桃太郎・吉備津彦命

【元ネタ】史実・伝承・寓話・小説・その他
【CLASS】バーサーカー
【マスター】-
【真名】桃太郎・吉備津彦命(きびつひこのみこと)
【性別】?
【身長・体重】163cm・51kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:A+ 耐久:A 敏捷:B+ 魔力:D 幸運:C 宝具:EX

【クラス別スキル
狂化:EX
 クラススキルに加えて、触媒に使った大量の資料からの影響もあり、激しい二面性を持つ。
 非戦闘時には意思疎通は可能だが、鬼退治という目的は完全に固定されている。
 戦闘状態に入ると人としての感情は失われ戦闘マシーンとなり、優しさも情も消え失せ、意思疎通も困難になる。
 特に"鬼"の属性を持つ相手に対しては抑えが効かず殺しに行く。その際にはマスターの命令も令呪無しには通らなくなる。
 「殺人"鬼"」などの異名にも反応し、抹殺対象とする。
 ステータスにおいては主に筋力と耐久が強化されている。代わりに魔力と幸運は大幅ダウン。神性も失われている。

【保有スキル】
鬼退治:EX
 桃太郎と言えば鬼退治。鬼退治と言えば桃太郎。
 鬼もしくは鬼と呼ばれる存在に対する戦闘能力が上昇する。
 吸血鬼・殺人鬼といった異名の着いた英霊も、"人に仇をなす鬼"であるためこの効果の範囲内となる。
 逆に、"普通の人間"が相手の場合には戦闘能力がダウン。

戦闘続行:B
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、決定的な致命傷を受けない限り生き延びる。
 単独で鬼ヶ島の屈強な鬼達の巣窟へ乗り込み、戦い続けた末に勝利を遂げる寓話から。

変化:A
 あらゆる動物に一瞬で変身することができる。
 鬼ヶ島で、鳥や魚に変身して逃げようとする温羅(鬼)を、即座にそれよりも強い鳥や魚に変身して追い詰めたと言う有名な伝承による。
 また、一部の地方では女性として言い伝えられている事もあり、身体の変化が激しい英霊である。

天性の肉体:A
 生まれながらにして完全な肉体を持つ。神の恩寵を受けた桃の加護による。
 特に修練するという話もないままに鬼ヶ島討伐を成し遂げたことから。
 また、伝承によっては、生まれてからずっとぐうたらしていた所を父母に尻を叩かれて嫌々鬼ヶ島に向かうというものもある。

【狂化・寓話の影響で失われているスキル】
神性:B
 吉備津彦命は神代の英雄であり、日本の神と直接血のつながりがあるとも言われる。
 吉備津神社では神として祀られている。

動物会話:A+
 言葉すら必要のないレベルで意思疎通が可能となり、戦闘時の連携及び戦意を高める。
 お供の犬猿雉はランクの高い神獣であり、このスキルが無ければ制御することは不可能。
 バーサーカークラスでの現界では、制御を放棄しており、暴れるにまかせている。

【宝具】
『逆鬼門の三神獣(さんびきのおとも)』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:1-50 最大捕捉:300
 鬼退治の際に従え、鬼を退治した3体の神獣を召喚し使役する。
 犬・猿・雉の3体は本来的には細かく役割分担が成され、モデルと言われる3人の武士のスキルをも有しているが、
 3体とも桃太郎の狂化EXの影響下にあり、戦闘力・破壊力が上昇している代わりにスキルの行使ができない。
 3体ともに魔性に対する特攻効果を持っている。

『奇跡の手で造られし霊力団子(にっぽんいちのきびだんご)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1
 川から桃を拾い上げた母が作しきびだんご。
 神性の塊である『桃太郎の桃』に手で直接触れ、川から取り上げた事で、母の両手には奇跡が宿った。
 その奇跡を宿した手で丹精込めて作られた団子には、莫大な霊力と旅の無事を願う母の祈りが込められており、
 鬼ヶ島へ向かう道中に様々な効果を発揮して桃太郎を助けた。
 団子からは微かに桃の香りが漂い、非常に美味であると言う。

  • 霊力・体力の補給・回復の効果
  • ステータス回復・向上の効果
  • 動物であれば神獣までをも従える事ができる効果
  • 魔性の者への特攻を身に宿らせる効果
 ……などの効果がある(これも寓話の影響できちんと定まっていない)

