何の変哲もない週末。
こなたが私に用があって泊まりに来るという。
別に用事もなかったので、家族に伝えてみると、
つかさはみゆきの所、姉達も遊びに行くというので、
チャンスとばかりにOKを出した。
それが、私にとって、嬉しい誤算の始まりだった――
こなたが私に用があって泊まりに来るという。
別に用事もなかったので、家族に伝えてみると、
つかさはみゆきの所、姉達も遊びに行くというので、
チャンスとばかりにOKを出した。
それが、私にとって、嬉しい誤算の始まりだった――
――家に来るなり、こなたが私にくれたのは、突然の告白、そして困惑。
嫌だったわけじゃないし、寧ろ嬉しい。でも、応答<こた>えることはできなかった。
私はただ、こなたの次の言葉を待っていた。
嫌だったわけじゃないし、寧ろ嬉しい。でも、応答<こた>えることはできなかった。
私はただ、こなたの次の言葉を待っていた。
どれくらいの時間が経ったのか、分からない。
数秒だったのか、既に数分過ぎているのか。
時間が止まっているかのような静寂を、こなたの言葉だけが、動かしているように思えた。
数秒だったのか、既に数分過ぎているのか。
時間が止まっているかのような静寂を、こなたの言葉だけが、動かしているように思えた。
「特別なのは、かがみだけなんだよ」
心なしか、こなたの小さな身体は震えていた。
――恥ずかしくてすぐには気がつかなかったけれど、
こなたがこんなに感情的に話すのなんて、趣味の話する時でさえなかったっけ……。
――恥ずかしくてすぐには気がつかなかったけれど、
こなたがこんなに感情的に話すのなんて、趣味の話する時でさえなかったっけ……。
「かがみ以外の相手なんて、考えられないよ……」
私が恥ずかしくて、言葉にできなかった気持ちを、こなたは一生懸命伝えようとしてくれているんだ。
そう思うと愛しくて、思わず抱きしめたくなる。
そう思うと愛しくて、思わず抱きしめたくなる。
「ありがとう、こなた……嬉しいよ」
どちらからともなくキスをする。女同士だからって、もう迷いはなかった。
ベットを共にした夜は、これまでで一番幸せなものになった。
どちらからともなくキスをする。女同士だからって、もう迷いはなかった。
ベットを共にした夜は、これまでで一番幸せなものになった。
そして、私がこなたの気持ちを受け入れた翌朝。
普段おどけていたのも、本心を伝えるのに怯えていたからと聞いてホッとした。
私も、こなたの事が好きだったから。
普段おどけていたのも、本心を伝えるのに怯えていたからと聞いてホッとした。
私も、こなたの事が好きだったから。
「かがみ、結婚するならどこが良い?カナダ?オランダ?」
今はもう、いつもの調子に戻っているけど、もう怖くない。
2人きりのとき位、思いっきり甘えよう。
2人きりのとき位、思いっきり甘えよう。
「こなたの好きなようにすれば良いじゃない」
私も、いつものように返す。でも、お互いに分かっているから。
私も、いつものように返す。でも、お互いに分かっているから。
「わかってないなぁ、二人で決めるから楽しいんだよ」
普通の恋愛をしている人、同性しか好きになれない人、どちらも好きになれる人。
愛の形は人それぞれなんだし、好きな人が偶々同性だったというのも、一つの愛の形だよね。
愛の形は人それぞれなんだし、好きな人が偶々同性だったというのも、一つの愛の形だよね。
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- 幸せになってね!! -- 名無しさん (2010-05-27 17:05:45)