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げき☆すた1-1 喜劇『手紙騒動』第一幕第一場

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だれでも歓迎! 編集
(前口上)
 携帯電話が普及しなかった世界。
 電子ならざる原始的なメール、つまり手紙のやり取りが、確固たるコミュニケーション手段として確立されていた。




 第一幕

 第一場 昼休み 靴箱が並ぶ陵桜高校昇降口

 みゆき登場

みゆき (考え事をしながら右に左にうろつく)……はっ、
 掃除という行為について考え込んでしまっていました。
 掃除。辞書には、家の家具や床のゴミや汚れを取って、
 綺麗にする事と出ていますが、この営みの大切さを、
 皆さん分かっていらっしゃるのでしょうか?
 確かに放課後になれば、すぐに帰りたいでしょう。
 暑い日に校庭のゴミ拾いなどは嫌かも知れません。
 でも、それこそ文明を守るという行為そのものだと、
 ぜひ気付いていただきたいものです。というのも、考古学者は発掘を行います。
 主に、古い文明の営みを掘り起こすものです。
 でもそこで疑問に思ったことはないのでしょうか。
 何故発掘しなければならないのか。
 遺跡や遺構は何故土中に埋まっているのか。
 何故最初から地表に露出してないのか。
 ……答えは明白です。掃除をする人がいなくなってしまったから、
 埃の中に埋もれてしまったのです。
 掃除とは、文明を守るための行為そのものなのです。
 いずれ掃除の重要性を訴えるキャンペーンも必要になるでしょうが、
 さしあたっては掃除用具の点検を行わなければなりません。
 各教室の分はそれぞれの委員に依頼しましたが、移動教室等も早急に確認し、
 足りない分は補充し、破損している分は取り替えなければなりません。
 用具が整備されていなければ、掃除をする気も起きないでしょう。
 部屋が大変片付いていたかがみさんなら、掃除の重要性も理解していただけるはずです。
 心苦しい点が無きにしも非ずですが、
 かがみさんに手伝っていただきましょう。
 (メモ帳を取り出す)
 (書く)『大切なお話があります。力を貸していただきたく存じます。放課後、屋上にいらしてください』
 (かがみの靴箱に入れる)
 朝の内にお話できればよかったのですが、
 今は教室にもいらっしゃらないようなので、このような手段を取らなければなりません。
 お時間、いただけるとよいのですが……。(退場)

 みさお登場

みさお (う゛ーう゛ー言いながら反対の袖に消えかけて、慌てて戻ってくる)
 お……柊の事考えてたら通り過ぎちまったぜ。
 うぅ、柊の奴、相変わらず冷てーよな。
 今日も昼休みの始まりと同時にどっか行っちまったし。
 B組を覗いたけど、今日はチビッ子もいねーし。
 きっと今頃、あいつらだけの秘密の場所で、楽しくお昼してんだろーなー。
 あ゛~~、想像したら腹立ってきた。
 そもそも、あのチビッ子は何なんだ?
 あたしら柊の何なんだ?
 もう付き合いも五年目になんだぞ。
 てことはもう丸四年だ。
 四年てことは、あの、アレだ。
 あー……何日になるんだ?
 一年が360日……だったよな。
 だから、んーと……あ゛ーもう!
 とにかく悪いのはチビッ子だ。
 今日という今日はガツンと言ってやって、
 柊がウチのだってことを思い知らせてやらなきゃ気が済まねーぜ。
 (手紙を取り出す)
 へへっ、決闘状だ。
 書くのに午前中いっぱいかかっちまったぜ。
(こなたの靴箱に入れる。扉は開けっぱなし)
 こいつでチビッ子を屋上に呼び出して……。
 くくく、特に奥の手があるわけじゃねーけどな。
 まあ、直アンパン……じゃねえや、直談判すれば道も開けるってもんだぜ。
 柊との付き合いは、あたしらの方が先輩なんだ。
 後輩としての立場をわきまえろって言ってやるぜ(退場)。

