ところで、白石を色仕掛けで落とそうとしていたはずのこなただが、いつの間にかみなみの腕に抱き
かかえられていた。人間の我慢には限界があるとかで、とうとうそこに達してしまったらしい「発動中の」
みなみが、こなたを突然お姫様だっこで連れ去ったのだ。決して白石を助けようとしての行動ではない。
「泉先輩のはじめては、私が…」
数十メートル離れたところで、みなみは立ち止まり、自分の腕に抱かれているこなたの顔を見た。
かかえられていた。人間の我慢には限界があるとかで、とうとうそこに達してしまったらしい「発動中の」
みなみが、こなたを突然お姫様だっこで連れ去ったのだ。決して白石を助けようとしての行動ではない。
「泉先輩のはじめては、私が…」
数十メートル離れたところで、みなみは立ち止まり、自分の腕に抱かれているこなたの顔を見た。
しかし、こなたの顔を見た瞬間、みなみは思わずこなたを放り投げてしまった。
(先輩…人間の顔じゃない…!)
別にこなたは、にらめっこ仕様の変顔をしているわけではない。そのときのこなたは、ついさっきまで
の可愛らしい顔ではなく、人間のものとは思えないほど不気味な目や顔をしていたのだ。
別にこなたは、にらめっこ仕様の変顔をしているわけではない。そのときのこなたは、ついさっきまで
の可愛らしい顔ではなく、人間のものとは思えないほど不気味な目や顔をしていたのだ。
放り投げられたこなたはすぐみなみの方を向き直り、突然狂ったように笑い出し、ゆっくりとみなみに
近づいていった。それに身の危険を感じたみなみは、少しずつ後ずさりする。
その状態がしばらく続いた後、こなたが突然みなみに急接近。その手には、どこから取り出したのか
鉈が握られており、こなたはその鉈をみなみに向かって振り下ろした。
みなみは間一髪でそれをよけた。
近づいていった。それに身の危険を感じたみなみは、少しずつ後ずさりする。
その状態がしばらく続いた後、こなたが突然みなみに急接近。その手には、どこから取り出したのか
鉈が握られており、こなたはその鉈をみなみに向かって振り下ろした。
みなみは間一髪でそれをよけた。
「避けられるなんて、嘘だッ!!!」
いまだ高レベル狂乱モードのこなたは、その後何度もみなみを狙って、鉈を振り回し続けた。みなみは
それを避けるが、避けるだけではどうしようもない。そこで、こなたの動きを止めようと、一瞬の隙を
ついて『イーグルボール』をこなたにお見舞いした。
イーグルボールが命中したこなたは1mほど後ろに飛ばされたところで攻撃を止め、そこでこなたの
瞳は元に戻った。
いまだ高レベル狂乱モードのこなたは、その後何度もみなみを狙って、鉈を振り回し続けた。みなみは
それを避けるが、避けるだけではどうしようもない。そこで、こなたの動きを止めようと、一瞬の隙を
ついて『イーグルボール』をこなたにお見舞いした。
イーグルボールが命中したこなたは1mほど後ろに飛ばされたところで攻撃を止め、そこでこなたの
瞳は元に戻った。
(泉先輩、手強い…)
狂乱モードではなくなったとはいえ、こなたはまだファイティング・ポーズで構えている。
一方みなみは、迂闊に前に出ず、少し後ろに下がろうとしていた。強い相手だからこそ、落ち着いて
行動できている時が危険、と考えたのだ。
しかし、本人はまだ自覚していないが、「正常」にもどったのはこなただけではない。
そう。みなみ自身もまた、再び自分の意思で「正常」に動けるようになっているのだ。こなたに事実上
操られていたさっきまでに比べると、状況ははるかによくなった、と言える。
狂乱モードではなくなったとはいえ、こなたはまだファイティング・ポーズで構えている。
一方みなみは、迂闊に前に出ず、少し後ろに下がろうとしていた。強い相手だからこそ、落ち着いて
行動できている時が危険、と考えたのだ。
しかし、本人はまだ自覚していないが、「正常」にもどったのはこなただけではない。
そう。みなみ自身もまた、再び自分の意思で「正常」に動けるようになっているのだ。こなたに事実上
操られていたさっきまでに比べると、状況ははるかによくなった、と言える。
そして、「操られていた」のはみなみだけではない。
「―――はっ!? ブラウン、大丈夫!?」
「うー……、もっと早く助けてくれよぉ」
こなたの格闘系攻撃を受けて倒れたみさおを結局治療せず放置し、そうじろうとの「危ない交渉」の
途中でそうじろうがその場を離れたため、仕方なくぼーっとしていたみきだったが、ようやく正常な判断
ができるようになったことで、みさおの治療を始めた。
そしてこの瞬間、交渉が自然消滅したことで、かがみとつかさが、そうじろうから護られる(性的な
意味で)こととなった、ということも付け加えておこう。
「―――はっ!? ブラウン、大丈夫!?」
「うー……、もっと早く助けてくれよぉ」
こなたの格闘系攻撃を受けて倒れたみさおを結局治療せず放置し、そうじろうとの「危ない交渉」の
途中でそうじろうがその場を離れたため、仕方なくぼーっとしていたみきだったが、ようやく正常な判断
ができるようになったことで、みさおの治療を始めた。
そしてこの瞬間、交渉が自然消滅したことで、かがみとつかさが、そうじろうから護られる(性的な
意味で)こととなった、ということも付け加えておこう。
「これは……血!? ……いったい、何があったのでしょうか」
『例のあの技』によって大量の鼻血を流して倒れていたみゆきは、ようやく意識と自我を取り戻した。
しかし倒れたときに頭を打ったからか、はたまた血を出しすぎたからか、まだ頭がくらくらしていたため、
みゆきが再び立ち上がれるようになるまでには、もう少し時間が必要に思われた。
と、そこに、みさおの治療を終えたみきがやってきて、鼻血で汚れたみゆきの顔に一瞬驚いたものの、
すぐに手当てを始めた。
『例のあの技』によって大量の鼻血を流して倒れていたみゆきは、ようやく意識と自我を取り戻した。
しかし倒れたときに頭を打ったからか、はたまた血を出しすぎたからか、まだ頭がくらくらしていたため、
みゆきが再び立ち上がれるようになるまでには、もう少し時間が必要に思われた。
