背徳の宴 前編に戻る
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2.
「かがみっ! 」
弾丸のように飛び込んできたこなたが叫んだ。
全力で家まで走ってきたのか、流れるように綺麗な髪がひどく乱れている。
弾丸のように飛び込んできたこなたが叫んだ。
全力で家まで走ってきたのか、流れるように綺麗な髪がひどく乱れている。
こなたは肩で息をしながら、私とゆたかちゃんを交互に睨みつける。
怒りに満ちた視線が容赦なく突き刺さり、酷く痛い。
「どういうことさ! 」
こなたの怒鳴り声に、私は怯えてシーツを身体に引き寄せる。
怒りに満ちた視線が容赦なく突き刺さり、酷く痛い。
「どういうことさ! 」
こなたの怒鳴り声に、私は怯えてシーツを身体に引き寄せる。
「ふふっ。こなたお姉ちゃん。おかえりなさい」
ゆたかちゃんは、普段と全く変わらない。あどけない表情に、無垢としか思えない笑顔をうかべたままだ。
「メールをちゃんと見てくれたんだ。ありがとう。ありがとう」
言いながら、私の身体を引き寄せる。
ゆたかちゃんは、普段と全く変わらない。あどけない表情に、無垢としか思えない笑顔をうかべたままだ。
「メールをちゃんと見てくれたんだ。ありがとう。ありがとう」
言いながら、私の身体を引き寄せる。
「ゆ、ゆたかちゃん」
「こなたお姉ちゃん。かがみ先輩ってば、とっても可愛らしいんだよ」
「や、やだっ」
慌てて顔を背けようとするけれど、ゆたかちゃんは、あっさりと私の唇を奪ってしまう。
「お願い、ゆたかちゃん。やめて…… 」
ゆたかちゃんは私の願いを無視して、身体のアチコチを弄り始めた。
私は、睨みつけているこなたの視線から必死で顔を背ける。
「こなたお姉ちゃん。かがみ先輩ってば、とっても可愛らしいんだよ」
「や、やだっ」
慌てて顔を背けようとするけれど、ゆたかちゃんは、あっさりと私の唇を奪ってしまう。
「お願い、ゆたかちゃん。やめて…… 」
ゆたかちゃんは私の願いを無視して、身体のアチコチを弄り始めた。
私は、睨みつけているこなたの視線から必死で顔を背ける。
「や、やだ…… んあっ、だめ、だめよ」
「くすっ、かがみ先輩の身体って、すごく敏感なの」
「あっ、や、やあっ」
私の耳たぶを甘噛みしながら囁く。
「真っ赤になって恥じらうかがみ先輩はね、とっても可愛らしいんだ」
「んあっ、ゆたかちゃん、そこはイヤ、だめっ」
喘いで身体をくねらせるけれど、ゆたかちゃんの指先は容赦なく、私の下腹部に滑り込んでくる。
「かがみ先輩のアソコ…… 濡れてベトベトなんだよ」
くちゅ、くちゅっ、というイヤラシイ音が、こなたに聞こえてしまう。
「くすっ、かがみ先輩の身体って、すごく敏感なの」
「あっ、や、やあっ」
私の耳たぶを甘噛みしながら囁く。
「真っ赤になって恥じらうかがみ先輩はね、とっても可愛らしいんだ」
「んあっ、ゆたかちゃん、そこはイヤ、だめっ」
喘いで身体をくねらせるけれど、ゆたかちゃんの指先は容赦なく、私の下腹部に滑り込んでくる。
「かがみ先輩のアソコ…… 濡れてベトベトなんだよ」
くちゅ、くちゅっ、というイヤラシイ音が、こなたに聞こえてしまう。
「ダメ、お願い、もうやめて、んあっ」
ゆたかちゃんのもう一方の手が私の乳房を摘みながら、今度は私に向って囁き始めた。
「先輩の、切なくて甘酸っぱい喘ぎ声が好きです」
「ば、馬鹿、そんな事、言うなあっ」
