グレゴリー・エフィモビッチ・ラスプーチン(2)

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】(何か大きなバックボーン組織を持つ、ブルジョアな魔術師)
【真名】グレゴリー・エフィモビッチ・ラスプーチン
【性別】男性
【身長・体重】174cm・61kg
【外見・容姿】 ボサボサの髭を蓄えた不気味な皺枯れた老人
【地域】 ロシア
【年代】 1900年代前半
【属性】混沌・悪
【天地人属性】 人
【その他属性】人型・魔術師・人を駒としか見てない外道
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:D 幸運:A++ 宝具:A+

【クラス別スキル
道具作成:-
彼にとって道具とは、すなわち”民衆”たちである為、道具作成能力は存在しない。

陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
魔術師としての"工房"の形成が可能。

【保有スキル】
戦闘続行:A+
脅威的な生命力と往生際の悪さ。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、肉体を完膚なきまでに破壊しないかぎり生き延びる。

神の人:A
人々に病気治療を施して信者を増やし続けた事に由来するスキル。
他のサーヴァントによりかけられた呪いや後遺症を全て無へと帰すことができる。
また、他人の病魔や痛み、呪いを消し去ることも可能。

放蕩者:B
魔力を探知し、何処にいるかを調べようとしてもつかみきれないスキル。
気配遮断とは似て非なる物であり、”かつていた”というような魔力の残滓だけは残る。
居場所を突き止めてその場所に向かっても、すでにそこはもぬけの空…、という事態にもなる為
ある意味気配遮断よりも厄介である。

【宝具】
『我らが友(доверие)』
ランク:A+ 種別:対人 レンジ:1~2 最大捕捉:∞
血友病を治癒したことで皇帝夫妻から絶大な信頼を勝ち取った事、
並びに宮中の貴婦人や宮廷貴族の子女から熱烈な信仰を集めた事に由来するスキル。
彼と対面したものは、誰であろうと彼のことを、あたかも旧知の親友のように錯覚し、受け入れてしまう。
そして彼を受け入れ、そして共に居続けることで彼への信頼感は自動的に増していき、やがては彼無しで生きていけない、
という強い依存感を持つようになる。彼曰く、”生きる麻薬”であり、マスターすらこの宝具に抗うことは出来ない。
そしてやがては、彼の為なら命をも投げ出すという驚異の”群集”という兵隊が出来上がる。
そしてこのカリスマ以上に異常な感情は、人をつたって伝染するため、ネズミ算方式に彼の手駒は増えていく。
民衆へ、国家組織へ、やがては国家の中枢へと彼の”友達”は増えていく。
そして増えていった”友達”は、彼の為に動き、そして彼の障害となる存在を排除するため動き出すだろう。
他のマスターやサーヴァントにとってこれほど恐ろしい存在は無い。
善なるマスターやサーヴァントならば、本来は無辜たる彼らを傷付けることなど出来るはずもない。
そして何より、誰が敵なのか味方なのか、てんで見当がつかないのだから―――。

なお、心に鋼のように強い芯が一本通っている魔術師や、高い対魔力スキルを持つ英霊、
もしくは彼よりも大きい魔力を持っているサーヴァントならば彼の術中にはとらわれない。
また、心眼や千里眼等をもつ英霊ならば彼の”友達”が何処にいるかをおおよその見当をつけることができる。


【Weapon】
『友達』
彼が宝具によって得た、たくさんの”友達”が彼の武器。
”友達”は”友達”を呼び、次々に増えていき、国家の中枢から一般人まで幅広く根を張る。
敵に気付かれずに敵の隣に座り、そして何が起きたのかを把握するまでも無く敵を始末できる。
万が一に手段がばれても、次は相手に『誰が敵なのか』という強い疑心暗鬼を植え付けられる。
本当に恐ろしいのは、輝ける星の聖剣でも、天地を割る開闢の星でもない。群集なのだ。


【解説】
19世紀末~20世紀初頭のロシアの宗教家。
皇太子の血友病を治療した事により皇帝夫妻からの絶大な信任を得る。
それにより政治に関与し、帝政ロシアのロマノフ王朝の宮廷に君臨した『怪僧』。 
ラスプーチンという名前の意味は、直接的には「三叉路に住む者」、また「放蕩者」という意味ももつ。

シベリアの貧しい農家に生まれたが、突然「巡礼の旅に出る」と言い出し姿を消した。
そして十数年に及ぶ旅の末に、彼は相手を圧倒させる眼力と自信に満ちた説教、すなわち”カリスマ”の力を手に入れた。

そのカリスマにより、彼に心服する信者も増える。その噂を嗅ぎつけた当時のロシア皇帝夫妻は、病弱だった皇太子の祈祷を依頼。
ラスプーチンが祈祷すると、たちまち皇太子の病状が治り皇帝夫婦から絶大な信頼を得る。
それ以来皇帝は、ラスプーチンを『我らが友』と呼び、黒装束姿の彼をそばに置き何事にも彼の占いや予言に頼るようになった。

権力が高まるにつれラスプーチンの悪評も高まっていき、業を煮やした一部貴族のグループが、ついに彼の暗殺を企てる。
しかし、彼は致死量をはるかに超えた青酸カリ、背後からの四発の銃弾を喰らうも何食わぬ顔で生存、、
更に逃走しようとするラスプーチンの頭を仲間が燭台で砕き、気絶した彼をネヴァ川の氷に穴を開けて放り込んだが、
3日後に氷の下から死体が引き上げられた時、彼の両肺は水で一杯だった。
これは川に放り込まれてからも、長い時間生きていた証拠である。

死の間際に、「貴族に私が殺されれば皇帝の地位も3か月で終わるだろう」と予知していたとおり、その後ロシア革命が発生。
ラスプーチンの葬儀後から3ヵ月後、実際に皇帝一家は惨殺されてしまった。


【人物・性格】
他陣営のマスターにサーヴァント、監督役、一般人、果ては自身を召喚したマスターすら
自分の計画の為の駒程度にしか思っていない腐れ外道。
武力による戦争では無く、あえて非力なる一般人たちを使い姑息なる戦争を仕掛ける、魔術師とも異なる存在。
それも、英霊ならば無辜なる民に手は出せまいという計算の内である。

願いはなんとまぁ子供のような大言壮語だが、『世界征服』。
しかも聖杯を使わずに、自身の宝具だけで行おうとしている。…まぁ、彼の宝具ならば可能だろうが。
無血のまま、口先だけで世界を征服しようとしている、

召喚した瞬間にマスターを篭絡し、自身の駒とする。
そしてそのまま、マスターのバックボーン組織を自身の物として征服。
更にそこから多数の一般市民へと自身のカリスマ性・素晴らしさを浸透させていき、
召喚からたったの数日で、聖堂教会や他の魔術機関、マスターやサーヴァントにばれずに
聖杯戦争の舞台となる町の一般人、警察組織、重要機関の心理を掌握した。

そして彼は言う。この街を埋め尽くさんばかりの”友達”に言う。
「この街に、ボクを殺そうとするわるいやつがやってくる」
「とてもこわい 怖くて夜も眠れない」
「だから」

「そいつらを殺してくれ」




イメージカラー:ドス黒い黒
特技:洗脳、篭絡、人間チェス(すなわち暗躍)
好きなもの: 簡単に篭絡される馬鹿
嫌いなもの: 信念の有る奴
天敵: まさに”正義の味方”っていうような奴
願い: 世界征服
【一人称】ボク 【二人称】キミ、アナタ 【三人称】あの(この)ひと、アイツ
【因縁キャラ】

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最終更新:2016年10月14日 22:36