【元ネタ】 史実
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】 グリエルモ・マルコーニ
【性別】 男
【身長・体重】168cm・71kg
【肌色】少し濃い 【髪色】白 【瞳色】 不明(見えない)
【外見・容姿】頭に3本、双肩に1本ずつ、背中に6本、合わせて11本のアンテナを生やし
背中には登山リュック程の大きさの、絶えず不気味な音を発する送受信機を背負い
常に顔にはヘッドマウントゴーグルを付けている黒スーツの男。
【地域】イタリア
【年代】19世紀初頭
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:E 魔力:D 幸運:C 宝具:C
【クラス別
スキル】
陣地作成:D++
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
彼の場合陣地としては能力が極めて低く、陣地であってもほぼプラス補正はかからない。
しかし、彼はこの世界の電波の存在する場所、すなわち世界中全てを自身の陣地とすることが出来る為、
通信が全てと化している現代では、とてつもなく広大な範囲を自分の陣地とすることが可能。
道具作成:B
魔力を帯びた道具を作成出来る。
彼の場合、彼の発明した無線電信を基に作られた技術・機械ならば、未来の物であっても作成可能。
携帯電話などを複数同時に作成し、それらすべてに自身の声を届けるなどの離れ業も出来る。
【保有スキル】
千里眼(偽):B
視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。
彼の場合この世界中に存在する全ての事象の把握・捕捉が可能。
しかしそれは彼自身の力ではなく、彼の宝具と発明によるものなので(偽)となっている。
また、本来の千里眼と異なり未来などは当然ながら見ることが出来ない。
気配探知:A
強力な気配感知能力。 世界中に張り巡らされし電波を通じて超遠距離の気配を察知することが可能。
近距離ならば同ランクまでの気配遮断を無効化することができる。
ガルバニズム:A+
生体電流と魔力の自在な転換、および蓄積。
魔力による実体のない攻撃を瞬時に電気へと変換し、周囲に放電することで無力化する。
また、蓄電の量によって肉体が強化され、ダメージの修復の速度も上がる。
彼の場合、電気に加えて周囲に存在する電波も魔力へ変換し、肉体への蓄積が可能。
この無線電信溢るる現代において、もはやこのスキルを止める方法は存在しない。
【宝具】
『世界に拡がれ我が視覚(ケーブル・アンド・ワイヤレス・イン・ワールドワイド)』
ランク:A 種別:対人 レンジ:1~1000000 最大捕捉:1000万人
彼が作り出した『無線電信』そのものが宝具へと昇華したもの。
電波や電磁波等が存在する全ての場所の状況・状態をこと細かく把握することができる。
現代においては電波の存在しない場所なぞほぼ皆無となってしまっているため全てを見て、そして知ることが可能。宇宙にまで眼が届く。
更に、近距離であれば相手の鼓動の速さや筋肉の収縮等すらも把握することが出来、多少の感情や行動を読むことも出来る。
その反面、通常の人間なら処理しきれない膨大な情報が絶えず流れ込んでくるが、背中のコンピューターにそれを貯め込み
そしてゴーグルを使い必要な情報だけを瞬時に脳内に取り込むようプログラミングされている。
このコンピューターは座で自らが霊基をちょいといじって作ったもの。聖杯特許出願中。
この宝具の弱点は、彼の召喚される時代によってランク、レンジ、補足数は大きく変わる事だが、この現代において彼に死角はない。
何故ならこの大通信時代を築いたのは他でもない。彼自身なのだから。
【Weapon】
『無し』
「なァ↑ぜ科学者たるこの私が戦わねばならぬのだァ↑!? ソぉ↑言った野蛮な事柄は諸君らだけで片付けたまぁえぇ!!