摘んだ指先が動いて、乳首をひねられる。
「痛あっ、やめて、やだ、やだあっ」
ゆたかちゃんのもう一方の手が私の乳房を摘みながら、今度は私に向って囁き始めた。
「先輩の、切なくて甘酸っぱい喘ぎ声が好きです」
「ば、馬鹿、そんな事、言うなあっ」
摘んだ指先が動いて、乳首をひねられる。
「痛あっ、やめて、やだ、やだあっ」
「かがみ先輩。とても敏感ですね」
ゆたかちゃんは恍惚とした表情を浮かべながら、言葉を続ける。
「普段は強気なのに、いじめてあげると可愛らしく鳴いてくれるかがみ先輩が好きです。
本当はとても優しいのに、つっけんとんな先輩が愛しいです」
「や、やだ。お願い。言うな、言わないで! 」
「かがみ先輩の、さくらんぼのような乳首も、形の良いおわんのような乳房も、ちょうど掴みやすい大きさの腰も、
絶品としか思えないおしりの曲線も、きめ細かで白い素肌も、適度に脂肪のついたお腹も、健康的ですらりと伸びた太腿も、
綺麗に生え揃った恥毛も、イヤらしく濡れて敏感なあそこも、全部、全部大好きです」
「そんな恥ずかしいこと言うなあ! 」
私は真っ赤になりながら絶叫する。
「とっても可愛らしい先輩。ですから、もっと鳴いてくださいね」
大事なところを撫でられ、更に大きな悲鳴をあげようと、息を吸い込んだ時――
ゆたかちゃんは恍惚とした表情を浮かべながら、言葉を続ける。
「普段は強気なのに、いじめてあげると可愛らしく鳴いてくれるかがみ先輩が好きです。
本当はとても優しいのに、つっけんとんな先輩が愛しいです」
「や、やだ。お願い。言うな、言わないで! 」
「かがみ先輩の、さくらんぼのような乳首も、形の良いおわんのような乳房も、ちょうど掴みやすい大きさの腰も、
絶品としか思えないおしりの曲線も、きめ細かで白い素肌も、適度に脂肪のついたお腹も、健康的ですらりと伸びた太腿も、
綺麗に生え揃った恥毛も、イヤらしく濡れて敏感なあそこも、全部、全部大好きです」
「そんな恥ずかしいこと言うなあ! 」
私は真っ赤になりながら絶叫する。
「とっても可愛らしい先輩。ですから、もっと鳴いてくださいね」
大事なところを撫でられ、更に大きな悲鳴をあげようと、息を吸い込んだ時――
「ふざけるのもいい加減にしてよ! 」
とうとう我慢の限界に達したこなたの怒鳴り声が、部屋中に響いた。
荒々しい足取りで、ゆたかちゃんの眼前に迫り、普段からは想像も付かない怖い目つきで睨む。
荒々しい足取りで、ゆたかちゃんの眼前に迫り、普段からは想像も付かない怖い目つきで睨む。
「どうしたの? こなたお姉ちゃん」
ゆたかちゃんは笑顔のまま、ほんの少しだけ首を傾げてとぼける。
「ふざけないでよ! 」
こなたは、ポケットから取りだした携帯の画面を、ゆたかちゃんに突きつける。
「わざわざかがみと今からエッチするって、画像付きのメールを送ってきたよね 」
ゆたかちゃんは笑顔のまま、ほんの少しだけ首を傾げてとぼける。
「ふざけないでよ! 」
こなたは、ポケットから取りだした携帯の画面を、ゆたかちゃんに突きつける。
「わざわざかがみと今からエッチするって、画像付きのメールを送ってきたよね 」
「ど、どうして!? 」
私は悲鳴をあげた。わざと私達の関係をばらしたの?
「ちゃんと説明してくれるよね。ゆーちゃん」
いつもは穏やかなこなたの顔が、とても怖くてまともに見ることができない。
私は悲鳴をあげた。わざと私達の関係をばらしたの?
