1月、第三文明社から『ダイアローグIII』刊行。4月、ボストンで「ポストモダンと日本」をめぐるワークショップに参加(記録はデューク大学プレス、『現代思想』1987年12月臨時増刊号からそれぞれ刊行)。5月、群像新人文学賞選考委員になる。
代表的論文:「探求」
代表的講演:「単独性と個別性について」
● 「探究(第十九回)」、『群像』1987年1月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「[戦後文学とは何か] 他者」の探究」(青野聰との対談)、『文學界』1987年1月号
 →『ダイアローグIV 1987-1989』第三文明社、1991.12
● 「恋愛・宗教・哲学の起源」(水村美苗との対談)、『現代思想』1987年1月号「特集=反恋愛論」
 →『ダイアローグIV 1987-1989』第三文明社、1991.12
● 「江戸江戸しさを脱構築する」(川村湊との対談)、『図書新聞』1987年1月1日号
● 「続江戸江戸しさを脱構築する」(川村湊との対談)、『図書新聞』1987年1月31日号
● 「探究(第二十回) 共同体の〈間〉」、『群像』1987年2月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「メタファーとしてのエイズ:人類の病におびえる単一民族国家の免疫系」(村上陽一郎との対談)、『朝日ジャーナル』1987年2月13日号
● 「探究(第二十一回) 精神分析の他者」、『群像』1987年3月号→『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「探究(第二十二回) 自然人と分裂病」、『群像』1987年4月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「高血圧の読書術と低血圧の読書論」(日野啓三との対談)、『朝日ジャーナル』1987年4月20日臨時増刊号「読書大噴火!:ホンモノ1000冊、読み返しことはじめ〔含 ジャンル別索引・出版社リスト・文庫新書リスト〕」
● 「外部の日本/日本の外部」(M.アイヴィ、J.アラック、A.ウォルフ、J.V.コシュマン、酒井直樹、B.ドゥバリー、H.D.ハルートゥニアン、N.フィールド、M.ミヨシ、S.メルヴィルとの座談会。1987.4.12-13.ボストンにおけるワークショップの記録。「現代思想」誌に掲載されているのは、シンポジウムの一部(酒井直樹氏の構成による)。)、『現代思想』1987年12月臨時増刊号「総特集=日本のポストモダン:ボストンにおけるワークショップ」
● 「探究(第二十三回) ユダヤ的なもの」、『群像』1987年5月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● インタヴュー「"英語ができない"はありえない:英語教師の立場から、英語教育の方法と国際性について考える」、『翻訳の世界』1987年5月号、日本翻訳家養成センター
● 「さまざまな外部:E.W.サイード『オリエンタリズム』をめぐって」(ポール・アンドラとの対談)、『早稲田文学』1987年5月号「特集=オリエンタリズム/おりえんたりずむ」
 →改題「批評における日本とアメリカ」、『ダイアローグIV 1987-1989』第三文明社、1991.12
● 「探究(第二十四回) 続・ユダヤ的なもの」、『群像』1987年6月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 第30回群像新人文学賞選評「ニューロマンティックな方向」(当選作 小説:下井葉子『あなたについて わたしについて』、鈴木隆之『ポートレート・イン・ナンバー』、評論:高橋勇夫『帰属と彷徨─芥川龍之介論』)、『群像』1987年6月号
● 「探究(第二十五回) 交通空間」、『群像』1987年7月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「あとがき」(1987.6.15.記)、『ダイアローグI』第三文明社、1987.7
● 「探究(第二十六回) 無限と無限定」、『群像』1987年8月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「貨幣・信用・国家」(岩井克人・浅田彰との座談会)、『現代思想』1987年8月号「特集=コミュニケーションとしての経済」
 →『ダイアローグIV 1987-1989』第三文明社、1991.12
● 「探究(第二十七回) 贈与と交換」、『群像』1987年9月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● インタヴュー「スピノザの「無限」」(1987.7.17.聞き手:西田裕一)、『現代思想』1987年9月号「特集=スピノザ」
 →『言葉と悲劇』第三文明社、1989.5→講談社学術文庫、1993.7
● 「プロ野球と大学の国際化」、『現代』1987年9月号、講談社
● 「[昭和を読む]1 時代の不連続性」、『読売新聞』1987年9月7日号
 →改題「『昭和』と『西暦』の裂け目 」、共著『昭和を読む:知識人26氏の人生と考察』読売新聞社、1989.3
● 「[昭和を読む]2 完結しない歴史」、『読売新聞』1987年9月8日号
 →改題「『昭和』と『西暦』の裂け目 」、共著『昭和を読む:知識人26氏の人生と考察』読売新聞社、1989.3
● 「[昭和を読む]3 「西暦」が持つ幻想」、『読売新聞』1987年9月9日号
 →改題「『昭和』と『西暦』の裂け目 」、共著『昭和を読む:知識人26氏の人生と考察』読売新聞社、1989.3
● 「[昭和を読む]4 歴史=空間の認識」、『読売新聞』1987年9月10日号
 →改題「『昭和』と『西暦』の裂け目 」、共著『昭和を読む:知識人26氏の人生と考察』読売新聞社、1989.3
● 「[昭和を読む]5 償い済みの訣別」、『読売新聞』1987年9月11日号
 →改題「『昭和』と『西暦』の裂け目 」、共著『昭和を読む:知識人26氏の人生と考察』読売新聞社、1989.3
● 「AIDSの不条理」(畑中正一・浅田彰との座談会。1987.6.27.渋谷パルコにて)、『現代思想』1987年9月臨時増刊号「総特集=AIDS:アイデンティティの病い」
● 「『貴種と転生』四方田犬彦:物語と歴史」、『新潮』1987年10月号
 →改題「物語と歴史:『貴種と転生』四方田犬彦」、『坂口安吾と中上健次』太田出版、1996.2→講談社文芸文庫、2006.9
● 「探究(第二十八回) 観念と表象」、『群像』1987年10月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「探究(第二十九回) 続観念と表象」、『群像』1987年11月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「「ゆきゆきて、神軍」:奥崎謙三を探険する」(いとうせいこう・中森明夫との座談会)、『諸君』1987年11月号
● 「今、ユダヤのごとく」(坂本龍一・村上龍との座談会)、『すばる』1987年11月号
● 「政治、あるいは批評としての広告」(1987.9.10.機械振興会館にて、「広告学校」主催の講演)、『広告批評』no.100、1987年11月20日号、マドラ出版
 →『言葉と悲劇』第三文明社、1989.5→講談社学術文庫、1993.7
● 「個別性と単独性」、『季刊哲学』no.0(プレ創刊号)、1987.11.30、「特集=悪循環」、哲学書房
● 「探究(第三十回) 単独性と個体性」、『群像』1987年12月号
 →『探究II』講談社、1989.6→講談社学術文庫、1994.4.10
● 「単独性と個別性について」(1987.11.2.早稲田大学にて早稲田大学文学研究会主催の講演)、『言葉と悲劇』第三文明社、1989.5→講談社学術文庫、1993.7
● 「批評の零地点を生きる:行動者の盲目性を見すえる意志」(秋山駿との対談)、『現代詩手帖』1987年12月号「現代詩年鑑'88」
 →改題「批評の零地点:磯田光一について」、『ダイアローグIV 1987-1989』第三文明社、1991.12

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最終更新:2009年05月21日 03:07