「俺はお前達の隊長と戦いたかったのだ!」
「その思いこそが雑念って奴です将軍。あんたは間違いなくこの戦場じゃ一番強い。でも、今のあんたは焦りから実力を発揮できていない。だから俺とこうして睨み合いになっちまってる」
「クっ!どけいっ!」
「悪いが、もうちょっと付き合って貰いますよ」
「その思いこそが雑念って奴です将軍。あんたは間違いなくこの戦場じゃ一番強い。でも、今のあんたは焦りから実力を発揮できていない。だから俺とこうして睨み合いになっちまってる」
「クっ!どけいっ!」
「悪いが、もうちょっと付き合って貰いますよ」
分断作戦からの突撃、ここまでは問題は無かった。逃亡者達が再集結する前に各個撃破する為には相手を吟味する時間は無かったが、ソ理アは誰が相手でも一騎打ちなら勝つ自信があった。
理想は自分がオーデッドと当たり撃破、他の連中が相手でも速やかに倒し、他の戦闘に加勢すればいい。
だが、ソ理アの相手となったのはザイードだった。
敵の突撃をのらりくらりと回避し戦いを引き伸ばす事においてはオーデッド隊で随一の男。ザイードではソ理アに絶対に勝てない。だが、敗北までの時間を引き伸ばす事はできる。これはザイードにしか出来ない仕事だった。
敵の突撃をのらりくらりと回避し戦いを引き伸ばす事においてはオーデッド隊で随一の男。ザイードではソ理アに絶対に勝てない。だが、敗北までの時間を引き伸ばす事はできる。これはザイードにしか出来ない仕事だった。
そして、ソ理アが確率一割以下の不運により手こずっている頃…、
「ゾラが相手か、こんな時じゃなきゃベストマッチなんだけどね」
「ハイっサイドチェストォ!からのサンキスト式キック!…今のを避けるかあ!ナイスアクロバティック!君キレてるねぇ〜」
「ハイっサイドチェストォ!からのサンキスト式キック!…今のを避けるかあ!ナイスアクロバティック!君キレてるねぇ〜」
ある者達は技量で、
「モフモフの貴様ー!ワシの魔剣の特性を熟知しておるな!」
「このガキ…、今この場で新しい通信手段を作っているのか。なるほど、天才とは自称ではないようだな」
「このガキ…、今この場で新しい通信手段を作っているのか。なるほど、天才とは自称ではないようだな」
ある者達は知識で、
「あっれー?キミ本当にあのステイシーですかいな?何で恐怖に震えてないの!?アッハイ、成長したんだね」
「このメイドさん、主人への思いで立ち続けて、でも私も負けられない」
「しつこいんだよ!僕より格下の癖に!暑苦しいからさっさと消えろ!」
「このメイドさん、主人への思いで立ち続けて、でも私も負けられない」
「しつこいんだよ!僕より格下の癖に!暑苦しいからさっさと消えろ!」
ある者達は精神力で、
「えっ、四つ子の汗の臭いは全部一緒なのかですか?!何で戦闘中にそんな事聞いてくるんですか!」
ある者は性癖で、
「あ、ども。副官のグレモリーさんっスね。自分はこんな所で死にたくないけどノルマあるんでお付き合いして貰えます?」
ある者はソ理ア対ザイードとは逆の状況になり勝負が長引いていた。
そんな中、一つの戦闘が終わりを迎えようとしていた。
「くっ…、メンタルの差がここまで影響するとはね」
過去ユリウス派のあり方に反意を抱くも結局は屈したリノア。そんな彼女にとって今のオーデッドは眩し過ぎた。彼と一対一の状況になった事で押し殺していた感情が爆発し、リノアはオーデッドに攻撃を仕掛けながら問いかけた。そして、オーデッドは選択に後悔は無いと返しリノアを追い詰めていった。
「どうやらここまでの様だな」
「…殺しなさい」
「仲間を助けねばならんので時間が惜しい。できれば撤退して貰えると嬉しいのだが」
「私に情けをかけるって言うの!?」
「…殺しなさい」
「仲間を助けねばならんので時間が惜しい。できれば撤退して貰えると嬉しいのだが」
「私に情けをかけるって言うの!?」
オーデッドの言う通りこの場の勝敗は決している。
普段のリノアなら素直に従っていただろう。だが、今のリノアにはオーデッドの言葉は別の意味に聞こえた。
普段のリノアなら素直に従っていただろう。だが、今のリノアにはオーデッドの言葉は別の意味に聞こえた。
「ふざけるなぁ!」