 ゆたか登場

ゆたか みなみちゃん、鼻血を出した田村さんを保健室に連れて行ったきり、戻ってこなかったなあ……。
 『ユリが、ユリが』って言ってたけど、ユリ根でも食べ過ぎたのかな?
 今日はお弁当じゃないから、学食に一人で行かなきゃ。
 心細いなあ。
 こんなことなら、ユリ根でもいいから、お弁当にしてもって来るんだったかな。
 はあ、学食にわたしに食べられる物あるといいけど……。
 それに引き換え、こなたお姉ちゃんは体が丈夫でいいなあ。
 身長なんてわたしとあまり変わらないのに。
 (こなたの靴箱が開いたままなのを発見)
 あれ? 3年B組泉……こなたお姉ちゃんのだ。
 何で開けっ放しなんだろう?
 閉めといた方が……。
 (みさおの手紙を発見)
 あっ! これはラブレター!?
 それにしては封筒にも入れずに剥き出しだし、畳み方が乱暴かな……。
 (手紙を開く)
 なになに、
 (読む)『お若えの』
 ……年配の人が書いたのかな?
 (読む)『お前がいかなる身分の者か知らないが、先輩後輩の上下関係をわきまえない者だと言うことは確かなり』
 お姉ちゃん、最上級生なのに……?
 (読む)『終がお前のところへ行く。するってえと、あたしらは背景ですらなくなる。これこそが、お前に決闘を申し込む理由にあらざるなり』
 違うんだ……。終って誰だろ?
 (読む)『あたしはお前を、屋上で待ち伏せしてやるぞ』
 お姉ちゃん、屋上になんか寄るかな?
 (読む)『もしかしてあたしがやり込められるようだと、お前は食べるに値しないミートボールのようなものなり。御機嫌よう。終がお前に独り占めされ続けるかもしれないけど、あたしはそうならないよう希望するものなり。お前の返答次第で、お前の親友にも敵にもなる者より。愛を込めて』
 何だろう、これ?
 「愛を込めて」って点だけラブレターみたいだけど。
 まあとにかく、お姉ちゃんに好意を抱いているわけじゃないみたい。
 これをお姉ちゃんに見せるわけにはいかないな。
 (手紙を仕舞う)
 差出人が誰なのか見極めて、お姉ちゃんに気をつけるように言わなきゃ(退場)。

 ひよりとパティ登場

ひより うぅ、再発しそうッス(倒れる)。
パティ ちょ、ヒヨリ! しっかり! 邪悪なコト考えながらホスピタルに運ばれたら、doctorに『オラオラ、輸血だ』って血を抜かれマスヨ。
ひより それ、『新フ●テンくん』? またディープなネタを知ってるね、パティ……。
パティ 四コマmangaは日本が生んだ文化極みネ。それより、本当にダイジョブですか?
ひより (立ち上がる)授業中も小早川さんのことで気が気でない岩崎さんを見てたら、ネタが次々と湧き出て、ついでに鼻血も湧き出て……。
パティ ヒヨリもまだまだ若いネ。
ひより 頑張ってる、無理もしてる、来週も弾けてるッスよ。で、その岩崎さんなんだけど?
パティ ヒヨリの事をワタシに引き継いで、class roomに戻ったみたいデスヨ。でも今のを見る限リ、ユタカには会えてないはずデス。さっきのユタカをドウ見ますか、ヒヨリ?
ひより なんか思い詰めてるようだったよね。女の子が靴箱の前で思いつめるといったら……。
パティ 足の臭いデスカ?
ひより そうじゃないけど、んー、都合がいいのか悪いのか、日本には『鬼の居ぬ間に』って諺があってね。
パティ つまり……。
ひより・パティ ラブレター……?
ひより いや、いやいやいやいや、あの小早川さんッスよ。ピュアで純粋でドジッ娘でチビッ子で病弱で臆病で萌え要素液つゆだくの小早川さんッスよ。
パティ でも、ヒヨリがそのオニを、オニさんこちらと拘束プレイしたのデスよね?
ひより いや、プレイじゃないから。誘ってもいないし。ていうか、何で小早川さんが出したって前提で話してるんスか?
パティ ユタカには需要がありマス。でもソレは、需要がなくはない・とても少ない・なくはないがまあありえないという意味デス。
ひより この場合本人に失礼なのか、より岩崎さんに失礼なのか分かんないッスね……。でもそうすると確かに、出した側って事になるッスね。相手は誰……って、ここ3年の靴箱ッスよ!?
パティ Chanceデスよ、ヒヨリ。
ひより えと、それってやっぱり、誰に宛てたか知るチャンスって意味……?
パティ Off Cauce!! モチロンです!
ひより 岩崎さんを焚きつけて修羅場現場を目撃して、それを同人作家としての血肉にしろと?
パティ Ah~……、ヒヨリがそうノゾむなら、それでOKデス。ワタシとしましては、ユリネタの供給源がなくなると困るのではと、シンパイしたのですが……。
ひより パティ。
パティ ハイ?
ひより 私さ。
パティ Um?
ひより 小早川さんの相手を、女の人だって前提で考えてたよ~!
パティ Oh! ゴウが深いネ、ヒヨリン♪
ひより とにかく、相手が誰かを確認するのには異論はないッス。
パティ じゃあ、片っ端から開けましょう。絨毯爆撃デース(開け始める)。
ひより パティ、自重! 合衆国の人が日本でそれ言うの危険すぎるから!(開け始める)。
パティ 左右とも弾幕が濃くなってしまいマスネ。
ひより (かがみの靴箱でみゆきの手紙を発見)ま、まさかの大発見!?
パティ ナント、ユタカのお相手はカガミでしたか。
ひより 早速岩崎さんに知らせないと。
パティ 電話急げ、デスネ。
ひより 善は急げッスよ。
パティ 電話も急いで出ナイと、切れてしまいマス。
ひより いや、今は電話より岩崎さんッス。(手紙はそのままで二人退場)