と、そこに、みさおの治療を終えたみきがやってきて、鼻血で汚れたみゆきの顔に一瞬驚いたものの、
すぐに手当てを始めた。
「ピンク、大丈夫?痛くない?」
「はい、ありがとうございます。―――それより、さっきホワイトの悲鳴が聞こえた気がするのですが」
二人が周囲を見わたすと、確かに白石が倒れているのが見えた。ゆいとそうじろうによるスーパーフル
ボッコを喰らったことによるものだ。とりあえずみゆきが助けに行くことに。
「はい、ありがとうございます。―――それより、さっきホワイトの悲鳴が聞こえた気がするのですが」
二人が周囲を見わたすと、確かに白石が倒れているのが見えた。ゆいとそうじろうによるスーパーフル
ボッコを喰らったことによるものだ。とりあえずみゆきが助けに行くことに。
「さあさ、どうしたのみなみちゃん。じっとしていても話は進まないよー?」
(…今は、動けない。…圧倒的に不利。…一対一では、先輩には勝てないから…)
そのとき、二人の耳に白石の悲鳴が届いた。この悲鳴とは、上の段落でみゆきの言っていた悲鳴のこと。
時間列的には、上の段階よりもこちらのほうが先に起こったことなのだ。
「ほう、ついにセバスチャン終了のお知らせか。ということは、そっちの戦力がみさきちに続いてまた
一人減っちゃったね~。どうする~?」
「あたしがどうかしたのかー?ちびっこー」
みきの治療で復活したみさお、参上。こなたはそれに驚き思わず「シェー」のポーズをとる。
「あ、あるぇ~?みみみさきちいつの間に……?気配がなかたよ」
「ちょ、あたしそんなに空気かよ!なにげにひでーぞちびっこぉ!」
みさおがこなたと空気だなんだと言い争っている最中であるが、みなみは、みさおが時折みなみの方を
ちらちら見ていることに気付き、そして、その意味を理解した。
みなみはこなたに見つからないようゆっくり、しかし急いでこなたに近づく。その手には、『イーグル
ボール』が構えられている。そう、みさおがこなたの注意を引き付けているうちに、至近距離から狙う
というのだ。
そしてみなみ、声も出さずイーグルボールをこなたに向かって投げつけた。
しかし、その瞬間。こなたはみなみの方を向き、自分に向かって飛んできていたボールをキャッチ。
「うそっ…」
「ふっふっふ、あんなので私が騙されるとでも?孔明でも2、3人雇ったほうがあてゃーーッ!?」
台詞の途中で突然、文字にしにくい悲鳴を上げてこなたが倒れた。
「ふー、なんとかうまくいったな」
みなみの方を向いて話していたこなたに、後ろからみさおがタックルを仕掛けたのだ。2度も同じ手で
来るとは考えていなかったこなたは完全に油断してしまっていたため、こうかはばつぐんだ。
(…今は、動けない。…圧倒的に不利。…一対一では、先輩には勝てないから…)
そのとき、二人の耳に白石の悲鳴が届いた。この悲鳴とは、上の段落でみゆきの言っていた悲鳴のこと。
時間列的には、上の段階よりもこちらのほうが先に起こったことなのだ。
「ほう、ついにセバスチャン終了のお知らせか。ということは、そっちの戦力がみさきちに続いてまた
一人減っちゃったね~。どうする~?」
「あたしがどうかしたのかー?ちびっこー」
みきの治療で復活したみさお、参上。こなたはそれに驚き思わず「シェー」のポーズをとる。
「あ、あるぇ~?みみみさきちいつの間に……?気配がなかたよ」
「ちょ、あたしそんなに空気かよ!なにげにひでーぞちびっこぉ!」
みさおがこなたと空気だなんだと言い争っている最中であるが、みなみは、みさおが時折みなみの方を
ちらちら見ていることに気付き、そして、その意味を理解した。
みなみはこなたに見つからないようゆっくり、しかし急いでこなたに近づく。その手には、『イーグル
ボール』が構えられている。そう、みさおがこなたの注意を引き付けているうちに、至近距離から狙う
というのだ。
そしてみなみ、声も出さずイーグルボールをこなたに向かって投げつけた。
しかし、その瞬間。こなたはみなみの方を向き、自分に向かって飛んできていたボールをキャッチ。
「うそっ…」
「ふっふっふ、あんなので私が騙されるとでも?孔明でも2、3人雇ったほうがあてゃーーッ!?」
台詞の途中で突然、文字にしにくい悲鳴を上げてこなたが倒れた。
「ふー、なんとかうまくいったな」
みなみの方を向いて話していたこなたに、後ろからみさおがタックルを仕掛けたのだ。2度も同じ手で
来るとは考えていなかったこなたは完全に油断してしまっていたため、こうかはばつぐんだ。
ここで、白石と、その治療に当たっていたみゆき、その間に周囲のモブ敵を少しでも減らそうとして
いたみきがやってきて、みーみー戦隊は久しぶりに5人全員が揃った。ここで5人は一旦、作戦タイムに
入る。(ただし白石は、4人の側で作戦を聞くものの、万が一に備え4人とは別の方向―――こなた達の
ほうを向いて戦闘待機状態でいることを命じられた)
「なんでこういう役ばっかり俺に回ってくるんっすか!」
「だってあんた男だろー?それに、見せ場ができてよかったじゃんか」
白石の怒りが溜まってきたのに気付き、みゆきは強引に話を始めた。
いたみきがやってきて、みーみー戦隊は久しぶりに5人全員が揃った。ここで5人は一旦、作戦タイムに
入る。(ただし白石は、4人の側で作戦を聞くものの、万が一に備え4人とは別の方向―――こなた達の
ほうを向いて戦闘待機状態でいることを命じられた)
「なんでこういう役ばっかり俺に回ってくるんっすか!」
「だってあんた男だろー?それに、見せ場ができてよかったじゃんか」
白石の怒りが溜まってきたのに気付き、みゆきは強引に話を始めた。
みゆきの調べで新たにわかった、敵のデータはこんなところ。
- こなた&そうじろう:ここアキバにおいては、戦闘不能に陥らない限り自動的に少しずつ体力が回復。
- そうじろう:「よほどのこと(ただしその条件は不明)」がない限り、自分からは攻撃してこない。また、
女性(特に、若い)に対してはひたすら甘い。
- ゆい : さっき(白石フルボッコ時)は使わなかったが、実は拳銃を装備(警官だし)。
- モブ(立木)軍団:これまでに数人は倒したはずだが、なぜか敵の残数が全く減っていない……!?