「ちゃんと説明してくれるよね。ゆーちゃん」
いつもは穏やかなこなたの顔が、とても怖くてまともに見ることができない。
「ふふ」
ゆたかちゃんは、氷のような表情を閃かせながら笑った。ぞくりと身体が震える。
「あんなメールもらったら、バイトは休むしかないよ」
こなたも、のんびりとした普段の表情とはかけ離れた表情のまま、メールを忌わしそうに見ながら消す。
「こなたお姉ちゃん。コスプレ喫茶のバイト休んじゃダメじゃないかな。パティちゃんも店長さんも困っちゃうよ」
「そんなことはどうでもいいよ! ちゃんと私に説明してよ」
「説明って言っても、お姉ちゃんの見たままだよ。かがみ先輩とえっちをしているだけ」
ゆたかちゃんは、私の身体をぎゅっと抱きしめながら囁く。
「かがみ先輩は、私の所有物だからね」
ゆたかちゃんは、氷のような表情を閃かせながら笑った。ぞくりと身体が震える。
「あんなメールもらったら、バイトは休むしかないよ」
こなたも、のんびりとした普段の表情とはかけ離れた表情のまま、メールを忌わしそうに見ながら消す。
「こなたお姉ちゃん。コスプレ喫茶のバイト休んじゃダメじゃないかな。パティちゃんも店長さんも困っちゃうよ」
「そんなことはどうでもいいよ! ちゃんと私に説明してよ」
「説明って言っても、お姉ちゃんの見たままだよ。かがみ先輩とえっちをしているだけ」
ゆたかちゃんは、私の身体をぎゅっと抱きしめながら囁く。
「かがみ先輩は、私の所有物だからね」
「ふざけないでよ! 」
金切り声が、再び、部屋中に響き渡る。
「こなたお姉ちゃん。あまり興奮しないでよ。お話ができなくなっちゃう」
ゆたかちゃんは余裕綽々の態度をみせて、更にこなたの感情を逆なでしている。
何故、そんな無益なことをする?
こなたを怒らせるようなことをして何の意味がある?
金切り声が、再び、部屋中に響き渡る。
「こなたお姉ちゃん。あまり興奮しないでよ。お話ができなくなっちゃう」
ゆたかちゃんは余裕綽々の態度をみせて、更にこなたの感情を逆なでしている。
何故、そんな無益なことをする?
こなたを怒らせるようなことをして何の意味がある?
「かがみ先輩は、『私』と付き合っているの。こなたお姉ちゃん」
ゆたかちゃんは歌うように言い、愛くるしい顔を近づけてから、こなたに見せつけるようにキスを始める。
「ん…… んくぅ」
ゆたかちゃんの口から熱い唾液が喉に流れ込んできて、喉を何度も鳴らした。
ゆたかちゃんは歌うように言い、愛くるしい顔を近づけてから、こなたに見せつけるようにキスを始める。
「ん…… んくぅ」
ゆたかちゃんの口から熱い唾液が喉に流れ込んできて、喉を何度も鳴らした。
「かがみ先輩はね。エッチが大好きで、とっても卑猥な先輩なんだ」
ゆたかちゃんは私の背中を引っ掻きながら、とても楽しそうにさえずる。
「そんな…… 」
こなたの声が震えている。信じたくない現実から逃れるように顔をそむける。
「本当だよ。こなたお姉ちゃん」
ゆたかちゃんは、確信に満ちた表情で言って、私の身体をイヤらしく撫で回す。
「だめ、お願い、やめて、んああ、やだ、やだああああっ」
「かがみ…… 」
こなたが、はしたなくよがりながら、喘いでいる私を見ながら、放心したように呟いた。
従姉妹と、高校の友人が、エッチをしている現場をリアルタイムで見せつけられたのだから無理もない。
ゆたかちゃんは私の背中を引っ掻きながら、とても楽しそうにさえずる。
「そんな…… 」
こなたの声が震えている。信じたくない現実から逃れるように顔をそむける。
「本当だよ。こなたお姉ちゃん」
ゆたかちゃんは、確信に満ちた表情で言って、私の身体をイヤらしく撫で回す。
