするつもりはないです」
「……いえ、別に。少し嫌い―――こほん、苦手なんです。魔術師さんが」
「気安く触らないで下さい、子供だからってなめてると怒りますよ」
「か、かわいい!?そんな言葉でなんて騙されないんですけど!?」
「ち、違うし!?もーー!!呪ってやる!もう何を言われたって許しませんし!!!!」

「―――――絶対にイヤです。聖杯は渡しません。この聖杯は……おねーちゃんの為にあるんです!」


■来歴
古くから続く魔術の名門、狛原家の次女として誕生。
黒魔術の使い手として名を馳せた同家だが、時代の変化や神秘の消失に伴い質も低下。
支援元である魔術協会からも見放され始めてしまい、焦った両親は二人の娘に対し魔術師としての『素養』を植え付けようと目論む。
結果として選ばれたのは姉であり跡継ぎ候補であった狛原緋色であり、彼女に呪いが植え付けられる様子を朱音は間近で見つめていた。
その後、妹にまで魔の手が及ぶことを懸念した姉に連れられ家出。物心が付いて間もない内に、二人の姉妹はホテル暮らしを強いられることとなる。
日々呪いの深度が増し苦しむ姉を救う為に人知れず一念発起。初めて姉の下から離れ、初めての聖杯戦争へと挑むのであった。
また独学でルーン魔術の基礎を身に着けていて、魔術師としての腕で言えば姉よりも上。尤も、姉の宿す「超感覚」という得意な技能は持たないが。
宿す起源は『空虚』。或る者達が有する『虚無』とは似て非なる性質であり、此方は単純に「無色」、「空っぽ」という意味合い。
『無価値』とも異なる―――――正真正銘、朱音は起源という方向性すらも持ち得ない。故にこそ、あらゆる起源を目指せるのである。

■魔術・礼装
『ルーン魔術』
宿す属性、主に火に関するルーンの扱いに長ける。他、マスターとしての活動を円滑に行うための補助的ルーンも習得済み。
ルーン専攻の魔術師と比べると劣るものの、単純に力量のみで見れば二流程度の実力は備えている。火のルーンであれば負けずとも劣らない。
遠見のルーンや感覚強化、身体促進のルーンなどを主に扱う。他、魔導書の補助があればCランク相当の大魔術を(不完全だが)再現可能。
またこの魔術は触媒ともなり、他に触媒を用いなかった場合はケルト由来の英霊が彼女の元へと召喚される。

『黒魔術』
狛原家が受け継いできた魔術系統。緋色は魔術刻印の影響もあってある程度扱えたものの、朱音はほぼ扱えない。
見よう見まねで相手を呪ったり体調を崩させたりする程度。また儀式を行う上での知識や集中力、一定の「冷徹さ」を兼ね備える。

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最終更新:2016年10月07日 20:10