○進軍中 アフリカ南部同盟軍 “レゼルヴェ国軍”『改造修斗部隊』
我らが地球!アフリカ南部同盟軍の先陣を切るのは、
『改造修斗部隊』であった!!
改造。それ即ちは形状が違っていた!!
ある修斗は髪のような装甲が装備されており、七三分けを!
ある修斗は、犬のような牙と爪を!!
ある修斗は顎が鋭角に、尖(とん)がっていた!!
七三分けの修斗に乗る男。
『ズラナンデス』はこう言う。
「相手の出方がどうなのか、探りを入れるのが、我々先陣の務め…。」
「調子はどうですかな?『アゴナガーイ』、『鎌瀬犬一(かませ けんいち)』。」
アゴナガーイは答える。
「面白い…狂気の沙汰ほど面白い…。ククク、狂える程の良い調子だ。」
鎌瀬もまた答える。
「ウォォ~ン、俺の魂に“ウォンウォン”囁(ささや)くぜ!!」
尚、ズラナンデス、アゴナガーイ、鎌瀬犬一については、
『ウルトラマサイ(フィールさん作)』
『影狼隊徒然記【隊長の優雅な休暇】(春休戦さん作)』
を参照だ!!
そんな彼等に待ち受けるのは…!!
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
3機の羅甲であった!!
3機は羅甲は直立していた!!
3機の羅甲はハッチが開いていた!!
その3機のパイロットは全て…!!
“ 全 裸 ”で あ っ た ! !
3機のパイロットはこう言う。
アムステラ兵・ヌードソルジャー・ヨワンキー
「ひえぇー!いざ戦うとなると、ドキドキでございますゥー!!」
アムステラ兵・ヌードソルジャー・グドード
「やるんだ!やるとなったら、やるしかないんだ!!」
アムステラ兵・ヌードソルジャー・テルンツェ
「グドードはん、無茶言いなはるぅー!!」
尚、この3人については、
『ギガント破壊指令・爆熱!巨大ロボット編・最終話』を参照だ!!
3人は羅甲のハッチを閉める。
ヨワンキー!
「やるぞ~!ヌード・ソルジャーは無敵さ~!!」
グドード!
「ボギヂオ大佐の勇気に報いるぞ!!」
テルンツェ!
「あの機体如き相手じゃありま~!!」
かくして!
3機と3機が睨(にら)み合った!!
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○クロガネの賛歌 第8章 “激戦!クロガネの咆哮”
第 3 話 「 裸 の 兵 士 v s 特 異 な 奴 等 。 」
改造修斗3機は、さっきまでハッチが開いていた、3機の羅甲を分析する。
ズラナンデス。
「見間違えでしょうか?あの3機…。」
「パイロットが“すっぽんぽん”だったような気が致します。」
アゴナガーイ。
「狂ってやがるぜッ…。危険だらけの戦場で“フルチン”とはな。」
「アイツ等ッ…。学園でもハンサムかもな。」
鎌瀬。
「ウォォン!“チンチン丸出し”だったぜ!!」
「レゼルヴェ国の新兵試験だったら落ちてたぜ、ォオオン!!」
ズラナンデス。
「“全裸”の訳は気にかかりますが、改造機とは言え『修斗』は羅甲に劣ります。」
「惑わされずに行きましょう。各機奇襲が持ち味なのですから。」
アゴナガーイ。
「ククク。狂気だ。狂気が俺を突き動かす。」
「“裸”であろうとも、学園でハンサムなのは、俺だと言う事を思い知らしめてやろう。」
鎌瀬。
「ウォォン!“ポコチンが丸出し”だろうと負けないぜ!!」
「俺の愛読書!戦いのバイブル『銀牙シリーズ』から得たパワーを見せてやるぜー!!」
対する羅甲3機。
ヨワンキー。
「“マッパ”で死んだら笑い者。否が応でも気合いが入りますな。」
グドード。
「“男根を露出”してるからな!変死体も良いトコロだ!!」
テルンツェ。
「“ヌード”が最期の姿じゃあ洒落にならんぞな!!」
ヨワンキー。
「さて近づかれる前に、攻撃を仕掛けるか。」
グドード。
「あのタイプは接近戦仕様だったな!」
テルンツェ。
「マシンガンで先に攻撃ぞな!!」
3機はマシンガンを構え…!!
ドババババババ バ バ バ バ バ バ バ ! ! !
撃った!!
