朝霧文緒

【氏名】朝霧 文緒
【性別】女 【年齢】27歳 【出身】日本
【身長】167cm 【体重】53kg
【肌色】乳白色 【髪色】黒 【瞳色】淡褐色
【属性】 中立/善
【好きなもの】アイスクリーム アルコール 退勤準備の予鈴 落語
【苦手なもの】 ホラー映画 規則正しい私生活 性悪説 
【イメージカラー】露草色
【令呪】脇腹 逆さに伏せた扇
【魔術属性】土
【魔術傾向】強化魔術
【魔術回路】質:C 量:C 
【起源】『真率』
【サーヴァント・クラス】
【真名】  



■人物

傍目では何を考えているか分からない様な、茫洋とした表情を浮かべたスーツの似合うクール系公務員。
切れ長の目にショートに纏めた髪、黒いスーツを着こなしてしゃんと背を伸ばした姿は一見して真面目な印象を与え、実際真面目である。
現在某市の生活課に勤務している公務員。美人で、てきぱきと仕事をこなしはするが、取り立てて変わった所の無い平凡な女性と言うのが表向きの姿。
裏の顔は月二万円の技能給を追加支給される事で国に仕える国家魔術師である。市民からの通報で神話生物――と言う誤認が殆どの、逃げ出したペットや野生生物等と戦う日々を送る。
特技は合気と動物知識。牛打ち坊?ああ、あれ、病気で毛の抜けた狸ですね。ちょっと行って来ます。

【一人称】私 【二人称】あなた 【三人称】~さん


○性格

仕事とオフで性格が切り替わるタイプ。切り替えのスイッチは自宅のドアを出るか、入るかした時。
家の外では人当たりが穏やかで、万事慌てず、社会的な良識から足を踏み外さない常識人である一方、帰宅後の私生活は割とルーズ。
ゴミ袋の中には大量のアルコール缶と、惣菜のパック。ゴミ山と言う程でないにせよ、何となく散らかった室内によれっとした部屋着。
そして休日の一日を電池が切れた様に目的も無くごろごろと浪費できる価値観が備わり、割と駄目な人に見える。
また、滅多に変わらない表情と落ち着いた言動から、冷静な人物に見られがちだが、単に顔に出ないだけでちゃんと感情は有る。
その為、場合によっては普段の表情とテンションのまま、内心に則した突飛な行動を取る事も。

○動機・サーヴァントへの態度
国からの内示を受け、大規模な災害を齎す可能性の有る聖杯を破壊する事を目的として参戦。

サーヴァントに対しては、目的を果たす為の協力者、もしくは同僚として円滑な協力関係を構築出来る様に接する。
サーヴァントにはサーヴァント自身の思惑が有り、願いが有る事は理解しているが
それが危険な物であれば、主として御す様に努力すればいいと考えており
サーヴァントを警戒しすぎる事で、却って聖杯戦争に支障を来す方が問題であると言うスタンス。
その為、自身の目的、考え、方針等を率直にサーヴァントに伝え
サーヴァントから出される反対意見にも素直に耳を傾ける等、柔軟な姿勢を示す。

○役どころ
聖杯解体派。良識枠兼損な役割の代行者。
聖杯については、万能性故に捧げられた願いの内容次第で、この上無く危険な物に成り得る物だと考えており
自身に捧げる願いが無い事もあって基本的に与えられた任務に忠実。聖杯を確保し、破壊しようとする。
反英霊、あるいは危険人物とは相性が悪く、敵対し戦闘する事も辞さない一方で
積極的に命を奪い合う事には抵抗が有り、折衝の余地が有る場合には、可能な限り努力する。
戦う覚悟は出来ているものの、初めから全てを排除すると決意出来る程割り切れても居ない。甘さと未熟さが残ったキャラ。

○台詞
「聖杯戦争ですか。演習と同じ様に――とは行かないでしょうね」
「『地名』まで飛行機で○時間。もちろんエコノミークラスですよ『クラス名』。ええ、血税ですから。覚悟しておいて下さい」
「冗談でしょう。かつて無い位慌てています。後から自分の行動を思い返せるか怪しい物です」
「世の中には。例え友達でも、先生でも、社長でも、王様でも、神様でも――
 それだけは、絶対に言っちゃいけないと言う事は有るし、絶対にしちゃいけないと言う事だって、有るんですよ?」
「怒りました」

○因縁キャラ



■来歴

ごく普通の児童養護施設で育ち、ごく普通の教養を身に着け、人の役に立とうと、公務員を志し
そして試験当日に要求された水準以上の成績と、魔術の素養を見出されて国に仕える身となった。
その後は通常の勤務に加えて魔術的な素養を積む日々を送っている。
このまま定年まで平凡に過ごすのではないか――気の抜けた顔をした毛の無い狸の保護活動など、他愛の無い日々を送りながら、半ばそう確信していたが
ある日海外への出向命令が与えられ、朝霧文緒の運命は急転する事に。
同盟国内で聖杯戦争の兆候有り――折しも某国は大統領選の真っ最中。本命のラリー候補は優勢に戦いを進めていたが、それでも見通しは混沌としており
某国の魔術師達も両陣営に分かれて選挙戦の支援活動に忙殺されていた。聖杯戦争の阻止に人手は必要だが、人手が無い。
そこで極東の同盟国に魔術師の派遣要請が出される事に。聖杯戦争の参加者として参戦し、聖杯を解体せよ。
その日、彼女は運命に出会う。

機関内での能力査定はC。能力的にはB以上の物が認められるも、疑うか信じるかと言う瀬戸際で積極的に不確かな物を信じようとする姿勢等がマイナス査定。


■国家魔術師

かつて戦時下で甲型英霊拘束具等の開発を成功させた帝国陸軍第四魔導機関を始めとする
日本国家主導の魔導機関は、戦後GHQによる解体と終戦に伴う情報抹消によって跡形も無く姿を消した。
結果として日本は魔術的に極めて脆弱な国になったと言える。戦後の経済的な復興と国際的な地位の上昇に伴い
再び各国と渡り合える様な国家的な魔術機関の再建が図られたが、かつての様にお国の為と言う名目で
強制的に魔術技能や素養を持った人間を徴収できた時代はとうに過ぎ、自由主義と人権の時代になった現代においては
神秘の秘匿を是とする各家系の非協力的な姿勢と抵抗に遭って、再建の試みは遅々として進まなかった。
こうした中、国では名家と呼ばれる名門ではなく、その傍流や在野の人材発掘に力を入れる。
家系的な期待が薄い人間や、既に潰えた家系の子、名門に有って期待した能力を持たずに生まれた者等への様々な登用を進めている。


■魔術・礼装

専ら自身の身体機能に対する強化魔術を用いる。
純粋な身体能力の向上、知覚の向上、一時的な集中力の著しい増大など。
魔術の行使に関して修養し始めたばかりと言う事も有り、身体的な負担を掛けずに自身の能力を向上させるのは
一箇所に付き十分程度の持続に留まる。強化箇所を増やす毎にこの時間は短くなっていく。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2016年10月17日 16:18