 こなた登場

こなた (そのまま反対の袖に消えかけて、慌てて戻ってくる)
 あ、嫁の事考えてたら、その嫁を探すのを忘れてたよ。
 まあ、私のアホ毛レーダーに反応がない分には、近くにはいないって事だね。
 いやー、どこ行ったのかな?
 今頃ダイエットメニューを一人で寂しくつついてるのかな?
 それを見られるのが嫌で、一人で姿をくらませるなんて、可愛いねーウチの嫁は。
 まあ、私は私で、そんなかがみを想像するだけで、チョココロネ3個いけちゃうし、
 コロネ体型になったらなったで、私がおいしく頂いちゃうわけだから心配ないんだけどね。
 とはいえ、本人に会えないのは不便だね。
 5、6限は移動教室だから、下手すると捕まらないかもしれないよ。
 いやいや、きっと待っててくれるとは思うけど、
 みさきちの魔手に攫われてしまうとも限らない。
 みさきちときたらおバカキャラの癖に、
 VAVA言いながら、私の嫁の簒奪を企んでるらしいからね。
 かがみが囚われの姫君になったら、
 私は伝説の勇者、浪漫の騎士、元ソルジャークラス1stになる事だっていとわないよ。
 魔王……いや、VA王・みさきちの城に乗り込んで、
 千と一夜の死闘の後に姫を救い出し、
 子供作って国を作って、そして伝説への王道ファンタジイってわけさ。
 でも、それじゃ放課後に寄り道できないな。
 むー、よもや逃がすつもりはないけど、念のため、靴箱に手紙を仕込んどこうかな。
 (紙を取り出して書く)
 『金太 待つ ゲマズ』
 じゃないな……。
 (書く)『♪それはゲマズで5時 二人でアヴァンチュール』
 こんなもんかな。
 これをかがみの靴箱に仕込んで……お?
 (みゆきの手紙を発見して目を通す)
 なんと先客が~!
 お、おのれぇ~、屋上で私の嫁を手篭めにする気だな。
 こうなったら待ち伏せして、南斗神挙伝承者として腕を振るうしかないようだね。
 ふっふっふ……さいたま地方気象台、
 正午発表の糟日部地方の天気予報はズバリ血の雨!
 さあ、雨雲は誰かな……(退場)。