そ
の
時
!
弾幕をぬって飛び掛かる修斗が1機!!
そ
の
名
も
!
「ウォォン!俺だ!鎌瀬犬一だ!!」
そして、こう言い放つ!!
「ドッグヒーローへの応援歌その3!
俺は捧ぐっ、かつて奥羽軍の2代目総大将と呼ばれた秋田犬へと、
この絶・天狼抜刀牙(ぜつ・てんろうばっとうが)を―――――!!」
〇絶・天狼抜刀牙(ぜつ・てんろうばっとうが)
惑星オオウに伝わる抜刀牙の中で、最強と謳(うた)われるも失われた必殺技。
体を縦に回転させつつ突っ込み、回転の力で牙にすさまじい切れ味を与え、敵者を切り裂く。
惑星オオウに伝わるも、現在失われてしまった必殺技が何故地球に伝わっているか?
それは『銀牙シリーズ』の作者『高橋よしひろ先生』の犬への愛情を起因とした、
類まれなる才能に他ならない。
著書の『銀牙シリーズ』は犬を題材とした戦いの歴史を紡ぐ一大サーガとして執筆された。
登場人物は…。犬。犬。犬。時折人間も出るが、基本的に犬によって描かれる物語であり、
犬を描かせれば『高橋よしひろ先生』と言われる程、犬を中心に扱った作風であり、
犬を描く者として、他に並ぶ者は居なかったのだ。
そんな『高橋よしひろ先生』が『銀牙シリーズ』の初代『銀牙 -流れ星 銀-』で発表した、
『 抜 刀 牙 』の数々は本来犬が持つ底知れぬパワーを『 存 分 に 劇 画 化 』ッ!!
超人…。否(いいや)。犬であるから超犬であるか。その超犬的な必殺技の数々は、
『高橋よしひろ先生』だからこそ描く事が出来る描写の数々であり、
そしてその描写の数々は、実に多くの読者を魅了して止まなかった。
後期のシリーズでは、超犬的過ぎる技である為か『絶・天狼抜刀牙』以外の抜刀牙は、
描写される事は無くなったが、今を持って尚『抜刀牙に魅了される読者は、後を絶たない』ッ!!
そして、そんな超犬的な技の数々が、超犬的な存在である『オオウ星人』が使えぬハズは無かったし、
その必殺技性を漫画のインスピレーションとして得る事が出来る人間もまた、
犬を愛して止まない、犬劇画の第一人者である『高橋よしひろ先生』以外に居なかったのだ!!
そう。そしてその必殺技の概念は一人の愛読者が体現する…!その名も『鎌瀬犬一』ッ!!
それが『オオウ星人』達が『失った抜刀牙』を『鎌瀬犬一』が使用できる理由(わけ)である!!
鎌瀬は人間故に、オオウ星人が使う程の必殺性がある『抜刀牙』放てないモノも、
その必殺技の恐ろしさは、全く持って変わる事無く、正に『必殺技の名』に相応しい!!
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その必殺技を…!!
今、ここに!!
行け!鎌瀬犬一ッ!!
「ウオオ~ン!!」
「絶・天狼抜刀牙(ぜつ・てんろうばっとうが)ッ!!」
ッ
ッ
ギャルルルルルルル ル ル ル ル ル ル
ル ル ル ル ォ ォ ォ オ オ オ オ オ オ オ オ ! !
(犬のような牙と爪を持つ改造修斗で!!)
(縦回転をしながら、羅甲に突っ込むッ!!)
ッ
ッ
ギシャァァァァァアアアアアア ア ア ア ア ア ア ア ア ! ! !
ッ
ッ
ヨワンキー。
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
「恐ろしい威力の必殺技だったよ。」
「俺ビビリだしさぁ。ボギヂオ大佐の決意を旨にさ。」
「“すっぽんぽん”になってなかったら、ビビってマトモに被弾してだろうな。」
ヨワンキーはこう言い放つ!!
「マシンガンの銃撃を避けながらの攻撃。」
「見事だよ。でもその分、攻撃に甘さがある事を気付いたよ。」
「おかげで『左肩の装甲を破損』しただけですんだ。」
「攻撃にビビらずよく見た事。それが要因だな。」
鎌瀬はたじろぐ!
「ギャワァーン!!避けられるとはァー!!?」
ズラナンデスが続く!!
「このまま鎌瀬を見捨てる事は出来ません!!」
ズラナンデス機が修斗の頭に両手をやると、なんとそのまま頭部装甲が外れた!
