エミリア・グラツィアーニ
【本名】グラツィア・アマーリア・ボルジア
【性別】女性 【年齢】歳 【出身】イタリア
【身長】168cm 【体重】58kg
【スリーサイズ】88/60/92
【肌色】白 【髪色】緩やかなロングウェーブの赤毛 【瞳色】灰色
【属性】混沌にして悪(水)
【イメージカラー】ワインレッド
【好きなもの】人間
【苦手なもの】赤毛の男の子
【サーヴァント・クラス】
【真名】
■人物
【一人称】私 【二人称】貴方/貴女 【三人称】○○さん
○概略
アメリカの資産家の未亡人。協会に属しないフリーランスの魔術師にして殺人鬼。
専門は呪術、いわゆる蠱毒の類で、ローマ帝国の時代に中国から伝わったという曰く付き。
○性格
多くの人間にとってのエミリアは、穏やかな物腰に礼節を兼ね備え、常に柔和な微笑を絶やさない理想的なセレブリティである。その美貌と親しみやすい性格から男女を問わず好かれ、実際今もアプローチする男性は絶えない。
実のところ、エミリアは完全なる狂人である。
他人に命を預ける事、他人を欺き裏切る事、他人と愛を交わす事、他人を殺す事、その全てをエミリアは微笑のうちにやってのける。
エミリアが求めるものは、人間が死に直面した瞬間に見せる高潔さ、強かさ、純真さ、賢明さといった感情である。殺人を行うに際しては、対象を極限まで責め苛み、その死に際をできる限り堪能したいと考える。
○動機・サーヴァントへの態度
聖杯への願望は「全ての人間の魂を永遠無限の苦痛をもって責め苛む事」。
エミリアは人間を愛している。人間の魂の崇高なるを信じている。そして人間の魂の価値は苦難の中でこそ真に輝く至高の宝石であると信じている。故にエミリアはその身命を賭して人間の究極の美を、永遠の美を望んでやまない。
エミリアとサーヴァントとの関係は基本的に最悪のものとなるだろう。
どんな英霊と契約するにせよ、エミリアの狂気は遠からず英霊の知るところとなる。エミリアの願望を知って尚も見捨てないとするならば、それはエミリア自身を上回るほどの邪悪な反英雄か、もしくは真に慈悲深い聖人に他ならないであろう。
○役どころ
救いようのない外道。逆説的に正義を証明するもの。
○台詞
「罪な人。貴方を見ているだけで私、心が千々に乱れてしまう」
「あら、そういうところは思ったより普通なのね……」
「いえ、何でもないわ……。ただ、昔よく似た子を知っていたというだけよ」
「今いまし昔いまし後来給う。
Bescu Berebescu Bezagra. 」
「やっぱり人間って素敵ね。こんなに沢山の人がみんな色とりどりに輝いている。ああ、ああ……私、今とても幸せな気持ちよ」
「……ふふ、驚いちゃった。実をいうと私ね、自分の内臓を見るのはこれが初めてだもの」
○因縁キャラ
カレン・オルテンシア
- 不倶戴天の敵。他者の欠点を暴き立てる下品で最低の女。二度と会いたくない。
■来歴
エミリアはイタリア南部の小さな町で、地脈管理者でもある地主のボルジア家に生まれた。
彼女が幼い時、故郷の町に開発の手が押し寄せた。当主であった祖父は開発に反対、この事が原因でエミリアの家族はマフィアの標的にされ、エミリアの両親が殺害される。さらにはエミリアと彼女の弟も誘拐事件に巻き込まれてしまい、数十時間後にようやく救出された時、エミリアは瀕死の重傷を負い、弟の方は既に死亡していた。
その後、エミリアの祖父が死去すると天涯孤独となったエミリアは祖父の伝手を辿って一時ヴァチカンで保護を受ける。彼女は聖職の教育を受ける裏で祖先の残した魔術を独自に研究、一族に伝わる蠱毒の呪詛を復活させた。
その後、成人したエミリアは内なる狂気を露わにする。土地を転々としては呪術による快楽殺人を繰り返し、時に犠牲者の財産と地位を利用しながら成功者としての地位を築き上げてきたのである。
■魔術・礼装
≪原始呪術(毒)≫
ボルジア家に伝わる呪術。豚など動物の死体から猛毒を作り上げ相手を殺害する。毒は雪のように白い結晶の形をとり、食べ物や飲み物に容易く溶けて、誰もが思わず口にしてしまうほど味が良い。この毒の入った物を一口でも飲み込んだが最後、その者は旧劇に衰弱し、苦しみ悶えながらやがて死に至る。この呪術の特性は毒、犠牲者ともに通常の調査では化学的、魔術的な痕跡が発見できない事にあり、中世においては防ぐすべのない恐るべき毒としてその名を馳せた。
≪共感呪術≫
エミリア自身の得意とする魔術であり、人間や動物の受けているダメージ、ステータス異常などを他の相手に感染させたり、精神状態や記憶を写し取る事が出来る。
最終更新:2016年10月07日 20:49