「えぇ、ちょ、ちょっと待てよぉ」
モブ軍団が全く減っていないという解析結果を受け、みさおが思わず声をあげた。
「それじゃーなにか?モブ敵が、倒したそばから増殖しているとか、そういうことか?」
「詳しくはわかりません。しかし、仮にそうだとしても、モブ敵以外が増えることはないでしょうから、
一斉攻撃で、泉さん達を先に倒しておいたほうがいいかもしれません」
「そうね。明確な目標のない今のままではきりがないわ」
ここで、「敵を倒すべき順番」について、みゆきが以下の案を発表した。
『ゆい(敵の数を減らしたいし、拳銃を持っているので放置すると危険?)→ そうじろう(女性に甘い→
こなたを先に倒すと暴走する?)→ こなた → モブ(ボスのこなたを倒した後なので戦意喪失もある?)』
モブ軍団が全く減っていないという解析結果を受け、みさおが思わず声をあげた。
「それじゃーなにか?モブ敵が、倒したそばから増殖しているとか、そういうことか?」
「詳しくはわかりません。しかし、仮にそうだとしても、モブ敵以外が増えることはないでしょうから、
一斉攻撃で、泉さん達を先に倒しておいたほうがいいかもしれません」
「そうね。明確な目標のない今のままではきりがないわ」
ここで、「敵を倒すべき順番」について、みゆきが以下の案を発表した。
『ゆい(敵の数を減らしたいし、拳銃を持っているので放置すると危険?)→ そうじろう(女性に甘い→
こなたを先に倒すと暴走する?)→ こなた → モブ(ボスのこなたを倒した後なので戦意喪失もある?)』
特に反対意見は出なかったため、次にみゆきが、ここまでに考えていた細かい作戦を伝える。
そしていざ実行しようとしたところで、みきが4人を呼び止めた。
「みんな、ちょっとこれを見てほしいんだけど。……これ、どう思う?」
そう言ってみきが取り出したものは。
そしていざ実行しようとしたところで、みきが4人を呼び止めた。
「みんな、ちょっとこれを見てほしいんだけど。……これ、どう思う?」
そう言ってみきが取り出したものは。
「ものすごく…、ネギ…です」
「だな」
「でも、なんでネギなんか持ってるんですか?」
「それは私のほうが聞きたいわ」
みきによると、さっきモブ敵に攻撃するために御幣(神祭具の一つ。前回のかがみ戦でも使用)を取り
出したら、それは御幣ではなくなぜかネギだった、ということらしい。もちろん、ネギなんて持ってきた
覚えは、みき本人にもない。
「どうしてこうなったか原因はわからないんだけど、とにかくこれじゃ霊力発射攻撃も使えないし……」
「ほかに武器や攻撃手段はないのですか?」
「あるけど……、一斉攻撃のときに使うのはちょっと……」
しかし、何もしないわけにはいかない。とここで、みゆきが一つの妙案を出した。
「では、ネギをなにか物理攻撃に使えないものでしょうか」
「だな」
「でも、なんでネギなんか持ってるんですか?」
「それは私のほうが聞きたいわ」
みきによると、さっきモブ敵に攻撃するために御幣(神祭具の一つ。前回のかがみ戦でも使用)を取り
出したら、それは御幣ではなくなぜかネギだった、ということらしい。もちろん、ネギなんて持ってきた
覚えは、みき本人にもない。
「どうしてこうなったか原因はわからないんだけど、とにかくこれじゃ霊力発射攻撃も使えないし……」
「ほかに武器や攻撃手段はないのですか?」
「あるけど……、一斉攻撃のときに使うのはちょっと……」
しかし、何もしないわけにはいかない。とここで、みゆきが一つの妙案を出した。
「では、ネギをなにか物理攻撃に使えないものでしょうか」
方針が決まった。次にそれを実行に移すため、みーみー戦隊はその攻撃目標を探す。
が、周囲を見渡しても、最初の攻撃目標であるゆいの姿はなかった。と、そこに、
「ん?どうかしたのかい?」
5人が困っているとみたそうじろうがやってきて、とても敵とは思えない優しい表情で尋ねてきた。
が、周囲を見渡しても、最初の攻撃目標であるゆいの姿はなかった。と、そこに、
「ん?どうかしたのかい?」
5人が困っているとみたそうじろうがやってきて、とても敵とは思えない優しい表情で尋ねてきた。
「成実さんはどこですか?」
「ゆいちゃんならさっき帰ったよ。仕事場から連絡があったって。ちなみに、こなたはトイレ休憩中な」
「ゆいちゃんならさっき帰ったよ。仕事場から連絡があったって。ちなみに、こなたはトイレ休憩中な」
ゆい、戦線離脱。となると、次にするべきことはただ一つ。
「そうですか……。……では、仕方ありませんね」
みゆきの声を合図に、5人がそうじろうを取り囲む。
「のわっ!? これは一体―――な、なにをする きさまらー!」
「そうですか……。……では、仕方ありませんね」
みゆきの声を合図に、5人がそうじろうを取り囲む。
「のわっ!? これは一体―――な、なにをする きさまらー!」
次なる攻撃目標であったそうじろうに、白石を除く4人で一斉攻撃を開始。
しかし、そうじろうは大して反撃を仕掛けてこようとしない。実はこれもみゆきの作戦の一部で、白石
以外、すなわち女性だけでそうじろうを攻撃すれば反撃を受けないのではないか、という想定によるもの
だった。そして、その想定は大当たり。
「あぁっ!いくら相手が女子高生でもオヤジ狩りは萌えないから、せめて、せめて巫女さんにぃ、もっと
オヤジ狩りっぽくない方法でえぇぇ!!」
そうじろうは、攻撃されること自体については嫌がるどころかむしろ喜んでいるようだ。ということで、
とどめくらいはせめてそうじろうの希望に応えてやろうと、攻撃の手を一旦止める。
しかし、そうじろうは大して反撃を仕掛けてこようとしない。実はこれもみゆきの作戦の一部で、白石
以外、すなわち女性だけでそうじろうを攻撃すれば反撃を受けないのではないか、という想定によるもの
だった。そして、その想定は大当たり。
「あぁっ!いくら相手が女子高生でもオヤジ狩りは萌えないから、せめて、せめて巫女さんにぃ、もっと
オヤジ狩りっぽくない方法でえぇぇ!!」
そうじろうは、攻撃されること自体については嫌がるどころかむしろ喜んでいるようだ。ということで、
とどめくらいはせめてそうじろうの希望に応えてやろうと、攻撃の手を一旦止める。
「あっ、ちょっとお父さん!なにやってんの!?」
ここでトイレ休憩から戻ってきたこなた。いつの間にかやられてしまっているそうじろうを見て呆れる
も、ここで何もしなければ不利になるだけなので、そうじろうを取り囲んでいるみーみー戦隊に対して
特攻を試みようとした。
が、ここで一人の男がこなたの特攻を阻止すべく行く手を阻む。―――白石だ。
「ちょ、セバスチャンそこ邪魔!」
「そんなに邪魔なら、俺を倒してから進んでください」
そうじろう対策のため、白石はそうじろうに攻撃してはいけない。そのため、今の白石にできることは、
仲間を他からの攻撃から守ることくらいのものだ。
……というみゆきの指示を白石はただ守っているだけなのだが、この指示にも、ある思惑が潜んでいた。
ここでトイレ休憩から戻ってきたこなた。いつの間にかやられてしまっているそうじろうを見て呆れる
も、ここで何もしなければ不利になるだけなので、そうじろうを取り囲んでいるみーみー戦隊に対して
特攻を試みようとした。
が、ここで一人の男がこなたの特攻を阻止すべく行く手を阻む。―――白石だ。
「ちょ、セバスチャンそこ邪魔!」
「そんなに邪魔なら、俺を倒してから進んでください」
そうじろう対策のため、白石はそうじろうに攻撃してはいけない。そのため、今の白石にできることは、
仲間を他からの攻撃から守ることくらいのものだ。
……というみゆきの指示を白石はただ守っているだけなのだが、この指示にも、ある思惑が潜んでいた。
(なんでセバスチャンはこんなに強気なのさ。もしかして私がトイレに行ってる間にみゆきさんあたりが
何か仕掛けたとか?)
こなたは、妙に白石が強気であることに戸惑い、攻撃をためらう。しかし、これこそがみゆきの策。
反撃してこないならばそうじろうは短時間で倒せると判断したみゆきは、そうじろうを倒す上で邪魔と
なりうるこなたの攻撃を防ごうと考えた。そこでみゆきはまず第一段階として、こなたの攻撃開始を遅ら
せうる方法を考えたのだ。それがこの『白石ミノルの虚栄』。
ただし、もともとこれが効く保障はなく、さらに効いてもせいぜい数秒。そのためみゆきは、その後の
対策も白石には伝えていた。
何か仕掛けたとか?)
