【元ネタ】 ほら男爵の冒険
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】 ミュンヒハウゼン男爵
【性別】 男性
【身長・体重】175cm・117kg
【容姿】 シルクハットに燕尾服を身に着け、スティックをついている。鷲鼻が目立つ肥満気味の男。
頭頂部は禿げており、横に残っている毛は白髪で、見事にカールを巻いている。
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力C 耐久A 敏捷B 魔力C 幸運C 宝具B
【クラス別
スキル】
狂化:B
全パラメーターを1ランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
ただし彼の場合、言語能力を失わない。むしろ通常時より饒舌となる。
なぜなら彼にとっての狂気とは”嘘”そのものであるから。
【保有スキル】
無辜の怪物:C
後世に流布した伝承により姿・性格が変容してしまうスキル。
…といっても、彼の場合は変容の原因は己自身の語る虚言・大言によるものであり、
要するに自業自得である。
またそのことについてはちっとも嫌と思っておらず、むしろ誇りにすら感じている。
ほら男爵:A+++
彼が生涯に渡って、そして死後も引き続き人々を楽しませ、笑わせて来た事に由来するスキル。
彼の嘘を聞いた全ての人は「そんな事あり得ないだろう」と笑うも、不思議と惹き込まれ、最後まで聞いてしまう。
想像力が強い人や、作家や絵描きなどクリエイティブな脳みそを持っている人間ならば、より強く惹き込まれる。
(以下、彼が宝具によって得た虚実スキル)
皇帝特権(嘘):Ex
本来持ち得ないスキルを、本人が主張することで短期間だけ獲得できるというもの。
該当するのは騎乗、剣術、芸術、カリスマ、軍略、と多岐に渡る。
Aランク以上の皇帝特権は、肉体面での負荷(神性など)すら獲得が可能。
…が、彼は皇帝でも何でもないただの貴族のため、どれもこれも十全に発揮することは出来ず、
中途半端にも満たない付け焼き刃で終わる。
具体的な例を挙げるとすれば、動物に騎乗すれば数歩で転び、剣術を発揮すれば剣が折れる。
星の開拓者(嘘):Ex
人類史のターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。勿論そんなもの嘘である。
あらゆる難航・難行に対して、「不可能なまま」「強制的に挑まされ」る。
その時代の記述力では躊躇するような難行を口先だけでなんとかギリギリで乗り越える、
一握りの天才ではなくどこにでもいる阿呆が持つ『想像力』を限界まで燃し尽くす力。
黄金の杯(嘘):Ex
アウレア・ボークラ。持ち主の厚顔で自分勝手な願い事を叶える負の聖杯。
なんと彼はかつてキリストの隠されし0番目の弟子であったのだ。そして彼の処刑後、彼の血を受けた聖杯を隠し持ち、
そして身分を隠し続けて、現代まで生きてきたのだ。
当然嘘である。敬遠なクリスチャンが聞いたらぶん殴られそうなスキル。
しかし嘘とは言え疑似聖杯すら短時間だけだが顕現させるとは流石ほら男爵といったところか。
ただし、とても小さい願いしか叶えられない。
【宝具】
『吾輩こそが主人公だろう?(バロン=ミュンヒハウゼンズ・ネェルティブ)』
ランク:E 種別:嘘 レンジ:∞ 最大捕捉:10人程
かつて、晩年の彼の語った大いなる嘘、そして生涯そのものを綴った一冊の本が元となった宝具。
彼の嘘に惹き込まれ、少しでも「面白い」や「本当にあったのか?」等の感情を抱いた者は彼の嘘という術中へと堕ちる。
彼の術中に堕ちたものは、彼の嘘から逃れることが不可能になり、彼の嘘が全て本当になったように錯覚する。
彼がドラゴンが出たと言えばドラゴンに襲われ、彼に「君の腕が折れた」と言われれば実際に腕が折れたような痛みが走り、動かせなくなる。
言ってしまえばブラシーボ効果の究極体。
回避するにはこの錯覚全てが嘘であると鉄の意思、鋼の精神を持って見極めるか、高い対魔力や心眼スキルが必要となる。
…まぁそれ以前に、彼の言葉に耳を傾けない人には一切の効果がないわけであるが………。
また、このスキルは彼自身にも適用出来る。
自己暗示スキルの威力を数十倍にしたようなもので、短時間ではあれど様々なスキルの所得、
挙句の果てにはかつて自身が書物で読んだような奇跡、すなわち他人の宝具の使用すら可能とする。
しかし、彼自身へのこの宝具の使用はとてつもない羞恥心との戦いとなるため使用したがらず、
使用したとしても極度の精神的疲労を伴う為、数時間の間スキル、宝具の使用が出来無くなる。