七三の!七三の!七三の!ブゥメランと化すゥー!!
「ヘアー!! マ イ ズ ラ ッ ガ ー ! ! 」
ブーメランのごとき軌道で発射された頭部装甲!!
左肩が不自由なヨワンキーの羅甲目掛けて飛ぶ!!
が
!
ド ド ド ド ド ドドドド ドドド ドド ド ド ド ド ド ド ド ド
グドード機が立ち塞がる!
「俺の羅甲は勇気と共に!」
「己の象徴であった、レッドスーツを脱ぎ捨て!!」
「恥ずかしい“フルチン姿”となってまで我等を鼓舞する!!」
「 ボ ギ ヂ オ 大 佐 の “ 決 意 ”の 現 れ ぇ ー ! ! 」
ギ ャ キ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ィ ン ン ! !
弾いたァー!!
グドードは羅甲の戦斧で、
マイズラッガーを弾き飛ばした!!
ズラナンデスはこわばる!
「唯一の武器がこのようになるとはァー!!」
そ
の
隙
に
!
「隙だらけだぜ、あんた。」
アゴナガーイ機が来た!!
死角から近付いてきていた、アゴナガーイ機の飛び膝蹴りを、
グドードの羅甲はマトモに顔面に食らってしまったのだ!!
グドード!
「うお!“チンコ丸出し”で死ねるかァー!!」
ズラナンデスが叫ぶ!!
「いいぞ、アゴナガーイ!」
「そのまま必殺技だ!」
アゴナガーイは嗤(わら)う!
「ククク…。」
ニ ョ キ ー ン !
アゴナガーイの修斗の顎がレイピアの様に伸びる!
この顎で羅甲のコアを刺せば非力な修斗でも致命の一撃となる!
圧倒的鋭利…っ! 狂気のアゴ…っ!
アゴナガーイが叫ぶ!
「さあ皆さんご一緒に!」
鎌瀬が応ずる!
「がくえーん!」
ズラナンデスも!
「ハンサーム!」
アゴナガーイ機が顎を振り下ろす!!
そ
の
時
で
あ
っ
た
!
スッパァァァァァ ァ ァ ァ ァ ァァ ァァ ァァ ァ ァ ン ! ! !
テルンツェの羅甲が戦斧で、アゴナガーイ機の首を『 斬 り 飛 ば し た 』!!
そして、テルンツェが言い放つ!!
「おでは“マッパの戦士”…!!」
「ヌード・ソルジャーの『テルンツェ』ぞなぁぁぁぁあああああああああああ!!!」
ド
ン
!
ヨワンキー!
「首が落ちた、この機体は最早無力化!」
「もう2機も落としましょったら、落としましょ!!」
グドード!
「やってやる!やってやるぞ!!」
テルンツェ!
「戦斧で切り裂くぞなぁあああああ!!」
ッ
ッ
ズラナンデス!
「数に劣る中、武器も無く、性能も劣る修斗では勝ち目は薄いでしょうね…。」
「仕方ありません。ここは脱出しましょう!!」
鎌瀬!
「ギャゴォーン!」
アゴナガーイ!
「狂気だッ…。」
ー ズラナンデス、アゴナガーイ、鎌瀬犬一
乗機 改造修斗(かいぞうしゅうと)
・・・ ・ ・ ・ ・ 『 撤 退 ッ ッ ! ! ! ! 』
タッ
タッ
タッ
タッ
タッ
タッ
タッ
タッ
タッ
タッ
駆ける音がした。
そう。音だけだ。
音のみが響き渡る。
その音の主は…。
「格納庫に着いた。」
“マドモアゼル・シエンヌ”!!