リノアは無理やり機体を動かしライフルを構える。負けるのはわかっている。リノアはオーデッドの手で引導を渡して欲しかったのだ。ユリウス派に留まった薄汚れた自分を終わらせるのはユリウス派を抜けたオーデッドこそ相応しい。
しかし、リノアの願いは叶う事は無かった。
「アトミックロシアンクロー!」
オーデッドが反射的にリノアに反撃するよりも更に速い突撃がリノアを機体ごと跡形もなく粉砕した。
痛みすら感じずに死ねたのか唯一の救いだろう。
痛みすら感じずに死ねたのか唯一の救いだろう。
「じーじの敵取ったぞおおおおお!」
唖然とするオーデッドの目の前でグラニタイプの純白の機体が勝利のコサックダンスを踊っている。白グラニのコサックダンスが終わると中の女性パイロットが通信してきた。
「あーあー、まだ少し電波悪いな。聞こえるか、アムステラの人よ」
「う、うむ」
「我が名はアレクサンダー・シュタインドルフ三世。愛を込めてレクサンと呼ぶがよい。で、お前は日本ハムみたいな名前の傭兵とか、なんかの神話っぽい三姉妹とかと同じく地球に味方してくれるアムステラ人でよいのだな?」
「そうだ。吾輩はある情報をカラクリオーチームに届けなければならぬ。そして、吾輩を信じてついてきた仲間を助けねば!」
「そちらについては心配はいらん。空を見よ!」
「う、うむ」
「我が名はアレクサンダー・シュタインドルフ三世。愛を込めてレクサンと呼ぶがよい。で、お前は日本ハムみたいな名前の傭兵とか、なんかの神話っぽい三姉妹とかと同じく地球に味方してくれるアムステラ人でよいのだな?」
「そうだ。吾輩はある情報をカラクリオーチームに届けなければならぬ。そして、吾輩を信じてついてきた仲間を助けねば!」
「そちらについては心配はいらん。空を見よ!」
レクサンに言われるがまま上を見るオーデッド。
「は、はうあ!」
オーデッドの見た方向、そこにはある者にとっては天国、ある者にとっては地獄の光景が広がっていた。
そして、オーデッドにとっては…、
そして、オーデッドにとっては…、
『イチャイチャ〜』
『イチャイチャ〜』
『イチャイチャ〜』
『イチャイチャ〜』
『イチャイチャ〜』
正に地獄!
「オボロロロロロ!」
モンコゥが下着姿で白衣の女や頭が長い女といちゃつく映像を見たオーデッドは画太郎作品の如き嘔吐と共に失神!
「あれこそがドクター・マッコインとやらが開発した広域精神感応兵器の発展版よ!あれが発動したという事はこの辺りの通信妨害もキャンセルされ敵の大半は戦闘不能となったはずた。だから安心して、って死んどるー!」
その後、オーデッドはKGFのベッドで目を覚まし、添い寝していたモンコさんを見てまた気絶し、数分後無事復活。ソ理ア部隊が撤退した事、オーデッド隊が全員生きている事、ただしカエデがオーデッド同様に嘔吐して倒れた事をシンから聞かされ、彼にユリウス撃破の糸口を伝えるのだった。
■ ■ ■
さて、ユリウス派とセンゴクプレゼンター北米同盟の戦いの話をしよう。
十年後のヒルデ様の出現という特大サプライズにより一時は窮地に陥った我々ユリウス派だったが、ユリウス派が全員標準装備している知性を持っていなかったウドランの存在により予想以上の早さで立て直し、ユリウス様が自身の手でヒルデトワイスを撃破した事でユリウス派の勝利が確定した。
「終わった…のか?」
百近いビットを操りながら剣技を繰り出し戦うトワイス快王の姿は正しく私達が想像するヒルデ様の完成形だった。あれこそはアムステラの歴史の集大成。
ならばそれを単独で倒したユリウス・アムステラとは一体何者なのか?私は改めて宰相を恐ろしい存在だと感じた。
「フフフ、皆さんお疲れ様です。カメジロウの自爆のドサクサで地球のサルどもは逃しましたが、殆んど犠牲を出さずに勝利できました。これもユリウス様のおかげ、そして我が配下のおかげです」
オスカー将軍は上機嫌だった。ウドランの手柄は実質彼の手柄になるからだろう。そして、ソ理ア将軍の帰還と任務失敗及び作戦参加者一名の死亡を聞いた時、オスカー将軍はより上機嫌になった様に見えたのはきっと気のせいだろう。
彼女の死を聞いた時、私は少し前の事を思い出していた。ついこの間まで、私達は皆同じ方を向いていたはずだった。私達は戦術について語り合える友だった。
だが、今は敵味方に別れ一人また一人と消えていく。彼らと私にそこまで大きな違いがあっただろうか?