また、この宝具によって彼の得たスキルや宝具には全て(嘘)が付き、威力や効果が大幅にダウンする。
【Weapon】
『スティック』
主にぶん回すもの。たまに投げるもの。
極稀に剣になったり、魔法の杖になったり、ミサイルになったり、ライフルになったり、
挙句に果てには星の聖剣や天地乖離す剣にもなれる。
ただし酷使すると折れる。折れたら次のスティックを買う。
【解説】
世界に名高き『ほら吹き男爵』その人であり、そのモデルとなった男性(?)ミュンヒハウゼン男爵カール・フリードリヒ・ヒエロニュムス。
18世紀のプロイセン貴族として生を受け、苦節多難を乗り越えつつも不自由なく一生をおえる。
晩年の彼は非常に話し好きで、自らの館に客を集めてはフィクションを交えた自分の体験談を話して聞かせた。
そしてその話を聞いていた人たちがある物は口伝し、またある物は書物にし、そうして世界中に広まっていった。
その結果、彼は”虚偽”の代名詞として世界に名を残し、英霊と”なってしまった”。
彼には通常の英霊のような腕力も知識も宝具もない。
ただ口先だけで英霊となってしまった、まるで何も出来ないのに困難に立ち向かわせられる芸人のようである。
立てばおっさん、走れば鈍足、戦う姿は様にならず。もはや不憫にすら思える立ち振る舞いとなっている。
それでも彼は諦めず、なんとかギリギリで乗り越え、そして自分を英霊にまで押し上げた”嘘”を武器に戦う。
全ては名声とか富とか願いが叶うから…の為ではない。ただ自分の武勇伝をふやし、そしてたくさんの人に聞かせて、読ませて
笑顔にしたいから…。
―――どうせまた、嘘だと笑われるんだろうけど。
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FGO風セリフ集 |
(イメージCV.茶風林、もしくは滝口順平 出川哲朗でも良いかも)
召喚:「ふぅっはっはっはぁ!我輩を呼ぶとはじぃつに運の良い。
サーヴァント、ミュンヒハウゼン。召喚に応じ参上した。これからは、気軽に”ほら男爵”と呼んでくれたまぁえ」
開始:「ふはははっ!この我輩に喧嘩を売るとはなぁ……?返り血に染まるぞ?」
その2:「な、なぁマスター?ちょっと敵が強そうなんだが……マスター?マスター!!」
スキル:「私は伝説の皇帝だよ?まぁ嘘だがね」
その2:「はははは!伝説の偉業を見るがいい!」
選択:「うむ!」
その2:「分かった」
その3:「それで行こう!」
攻撃:「ぬんっ!」
その2:「どらぁ!」
その3:「どうだ!?」
EX:「正直…喧嘩は苦手なんだ…」
宝具選択:「我が物語(じんせい)を聞かせてやろう……」
その2:「さぁ皆さんご一緒に!……”レッツ・フィクション”!!」
宝具:「これこそが…我が生涯にして我が物語……さぁ刮目せよ!そして大いに笑ってくれ! 『我輩の為の嘘物語』!! 」
小ダメージ:「むぅ!?」
大ダメージ:「いたたた!!痛いよォ!!」
戦闘不能:「あちゃー……やっぱり無理か……」
その2:「すまんね……マスター……」
勝利:「はははは!……全然怖く無かったし…」
その2:「強い!絶対に強い!それが我輩!!」
会話:「”広き見聞は面白き物語を創る”……。我輩が今考えた名言だ。と言う訳で出かけるとしようかマスター。」
その2:「君は実に良い聞き手だな。適度に相槌を打ち適度に反応する。
何より?とても私の話に興味を示してくれる!」
その3:「我輩はサーヴァントなどという高尚な者などではなぁ?い…。ただの嘘つきだよ。君のために嘘を綴る…ね。」
その4:「アンデルセンにシェイクスピア……良い物語書きたちだ…。
まぁ、コメディで言えば私が勝っている…と思うがね?」
その5:「コメディの天才だと自負していたらね、すれ違った英霊に『俺の人生を喜劇に書き換えてくれ』だってさ!
ははっ!ほら男爵の誉れここに有りだ!」
その6:「な…なんだあの英霊は……?一緒にいるだけで面白い!!頼む!その秘訣を教えてくれ!弟子にしてくれ!!」
好きなこと:「私の話をよく聞いてくれる人たち…、興味津々な子どもたち…、笑ってくれる紳士淑女諸君………、
それらこそが、私にとっての至高の輝きだ。」
嫌いなこと:「う~んそうさなぁ、私の話を勝手に本にする輩だな。…まぁ、結果として我が物語は世界中に広まったが、
だがそれでは我が物語の聞き手読み手の笑顔を、吾輩が見れぬではないか!!」
聖杯について:「世界中の人が、毎日笑っていられるような面白可笑しい世界を……見たいと思わないかね?」
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最終更新:2016年10月13日 13:11