4月、座談会「読書鼎談」を『文芸』で連載（-6月）。7月、講談社から『マルクスその可能性の中心』刊行。秋、アメリカ滞在中にジャック・デリダと会う。10月、座談会「創作合評」を『群像』で連載（-12月）。10月、「手帖」を『カイエ』で連載（-1979.12）。
代表的論文：「文学について：漱石試論II」「風景の発見」「内面の発見」
● 「マルクスの系譜学：貨幣の形而上学（四）」、『現代思想』1978年1月号「特集=愛の論理：エロスの解剖」
● 「文学の現在を問う」（中上健次との対談）、『現代思想』1978年1月号「特集=愛の論理：エロスの解剖」
→『ダイアローグ』冬樹社、1979.6→増補改訂『ダイアローグI 1970-1979』第三文明社、1987.7
→関井光男編『国文学 解釈と鑑賞別冊』1993年9月号「特集=中上健次」
● 「アメリカについて」（安岡章太郎との対談）、『群像』1978年1月号
→『ダイアローグ』冬樹社、1979.6→増補改訂『ダイアローグI 1970-1979』第三文明社、1987.7
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年1月26日号
→改題「言葉について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年1月27日号
→改題「言葉について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「マルクスの系譜学：貨幣の形而上学（完）」、『現代思想』1978年2月号「特集=サド：サディズムと現代」
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年2月27日号
→改題「凡庸さと愚鈍さ」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年2月28日号
→改題「凡庸さと愚鈍さ」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「反動的文学者」、『群像』1978年3月号
→『批評とポスト・モダン』福武書店、1985.4→福武文庫、1989.1
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年3月29日号
→改題「文字と文学」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年3月30日号
→改題「文字と文学」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「読書鼎談：川崎長太郎『つゆ草』・耕治人『母の霊』」（日野啓三・森敦との座談会）、『文芸』1978年4月号
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年4月27日号
→改題「党派性をめぐって」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年4月28日号
→改題「党派性をめぐって」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「読書鼎談：宮本輝『蛍川』・高城修三『榧の木祭り』」（日野啓三・森敦との座談会）、『文芸』1978年5月号
● 「漱石と「文学」」、『國文學 解釈と教材の研究』1978年5月号「特集=夏目漱石：出生から明暗の彼方へ」
→改題「文学について：漱石試論II」、『マルクスその可能性の中心』講談社、1978.7→講談社文庫、1985.7→講談社学術文庫、1990.7
→改題「文学について：漱石試論II」、『漱石論集成』第三文明社、1992.9→『増補 漱石論集成』平凡社ライブラリー、2001.8
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年5月29日号
→改題「“新しさ”について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年5月30日号
→改題「“新しさ”について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「読書鼎談：高橋三千綱『怒れど犬』・小佐井伸二『白い伽藍のある風景』」（日野啓三・森敦との座談会）、『文芸』1978年6月号
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年6月28日号
→改題「法について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年6月29日号
→改題「法について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「風景の発見：序説」、『季刊芸術』1978年夏号、1978.7
→『日本近代文学の起源』講談社、1980.8→講談社文芸文庫、1988.6→新序文版『日本近代文学の起源 原本』講談社文芸文庫、2009.3
→『漱石論集成』第三文明社、1992.9→『増補 漱石論集成』平凡社ライブラリー、2001.8
● 「フェティシズムについて」（岸田秀との対談）、『現代思想』1978年7月号「特集=フェティシズム」
→改題「性と貨幣とフェティシズム」、『ダイアローグ』冬樹社、1979.6→増補改訂『ダイアローグI 1970-1979』第三文明社、1987.7
● 「予言者としてのテクスト：マルクスを読むとは何か」、『日本読書新聞』1978年7月24日号
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年7月27日号
→改題「文学の荒廃について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年7月28日号
→改題「文学の荒廃について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「解説」、夏目漱石『門』新潮文庫、1978.7
→改題「『門』」、『批評とポスト・モダン』福武書店、1985.4→福武文庫、1989.1
→改題「『門』」、『漱石論集成』第三文明社、1992.9→『増補 漱石論集成』平凡社ライブラリー、2001.8
● 「あとがき」（1978.6.15.記）、『マルクスその可能性の中心』講談社、1978.7→講談社文庫、1985.7→講談社学術文庫、1990.7
● 「唐十郎の劇と小説」、『海』1978年8月号「特集=ル・クレジオ」
→『批評とポスト・モダン』福武書店、1985.4→福武文庫、1989.1
● 「共同主観性をめぐって」（廣松渉との対談）、『現代思想』1978年8月号「特集=ゲリラ：都市空間の病理」
→改題「〈共同主観性〉と〈価値形態論〉の論理」、『ダイアローグ』冬樹社、1979.6→増補改訂『ダイアローグI 1970-1979』第三文明社、1987.7
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年8月28日号
→改題「女について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年8月28日号
→改題「女について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「梶井基次郎と『資本論』」、『新潮』1978年9月号
→『批評とポスト・モダン』福武書店、1985.4→福武文庫、1989.1
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年9月28日号
→改題「自己について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年9月29日号
→改題「自己について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「内面の発見」、『季刊芸術』1978年秋号、1978.10
→『日本近代文学の起源』講談社、1980.8→講談社文芸文庫、1988.6→新序文版『日本近代文学の起源 原本』講談社文芸文庫、2009.3
● 「手帖」、『カイエ』1978年10月号、冬樹社
● 「創作合評34 母と娘の世界：中里恒子｢置き文｣・野坂昭如｢石女譜｣・津島佑子｢木の日曜日｣」（大庭みな子・上田三四二との座談会）、『群像』1978年10月号
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年10月30日号
→改題演技について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年10月31日号
→改題「演技について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「創作合評35 生と死の眼：中村光夫｢グロテスク｣・中谷孝雄｢桂子｣・伊藤桂一｢湖畔にて｣」（大庭みな子・上田三四二との座談会）、『群像』1978年11月号
● 「文芸時評（上）」、『東京新聞夕刊』1978年11月27日号
→改題「経験について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「文芸時評（下）」、『東京新聞夕刊』1978年117月28日号
→改題「経験について」、『反文学論』冬樹社、1979.4→講談社学術文庫、1991.11
● 「創作合評36 現代と近代：清水邦男｢火のようにさみしい姉がいて｣・山崎正和｢地底の鳥｣」（大庭みな子・上田三四二との座談会）、『群像』1978年12月号
● 「手帖II」、『カイエ』1978年12月号
● 「現代日本の思想」（長尾龍一・樺山紘一との座談会）、『現代思想』1978年12月号「特集=現代日本の思想」
{→『ダイアローグ』冬樹社、1979.6
● 「私小説の系譜学」、『國文學 解釈と教材の研究』1978年12月号「特集=日本の小説を求めて」
最終更新：2009年05月15日 19:28