私はこの素ン晴らスィー↑我が発明の力をこの身体でコ・コ・ロ・ユ・クまで感じるだけでこの戦いを終えたいのだァ!!」
【解説】
現代の生活に欠かせない存在となっている”無線電信”の開発で知られている、イタリアのボローニャ生まれの発明家。
若いころから科学、特に電気に興味を持っていた彼は、当時発見された「ヘルツ波」や「エーテル波」、
いわゆる「電磁波」と呼ばれる存在に引き込まれ、ボローニャ大学の物理学者にして彼の隣人、アウグスト・リーギの下で日夜勉学に励んだ。
そして成長した彼は自宅の屋根裏で装置を自前で作り、実験を開始した。
彼は電磁波にメッセージや情報を載せ、電線を使わずに遠くへと伝える手段を考え、実用化が出来るよう実験を繰り返した。
そう言った発想は以前にもあったが、どれも失敗に終わっていた。彼はかつてあった多数の試行錯誤を手本とし、改良し、また組み合わせ、
そして幾度の失敗の後についに、彼は丘を越えた1.5km先に信号を無線で送ることに成功した。
人類の新たなる伝達法、無線電信の誕生の瞬間だった。
そしてその後にも公開実験を繰り返し、次々と距離を伸ばし続け、最後には太平洋を超えるまでに至った。
途中特許紛争など有りながらも、彼はマルコーニ無線電信会社の立ち上げや、ジョン・ペンダーと事業合併してケーブル・アンド・ワイヤレスを
完成させるなど躍進を続け、そして1909年には無線通信の発展に貢献したとしてブラウンとともにノーベル物理学賞を受賞。
晩年はイタリア陸軍の中尉に海軍の司令官への就任、侯爵に叙爵されるなど輝かしい物であった。
1937年、ローマにて心筋梗塞により死去。
聖杯戦争においてはキャスタークラスで顕現。
その功績より産まれた、この地上の全てを知り、そして見通す宝具により究極の情報アドバンテージを持つ。
しかしその反面、戦闘能力は一切無く、下手すれば通常のマスターの方が強い。
そのため戦闘になれば瞬時に死ぬこと間違いなしな為、あまり宝具も役に立たない。
しかし他サーヴァントと手を組む、もしくはサーヴァントとやり合えるマスターに召喚されるなどすれば…
それこそ、恐怖この上ないだろう。
【人物・性格】
ゴーグルで眼を覆い、身体中からいくつもアンテナが伸びているという、いかにもな不審者スタイル。
であるにもかかわらず、考えていることは至極真っ当かつ常識的。
ただ自分の発明たる無線電信がここまで躍進している現代社会に興奮を隠しきれず、超ハイテンションなサイエンティストとなっている。
そのため初対面の人間から大体「危険な奴」というレッテルを貼られてしまう。
また戦闘能力が無いため、他サーヴァントと戦闘になったら一瞬で敗北が決定する為、極度の出不精となっている。
願いは『世界中…いや、宇宙中に我が電波を張り巡らす事』。
宇宙望遠鏡やボイジャーなどが次々飛び立っているので、彼が願わずともそうなる日は近いかも知れない。
イメージカラー:白 に真っ黒な線がいくつも張り巡らされた色
特技:通信、盗み聞き、諜報
好きなもの: ラジオ、電話、テレビ、インターネット
嫌いなもの: 手紙、会談、面と向かって話す事
天敵:雷(通信が出来なくなる)
願い:宇宙中に電波送信アンテナを!
【一人称】私 【二人称】お前 【三人称】アイツ
【因縁キャラ】
ニコラ・テスラ
特許紛争にて言い争った相手の一人。
実際に対面して争ったわけでもないし喧嘩を本人が売ってきたわけではないのだが
好きになれない。
ただ、電気をこの地上に落としたという点では尊敬している。
フェルディナント・ブラウン
共にノーベル物理学賞を受賞した博士仲間。
ブラウン管やダイオードの発見など、彼も同じように通信を飛躍的に向上させた。
同じ通信の開拓者として、交流は少ないものの、親友のような、ライバルのような関係である。
アウグスト・リーギ
尊敬する教師。
彼が居なければ今の自分は存在しなかったとすら断言する程の人物。
+
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セリフ集 |
召喚:「私こそがマルコーニ、通信の創始者だ!
感じる…感じるぞ!そこらじゅうを飛び交う電波を全身に感じる!!」
レベルアップ:「イイゾ!感度良好だ!」
霊基再臨:「やはりアンテナが無くては締まらないなぁ…。え?こわい?」
その2:「はっはっはぁ!世界中にあらゆる事象が手に取るようにわぁかぁるぅ!!」
その3:「フン、しょうがない。そこまで言うなら…ほれ、これが私の素顔だ。」
最終:「イイゾ!イイゾイイゾ!!これが新世界の具現たる姿だ!!
電波最高!電磁波最高!!我が無線電信は世界一ィィィィイイイイ!!!」
開始:「いや 戦闘は勘弁してくれマスター…?」
その2:「せめて…出来れば後衛の方に置いてくれ…」
スキル:「見える…見えるぞ!」
その2:「私の前に隠し事なぞ出来んよぉ?」
選択:「おう」
その2:「良いだろう」
その3:「分かった」
攻撃:「でぇい!」
その2:「そら!」
その3:「喰らえ!」
EX:「効いてるか?効いていると言ってくれ!」
宝具選択:「世界のあまねくを見てやろう…!」
その2:「この眼に映るはぁ!世界全てなり!!」
宝具:「陸へ!空へ!海へ!!我が眼は全てに拡がり、そして世界を映す!!『世界に拡がれ我が視覚』」
小ダメージ:「いたっ!」
大ダメージ:「オイやめろ!き、機材が!!」
戦闘不能:「だからやめろって…言ったのに…」
その2:「機材の…修理…費…が…」
勝利:「か…勝てて良かった…」
その2:「貴様の力とこの私の眼があれば…どんな敵にも勝てるということか…」
会話:「実際にこの眼で見なくては通信が正しいか分からんな。見てきてくれマスター」
その2:「お前は良い奴だなぁ。こんな見た目の私にもちゃあんと接してくれるんだから。」
その3:「サーヴァントというのは変わった見た目をしているが…まぁ…その、差別は…するなよ」
その4:「ニコラ・テスラ…!いや、凄い奴ではあるんだが…ちょっと生前に…な」
好きなこと:「この現代だ!こんなにも電波に溢れている!無線電信を作った甲斐があったものだよ!」
嫌いなこと:「直接出向いたり、対面して話すことは…まぁ、少し苦手だ」
聖杯について:「この電波をやがて、どこにでも…宇宙にすら届けられるように願う。そう決めている。」
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最終更新:2016年10月20日 13:18