【Weapon】
『無名:赤金の御弓』
吉備津彦命のもつ弓。吉備津彦命は弓の名手としても有名な逸話を持っており、本来はアーチャーランクに最も適正がある。
一度にニつの矢を射てる強弓であり、二本の内の一本は温羅(鬼)が石を投げて撃ち落としたが、もう一本は温羅の左目を射抜いた。

『無名:刀』
鬼を殲滅し尽しても折れたり曲がったりという伝承の無い、強靭な刀。


【解説】
日本一有名な英雄譚の主人公である『桃太郎』の多岐にわたる伝承・寓話の影響を、
モチーフと言われる吉備津彦に注ぎ込んだ形で顕現したという、非常にイレギュラーな英霊。
各地に伝わる桃太郎の触媒と吉備津彦の触媒を、きちんとした聖遺物から市販の絵本まで合わせて10000点以上雑多に揃えて召喚されている。
伝承・寓話のエピソードや補正がハチャメチャに混ざりあっている上、
桃太郎の寓話自体が誇張や変節や曲解の非常に多い寓話であるため大変なことになっている。
多くの寓話において鬼を退治していることだけは共通しているためか、バーサーカーとしてこの世の全ての鬼を殲滅する存在として顕現。
特に鬼ヶ島での孤軍奮闘・残虐無双な一面が強調された状態で召喚されており、戦闘能力が強化されている。
なお、器となった吉備津彦命自体は本来アーチャー・セイバーランクに相当する英霊である。

余談:鬼ヶ島討伐後に、第四の部下に鬼を加えたという逸話も伝わっているが、
もし家来として召喚できても狂ったバーサーカー自身に殺されるだろう。

【人物・性格】
性格もステータス同様に、伝承や寓話から様々な影響を受けている。
吉備津彦命の影響:やんごとなき血筋でもある事もあり、気位が高い。
桃太郎の影響:怠け者だったり俗物だったりという桃太郎の一部で伝わる伝承が表面に出ている。が、基本的には正義の人。受けた恩は必ず返す。
狂化の影響もあり、戦闘においては敵対者に一切の容赦がなく、特に『鬼退治』への執着は凄まじい。


容姿:容姿は、男性とも女性ともつかないが、とても見目麗しい姿。特に瑞々しい黒髪が目を引く。
イメージカラー:白・桃色
特技:柴刈り・洗濯。家事全般。武芸全般。
好きなもの:平和、昼寝、両親(おじいさん・おばあさん)。鬼を退治すること。
嫌いなもの:鬼。絵本に対して自分の思想を持ち込む奴や、極端な曲解をするやつ。
天敵:偉そうな女上司。怒った父母。
願い:鬼の絶滅。(寓話の一本化)

【一人称】我 【二人称】お主、貴様 【三人称】奴

【因縁キャラ】
坂田金時(金太郎):
自分と違って、寓話や伝承がある程度一本化しているのがちょっとうらやましい。
でもあの金髪は無いわーと思っている。

【コメント】
男女不詳で黒髪の麗人で二面性があって昼行灯で超強い…
いいよね!

+ FGO風セリフ集
召喚:「サーヴァント吉備津彦命、またの名を桃太郎。参上した。お主が我がマスターか。よろしい。共に鬼退治に向かうとしよう。そら、まずはきび団子をやろう」

レベルアップ:「善き哉、善き哉ぁ~」
霊基再臨:「ほう。これはこれは…。この恩はいずれ返すぞ」
その2:「ありがたい。我がマスターは働き者よなぁ」
その3:「かなり力が取り戻されてきたな。万全までもう少しといったところだ」
最終:「むむ、大儀である。うーん、しかしここまでされてしまっては、マスターのために何か大きなことを成し遂げねばならぬかなぁ」

【鬼が居ない場合】
開始:「――――戦をはじめる。これから先、情けは受けられないと覚悟せよ!」
その2:「鬼は……居ないか。気が乗らないが、仕方あるまい」

スキル:「決める」
その2:「加減はできぬ」
選択:「了解」
その2:「やる」
その3:「命令受諾」
攻撃:「あてる」
その2:「隙あり」
その3:「そこ」
EX:「戦場に、情け無し」