こなたは、妙に白石が強気であることに戸惑い、攻撃をためらう。しかし、これこそがみゆきの策。
反撃してこないならばそうじろうは短時間で倒せると判断したみゆきは、そうじろうを倒す上で邪魔と
なりうるこなたの攻撃を防ごうと考えた。そこでみゆきはまず第一段階として、こなたの攻撃開始を遅ら
せうる方法を考えたのだ。それがこの『白石ミノルの虚栄』。
ただし、もともとこれが効く保障はなく、さらに効いてもせいぜい数秒。そのためみゆきは、その後の
対策も白石には伝えていた。
「……あっそ。じゃあ、ホントに倒して進むよ?いいんだね?」
「ああ。できるもんならやってみろよ」
そう答える白石だったが、体は恐怖で細かく震えていた。そして心の中では、一秒でも早くというより
今すぐ残りのメンバーがそうじろうを倒して、作戦の次の段階に進まずに済むことを祈っていた。
しかし、白石の願い通じず。そうじろうが倒されないうちに、こなた、白石に向かって加速開始。
「ああ。できるもんならやってみろよ」
そう答える白石だったが、体は恐怖で細かく震えていた。そして心の中では、一秒でも早くというより
今すぐ残りのメンバーがそうじろうを倒して、作戦の次の段階に進まずに済むことを祈っていた。
しかし、白石の願い通じず。そうじろうが倒されないうちに、こなた、白石に向かって加速開始。
『―――そのときは、……、ホワイト自身が、防波堤となってください。ただしその時、絶対に避けたり、
また泉さんに対して反撃を行ったりしないようにお願いしますね』
また泉さんに対して反撃を行ったりしないようにお願いしますね』
身長が低いながらも足が速いこなたは、最高速よりも加速が強み。つまり、短い距離でも速度を上げる
ことができる。そしてそのこなたは今、加速しながら白石に接近している。
その直後―――この間が白石にとっては微妙に長く感じられたが―――、こなたは白石に激突。二人の
身体が宙を舞い、こなたが白石に覆い被さるかたちで着地。ちなみにこの7行の間、わずか2秒。
ことができる。そしてそのこなたは今、加速しながら白石に接近している。
その直後―――この間が白石にとっては微妙に長く感じられたが―――、こなたは白石に激突。二人の
身体が宙を舞い、こなたが白石に覆い被さるかたちで着地。ちなみにこの7行の間、わずか2秒。
その頃、残りのメンバーは(といっても、そうじろうの懇願により実際に攻撃するのはみきだけだが)、
そうじろうにとどめを刺そうとしていた。
そうじろうにとどめを刺そうとしていた。
「とどめがネギというのは、さすがに失礼かしら」
みきはそう言って、それまで突いたりはたいたりと攻撃に使っていたネギをしまって、代わりに弓矢を
取り出した。破魔矢というやつだ。……前回の鏡もそうだが、一体どこにそんなものを潜ませていたのか、
ということは考えたら負けである。
凛とした顔つきで弓を持ち、矢をそうじろうの方に向け構えたみきが何か呪文のようなものを唱えると、
矢が光り始め、それを確認してみきはその矢を射った。
矢はそうじろうに命中。まあ、全く避けようとしなかったのだから無理もない。矢が一層強く光を放ち、
そうじろうの断末魔がアキバに響く。
みきはそう言って、それまで突いたりはたいたりと攻撃に使っていたネギをしまって、代わりに弓矢を
取り出した。破魔矢というやつだ。……前回の鏡もそうだが、一体どこにそんなものを潜ませていたのか、
ということは考えたら負けである。
凛とした顔つきで弓を持ち、矢をそうじろうの方に向け構えたみきが何か呪文のようなものを唱えると、
矢が光り始め、それを確認してみきはその矢を射った。
矢はそうじろうに命中。まあ、全く避けようとしなかったのだから無理もない。矢が一層強く光を放ち、
そうじろうの断末魔がアキバに響く。
「あぁっ、お父さん!?」
白石の上に覆いかぶさっていたこなた、そうじろうが倒されたことを知り起き上がった。と、
白石の上に覆いかぶさっていたこなた、そうじろうが倒されたことを知り起き上がった。と、
そ の 時 こ な た に 電 流 走 る 。
ついでに、その真下にいた白石にも。
ついでに、その真下にいた白石にも。
……電流なのかどうかについてはともかく、とにかく雷のような光と強いエネルギーが突然こなたを
襲った。その直撃を受けたこなたは「あふっ」と小さく声をあげるとそのまま意識を失い、再び倒れこむ。
ただし、真下にいた白石が思わずこなたの体を支えたため、二人とも頭は打たずに済んだ。
襲った。その直撃を受けたこなたは「あふっ」と小さく声をあげるとそのまま意識を失い、再び倒れこむ。
ただし、真下にいた白石が思わずこなたの体を支えたため、二人とも頭は打たずに済んだ。
「ピンク、今のなんだ?雷とか?」
「さあ……、私にもわかりません」
空を見ても、夜だからわかりにくいとはいえ、雷が鳴るような悪い天気には見えない。というか、雷に
しては音が小さすぎる。では今のは何なのか――― それが分からず4人(白石はこなたの体を支えるの
で精一杯)が何も出来ずにいたが、その間にこなたは再び自力で立てるようになった。
「さあ……、私にもわかりません」
空を見ても、夜だからわかりにくいとはいえ、雷が鳴るような悪い天気には見えない。というか、雷に
しては音が小さすぎる。では今のは何なのか――― それが分からず4人(白石はこなたの体を支えるの
で精一杯)が何も出来ずにいたが、その間にこなたは再び自力で立てるようになった。
「泉さん、大丈夫だったのでしょうか……」
敵ながらこなたを心配していたみゆき達はこの直後、こなたの異変に気付くこととなる。
敵ながらこなたを心配していたみゆき達はこの直後、こなたの異変に気付くこととなる。
「はぁ……、もうちょっと安全な方法はないのかしら……」
「え…!? 今の声…」
「ちびっこは確かあんな声じゃねーよな」
「誰かの声真似、ということかもしれませんが……」
「でも、今のこなたちゃんにそんな余裕があるとは考えにくいわ」
こなたが発した声は、普段のものとは大きく違っていた。さらに、口調もこなたらしくない。
平常時であれば、また何かのものまねだろうということで済ませられよう。しかしこの場でのそれは、
それがどんな意味なのかは、現時点ではみゆきにもわからなかった。
その間にこなたは、幸せそうな顔で倒れているそうじろうの側にしゃがみ、声をかけた。
「そう君ったら、こんな簡単にやられてしまうなんて、情けないわ」
「ちびっこは確かあんな声じゃねーよな」
「誰かの声真似、ということかもしれませんが……」
「でも、今のこなたちゃんにそんな余裕があるとは考えにくいわ」
こなたが発した声は、普段のものとは大きく違っていた。さらに、口調もこなたらしくない。
平常時であれば、また何かのものまねだろうということで済ませられよう。しかしこの場でのそれは、
それがどんな意味なのかは、現時点ではみゆきにもわからなかった。
その間にこなたは、幸せそうな顔で倒れているそうじろうの側にしゃがみ、声をかけた。
