*基本情報
【出典】アイルランド民話『クーハラン』及びケルト神話
【CLASS】
ランサー
【真名】ルーグ・ロングハンド
【性別】男性
【身長・体重】185cm・87kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:B 耐久:D 敏捷:A 魔力:D 幸運:C 宝具:E
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【固有スキル】
天の叡智:A
神々の叡智を知り、それを行使できる
スキル。
魔・詩・武・医・踊など百芸の最奥に触れ、その知識を所持する。
しかし部分的にしか引き出せず、その内容を選ぶこともできない。それでも運よく強力なものが引き出せたなら、聖杯戦争を有利に進められるだろう。
【宝具】
『沼地より来る燐光(ピンチヒッター・エオフ・バルヘ)』
ランク:E
種別:対人宝具
レンジ:-
最大捕捉:1人
主神から人の身に落とすために常時発動している宝具。
姿を隠す能力があるがこれは沼地でしか効果を発揮しない。
またステータスの隠蔽能力を持つが、少しでも目端が利き、ルーの知識を持つものからすればすぐにばれてしまう程隠蔽効果が低い。
非戦闘用の宝具だが、ルーグは基本的にこの宝具しか持たない。
『斬り拓く戦神の剣(アンサラー・フラガラッハ)』
ランク:A
種別:対人宝具
レンジ:1-10
最大捕捉:1人
『斬り抉る戦神の剣』に同じ。
『轟く戦神の槍(ブリューナク・フラガラッハ)』
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:2~30
最大捕捉:50人
本来は神霊ルーの持つ槍にして敵対者を殲滅する大投擲。
『轟く五星』本体を使用できないランサーはフラガラック五つを用いて類似効果の宝具として使用する。
弾道補正された五条の雷光が降り注ぎ、敵軍団を粉砕す対軍宝具。通常のものは因果必中とともにさらに遠大な距離から攻撃できるが、代用品のため射程、威力、命中、全てが低下。
着弾時に『壊れた幻想』によって効果範囲を確保しており、さらにそれによって追加ダメージが発生する。
『虹引く戦神の太陽弾頭(タスラム・フラガラッハ)』
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:10~99
最大捕捉:1
古き神バロールの魔眼を射抜いたスリングショットによる投擲攻撃。
トルクもタスラムも装備していないランサーはフラガラックを代用してこの狙撃宝具を使用する。
アーチャークラス並みの長距離精密攻撃が可能であり、また発射後に誘導も可能。
着弾すると体内に残留し、内部の魔力を解き放って爆発する。魔力のチャージが可能であり、それに応じて速度、貫通力、爆発威力が向上する。
【Weapon】
イチイの槍
イチイの木から削りだされた槍。曰く、ケルトで最も素晴らしいイチイを使ったものらしい。
ラック
フラガの家系に伝わっている現存する宝具。ランサーはこの宝具をなぜか使用可能だが通常の宝具を持たない。
*来歴
淡い燐光を纏い、戦馬に乗った青年。戦闘時は普段背に負っているイチイの槍を両手に持ち、馬から下馬して戦う。
正体は人に扮したケルト主神、ルー。優れた魔術を用いる彼は神格を制御し、度々人の世に出ることがあった。
ルーグとしての彼は単なる民話に登場する一騎士である。主神としての宝具もなく、叡智さえ制限されている。
よって本来は強力な魔術や主神相応のステータスさえもたず、平均サーヴァントか下回る程度のものでしかない。
しかし、クーフーリンの代わりに三日間メイブの軍勢を押し留めるなどその槍捌きの技量は健在であり、近接戦闘のみでルーグを下すのは極めて困難だろう。
基本的には息子であるクーフーリンのピンチに駆けつけてその活躍を助ける、そのための存在。それ故に宝具もその逸話から生じたものしかない。
しかしもしも現存していれば、であるが、彼は当然のこととしてルーの宝具を何の制約もなく使用可能。アイルランドのどこかには、彼を活躍させることのできる宝具が眠っているかもしれない。
*解説
オリSS用に作ったせいでオランダの座から召喚したら地雷まっしぐらの親バカ。
というかマスターにバゼット以外を想定してないため、宝具は『己が栄光の為でなく』と『顔の無い王』の劣化品しか持たず、攻撃宝具はもっぱらラックを奪って使用というサーヴァント。
天の叡智はランダムだけど強そうだから、あとは技量と意思でがんばってくだち……。
彼は聖杯に賭ける望みを特に持ってはいない。
彼が望むものは一つ、彼の息子であるクーフーリンとの一騎打ちである。
「あいつが『満足いくまで闘いがしたい』なんて言わなかったら降りてこなくて済んだんだけどね。……まぁ久々の娑婆だし、折角だから楽しませてもらうよ」
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TRPG用キャラシート |
TRPG用キャラシート
【真名】 ルーグ・ロングハンド
【クラス】ランサー
【HP】 /最大HP=2d6+5+3
【宝具1】沼地より来る燐光(ピンチヒッター・エオフ・バルヘ) ∞/∞