少し運命が違えば、私はカメジロウ王と肩を並べてユリウス様に立ち向かっていたかもしれない。
少し運命が違えば、私はソ理ア将軍に同行し戦死していたかもしれない。
少し運命が違えば、私は軍を脱走して剣王機のパイロットに希望を見出していたかもしれない。
少し運命が違えば、私はソ理ア将軍に同行し戦死していたかもしれない。
少し運命が違えば、私は軍を脱走して剣王機のパイロットに希望を見出していたかもしれない。
だが、私はユリウス派に残る事を選択したのだ。私がこれからやらなくてはならないのは、トワイス快王の策でユリウス様の実力の一端を知ったであろう剣王機の青年をどうにかする事だ。それ以外の事はこの戦争が終わってから考えるとしよう。
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うさぴょい伝説・完
うさぴょい伝説・完
フェミ「はい、お疲れ様っしたー!正解はオーデッドでリノア、ザイードでソ理ア、この2つが必須で後は本編通り死ななそうな組み合わせでクリアです!」
アナンド「フェミリアさんの嘘つき」
フェミ「何が?」
アナンド「増援で出ないって言ってたのにバッチリ出てるじゃないですかやだー!」
フェミ「マッコインの技の事なら、あれは録画映像。私本人はパイロット達がいつでも戦える様に裏方してたわよ」
アナンド「なるほど。所で今回の援軍、レクサンとマッコインが来たのはわかるけど、劣勢を逆転したって事は他にも来ていたはずですよね?というか、オーデッド隊の逃げた先にたまたま通り掛かるのはちょっと都合良すぎるって気が」
フェミ「それはね、オーデッド隊がKGFに向かっていたのと同じくして、いくつかの国も連合軍再編の為にKGFにスーパーロボットとパイロットを向かわせてたからよ」
アナンド「フェミリアさんの嘘つき」
フェミ「何が?」
アナンド「増援で出ないって言ってたのにバッチリ出てるじゃないですかやだー!」
フェミ「マッコインの技の事なら、あれは録画映像。私本人はパイロット達がいつでも戦える様に裏方してたわよ」
アナンド「なるほど。所で今回の援軍、レクサンとマッコインが来たのはわかるけど、劣勢を逆転したって事は他にも来ていたはずですよね?というか、オーデッド隊の逃げた先にたまたま通り掛かるのはちょっと都合良すぎるって気が」
フェミ「それはね、オーデッド隊がKGFに向かっていたのと同じくして、いくつかの国も連合軍再編の為にKGFにスーパーロボットとパイロットを向かわせてたからよ」
- 北米がユリウス派との戦いに行ったのを見てまずロシアが動く。
- グラニ系の流通ルートから、レクサン→アンドレ→シグシギへと情報が流れヨーロッパ系参戦。
- アンドレからフェミリアに話が行き、そこからアフリカ南部同盟とも話し合い、KGF前集合行けたら行くで話まとまる。
- モンコゥセンサーはオーデッドの危機を見逃さなかった。近くに居たメンバーと共に援軍として到着。
アナンド「つまり、マリア、アンドレ、シグ、シギー、モンコゥが援軍として来ていた?」
フェミ「それに加え、狩村、スガタさん、サンジェルマン、了ちゃん。以上の面々が駆けつけたわ。尺の都合で描写しなかったけど、誰が誰の助けに入ったかはあえて明かしませんので色々考えてみてね」
フェミ「それに加え、狩村、スガタさん、サンジェルマン、了ちゃん。以上の面々が駆けつけたわ。尺の都合で描写しなかったけど、誰が誰の助けに入ったかはあえて明かしませんので色々考えてみてね」