「そう君ったら、こんな簡単にやられてしまうなんて、情けないわ」
すぐ側から聞こえる『声』に、そうじろうは思わず反応した。
「……この声、かなた!? どうして―――」
そうじろうが、若くして亡くした最愛の妻の声に体の痛みも忘れて体を起こし、声がしたほうを見ると、
そこには妻・かなたに瓜二つの娘・こなたの姿があった。
「こなた?……だよな。 でも、今の声―――」
「ふふっ。そう君、久しぶり。びっくりした?」
再び聞こえた妻の声の出所は、娘の口だった。
「もしかして……、本当に、かなたなのか!?」
「えっと……、あまり長くはいられないから簡単に話すね。―――信じられないかもしれないけど、そう
君が今話している相手、つまり私は『こなた』じゃないわ。こなたの体を借りた『かなた』よ」
かなたによれば、そうじろう達がピンチのときに一度だけ助ける権利というものを何者かからもらった
ので、今がその時だとしてその権利を使い、戻ってきたのだという。ただし霊体のままではそうじろうと
話をすることができないので、かなたはこなたの肉体に憑依することでそれを解決した。
さっきこなたを襲った雷のようなものの正体は、かなただったのだ。
「……ほんとは、そう君と久しぶりにいっぱいお話ししたいんだけど、あまり時間がないの。だから、
用件だけにするね。 ―――そう君、戦闘再開を受け付けます。コンティニューしますか?」
「ああ、頼む!俺はまだまだ終われねぇ!」
痛みをこらえながらのそうじろうの返事を聞いて、かなた(身体的にはこなただが、かなた憑依中は
「かなた」と表記しておく)がそうじろうの胸部に手をかざすと、その手は青く淡い光を発し、そう
じろうの身体にある異変を与えた。
「い……痛みが、ひいていく……。―――しかも、なんだか、力が湧いてくるような……」
「効いてきたみたいね。じゃあ、ちょっと立って、動いてみて?」
そうじろうは立ち上がって、少し動いても身体が痛まないことを確認してから、ラジオ体操第2の動き
を始めた。それを見たかなたは安心して、それでいてなんだか寂しそうな顔で、口を開く。
「大丈夫みたいね。―――じゃあ、そう君。あとはがんばって」
「……この声、かなた!? どうして―――」
そうじろうが、若くして亡くした最愛の妻の声に体の痛みも忘れて体を起こし、声がしたほうを見ると、
そこには妻・かなたに瓜二つの娘・こなたの姿があった。
「こなた?……だよな。 でも、今の声―――」
「ふふっ。そう君、久しぶり。びっくりした?」
再び聞こえた妻の声の出所は、娘の口だった。
「もしかして……、本当に、かなたなのか!?」
「えっと……、あまり長くはいられないから簡単に話すね。―――信じられないかもしれないけど、そう
君が今話している相手、つまり私は『こなた』じゃないわ。こなたの体を借りた『かなた』よ」
かなたによれば、そうじろう達がピンチのときに一度だけ助ける権利というものを何者かからもらった
ので、今がその時だとしてその権利を使い、戻ってきたのだという。ただし霊体のままではそうじろうと
話をすることができないので、かなたはこなたの肉体に憑依することでそれを解決した。
さっきこなたを襲った雷のようなものの正体は、かなただったのだ。
「……ほんとは、そう君と久しぶりにいっぱいお話ししたいんだけど、あまり時間がないの。だから、
用件だけにするね。 ―――そう君、戦闘再開を受け付けます。コンティニューしますか?」
「ああ、頼む!俺はまだまだ終われねぇ!」
痛みをこらえながらのそうじろうの返事を聞いて、かなた(身体的にはこなただが、かなた憑依中は
「かなた」と表記しておく)がそうじろうの胸部に手をかざすと、その手は青く淡い光を発し、そう
じろうの身体にある異変を与えた。
「い……痛みが、ひいていく……。―――しかも、なんだか、力が湧いてくるような……」
「効いてきたみたいね。じゃあ、ちょっと立って、動いてみて?」
そうじろうは立ち上がって、少し動いても身体が痛まないことを確認してから、ラジオ体操第2の動き
を始めた。それを見たかなたは安心して、それでいてなんだか寂しそうな顔で、口を開く。
「大丈夫みたいね。―――じゃあ、そう君。あとはがんばって」
かなたの発言にそうじろう、完全に沈黙。
「あら、どうしたの?そう君」
そうじろうはなんにも動かない。
「そう君?おーい」
急に動かなくなったそうじろうが心配になったかなたは、そうじろうに気付いてもらえるように正面に
まわり、背伸びをして手を振る。と、その時
「か゛な゛た゛あ゛ああぁぁぁぁ!!」
「えぇっ、ちょっとそう君!?」
かなたがそうじろうの射程圏内に入った瞬間、突然そうじろうはかなたを抱き上げた。
「せっかくこうしてお前とまた話ができたと思ったのに結局何もしないまま帰っちゃうなんて、寂しい
じゃないか!俺はもっとお前と一緒にいたいんだよぉ!」
そういうとそうじろうは、自分の顔をかなたの顔に近づけた。
「だ、だめよそう君!この体は、こなたのものなんだから……!」
「なら、せめてキスだけでも……!」
「『だけ』って、娘の体に何をしようとしていたんですかあなたは!」
かなたはじたばたと抵抗するが、そうじろうの暴走を止めることはできなかった。
「あら、どうしたの?そう君」
そうじろうはなんにも動かない。
「そう君?おーい」
急に動かなくなったそうじろうが心配になったかなたは、そうじろうに気付いてもらえるように正面に
まわり、背伸びをして手を振る。と、その時
「か゛な゛た゛あ゛ああぁぁぁぁ!!」
「えぇっ、ちょっとそう君!?」
かなたがそうじろうの射程圏内に入った瞬間、突然そうじろうはかなたを抱き上げた。
「せっかくこうしてお前とまた話ができたと思ったのに結局何もしないまま帰っちゃうなんて、寂しい
じゃないか!俺はもっとお前と一緒にいたいんだよぉ!」
そういうとそうじろうは、自分の顔をかなたの顔に近づけた。
「だ、だめよそう君!この体は、こなたのものなんだから……!」
「なら、せめてキスだけでも……!」
「『だけ』って、娘の体に何をしようとしていたんですかあなたは!」
かなたはじたばたと抵抗するが、そうじろうの暴走を止めることはできなかった。
ここで、かなたはある事実に気付いてしまった。
(やだ……そう君『の』、大きくなってきちゃってる……。このままだと、こなたの『初めて』が本当に
そう君のものになっちゃうわ。―――ごめんね、こなた。私は帰るから、そう君をどうにかしておいてね)
次の瞬間、かなたの霊体はこなたの身体から脱出し、『こなた』は一時的に魂が抜けた状態になる。
そうじろうから見れば、かなたが急に抵抗をやめて動かなくなってしまったので、さすがに心配してそう
じろうは一旦攻めを止めた。
数秒後、意識を取り戻した『こなた』は、自分がいつの間にか、男に抱きしめられているということに
気づき赤面し、そして不審者対応マニュアルとしての叫び声を上げた。
「うおっ!こ、こなた!? 違うんだ、これは―――」