- アムステラ基地 アフリカ大陸南部支部 ー 格 納 庫 ー
そう。マドモアゼル・シエンヌだ。
そんな彼女は、サイボーグ能力故、透明に見える為、
見る事は出来ない。
出来やしないのだが…。
そんな彼女に声を掛ける女が一人。
「アンタ、シエンヌだろ?」
「アタシは“動体視力の強化”がされてるから、
むしろ、動いている方が見えるんだ。」
シエンヌは、女を見つめる。
そして、こう言う。
「ズレアバーシャ。」
女は答える。
「そう。ズレアバーシャ。」
「アンタには命を助けてもらったね。」
「礼がまだだったよ。ありがとう。」
そう。それはアクートの口から、冷凍睡眠をしていた、
『QX団製サイボーグ』を“惨殺”したのは、アタシだって告げられた時。
アタシは、アクート隊として、その罪のケジメをつける為と…。
そして、かつての仲間だった皆への贖罪(しょくざい)も込めてみたいな。
色んな思いが入り混じって“拳銃自殺”をしようとした時だった。
アンタは拳銃を掴んで…。そして、こう言ってくれたね。
「アンタも俺と同じサイボーグなんだろう?」
「死ぬな。綺麗とか綺麗じゃないとか無しに生きろ!!」
「生きろ、ズレアバーシャ!!」
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
あの時、アタシは死ぬしかないなと思った。かつての仲間を惨殺したんだもの。
アクートにもバイバイって言ったし、それが最後の別れでも仕方ないと思った。
お人よしの『鷲鼻のバトゥロ(エイグロン)』が信じ難いって目で見るのも申し訳無かった。
けど、シエンヌ。アンタは“生きろ”って言ってくれた。
嬉しかった…!
アタシはね、シエンヌ。
アンタに幾ら感謝したってし足りないぐらいなのさ。
「長話になっちまったね。」
「シエンヌ。私はアンタの事をアクートの次に好きって事さ。」
「出撃するのかい?援護射撃は任せておくれよ。」
シエンヌは応える。
「そう思って貰えるって事。嬉しく思うよ、ズレアバーシャ。」
「この戦い。生き残ろうな、ズレアバーシャ…!」
ズレアバーシャは笑う。
「アハハ!そんな言い方、まるで“死亡フラグ”だよ!シエンヌ♪」
シエンヌは苦笑いする。
「真剣に言うと、案外“死亡フラグ”になるもんさ。」
ズレアバーシャ!
「それも、そうだねぃ。ま、よろしくだよ、シエンヌ!」
ズレアバーシャはシエンヌに手を差し出す。
シエンヌ!
「ああ、よろしくだ、ズレアバーシャ!!」
2人はガッシリ握手をした。
そんな折り。全裸で租チンの大佐がやってくる。
「ハァ~!シュポ!シュポ!シュッポッポ~!!」
ボギヂオ=クラケット大佐である!
ズレアバーシャは思わず口に出す。
「うわ、小さ(な、おちんちん)!!」
シエンヌもまた冷静に突っ込む。
「何だ、大佐。セクハラか?」
2人の口調は冷めている。
そんな中一人ハイテンションで、
スカートがめくれるマリリン・モンローのようなポーズを取り、
ボギヂオはこう言い放つ!!
「いや~ん!!」
シエンヌは冷たい。
「馬鹿だろ、お前。」
ズレアバーシャも冷たい。
「裸で闊歩(かっぽ)するとか、変態プレイか何かなのかい?」
だが、ボギヂオはめげずに語る。
「ヌフフフフ。そんな事はさておき、戦況は上々だね!良いカンジだよーん!!」
「私のヌード・ソルジャーは戦果は挙げているようだね。」
「しかし、そろそろ地球側も特機で来るだろう。」
「と、なると、ヌード・ソルジャーと言えど旗色は悪いだろうねぇ。」
シエンヌはようやく真面目に応対する。
「なら、それを倒すのが俺の役目だな。」
ズレアバーシャもまた、こう言う。
「援護するよ。シエンヌ。」
ボギヂオは2人にこう告げる。
「時期に、チャマくんとゴリオネットくんも準備が出来るだろう。」
「シエンヌくん。ズレアバーシャくん。まずは君達に頼る。」
「 頼 む よ 。 」
シエンヌ!
「この基地が攻撃されれば、手術中の『鷲鼻のバトゥロ(親父)』が危ない。」
「何としても、倒して見せるさ!!」
ズレアバーシャ!
「シエンヌがそう言うつもりなら、アタシを付き合ってやるよ。」
「アタシ自身の望みの為にも、戦果を挙げなきゃいけないしね♪」
そしてボギヂオはいつもの“アレ”を…。
「え~、それでは。2人の成功を願って…!!」
ド
ン
!
「 コ ” マ ” ネ ” チ ” ! ! 」
コマネチをして見送った。
2人はそんなボギヂオに苦笑いをした。
しかし、そんなボギヂオではあったものも、
いつもみたいに、ピンチに慌てふためくよりはマシだと思った。
ー 少しは成長したのかな?
そう感じた。
ーーーーーー