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ポケポケホウオウ空白伝説
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kemonowikii
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ポケポケホウオウ空白伝説
――New Art Coming Soonが残した“虚無”の目撃証言
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概要
2025年7月、スマートフォン向けアプリ『ポケモンTCGポケット(通称:ポケポケ)』に実装された「ホウオウex(★3)」のカードにおいて、イラストが存在しない“空白”の状態で配信されるという前代未聞の出来事が起きた。
このカードは本来、「イマージブレア(Immersive Rare)」という最高レアリティで登場するはずだった。しかし、カードのビジュアルは「New Art Coming Soon(近日公開予定のイラスト)」という仮置きの画像になっており、プレイヤーに配布された状態でもホウオウの姿は一切確認できなかった。
これにより、ファンの間ではこの現象を「ホウオウ空白伝説」と呼び、語り継がれる存在となっている。
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発端と問題の背景
本件の背景には、カード制作における資料の誤使用がある。
2025年7月下旬、ホウオウex(★3)のリーク画像が出回った際、ある中国のファンアーティスト(lanjiujiu氏)が、カードのイラストが自身の2021年制作のファンアートに酷似しているとSNS上で指摘。構図、羽の角度、ポーズなどの一致度が極めて高かったことから、トレース疑惑が急速に拡散された。
この問題を受け、ポケモン社および開発元は調査を行い、「制作チームからイラストレーターへ誤って非公式資料が渡されていた」ことを認め、該当カードを正式リリース前に仮のイラスト(New Art Coming Soon)で差し替えるという異例の対応を行った。
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実装された“空白のホウオウ”
結果として、「姿を持たないホウオウex」が一時的にアプリ内でプレイヤーの手元に配布されることとなった。
このカードは通常通りステータスや攻撃名(フェニックススター・ボ)を持ち、レアリティも最高ランクの★3であったが、イラスト部分のみが完全に仮素材という“未完成品”だった。
ゲーム内では一時的にプレイ可能であり、プレイヤーがスクリーンショットを撮影したことでその存在は記録されている。
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プレイヤー・ファンの反応
この事態を受け、ファンの間では「逆にレア」「伝説ポケモンが姿を見せない演出として完璧」「これはロストメディアになる」といった声が広まり、いわば**“神話化”された存在**として扱われるようになった。
海外SNSでも「姿なきレジェンド」「これはもはやカードではなく体験だ」といった称賛や皮肉が入り混じるコメントが並び、炎上とは異なる形で一種の文化的事件として認知された。
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幻のホウオウexと没アートの価値
差し替えられた元のイラスト(没アート)は、実装前の一部リークで確認されたもので、構図的には非常に完成度が高く、多くのユーザーから「むしろこれが正規でもおかしくない」と評価された。
しかし、ファンアートとの酷似がトレースと見なされるリスクを生んだため、公式としては“完全非公開”とする判断が下された。
結果として、その没アートはスクリーンショットでのみ確認可能な「幻のホウオウ」として、一部コレクターや記録者の間で価値が急上昇している。
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創作文化的意義
この出来事は、単なるイラスト差し替えや制作ミスではなく、以下のような文化的な意義を持つとされる。
• ケモノビジュアルを持つ伝説ポケモンが“姿を見せなかった”という演出が、創作神話や伝承と親和性を持っている。 • ファンアートと公式の線引き、資料の信頼性、創作における情報出典のリスクが改めて浮き彫りになった。 • デジタルカードゲームにおいて、仮アセットがプレイヤーの手元に“配布された状態”で実装されたという極めて珍しい事例。 • 公式に没収されたアートの存在が記録・記憶によってのみ語り継がれる「ロストメディア型の伝説」になった点。
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