そうじろうは慌ててそれまで抱きしめていたこなたの身体を解放する。しかしその瞬間
「この、変態エロ親父ーーーーーーっ!!」
こなたは、かつて習っていた格闘技を繰り出し、そうじろうを5秒でKO。
(やだ……そう君『の』、大きくなってきちゃってる……。このままだと、こなたの『初めて』が本当に
そう君のものになっちゃうわ。―――ごめんね、こなた。私は帰るから、そう君をどうにかしておいてね)
次の瞬間、かなたの霊体はこなたの身体から脱出し、『こなた』は一時的に魂が抜けた状態になる。
そうじろうから見れば、かなたが急に抵抗をやめて動かなくなってしまったので、さすがに心配してそう
じろうは一旦攻めを止めた。
数秒後、意識を取り戻した『こなた』は、自分がいつの間にか、男に抱きしめられているということに
気づき赤面し、そして不審者対応マニュアルとしての叫び声を上げた。
「うおっ!こ、こなた!? 違うんだ、これは―――」
そうじろうは慌ててそれまで抱きしめていたこなたの身体を解放する。しかしその瞬間
「この、変態エロ親父ーーーーーーっ!!」
こなたは、かつて習っていた格闘技を繰り出し、そうじろうを5秒でKO。
そうじろうを倒したこなたは、息の荒いまま今度はみーみー戦隊のほうを向く。それを見て、さっきまで
およそ4分の間黙ってそうじろうとかなたのやりとりをただ見ていた5人も、再び戦いの構えを取る。
「―――てゆーか、さっきまでの間に二人とも倒しちまえばよかったんじゃねーのか?」
「…それは、さすがにどうかと…」
「ブラウン、それを言うなら、今もチャンスですよ?」
みゆきの言うとおり、こなたは確かに戦闘態勢に入っているものの、息があがったままで、さらに少し
ふらふらしている。全快には程遠い状態だ。
実は、さっきかなたが憑依した時の雷のようなものでこなたの身体はダメージを受けていた。そして
本当ならかなたは、そうじろうの治癒を行ってこなたの身体から離脱する際、自分が憑依したことでダメージ
を受けたこなたも治癒してから帰るはずだった。しかし、そうじろうの暴走により緊急離脱したかなたは、
慌てていたからか、こなたの治癒を忘れてそのまま帰ってしまった。そして今に至る。
およそ4分の間黙ってそうじろうとかなたのやりとりをただ見ていた5人も、再び戦いの構えを取る。
「―――てゆーか、さっきまでの間に二人とも倒しちまえばよかったんじゃねーのか?」
「…それは、さすがにどうかと…」
「ブラウン、それを言うなら、今もチャンスですよ?」
みゆきの言うとおり、こなたは確かに戦闘態勢に入っているものの、息があがったままで、さらに少し
ふらふらしている。全快には程遠い状態だ。
実は、さっきかなたが憑依した時の雷のようなものでこなたの身体はダメージを受けていた。そして
本当ならかなたは、そうじろうの治癒を行ってこなたの身体から離脱する際、自分が憑依したことでダメージ
を受けたこなたも治癒してから帰るはずだった。しかし、そうじろうの暴走により緊急離脱したかなたは、
慌てていたからか、こなたの治癒を忘れてそのまま帰ってしまった。そして今に至る。
しかし、そんな事情は5人は知らない。(さらに、こなた本人も、その間の記憶がないため知らない)
ただ、今のところ5人がとりあえず有利らしい、ということなので、ここでこなたの体力が回復してしまう
前に倒してしまうべく、5人はこなたから数メートルの距離をとってこなたを囲んだ。
ただ、今のところ5人がとりあえず有利らしい、ということなので、ここでこなたの体力が回復してしまう
前に倒してしまうべく、5人はこなたから数メートルの距離をとってこなたを囲んだ。
「ちびっこ、もう降参したらどうだ?そしたら痛くないぜ?」
「……そんなつもりはないね」
それを聞いて5人は一斉に攻撃を構える。その時、こなたが急に目を見開き、周囲に聞こえるよう叫んだ。
「あんた達!何さっきからぼーっと見てんのよ!それでもS○S団の一員なの?」
その時のこなたの声は、いつもの声ではなく、もう説明するまでもないだろう「あの」声だった。そう、
某団長の声真似である。
そしてその声を聞いたみゆきは、ある危険を察知した。
「ついて来てください!」
みゆきは、こなたを取り囲んでいる4人の味方に声をかけながらこなたの周りを1周した後、加速して
こなたから離れた。4人もそれに続く。
「……そんなつもりはないね」
それを聞いて5人は一斉に攻撃を構える。その時、こなたが急に目を見開き、周囲に聞こえるよう叫んだ。
「あんた達!何さっきからぼーっと見てんのよ!それでもS○S団の一員なの?」
その時のこなたの声は、いつもの声ではなく、もう説明するまでもないだろう「あの」声だった。そう、
某団長の声真似である。
そしてその声を聞いたみゆきは、ある危険を察知した。
「ついて来てください!」
みゆきは、こなたを取り囲んでいる4人の味方に声をかけながらこなたの周りを1周した後、加速して
こなたから離れた。4人もそれに続く。
みゆきたちがこなたから離れて、再びさっき自分たちがいたあたりを見ると、こなたの姿は見えなかった。
しかし代わりに、そこには大量のモブ敵がいた。どうやらこなたを囲んでガードしているようだ。
「そういえば、まだ倒していなかったわね」
「あたしが言うのもなんだけど、あいつら背景になりすぎてて存在を忘れてたぜ」
「そんなことを言っている場合ではないようですよ?見てください」
こなたを囲むモブ軍団は、今のところゆっくりではあるが、確実にみーみー戦隊に近づいてきていた。
しかも道幅いっぱいにまで広がっているので、避けるのは難しそうだ。
「でも、こちらが攻撃を始めれば、むこうは一気に加速して、私たちに襲い掛かってくるでしょうね。だと
すると、一斉に向こうの前列を全て攻撃する技か何かが欲しいところ……」
「でもそんな技、あたしら持ってたっけ?」
そう言ってみさおがみゆきの方を見ると、みゆきは少し時間をおいたあと、真剣な顔で答えた。
「……5人の力を合わせれば、ないわけではありません。ただ……」
「こっちにも危険が及ぶ、とかですか?」
「危険、というと少々語弊がありますね。私達に直接危害が加わるというわけではありませんので。ただ、
この技は、一部の方に不快感を与えてしまう可能性がありまして―――」
「一部の方?でも、敵に不快感を与えるなら、むしろこっちとしては」
「いえ、そういう意味ではなくて……、あ、いえ。さっき言ったことは気になさらないでください」
「? じゃ別にいーじゃん。さっさとやろーぜ。あいつら(敵軍団)も近づいてきてるんだし。で、どー
やればいいんだ?」
みーみー戦隊、「禁断の」?技へ。
しかし代わりに、そこには大量のモブ敵がいた。どうやらこなたを囲んでガードしているようだ。
「そういえば、まだ倒していなかったわね」
「あたしが言うのもなんだけど、あいつら背景になりすぎてて存在を忘れてたぜ」
「そんなことを言っている場合ではないようですよ?見てください」