「だめ、お願い、やめて、んああ、やだ、やだああああっ」
「かがみ…… 」
こなたが、はしたなくよがりながら、喘いでいる私を見ながら、放心したように呟いた。
従姉妹と、高校の友人が、エッチをしている現場をリアルタイムで見せつけられたのだから無理もない。
「どうして! どうしてっかがみ! 何でゆーちゃんとこんなことをしているのさ? 」
気がつけばこなたの瞳に、涙が溜まっていた。
「だって、だって、こなたが…… 」
「私が、何さ? 」
「だって、こなたが振り向いてくれないから…… 私、寂しくて」
私は、自分でも気づかない内に、とんでもないことを口走っていた。
気がつけばこなたの瞳に、涙が溜まっていた。
「だって、だって、こなたが…… 」
「私が、何さ? 」
「だって、こなたが振り向いてくれないから…… 私、寂しくて」
私は、自分でも気づかない内に、とんでもないことを口走っていた。
恥ずかしさで顔を火照らせながらも、堰を切ったように言葉が溢れ出して止まらない。
「私、ずっと前からこなたのことが好きだった。こなたから宿題をみせてくれって頼まれたのが、出会ったきっかけだけど、
すぐにこなたのことが大好きになった。いじわるなことを言いながらも懐いてくるこなたが可愛かったし、
とても長い髪をすいてあげたいし、小さな唇を塞いであげたいし、薄く小さな胸がとても魅力的だわ。
こなたをベッドで鳴かしてみせたいと思わない夜はなかった。こなたを想いながら何十回も一人エッチもした。
でも、こなたは…… 」
私は、呆然と見ているこなたの瞳を見据えて言った。
「こなたは、ノンケでしょう」
すぐにこなたのことが大好きになった。いじわるなことを言いながらも懐いてくるこなたが可愛かったし、
とても長い髪をすいてあげたいし、小さな唇を塞いであげたいし、薄く小さな胸がとても魅力的だわ。
こなたをベッドで鳴かしてみせたいと思わない夜はなかった。こなたを想いながら何十回も一人エッチもした。
でも、こなたは…… 」
私は、呆然と見ているこなたの瞳を見据えて言った。
「こなたは、ノンケでしょう」
「か、かがみ、私、私は…… 」
こなたは何かを言いたそうに喘ぐが、それは言葉になる前に、意味不明の音となって空中にかき消えてしまう。
こなたは何かを言いたそうに喘ぐが、それは言葉になる前に、意味不明の音となって空中にかき消えてしまう。
「あんたが『私、ノンケだから』って言う度に、私は、自分の胸を掻き毟りたくなったわ。いくら好きになっても
絶対に想いは届かないと知ってしまったから。こなたの笑顔が誰か見知らぬ男にとられると思っただけで、
身の毛のよだつ思いだった。でも、私は行動を起こすことができなかった。私の性癖を知られてひかれるのが怖くて、
どうしても告白できなかった。それでも、夜になると寂しくて耐えられなくて、自分が壊れてしまいそうで…… 」
私の頬からは、ぽろぽろと涙を零れて、シーツに幾つもの染みをつくっていく。
絶対に想いは届かないと知ってしまったから。こなたの笑顔が誰か見知らぬ男にとられると思っただけで、
身の毛のよだつ思いだった。でも、私は行動を起こすことができなかった。私の性癖を知られてひかれるのが怖くて、
どうしても告白できなかった。それでも、夜になると寂しくて耐えられなくて、自分が壊れてしまいそうで…… 」
私の頬からは、ぽろぽろと涙を零れて、シーツに幾つもの染みをつくっていく。
「そんな時、かがみ先輩の心の隙間に忍び込んできた悪い女の子がいたの」
ゆたかちゃんが涙の跡を舐めながら、私の言葉を引き継いだ。
「私も、こなたお姉ちゃんのことが好きなんだよ。こなたお姉ちゃんってとても優しいから。