 みなみ登場

みなみ (そのまま反対の袖に消えかけて、慌てて戻ってくる)
 ああ、ゆたかのことを考えていたら、通り過ぎてしまった。
 ゆたかがラブレターを出したなんて、信じたくない……。
 しかも相手は、かがみ先輩だなんて。
 恐れていた日がこんなにも早く来るなんて……。
 そう、ゆたかはいつかは私の存在を必要としなくなると思ってはいたし、
 所詮は女同士の夢のように儚い想い。
 男として与えるべき物を、私は持っていない。
 かがみ先輩は強い方だ。
 女でありながら、本来男が与えるべき物をも、きっと持っている。
 だからこそ、ゆたかにはかがみ先輩なのだろう。
 本来ならゆたかの恋を応援こそして、
 祝福すべきなのに、今私は何をしている?
 何のためにここにいる?
 かがみ先輩にあって、私にないものか。
 心当たりが多すぎる(胸に手を当てる)。
 別にいいじゃないか、ゆたかのそばに寄り添うのが、私以外の人だって……。
 いやダメだ!
 ゆたか、ゆたか、ゆたか、ゆたか。
 私の心の奥底、光の届かぬ深淵より湧き起こるこの叫び。
 せめて、せめて一言、かがみ先輩に言わなければ。
 私がゆたかのそばで確かに生きたという証として、
 『ゆたかをよろしく』と。
 ああ、でもわたしにその勇気が持てるだろうか?
 持たなければ、心の叫びがやがて私の身を引き裂くだろう。
 それならばそれで構わない。
 そうだ。
 かがみ先輩を屋上に呼び出そう。
 (手紙を書き、かがみの靴箱に入れる。扉は完全には閉まらない)
 ゆたかの手紙はすでに渡ってしまったか……。
 だからどうだというのだろう。
 もし渡っていなかったとしたらどうしたい?
 そう考えること自体、私の心がもう引き裂かれたという証なのだろうか。
 つなぎ合わせるには、やはりかがみ先輩への一言が必要だ。
 さもなければ、私は東京タワーに頂上にでも登って、
 23区も裂けよとばかりに叫ぶだろう。
 『ゆたか!!』と。
 例えそうしたところで、埼玉にいるゆたかの元に、
 この想いも声も届くはずはないのに。
 23区を裂く事が出来ても、二人の仲を裂くことなど出来ないのに。
 ああ、こんなことで私は生きていけるのだろうか?
 これから、ゆたかの笑顔が他の人にだけ向けられているという事実に、
 耐えていかなければならないのに……(退場)。

 かがみ登場

かがみ ふう、どうにか食べ終わったわね。
 体重がまた少し気になってきたからダイエットメニューにしたけど、
 こんなのこなたに見られたらなんて言われるか……。
 まあ、それで逃げ隠れしちゃう私も私だけど。
 でもあいつのことだから、
 前みたいに『カロリー計算してあげようか』なんて言い出すかもしれないわ。
 ったく、宿題一つちゃんとやらないくせに、そういうことに頭を使うのは大好きなんだから。
 その後、『私なりにかがみの健康に気を遣っただけだよ』なんて言いやがってさ……。
 う、嬉しくなんかないわよ。
 どうしてあいつに、そんな心配されなきゃいけないのよ。
 ……ああ、でも、
 普段どんな物をどれだけ食べているか知られてるからこそ、
 こんなことに気を揉むんだろうな。
 もう三年か……。
 なんだかんだで、長い付き合いになっちゃったわね。
 彼氏とかは出来なかったけど、
 友達は確かに出来たって思ってもいいんだよね、こういうのって。
 まあ、こなたは友達半分、悪友半分なんだけど。
 あ……べ、別に彼氏を諦めたとかじゃないんだからね。
 いい人がいれば、そりゃ私だって……。
 彼氏が出来たなんて言ったら、こなたの奴どんな顔するんかな。。
 宿題ちゃんと自分でするようになるんかな。
 ……いや、デート現場に乗り込んで、
 臆面もなく『写させて』なんて言うな。
 絶対言う。
 彼氏も彼氏で私より出来ない奴なら、
 『ごめん、実は俺も……』なんて言いかねないし、
 逆に私より出来る奴なら、こなたの面倒を押し付けたりして、
 そっからこなたと仲良くなって、哀れ私は寝取られ女。
 ……って、結局こなたのことばっか考えてるし。
 こんな感じの内は、彼氏なんて夢のまた夢ね。
 あーあ、いいですよーだ。
 どうせ恋もダイエットも実らない負け組女ですよーだ。
 (自分の靴箱を見る)
 あれ?
 ちゃんと閉めたはずだけど……。
 (みなみの手紙を発見する)
 ええ!?
 こ、こ、これってもしかして。
 早まっちゃいけないわ。
 つかさが夕飯の買い物のメモを置いただけかもしれないし。
 (読む)『一言、たった一言、どうしてもお伝えしたいことがあります。放課後、屋上まで来てください』
 一言? 一言って?
 何て口説かれるんだろう?
 なんて答えたらいいんだろう?
 手とか握られちゃうかな?
 抱き締められたり?
 か、顔が近付いてきてそのまま……キャー!
 早速ダイエットの成果が出たのね。
 引き締まったウエストに振り向いてくれた誰かが、勇気を振り絞ってこれを書いたのよ。
 桜は散っても、私の心は春なのね。(退場)