こなたを囲むモブ軍団は、今のところゆっくりではあるが、確実にみーみー戦隊に近づいてきていた。
しかも道幅いっぱいにまで広がっているので、避けるのは難しそうだ。
「でも、こちらが攻撃を始めれば、むこうは一気に加速して、私たちに襲い掛かってくるでしょうね。だと
すると、一斉に向こうの前列を全て攻撃する技か何かが欲しいところ……」
「でもそんな技、あたしら持ってたっけ?」
そう言ってみさおがみゆきの方を見ると、みゆきは少し時間をおいたあと、真剣な顔で答えた。
「……5人の力を合わせれば、ないわけではありません。ただ……」
「こっちにも危険が及ぶ、とかですか?」
「危険、というと少々語弊がありますね。私達に直接危害が加わるというわけではありませんので。ただ、
この技は、一部の方に不快感を与えてしまう可能性がありまして―――」
「一部の方?でも、敵に不快感を与えるなら、むしろこっちとしては」
「いえ、そういう意味ではなくて……、あ、いえ。さっき言ったことは気になさらないでください」
「? じゃ別にいーじゃん。さっさとやろーぜ。あいつら(敵軍団)も近づいてきてるんだし。で、どー
やればいいんだ?」
みーみー戦隊、「禁断の」?技へ。
「まずホワイト。『WAWAWAストーム』という技をお持ちですよね?」
WAWAWAストーム:多数のWAの文字を具現化し、敵へ向けて飛ばす技。
「はい。……で、でもあれは」
「分かっています。あの技は狙った所に当てるのが難しく、さらに泉さんのようにすばやい人にとっては
避けるのも容易い。しかし今回、敵は私達から見れば壁状態。どこかには当たります。なのであとは範囲を
広げ、密度を上げて避けにくくなるようにします」
早口気味でここまで言うとみゆきは、今度はみなみの方を見た。
「なので、ホワイトの技に私達の声―――いえ、必ずしも声でなくてもいいのですが、を一緒にのせること
で、敵へ飛ばす「文字」の量を増やし、威力を高めましょう」
「いっしょに叫べばいいの?」
みきはそれ以前に「叫ぶ」という部分に少々抵抗があるようだが。
「要はそういうことです。ただいくつか注意すべきことがあります。まず、ホワイトの体に触れた状態で
ないと効果がないということ。あと、長音をなるべく避け、なおかつ一息でできるだけ長く叫んでください。
長く叫ぶことで、より速く文字が飛びますので、威力が増します」
WAWAWAストーム:多数のWAの文字を具現化し、敵へ向けて飛ばす技。
「はい。……で、でもあれは」
「分かっています。あの技は狙った所に当てるのが難しく、さらに泉さんのようにすばやい人にとっては
避けるのも容易い。しかし今回、敵は私達から見れば壁状態。どこかには当たります。なのであとは範囲を
広げ、密度を上げて避けにくくなるようにします」
早口気味でここまで言うとみゆきは、今度はみなみの方を見た。
「なので、ホワイトの技に私達の声―――いえ、必ずしも声でなくてもいいのですが、を一緒にのせること
で、敵へ飛ばす「文字」の量を増やし、威力を高めましょう」
「いっしょに叫べばいいの?」
みきはそれ以前に「叫ぶ」という部分に少々抵抗があるようだが。
「要はそういうことです。ただいくつか注意すべきことがあります。まず、ホワイトの体に触れた状態で
ないと効果がないということ。あと、長音をなるべく避け、なおかつ一息でできるだけ長く叫んでください。
長く叫ぶことで、より速く文字が飛びますので、威力が増します」
みゆきの説明の間に、みきとみさおは白石の腕をつかんで、またみゆき本人も白石と手をつないで発動
準備をしていた。が、みなみだけはその準備ができていなかった。
「グリーン、どうしたんですか?」
「ごめんなさい。…私、叫ぶのは苦手で、だから別の方法で音を出そうと思うんですけど、それには両手が
使える必要があるから、手をつなぐわけにはいかなくて…」
「……仕方ないですね。では、……グリーン。ホワイトの後ろに回って、『タイタニック』のあのポーズの
ように(みきやみさおにつかまれているので、ちょうど白石は腕を横に広げている)後ろから体を密着させ
れば、抱きしめない限り両手は自由に使えるはずですから、よいのではないでしょうか?」
みなみ、激しく赤面。まあ無理もない。しかしみゆきは真剣そのものだった。
「…えっと、それは…」
「どうしたんですか?代案がないなら、わがままを言っている場合ではありませんよ?」
準備をしていた。が、みなみだけはその準備ができていなかった。
「グリーン、どうしたんですか?」
「ごめんなさい。…私、叫ぶのは苦手で、だから別の方法で音を出そうと思うんですけど、それには両手が
使える必要があるから、手をつなぐわけにはいかなくて…」
「……仕方ないですね。では、……グリーン。ホワイトの後ろに回って、『タイタニック』のあのポーズの
ように(みきやみさおにつかまれているので、ちょうど白石は腕を横に広げている)後ろから体を密着させ
れば、抱きしめない限り両手は自由に使えるはずですから、よいのではないでしょうか?」
みなみ、激しく赤面。まあ無理もない。しかしみゆきは真剣そのものだった。
「…えっと、それは…」
「どうしたんですか?代案がないなら、わがままを言っている場合ではありませんよ?」
結局、みなみはみゆきに従った。みなみと白石、二人ともの顔が赤い。
敵はもう相当近くにまで来ている。しかもみーみー戦隊は、後ろが壁なのでこれ以上後ろには下がれない。
つまり、これ以上のんびりしている余裕はないということだ。逆にここまでこなた達が攻撃してこなかった
のが奇跡とも言える。(こなたは少しでも自分の体力を回復させようと、モブ敵を盾にして休んでいた)
「では、いきます。 ―――WAWAWAストーム・改!!」
白石が技名を大声で叫びWAWAWAストームが発動すると、みき・みさお・みゆきの三人もさっきの
ルールに従って叫び始めた。その声に驚いて、こなた同様休憩モードに入っていたモブ敵が一斉にみーみー
戦隊の方を向き直ったがその時にはもう遅い。かなり距離が近かったこともあり、「WAWAWAWAWA」
やら「ヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁ」やら「声とは、人や動物の発声器官、主に口や喉から……」やら「みっきみき
にしてやんよ」やらの文字が高速で飛んでくるので、モブ敵軍団の前列は一気に壊滅。
つまり、これ以上のんびりしている余裕はないということだ。逆にここまでこなた達が攻撃してこなかった
のが奇跡とも言える。(こなたは少しでも自分の体力を回復させようと、モブ敵を盾にして休んでいた)
「では、いきます。 ―――WAWAWAストーム・改!!」
白石が技名を大声で叫びWAWAWAストームが発動すると、みき・みさお・みゆきの三人もさっきの
ルールに従って叫び始めた。その声に驚いて、こなた同様休憩モードに入っていたモブ敵が一斉にみーみー
戦隊の方を向き直ったがその時にはもう遅い。かなり距離が近かったこともあり、「WAWAWAWAWA」