病弱な私をいつも看てくれたのはこなたお姉ちゃんだし、小さくていじめられやすかった私を庇ってくれたのも
こなたお姉ちゃん。料理を教えてくれたのも、高校に早く溶け込んでくれるように助けてくれたのも、
ネットの使い方を教えてくれて、コミュまで紹介してくれたのもみんなお姉ちゃん。
私にとってこなたお姉ちゃんは、ずっと憧憬と恋愛の対象なの」
ゆたかちゃんが涙の跡を舐めながら、私の言葉を引き継いだ。
「私も、こなたお姉ちゃんのことが好きなんだよ。こなたお姉ちゃんってとても優しいから。
病弱な私をいつも看てくれたのはこなたお姉ちゃんだし、小さくていじめられやすかった私を庇ってくれたのも
こなたお姉ちゃん。料理を教えてくれたのも、高校に早く溶け込んでくれるように助けてくれたのも、
ネットの使い方を教えてくれて、コミュまで紹介してくれたのもみんなお姉ちゃん。
私にとってこなたお姉ちゃんは、ずっと憧憬と恋愛の対象なの」
「ゆーちゃん…… 」
こなたは小さく呟いただけで、悲しそうな表情を浮かべて佇んでいる。
こなたは小さく呟いただけで、悲しそうな表情を浮かべて佇んでいる。
「高校に入ってすぐに、お姉ちゃん。かがみ先輩とつかさ先輩を連れてきたよね」
「うん」
「その時に、私、気づいちゃったの。こなたお姉ちゃんは、かがみ先輩が好きだって」
「えっ!? 」
私は思わず口を挟んでしまった。
「ゆたかちゃん。こなたはノンケのはずよ」
「うん」
「その時に、私、気づいちゃったの。こなたお姉ちゃんは、かがみ先輩が好きだって」
「えっ!? 」
私は思わず口を挟んでしまった。
「ゆたかちゃん。こなたはノンケのはずよ」
「かがみ先輩って、他人の言葉を額面通りに受け取ってしまうのですね。こなたお姉ちゃんは間違いなく
かがみ先輩のことが好きでしたよ。恋愛感情か友情の延長かは分かりませんけれど」
「そ、そんな…… 」
私はこなたの顔を見たけれど、こなたの表情は変わらなかった。
「こなたお姉ちゃんが自分の本当の気持ちに気づいて、かがみ先輩とくっつくことが怖かった。
こなたお姉ちゃんと、かがみ先輩が恋人になることなんて、絶対に許せなかった。小さな頃からずっとずっと
こなたお姉ちゃんのことが大好きだったのに、いきなり出てきた人に横取りされるなんて耐えられなかった」
かがみ先輩のことが好きでしたよ。恋愛感情か友情の延長かは分かりませんけれど」
「そ、そんな…… 」
私はこなたの顔を見たけれど、こなたの表情は変わらなかった。
「こなたお姉ちゃんが自分の本当の気持ちに気づいて、かがみ先輩とくっつくことが怖かった。
こなたお姉ちゃんと、かがみ先輩が恋人になることなんて、絶対に許せなかった。小さな頃からずっとずっと
こなたお姉ちゃんのことが大好きだったのに、いきなり出てきた人に横取りされるなんて耐えられなかった」
ゆたかちゃんは、激しい言葉とは対照的に、ごく淡々とした口調で話し続けている。
「だから、かがみを誘惑したの? 」
こなたが、やるせなさそうに言った。
「だから、かがみを誘惑したの? 」
こなたが、やるせなさそうに言った。
「そうだよ。こなたお姉ちゃん。かがみ先輩はこなたお姉ちゃんしか見えていなかった。
でも、かがみ先輩はお姉ちゃんがノンケだと固く信じていたからね」
ゆたかちゃんは、私とこなたの顔を交互に見比べてから話し続ける。
「かがみ先輩は、こなたお姉ちゃんに心と体の両方を求めていた。でもこのままでは両方を満たせない。
そこで、私はかがみ先輩に対して、もてあましている身体を癒してあげると言って近づいたの」
でも、かがみ先輩はお姉ちゃんがノンケだと固く信じていたからね」
ゆたかちゃんは、私とこなたの顔を交互に見比べてから話し続ける。