【鬼が居る場合】
開始:「観念しろ鬼共ォッ! その首全員泣き別れぞぉぉぉ!!」
その2:「そこに居たかァ!! 鬼めらガァァ!!!」

スキル:「殺す……殺す殺す……!!」
その2:「鬼……殺す……!!!」
選択:「あぁアァぁあああぁぁあァァ!!!」
その2:「殺す……!!!」
その3:「潰す……!!!」
攻撃:「あの世へ行けぇぇ!!」
その2:「っははははは!!!!」
その3:「鬼は死ねぇ!!!」
EX:「塵も残さぬ! 砕け散れぇい!!」

宝具選択:「三神召喚――殺戮――開始ッ!!」
その2:「そりゃ進め! そりゃ進めぇ!」
宝具:「これより、我とお供が鬼を征伐する! 来たれ逆鬼門の三神獣! 攻めて攻めて攻め破れぇぇ!!」

宝具選択:「これなるは、我が母の愛の賜物!」
宝具:「この世の鬼、そのすべてを滅殺する力を!『奇跡の手で造られし霊力団子(にっぽんいちのきびだんご)』!!!」
小ダメージ:「おのれぇぇッ!!」
大ダメージ:「このおぉッ!」

戦闘不能:「まだ…鬼を…殺し尽くさねば…っ」
その2:「すまない…日本一の名折れだ…」
勝利:「ふぅ…終わったか。さて、戦利品はどこだ?」
その2:「鬼は残っておらぬか? 一匹たりとも生きてはおかさぬぞ」

会話:「我は退屈と平和は大好きだ。ただしそれを楽しむのは鬼を全て抹殺してからの話だがな。さあ一休みしたら鬼退治だぞ!」
その2:「マスターに受けた恩は返す。我も一人の兵隊として戦う方が気楽で良い。だが勘違いしてあまり気安くするなよ」
その3:「一緒に戦ってくれる主というのは、案外良いものだなぁ。うんうん。我が家来共は偶に文句を言っていた様だが、我は何の不満もないぞ!」
その4:「我の身体に興味があるのか? 男か女かだと? そんなもの今となっては我の側が聞きたいわ……。マスターたっての希望とあらば好きな方に変化してやらんでもないが? はっはっは!」
その5:「あれは金太郎…? なぜあんな珍妙な姿を…? まぁ、あっちはあっちで大変なのだな…。でもあの髪の毛はちょっと…」(坂田金時保有時)
その6:「そういえばマスターよ、鬼を飼っていると聞いたがどういう了見だ。チッ……まぁいい。マスターに免じて許してやる。ただし、我の目には絶対に入らないようにしてくれよ。殺してしまうからな」(鬼族のキャラクター保有時)

好きなこと:「のんびりぐうたらする事が好きだ。村だとのんびりし過ぎて父と母に鬼ヶ島に行けと言われてしまう事になったが……」
嫌いなこと:「鬼だ。何故かと問われても、もはや奴らを殺すために生まれたような存在として定義されてしまっているからな」
聖杯について:「聖杯で叶うのなら、鬼を絶滅させたいな。あと自分の寓話をイデオロギーと無縁な存在にしてほしい…」

絆:「我は鬼を殺すための存在だ。それ以上でもそれ以下でもない」
その2:「こんなイレギュラーなバーサーカーで現界したばかりに苦労をかけているなマスター。我は本来はアーチャーなのだがな。あっちはあっちできっと気位が高くなるから扱いは難しいのだろうが……」
その3:「戦闘中の我を見ていてもそんな風に信頼をよせてくれるなんて、懐の広いマスターも居たものだな」
その4:「ようマスター。暇なら酒でも呑もう。呑むのはもちろん鬼殺し…だ!」
その5:「マスター、鬼退治に疲れたのか? それなら、一緒に昼寝でも…どうだ?」

イベント:「催し物かー。マスター、乗り遅れる前に早く行ってこい。ええ…我も行かなきゃだめなのか…? 鬼がいるならやぶさかでもないが……」
誕生日:「めでたいめでたい! マスター、祝いの団子だぞ。酒も飲め飲め! 我の父母も誕生日にはいつも盛大に祝い事をしてくれたぞ!」

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最終更新:2016年10月14日 11:05