やら「ヴぁヴぁヴぁヴぁヴぁ」やら「声とは、人や動物の発声器官、主に口や喉から……」やら「みっきみき
にしてやんよ」やらの文字が高速で飛んでくるので、モブ敵軍団の前列は一気に壊滅。
「な、なにごと!?」
前にいた「盾」が次々に倒されるのを見て、ここでこなたは最後列に避難。
前にいた「盾」が次々に倒されるのを見て、ここでこなたは最後列に避難。
「…フォルテ・フォルティッシモ」
少し遅れてみなみも、叫びの代替技を発動。みなみの前(=白石の前)に、突如ピアノが出現。そして
みなみは一心不乱に、そして激しくそのピアノを弾き始めた。
すると、そのピアノの音は音符という文字の一種であるとみなされて具現化され、敵の方へ飛んでいった。
少し遅れてみなみも、叫びの代替技を発動。みなみの前(=白石の前)に、突如ピアノが出現。そして
みなみは一心不乱に、そして激しくそのピアノを弾き始めた。
すると、そのピアノの音は音符という文字の一種であるとみなされて具現化され、敵の方へ飛んでいった。
この技でモブ敵を一掃してしまうまで、大した時間はかからなかった。残る敵は、こなた一人。
「泉さん……あなたも、ここまでです。観念してください」
「息上がってるよ?私を倒すまで体力持たないんじゃない?―――あ、ピアノまであるのか。でも私はそう
いうカオス弾幕には慣れてるよ?どっちの体力が先に尽きるか勝b」
こなたの言葉を最後まで聞かず、みーみー戦隊はフライングで攻撃開始。
「ちょ、タンマ!それ反則だって!」
しかし不意打ちを受けた以外は、こなたはやはりあまりダメージを受けていない。 とそこへ、その状況を
破る声が飛んできた。それは、みゆきが突然暗唱しはじめた、学校の英語の教科書の本文だった。
「泉さん……あなたも、ここまでです。観念してください」
「息上がってるよ?私を倒すまで体力持たないんじゃない?―――あ、ピアノまであるのか。でも私はそう
いうカオス弾幕には慣れてるよ?どっちの体力が先に尽きるか勝b」
こなたの言葉を最後まで聞かず、みーみー戦隊はフライングで攻撃開始。
「ちょ、タンマ!それ反則だって!」
しかし不意打ちを受けた以外は、こなたはやはりあまりダメージを受けていない。 とそこへ、その状況を
破る声が飛んできた。それは、みゆきが突然暗唱しはじめた、学校の英語の教科書の本文だった。
「だ、弾幕、自ty……うっ」
こなた、ついにダウン。決まり手:英語。
こなた、ついにダウン。決まり手:英語。
「私の負けか。……でもさー、やっぱり最後のフライングは反則じゃないの?」
「申し訳ありません」
「まぁ別にいいけどね。で、ゆーちゃんの行方だっけ?じゃ、約束どおりこのアイテムを授けよう」
こなたはポケットから一枚の紙を……
「……あれ?ちょっと待って。どっかに落としたかも」
まあ、ポケットに紙を入れたままあれだけ激しく動けば落としもするか。……って、おい!
とその時、こなたの数十メートル後方・具体的にはゲーマーズ本店前あたりで声がした。
「泉こなたさん。あなたの探し物はこれですね?」
小さなメガネをかけた優しそうな女性が何か紙のようなものを振っている。それを見てこなたはその女性の
元に走り寄った。5人もついていく。
「あー、これだ。そういえばさっき預けたんでしたっけ。ありがとうございました」
「いえいえ。これで私たちも出番ができたので―――」
「お姉ちゃん!!」
メガネをかけた女性の側でそっぽを向いていた小学生くらいの女子に怒られ、姉とよばれた女性は店へと
戻っていった。どうやらバイト中だったらしい。
「申し訳ありません」
「まぁ別にいいけどね。で、ゆーちゃんの行方だっけ?じゃ、約束どおりこのアイテムを授けよう」
こなたはポケットから一枚の紙を……
「……あれ?ちょっと待って。どっかに落としたかも」
まあ、ポケットに紙を入れたままあれだけ激しく動けば落としもするか。……って、おい!
とその時、こなたの数十メートル後方・具体的にはゲーマーズ本店前あたりで声がした。
「泉こなたさん。あなたの探し物はこれですね?」
小さなメガネをかけた優しそうな女性が何か紙のようなものを振っている。それを見てこなたはその女性の
元に走り寄った。5人もついていく。
「あー、これだ。そういえばさっき預けたんでしたっけ。ありがとうございました」
「いえいえ。これで私たちも出番ができたので―――」
「お姉ちゃん!!」
メガネをかけた女性の側でそっぽを向いていた小学生くらいの女子に怒られ、姉とよばれた女性は店へと
戻っていった。どうやらバイト中だったらしい。
「とりあえずこれが、ゆーちゃんの居場所を示す手がかりになるみたいだから」
改めてこなたが、みゆきに紙を渡す。その紙には
『今夜11時 台場公園で待つ。ゆたかを返してほしければ来い』
と書かれてあった。
改めてこなたが、みゆきに紙を渡す。その紙には
『今夜11時 台場公園で待つ。ゆたかを返してほしければ来い』
と書かれてあった。
「何か犯人からの要求はないのでしょうか。身代金だったり……」
「それだったらゆい姉さんが『こっち』の味方にはならないと思うけど? ま、私の仕事はここまでだから。
行くか行かないかはそっちの自由だよ」
「行きます!でないと、ゆたかが…!」
「みなみちゃんは本当にゆーちゃんが好きなんだナ」
「それだったらゆい姉さんが『こっち』の味方にはならないと思うけど? ま、私の仕事はここまでだから。
行くか行かないかはそっちの自由だよ」
「行きます!でないと、ゆたかが…!」
「みなみちゃんは本当にゆーちゃんが好きなんだナ」
こなたにからかわれたみなみの即答に、残る4人も、一旦顔を見合わせながらも同意した。
「じゃ、敗者は去るのみ。あとはがんばってね。みなみちゃん、ゆーちゃんは頼んだよ。―――ほら、お父
さん!いつまでいじけてんのさ!帰るよ?」
そう言って、こなたとそうじろうは地下鉄の駅のほうへ歩いていった。
さん!いつまでいじけてんのさ!帰るよ?」
そう言って、こなたとそうじろうは地下鉄の駅のほうへ歩いていった。
「さて」
夜11時に次の戦いだ、と言われても、それまであと3時間程度ある。はっきり言って微妙な時間だ。
「では、それまで私やみなみさんの家で休まれてはどうですか?埼玉へ帰られる時間はないでしょうから」
「そうね。そうさせてもらおうかしら」
「では、家まで案内しますね」
5人は、駅へと入っていった。
夜11時に次の戦いだ、と言われても、それまであと3時間程度ある。はっきり言って微妙な時間だ。
「では、それまで私やみなみさんの家で休まれてはどうですか?埼玉へ帰られる時間はないでしょうから」
「そうね。そうさせてもらおうかしら」
「では、家まで案内しますね」
5人は、駅へと入っていった。
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- 私の愛してやまない、かがみ
とつかさが出番少ない(泣) -- チャムチロ (2012-08-27 18:25:04)