【元ネタ】童話『シンデレラ』
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】シンデレラ・ストーリー
【性別】女性
【身長・体重】不定・不定
【容姿】
「お伽噺の魔女」の普遍的なイメージである老婆の姿を採る事が多いが、
マスターによっては妖艶な美女や幼い少女の姿を採る場合もある。
【属性】マスターによって変化
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:A 幸運:A 宝具:
【クラス別
スキル】
陣地作成:B
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”の形成が可能。
道具作成:A+
魔力を帯びた器具を作成できる。
「お伽噺の魔女」として様々な薬品や礼装の作成が可能。
のみならず、マスターの理想に沿うのなら固有結界を介して宝具の類いすら作成できる。
【保有スキル】
魔術(偽):EX
「お伽噺の魔女」の普遍的なイメージに基づく多彩な魔術。
その結果はウィッチクラフトや黒魔術、ドルイドの自然魔術に酷似するが、そこに至る過程はまるで異なる。
魔術と言うよりも(一般人のイメージする)魔法と言った方が近い。
変化:A
マスターのイメージに合わせて「老婆」「妖艶な美女」「幼い少女」という三つの姿のどれかに変化する。
魔女の原型の一つであるギリシャ神話の女神ヘカテーが持つ三相女神という属性を反映したものでもある。
狂言回し:B
魔女の助言。
物語を「めでたしめでたし(ハッピーエンド)」へと進行する為の舞台装置。
この助言に従って行動する対象は、その間、全ての判定にプラス補正を得る。
【宝具】
『貴女だけのための物語(シンデレラ・ストーリー)』
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
固有結界の一種。
マスターの心象風景を読み取り、マスターを「自身が理想とする本当の自分」の姿に変身させる。
対象を変身させる、という点では某童話作家が持つ『貴方のための物語』と類似しているが、
あちらが執筆者の主観による観察・解釈を経て描写される「究極の姿」であるのに対し、
こちらはどれだけ荒唐無稽・都合の良い願いであろうと反映される「理想の姿」である。
他者愛によって書かれるものと自己愛によって書かれるものの違いとも言える。
限定的な願望器めいた宝具ではあるが、無論、万能ではない。
「理想の姿」が聖杯戦争に有用であるとは限らない点、その姿が定着するまでに数回の変身を必要とする点。
そして何よりこの宝具は、本人が気付いていない無意識下の願望や隠しておきたい本性までも反映してしまう。
これは極端な例だが、マスターが「本人も気付いていないが調教願望を抱えたマゾヒスト」だったりした場合、
この宝具はそれはもう覿面に酷い効果を発揮するだろう。
まあ、本人にとってはそれも幸せな結末かも知れないが。
【Weapon】
『無銘・杖』
『無銘・箒』
【解説】
シンデレラ・ストーリーは童話『シンデレラ』を原型とする物語の類型である。
虐められていた惨めな灰被りから魔女の助力を経て玉の輿に乗るという『シンデレラ』のストーリーは、
多くの女性たちが持つ変身願望を受け止め、「女性たちの英雄」としてサーヴァント化した。
シンデレラ・ストーリーは召喚したマスターの固有結界そのもの。
誰もが思い描く「変身願望を叶えてくれるお伽噺の魔女」というイメージの具現化なのである。
「子供たちの英雄」であるナーサリー・ライムとはその成立過程において同種の存在と言える。
マスターに対しては導き手として接する。
マスターが抱いている願望がどのようなものであれ基本的には「当人が満足なら、いいことだ」の精神。
なお、発生源そのものは女性の変身願望だが、別に女性にしか召喚されないというわけではないらしい。
最終更新:2016年10月27日 14:56