「かがみ先輩は、こなたお姉ちゃんに心と体の両方を求めていた。でもこのままでは両方を満たせない。
そこで、私はかがみ先輩に対して、もてあましている身体を癒してあげると言って近づいたの」
「ゆーちゃん。話が飛躍するね」
こなたは、理解しきれずに首をひねっている。
こなたは、理解しきれずに首をひねっている。
「ごめんね、こなたお姉ちゃん。私自身も、整理はしきれていないんだ。とにかく、かがみ先輩の身体を私が奪えば、
かがみ先輩とお姉ちゃんがくっつくことはないと思ったの。でもね。とても不安だったんだ。
いくら身体を重ね合わせてもココロは通わないから、不安が消えないのも当然なのだけど」
かがみ先輩とお姉ちゃんがくっつくことはないと思ったの。でもね。とても不安だったんだ。
いくら身体を重ね合わせてもココロは通わないから、不安が消えないのも当然なのだけど」
ゆたかちゃんの声がやけに遠くに響いた。所詮身体だけの関係なんて、薄っぺらくて、嘘っぱちなものでしかない。
「それでね。私とかがみ先輩の関係を、こなたお姉ちゃんに教えてあげれば、二人を完全に引き離すことができると思ったの。
だから、かがみ先輩とのエッチな写真を隠し撮りして、こなたお姉ちゃんに送りつけたんだ」
「それでね。私とかがみ先輩の関係を、こなたお姉ちゃんに教えてあげれば、二人を完全に引き離すことができると思ったの。
だから、かがみ先輩とのエッチな写真を隠し撮りして、こなたお姉ちゃんに送りつけたんだ」
ゆたかちゃんは一気に話してから、こなたお姉ちゃんに微笑みかけた。
「ごめんね。こなたお姉ちゃん」
「ごめんね。こなたお姉ちゃん」
「ゆーちゃん。今さら謝って済むとでも思っているの? 」
落胆したこなたの声は、可哀そうに思えるほどひどく小さかった。
「ううん。思っていないよ。私、明日から実家にもどろうか? 」
「そんな事、必要ないよ…… 」
両肩を落としながら、こなたは投げやりになっている。
「もう、どうでもいいよ。ゆーちゃんが、かがみと付き合いたいなら私は構わないよ。それに、
ゆーちゃんの気持ちには応えられないし」
「それならかがみ先輩とくっつく? 」
落胆したこなたの声は、可哀そうに思えるほどひどく小さかった。
「ううん。思っていないよ。私、明日から実家にもどろうか? 」
「そんな事、必要ないよ…… 」
両肩を落としながら、こなたは投げやりになっている。
「もう、どうでもいいよ。ゆーちゃんが、かがみと付き合いたいなら私は構わないよ。それに、
ゆーちゃんの気持ちには応えられないし」
「それならかがみ先輩とくっつく? 」
ゆたかちゃんは、ポーカーフェイスを崩さない。そして私は動揺を隠せない。
「こ、こなた…… 」
小さく呟いた私に、こなたはとても疲れた表情をみせてから続ける。
「それも無いよ。私はかがみを『嫁』にしたいくらい好きだった。もしかしたらかがみとフラグが立って、
相思相愛になる未来があったのかもしれないけれど、『ノンケ』というのもあながち嘘ではないみたいだね。
今日みたいな修羅場をみせられると、リアルで同性と付き合うのはやっぱり重たいよ…… 」
「こ、こなた…… 」
小さく呟いた私に、こなたはとても疲れた表情をみせてから続ける。
「それも無いよ。私はかがみを『嫁』にしたいくらい好きだった。もしかしたらかがみとフラグが立って、
相思相愛になる未来があったのかもしれないけれど、『ノンケ』というのもあながち嘘ではないみたいだね。
今日みたいな修羅場をみせられると、リアルで同性と付き合うのはやっぱり重たいよ…… 」
「こなた…… 」
私は、一体、何をしているのだろう?
私は、一体、何をしているのだろう?
