【元ネタ】史実
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】イヴァン・ヴァシリエヴィチ
【性別】男性
【身長・体重】213cm・180kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:C 魔力:E 幸運:D 宝具:C
【クラス別
スキル】
狂化:A++
全パラメーターを2ランクアップさせるが、マスターの制御さえ不可能になり、目に映るものを全て見境なく破壊する。
彼の場合、召喚した際から常にこのスキルが発動している為、召喚してすぐに令呪を使わなければ殺される。
【固有スキル】
皇帝特権:C
本来持ち得ないスキルも、本人が主張する事で短期間だけ獲得できる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、等。
とはいうものの、言語・判断能力のほとんどを失っているため彼にとっては無用の長物と化している。
拷問技術:A
卓越した拷問技術。このスキルによって、敵を生かさず殺さず苦しめ続ける。
拷問器具を使ったダメージにプラス補正が加わる。
思考能力を失ったバーサーカーだが、この技術の見は失われておらず、戦闘でも多用する。
雷帝:Ex
その苛烈なる悪逆と恐れられた残虐性より生まれた彼の二つ名。
マスターから受けた魔力を自動的に電気に変換し、体内に蓄える。そしてその電気は彼の身体中を覆い、攻撃力と身体力を増加させる。
その逆として、体外から得た電気を魔力に変換するというガルバニズム的な使用も可能。
【宝具】
『恐慌よ、雷の如く地へ堕ちよ(グローズヌィ・ツァーリ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
きわめて残虐・苛烈な性格であり、ロシア史上最大の暴君と言われた彼の象徴。並びに、彼の精神性が形になったもの。
彼が宝具の発動を意味する咆哮を天に向かい叫ぶと、眼前の敵を捕らえる数多の処刑・拷問道具が出現する。
電気による身体能力の向上により、数多の拷問器具による同時攻撃が可能になり、拷問技術のスキルも合わせきわめて強力な連続攻撃が襲う。
そしてそれらの拷問道具による苛烈なる責め苦を与え続けた後に、天より降り注ぐ無数の雷光が対象を焼き尽くす。
対象が例え途中で死んでも、原型をとどめなくなろうとも、彼の加虐精神が収まるまでこの攻撃は終わらない。
【解説】
モスクワ・ロシア初のツァーリ(皇帝)。イヴァン4世。
強烈な支配者であり、残虐なる王であり、彼の強力さと冷酷さを共に表すものとして”雷帝”と二つ名を与えられる。
僅か3歳という歳ででモスクワ大公に即位するも、母の死によって貴族同士の権力争いの中孤立してしまう。
しかし13歳の時に粛清を行い、その後母方のグリンスキー家が実権を掌握。史上初めて”ツァーリ”として戴冠が行われた。
仲間や愛すべき妻、アナスタシアに助けられながら不自由なき生活を送り、善政を行っていた。
しかし愛すべき妻アナスタシアの突然の死、顧問団の失脚と次々不幸が彼を襲い、大貴族との対立も強くなり退位を宣言する。
その後もう一度ツァーリとして復位するが、その時彼は既に人としての心を失っていた。
彼は心の隙間を埋めるべく拷問に手を染め、恐怖政治を行った。そしてその凶行はそういった満足への”過程”から、遂には”目的”へと変化。
破壊し、いたぶり、殺すことでしか満足の出来ない、人の姿をした悪鬼羅刹へと彼の心は歪み変化してしまった。
晩年もその凶行は変わらず、弟やその子、妻を殺すなど殺戮を続け、3月18日、患った重病の発作によって死去した。
バーサーカーの見本ともいえるほど正統派のバーサーカー。
見た目はもはや人間離れしている程に筋肉隆々で武骨な男。逆立つ金色の髪の毛に殺意走った鋭い眼光が特徴。
発する台詞は唸り声と叫び声と咆哮しかない。時たま人の言葉をしゃべるも、彼の常識すら通常の人間と異なる為話も通じない。
聖杯に託す願いは『全世界、全人類を自分の支配下に置くこと』。
この”支配下”とは文字通りの意味に付随し、彼の拷問の玩具であり素材であるという意味も込められている。
本来の彼であれば、その最愛たる妻アナスタシアの蘇生を願うはずであるが、すでに人間の心と精神を亡くした彼にその願いはない。
狂化によりその人間性、彼の本質すらも失ってしまっているのだ。
性格、特性、宝具、そしてバーサーカーというクラスの魔力消費量。
それら全てを考慮して、一番引きたくないサーヴァントのタイプである。
最終更新:2016年10月07日 21:02