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
【効果】 常時発動。このサーヴァントに対する真名看破の判定をmodifier-2する。奇襲防御時と逃走判定時、dice+2を得る。
【宝具2】斬り拓く戦神の剣(アンサラー・フラガラッハ) 0/1
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1-10 最大捕捉:1人
【効果】
この宝具は以下の三つの効果を持つ。
1.常時効果。先手判定時、ダイスを振らずに後手にできる。
2.自陣営が後手の場合のみ、防御判定時、相手が宝具を使用している場合に発動できる。(宝具による常時効果を含む)
その防御判定を行わず、このサーヴァントを攻撃した相手に対し、物理攻撃を行う。
物理攻撃時、dice+6、sides+6、modifier+6を得る。相手は物理防御時に発動する効果の使用はできない。
自身の行動を終了する。
この効果によって相手を倒した場合、相手の攻撃に対する防御判定を行わない。
ただし、因果逆転や発動時点で効果を発揮する設定を持つ宝具に対しては、防御判定を行う。
自身は防御時に発動する効果の使用は出来ない。
3.物理攻撃時、dice+5を得る
この宝具の宝具使用回数は霊地と令呪では回復できない。
この宝具の宝具使用回数は宝具2と共用する。
【宝具3】轟く戦神の槍(ブリューナク・フラガラッハ)0/2
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2~30 最大捕捉:50人
【効果】物理攻撃時、相手前衛全てに攻撃でき、dice+5とmodifier+10を得る。
この宝具の宝具使用回数は霊地と令呪では回復できない。
【宝具4】虹引く戦神の太陽弾頭(タスラム・フラガラッハ) 0/1
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:10~99 最大捕捉:1
【効果】発動を宣言後、1巡終了ごとにカウントが+1される。
さらにもう一度、発動を宣言することで、魔術攻撃時、dice+((カウント+1)×5)とsides+(2×相手の魔力値)を得る。
この宝具の宝具使用回数は霊地と令呪では回復できない。
この宝具の宝具使用回数は宝具2と共用する。
【筋力】B:4
【耐久】D:2
【敏捷】A:5
【魔力】D:2
【幸運】C:3
【スキル1】対魔力:C
魔術防御時、dice+3を得る。
【スキル2】騎乗:B
先手判定と逃走判定時、dice+4を得る。
【スキル3】天の叡智:A
ターン開始時に1D6を振り出た目によって以下の能力を得る。
1:物理防御と物理攻撃時、dice+5を得る。
2:魔術防御と魔術攻撃時、dice+5を得る。
3:奇襲防御と奇襲攻撃時、dice+5を得る。
4:HPを5D6回復する。
5:宝具2と4の使用回数を回復する。
6:宝具3の使用回数を2点回復する。
【容姿】
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『禁じられた勝利の光(クラウ・ソラス)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:1~99 最大補足:1000人
ケルトに伝わる光の剣。失われしダーナの秘宝、強大なりしヌァザの持つ銀の腕、アガートラム。
『手の代わり(義手)である』という共通項その一点のみを取って腕自体を触媒とし、投影魔術という形で呼び出された仮初のクラウ・ソラスである。
しかし請われれば力を貸す勇者の剣であり、光の剣という概念そのものであるクラウソラスはルーグの適当な投影であってもその力を分け与え、ほぼ真作として遜色ない輝きを持つ。
この剣は光神ルーが持つ宝具ではない。ルーグがこの宝具を使用しても世界に『ルー』として認識されることもない。
その為かルーグが持つほかの不完全に再現された宝具と違い、ほぼ完全な形での真名解放を可能とする。
無論代償は大きい。
この剣は一度きりの真名解放で消滅する。また本来の担い手ではないルーグは、この剣が持つアガートラムとしての性質によって片腕を奪われ、さらにはその莫大な魔力消費と共に、腕だけと言わず体を構成する魔力を無尽蔵に奪われ、どこまでも食い尽くされて消滅する。
本来の担い手ではない故のこの代償だが、しかしこれでも『轟く五星』などの真なる解放に比べればまだペナルティとしては軽いほう。
真名解放したクラウ・ソラスは刃から膨大な量の七光を投射する。その火力、その熱量はエクスカリバーに匹敵し、敵が魔性のものであれば威力は更に増大する。
ルーグ自身を代償とする一種の『壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)』であり、その発揮する力は神霊級魔術と同等、ルーグの放てる最大火力である。
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最終更新:2016年10月12日 20:32