フェミ「という訳で、ウマ娘パロから始まった話はこれにて完結です。この世界線で生じた設定『ヒルデトワイス』『戦場に立った時のジーク』『スターシルバーの剣の真価』『モンコゥ、マッコイン、フェミリアがイチャイチャするまでの経緯』は後日設定スレに書く予定です」
アナンド「イチャイチャの下りは需要無いんで別にいいです」
アナンド「イチャイチャの下りは需要無いんで別にいいです」
うさぴょいで書ききれなかったあれこれ
- ヒルデトワイス
トワイス・ケブレがヒルデの十年後をイメージし模倣した状態で、ユリウス派と戦う際の奥の手。その外見や戦術はユリウス派が想像していた十年後のヒルデとほぼ一致だが、このヒルデトワイスは実際に十年後のヒルデと互角なのかと言うとそうでは無い。ヒルデが地球で得た経験や、十年間での機体の進化が反映されてないので実際には本物の十年後ヒルデの方が強い。
(もっとも、ヒルデトワイスが現れる状況ではヒルデは死んでいるか重傷なので同じ世界線での比較は不可能である)
(もっとも、ヒルデトワイスが現れる状況ではヒルデは死んでいるか重傷なので同じ世界線での比較は不可能である)
また、うさぴょい伝説ルートでは後述のスターシルバーの剣を使ってユリウスの技を見切り荒沢シンに託すのが本当の目的だったので最初からユリウスに勝てるとは思ってはいなかった。ユリウス派が地球人と組み勝利する流れだと託す相手がいないので完全な力で立ちはだかってくる。なお、その歴史では『ヒルデの血肉を喰らい変身したがユリウスには及ばず、最後は元上司であるオスカーが涙ながらに斬り捨てた』とか記録される。
- 金星丸と銀星丸(こんせいまる&ぎんせいまる)
トワイスが使っていたスターシルバーの大剣がミミー戦で折れた後二刀に打ち直したもの。強度・切れ味共に優れているが、その真価は剣に記憶を保存し次の使い手に知識を継承させる事にある。ヒルデトワイスとなったトワイスはユリウスに敗れたが、彼が見たユリウスの戦い方は金星丸を通してKGFに置いてきた銀星丸にも記録された。
- でかいジーク
地球最強候補の一人であるジークだが、人間サイズの彼が操兵と戦うのは流石に無理がある。なので、北米軍が緊急時の特例としてジークに6型を貸し与えたのだが、決戦当日そこには三十メートル級のジークがいた。北米軍かプレゼンターかセンゴクが用意したロボットと思うのだが、関係者は全員首を横に振る。ジーク本人に聞いても「ジークはジークだピョン」としか返事しないので、あれはそういうものだとして処理した。ジーク同様全身モフモフしてて、継ぎ目や乗り降り口は見当たらない
- テンプーテーション・シアター
ドクター・マッコインが発明した広域精神波動兵器に視覚効果をプラスしたもの。これにカラクリオーヒロインズを採用すれば間違いなくぶっ壊れ兵器になったはずだが、女より美しい私が認めた男しか映さないというマッコインのこだわりにより完成は大幅に遅れ効果も限定的になってしまった。空中に映像投影する技術はアロンズィのステルス能力の応用であり、旧レゼルヴェ軍の関係者がマッコインの色気に惑わされ協力している。その人物はマッコインが男と知るや逃げ出そうとしたが、マッコインの選定をクリアして呼ばれていたフェミリアとモンコゥに捕まり最後まで付き合わされた。助けてくれみょん、助けてくれみょん。