源頼光(?)

【元ネタ】 史実?、並びに『御伽草子』
【CLASS】 アヴェンジャー
【マスター】
【真名】 源頼光(?)
【性別】 男性
【身長・体重】187cm・99kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力:A 耐久:B 敏捷:D 魔力:E 幸運:C 宝具:A+

【クラス別スキル
復讐者:A

忘却補正:B

自己回復(魔力):D


【保有スキル】
無窮の武練(偽):B
抑止力の守護者となったことにより得たスキル。
かつて憧れ、やがてはその存在を自身に重ねた源頼光に等しき力を得ようと、
抑止力になってからも延々と鍛錬を続けていた。
それにより彼の肉体は通常の人間では成しえない程の実力を秘めている。
しかし『 ひとつの時代』で無双を誇ったわけではないので(偽)となる。

神秘殺し:A
自らが新しく得た力により化け物を切り続けた事によるスキル。
天・地属性を持つサーヴァント、並びに魔性などの人ならざる存在へのダメージにプラス補正がかかる。

狂化:D++
『童子切安綱』 の影響によるスキル。
通常ならば話も通じ、会話も滞りなく可能である。
しかし魔性の存在、人ならざる存在をルーツとするサーヴァントを目の前にした場合のみ
彼は狂気に呑まれ、眼前の敵全てを屠る怪物と化す。


【宝具】
『唯魔断殺・童子切安綱(ばけものよ、くるしみぬいてしにたまへ)』
ランク:B 種別:対魔 レンジ:1~5 最大捕捉:1体
彼が山中で見つけ、そして自らの者とした退魔の妖刀。
化け物を拒絶する強力な呪詛が施されており、脆弱な妖怪や霊程度ならば切っ先が触れるだけで爆散し、死に至る。
また、妖術に抵抗力の無い人間を切り裂けばその傷口から夥しい量の呪詛と怨嗟の声が流れ込み、常人ならば発狂しかねない。
しかし彼の信念上、無辜の民への攻撃はしない。
ただサーヴァントとして立ちはだかる敵は別であり、サーヴァントを攻撃すれば一時的な恐慌状態に近い物を与えられる。
しかし幸運判定や対魔力によって防がれることも多々ある。

誰が造り、誰が山の奥深くへと置いたのかはてんで見当のつかぬ、恐ろしき刀である。


『天魔必滅の理の下に(ひとならざるものよ、とくきえうせよ)』
ランク:A 種別:対人・対魔 レンジ:1~3 最大捕捉:1
彼が持ちうる2本の刀を同時に使用し、精神を完全に眼前の敵にのみ集中させることで発動する宝具。
『無銘の一刀』に”打倒天性”、『童子切安綱』 に”魔性両断”の決意を刻み、『天魔必滅』の構えとする。
相手が攻撃してきた際に自動で、どのような攻撃であろうと『無銘の一刀』が受け流し、そして空いた敵の懐に
『童子切安綱』 が回避不能の渾身の一撃を放つ。

【Weapon】
『無銘の一刀』
彼が源頼光を名乗る以前に使用していたごく普通の日本刀。
与えるダメージは通常の日本刀となんら変わり無いが、『天魔必滅の理の下に』発動下の場合のみ、
宝具の一部となるため与えるダメージは大きくなる。

『童子切安綱』
彼が化け物退治の復讐者となるきっかけになった山の奥の岩に突き刺さっていた妖刀。
化け物を殺し、化け物を裂き、化け物を拒絶し、化け物を絶ち、化け物を無へと帰す。
しかしその代償として使用者は魂を喰われ理性を失っていく。
元々の源頼光が使用していた『童子切安綱』との関連性は無い。
ちなみに、彼の霊基が消滅した場合、この刀だけは残る。

【解説】
源頼光。読みは「よりみつ」とも「らいこう」とも。
平安時代中期の武将にして、まだ神代残る日本で活躍した、屈指の神秘殺しの英雄である。
坂田金時をはじめとした頼光四天王をしたがえ、時には陰陽師の安部清明らと共に、
大江山の酒呑童子や土蜘蛛などといった各地の化け物や妖怪と戦った、妖怪退治師。
―――の名を冠する、本来ならば歴史の波にのまれ、名も残さず消え行くはずの殺戮者である。

彼は幼少期、住んでいた村を”鬼”に襲撃され、全てを失った。
本来の名前も、親も、友も、家も…。そして彼は、自らの全てを奪った魔なる存在へ沸々と憎悪の感情を募らせていく。
都へと移り、肉体労働で生計を立ててなんとか生きた。泥をすすり、草の根を食べてでも生きた。
全ては、いずれは自らをこの境遇へと堕とした”鬼”を殺すため。全ての魔に復讐を遂げる為に…。

そんな彼の心を支えていた物は、いつも寝物語に聞いていた御伽草子、源頼光の化け物退治の話だった。
自分も彼(真実は彼女だが)のようになりたいという感情からか、やがて彼は自分自身を頼光そのものと重ねて見るようになり始めていく。
やがて彼は虚言や妄言をうわごとのように垂れ流すようになり都を追放される。
そして野山を渡り歩くこと七日七晩…。彼に転機が訪れることとなる。
何かに惹かれるような感覚を感じた彼は、山の奥の方へと歩みを続ける。
そしてそこにあったのは、岩山に突き刺さった一本の刀だった。
それを抜き取った瞬間、彼の脳内に刀から膨大な情報が流れ込んでくる。
そしてそれと共に脳内に響くは、化け物を殺せという怨嗟の声…。
彼は悟った。この刀は化け物殺しの妖刀だと。彼は笑った。これさえあれば、”鬼”を殺せると―――!!

結果から言えば、その通りであった。
その刀は切っ先が触れれば魔なる者は爆散し、人ならざる者は天へと還った。
最初は復讐と怨嗟の為であったが、やがては化け物殺しが快感へと変わり、彼は日本中の化け物を殺し続けた。
そして彼は化け物を殺し続けた事・名も無き存在であることから霊長の守護者として抑止力に選ばれる。
今でもこの世界のどこかで、人外の化け物が現れれば、すかさず現れ殺す事だろう。

だがしかし、そんな彼でも根にある感情は『自分と同じ境遇の人間を二度と産みたくない』という感情でもある。
どす黒き復讐と怨嗟の感情の奥底ではあれど、人を守護りたいという感情は持ち合わせているのだ。


+ 第三宝具
『我が怨嗟は消える事無し―――!!』
















【宝具】
『魔よ、天よ、我が辞世と共に須く滅びよ(わがにくしみよ、えんさよ、かたちとなせ)』
ランク:C 種別:対人 レンジ:- 最大捕捉:1人(自身)
肉体は朽ち、化け物に敗北を喫する寸前にのみ彼が使用する彼の最終宝具。
自らの持つ『童子切安綱』を脳天に突き刺し、自らの生涯を憎悪と怨嗟に染めた世界を呪う咆哮を放つ。
その咆哮を聞いた者はことごとく恐慌状態に陥り、一定時間身動きが取れなくなる。
さらにその聞いたものが魔性や人ならざる存在である場合、魔力炉が暴走しダメージをうけ、最悪死に至る。
やがて彼の身体は霧散し、守護者としての役目も消滅する。しかし彼の化け物への憎しみ、怨嗟は消えること無く残留し、
抑止力により世界を超え、時代を超え漂い続け、やがては一本の刀として顕現する。
奮えば全ての化け物を、人ならざる存在を殺す妖刀として―――。

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最終更新:2016年10月10日 22:36