kairakunoza @ ウィキ

私だけの。

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匿名ユーザー

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クラス替え。それは私にとって僅かな期待と多くの絶望が混じる瞬間だった。

【私だけの。】

「また…違うクラス…」
「や。柊。また一緒だな。」
「…え。」
クラスメートが何か喋っているがよく分からない。
「いるよなー。自分の第一目標しか目に入らない奴。」
代わり映えしない教室で授業を受ける。ここに何故あいつはいないのか。
「こなた…。」
思わず口に出す。
「何だ、柊。恋人が恋しいのか?」
教室の言葉に笑いが起こり。私の顔が紅くなるのが分かった。
「お。噂をすれば泉じゃん。」
勢いよく外を見る。移動教室なのだろうか。私の知らないクラスメートと私の知らない笑顔で話すこなたがいた。
(私の知らない知らない知らない…!)
バキっー
「柊さん!?」
「あ…っ。」
シャーペンが真っ二つに折れていた。
「先生。」
手を上げる。
「なんだ?柊。」
「シャーペンが折れたので保健室行ってきます。」
「先生はそれ、ムリあるとおもうぞ…。大体まだ授業ちゅ…」
「その問題の答は2で、次の問題は底を揃え分母を払えば3となります。では。」
朗々と。教師の返事を待たず、私は教室を後にする。出る間際、恋って盲目だねぇとかいう言葉が聞こえたが無視する。
「あっ。かがみん~」
ぱたぱたと。こなたがこちらに走ってくる。
「……」
「かがみん?ってうわぁ」
こなたを抱き抱える。俗にいうお姫様抱っこだ。
「せ、先生には早退したって言っといて~」
こなたが顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
「ちょ、かがみん?どこ、行く、の?」
「…舌噛むわよ。」
保健室に入る。養護教諭はいない様だ。念のため鍵を締める。
「……」
少し乱暴にこなたをベッドに下ろす。
「かがみん?今日変だよ?」
乱暴に制服を脱がす。
「あっ、ちょっと、こんな所で…っ」
抵抗するが押さえ付けた。
「うああっ、嫌ぁ…」
こなたの割れ目に指を差し入れる。
「む~っうー」
「声。出しなさいよ。」
「あっ、止めて…かがみん」
シーツを噛み、声を出さまいとしている。
「濡れてきたわよ?」
「濡れて、なんか、ないもんっ」
「いいわ。じゃあイかせてあげる。」
「うあっ、む~、あぁっ」
「声。出しなさいっ」
ああ。
「う~、はぁっ、嫌ぁ」
なんて事してるんだ。私は。
「っ!やだやだやだやだやだぁっ」
「……」
愛液を散らしながらこなたは絶頂を迎えた。
「ふぇ…も、イヤだよぅ…」
未だ身体を動かす事の出来ないまま。こなたは涙を流していた。
「…かがみんなんて」
「ごめん。」
涙を舐めとる。
「…大嫌い」
「~っ、ごめん…」
あーあ。嫌われたか。まあ当然かな…
「…謝っても許さないから」
「ごめん。」
でも。
「あ、あんただって悪いのよっ。あんな笑顔、私以外に見せてっ」
「え…」
「エゴなのはっ、我が儘なのは分かってるっ。でも…」あんたが私以外と話すと、笑うと、胸が、身体中が痛い。
「かがみん…」
「ごめん。帰るね…」
私は立ち上がり。踵を返す。
こんっー
「ったあ。」
頭に何かぶつかった。振り向くといつの間にかこなたの顔が真下にあった。
「!?」
髪を引っ張られ。引き寄せられる。
「ちょ、痛…」
ぎこちないキス。こなたは精一杯背伸びしている。
「…かがみん。私は怒っているんだよ。」
あ、やば。頬が緩む。
「ごめん。」
「これから一週間毎日キスすること。」
いつの間にか泣き止んでいる。
「え…」
「そうしないと許さないから」
「毎分でも喜んで。」
「それから。」
「ん?」
「この笑顔を見せるのは、かがみんだけだよっ」
とびっきりの微笑み。
「…かがみんも私と同じ悩み事。あったんだね」
小声で。
「え?何?」
「何でもないっ」
「?まっいいわ。取り敢えず今日のキスっ」
「え!?そんな、いきなりっ」
FIN



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  • GJ!!(≧∀≦)b -- 名無しさん (2023-09-22 20:55:59)
  • かがみのやきもち可愛いですね、
    ヤンデレ5秒前? -- チャムチロ (2012-09-16 13:31:51)
  • これが若さゆえの過ちか -- 名無しさん (2011-04-12 18:44:15)
  • わがままなかがみ かわいいです


    -- 名無しさん (2010-05-22 16:54:13)




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