「かがみ。ごめんね。フラグは立たなかったみたい」
こなたは寂しそうな表情を見せてから立ち上がった。
「かがみ、明日学校で会っても無視しないでね」
「するわけ…… ないじゃない」
私の言葉に小さく微笑んでから、こなたは身体を翻して去ってしまった。
こなたは寂しそうな表情を見せてから立ち上がった。
「かがみ、明日学校で会っても無視しないでね」
「するわけ…… ないじゃない」
私の言葉に小さく微笑んでから、こなたは身体を翻して去ってしまった。
「さてと」
ゆたかちゃんは立ち上がった。机の引き出しをあけて、何かを取り出す。
「はい。かがみ先輩。どうぞ」
ゆたかちゃんは立ち上がった。机の引き出しをあけて、何かを取り出す。
「はい。かがみ先輩。どうぞ」
私の目の前に差し出されたのは…… ナイフだ。それもかなり大きい奴。
「かがみ先輩。これを私に使ってもいいですよ。私を恨んでいるのでしょう? 」
私は、差し出されたナイフを手にとった。ひんやりとした感触が掌に伝わる。
「流石に自分のやったことが正しいと思えませんから、これで責任を取ります」
ゆたかちゃんは躊躇いなく言うと、ベッドに座ったまま目を閉じた。
私は、差し出されたナイフを手にとった。ひんやりとした感触が掌に伝わる。
「流石に自分のやったことが正しいと思えませんから、これで責任を取ります」
ゆたかちゃんは躊躇いなく言うと、ベッドに座ったまま目を閉じた。
私はさやを抜き取ると、銀色の刃が蛍光灯の光を吸って怪しく光る。
両手で柄を掴んでゆたかちゃんの方に向ける。私の指先はぶるぶると震えている。
目の前には、こなたとの恋路を無茶苦茶にした憎い相手がいる。
この子を地上から消し去ってしまいたいという思いは強い。
両手で柄を掴んでゆたかちゃんの方に向ける。私の指先はぶるぶると震えている。
目の前には、こなたとの恋路を無茶苦茶にした憎い相手がいる。
この子を地上から消し去ってしまいたいという思いは強い。
私は…… 私は……
私は、ゆっくりとゆたかちゃんに近づく。狙いをさだめた獲物の様子を伺おうと、表情を探る。
ゆたかちゃんは…… ひどく震えていた。
肉食獣に狙われたリスのようにおびえながら、必死で両手を握りしめている。
ゆたかちゃんは…… ひどく震えていた。
肉食獣に狙われたリスのようにおびえながら、必死で両手を握りしめている。
それでも私は、ゆたかちゃんに向けたナイフを、震えるゆたかちゃんの首筋にあてた。
「ひっ」
ゆたかちゃんの瞼がひらき、恐怖の色に染まる。
「ひっ」
ゆたかちゃんの瞼がひらき、恐怖の色に染まる。
「ふふ…… そっか、そうよね」
私は薄く笑ってから、ゆたかちゃんの身体からナイフを離して、壁ぎわにほうりなげた。
乾いた金属音が、微かに鼓膜に響く。
私は薄く笑ってから、ゆたかちゃんの身体からナイフを離して、壁ぎわにほうりなげた。
乾いた金属音が、微かに鼓膜に響く。
戸惑うゆたかちゃんの表情を、じっくりと眺めた後で、私はゆたかちゃんを強く抱きしめる。
「ゆたかちゃん。あんたを離さないわ」
「かがみ…… 先輩? 」
「私から一生離れることを許さない。それがあんたに対する罰よ。地獄の底まで付き合ってもらうわ」
私の意図を、しっかり理解した2年下の後輩も微笑み返す。
今まで見てきた中で、一番大人びた笑顔だ。
「ゆたかちゃん。あんたを離さないわ」
「かがみ…… 先輩? 」
「私から一生離れることを許さない。それがあんたに対する罰よ。地獄の底まで付き合ってもらうわ」
私の意図を、しっかり理解した2年下の後輩も微笑み返す。
今まで見てきた中で、一番大人びた笑顔だ。
「望むところです、かがみ先輩。私だって離れませんから」
敢えて勝気な表情をつくったゆたかちゃんに、満足げにうなずいてから、私はゆたかちゃんの唇をしっかりと塞いだ。
敢えて勝気な表情をつくったゆたかちゃんに、満足げにうなずいてから、私はゆたかちゃんの唇をしっかりと塞いだ。
(おしまい)
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- ゆたか1人勝ちじゃないかこれ? -- 名無しさん (2012-12-13 23:56:42)
- なんて黒ゆたか
かがみんを離すとはこなたはもったいない事したね!
こうしてゆーちゃんが勝ち組に! -- 名無しさん (2009-08-19 23:42:59) - 意外な 結末 でしたよ
-- ラグ (2009-01-08 12:23:52) - こんなゆたかちゃんだいすきや~ -- 薫風 (2008-11-06 18:00:13)
- 待ってました後編!こういうエンドは予想してなかったです!
続編または新作期待してます! -- 名無しさん (2008-11-04 21:22:38) - こなかがエンドだと思ってた…
が、GJ。このカプも好き。というか黒ゆたか最高w -- 名無しさん (2008-11-03 22:27:03)