 つかさ登場

つかさ あれお姉ちゃんかな?
 見つかっちゃったかな?
 ああ、よかった。行っちゃった。
 ふう、こなちゃんとお姉ちゃんがいないから都合がいいと思ったけど、
 ゆきちゃんまでいなくなっちゃうから、困っちゃったよ。
 おかげで急いでお弁当食べて、
 急いでゆきちゃんに相談するためのお手紙書いたけど、
 間違いとかないかなあ……。
 でも書き直してる暇ないから入れちゃお。
 (手紙をみゆきの靴箱に入れる。扉は完全に閉まってない)
 うぅ、今日もあの悪夢にうなされて、おかげで寝不足だあ(あくび)。
 一体あれって何なんだろう?
 『やっさいもっさい』って。
 机でうとうとしているとき、思わず口走っちゃったんだけど、
 あのときから私の夢に『やっさいもっさい』が出てきて、
 毎晩追いかけられるようになっちゃった。
 誰かに相談したいけど、みんなの前で『やっさいもっさい』なんて言ったら、
 前の犬の芸の時みたいになるかもしれない。
 あの時は何とかなったけど、
 もしみんなが『やっさいもっさい』についてよく知ってて、
 それが変な意味だったりしたら……うぅ~、もう恥ずかしいのは嫌だよぉ。
 かといってうなされるのも嫌だし……。
 ゆきちゃんなら優しいし、物知りだからきっと私の悩みも聞いてくれる。
 『やっさいもっさい』が変な意味だとしても笑わないで
 ―それとも笑って、かな―済ませてくれる。
 ああ、早く放課後にならないかな。(退場)

 あやの登場

あやの みさちゃん、珍しく熱心にノートをとってると思ったら、手紙を書いていたわ。
 それも午前中ずっと。
 女の子があれだけ真剣になって書く手紙といったら、一つしかないわ。
 そう、ラブレター。
 最初は私もそうだったわ。
 他のことにはそわそわと落ち着きがなく、
 ただ愛しい人の面影のみを抱き締めて……
 ううん、みさちゃんの場合、むしろ手紙を書くのに集中して、
 いつもより落ち着いていたくらいだけど、
 それは他の子の場合と同じ。
 浮かれるか、沈み込むかね。
 相手が誰か気になるけど、今はそっと見守るべきよね。
 まだOKもらったわけじゃないし……。
 (みゆきの靴箱に気付く)
 あれ、あそこ開いてる。
 あの高さだと、私のおでこが丁度ぶつかっちゃう高さだわ。
 閉めとこっと。
 (手紙を発見)
 ええっ!?
 でもまさか……。
 ううん、偶然よ偶然。
 みさちゃんと高良ちゃんに、たまたま同じ日に春が来ただけよ。
 でも一応……。
 (読む)『大事なお話があまりす。屋上で持ってます。心ず来てね』
 ……字は丁寧だけど、この誤字・脱字。
 いかにもみさちゃん的だわ。
 どうしよう、相手が高良ちゃんだなんて。
 みさちゃんを諌める?
 高良ちゃんを止める?
 とにかく、じきにみさちゃんの身内になる私としては放っておけないわ。
 放課後、屋上に行かなきゃ。(退場)

























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  • あー、いかん。
    すで間違えてましたわい。
    指摘どもでした。 -- 42-115 (2008-06-08 21:26:19)
  • パティの off cauceが気になるのぅ
    of courseじゃなくてもいいのか
    アメリカ的にはああ書くのか? -- 名無しさん (2008-06-08 02:27:58)
  • 二場に期待!! -- 名無しさん (2008-05-27 12:59:12)
  • うまいなあ。 -- 名無しさん (2008-05-27 00:37:14)

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