すれ違い続ける剣士達◆cNVX6DYRQU
夜明け前。
日の出が近付くにつれて東の空は白み始めていたが、酒蔵から出た少女の眼は、その逆の方向に向けられていた。
「新見さん……」
「いやあ、来ませんねえ、新見さん」
桂ヒナギクの呟きに答えたのは、見張りに立つという名目で一足早く酒蔵を脱出していた
沖田総司だ。
「芹沢さんは寝たみたいですね」
少し前とは一転して静かになった酒蔵を見て言う沖田。
「あの調子だと昼まで飲み続けるんじゃないかと心配してたんですけど、よく寝かし付けましたね」
ヒナギクは「酔っ払いの扱いには慣れてるから」と応じかけて思い止まる。
酒飲みという点では共通していても、あの粗暴な芹沢を姉と同列には考えたくなかったのだ。
「そんな事より、新見さんは本当にここに向かってるのかしら」
話を戻すヒナギク。確かに、新見がこの酒蔵に向かっているのなら、とうに着いていなくてはおかしい。
「新見さんは芹沢さんと仲良しでしたからね、僕が予測できた事に気付かないって事はまずないでしょう」
沖田の言葉が正しければ、新見の身に何かあったのではというヒナギクの懸念が当たっている公算が高くなる。
思い出してみると、酒蔵に来る為に抜けて来た城下町には殺気とも妖気ともつかない嫌な気配が満ちていた。
自分達は運良く、もしくは二人組だったおかげで襲われる事はなかったが、単独だったであろう新見はもしや……
悪い想像で表情を暗くするヒナギクを慰めようというのか、沖田が明るい声で話し掛ける。
「さっき、西の方でこんなの見付けたんですよ。川を流されて来て下流で打ち上げられたみたいなんですけど」
そう言って沖田は扇子を取り出す。
「ほら、正義なんて大書してあってお洒落ですよ。襟元にでも差しておいたらどうですか?」
「お洒落って……」
沖田の妙なセンスに呆れるヒナギクだが、ふと気になって、差し出された扇子を手に取る。
(これって……)
ヒナギクはその扇子に見覚えがあった。
といっても、実物を見たわけではなく、見たのはテレビを通して。そう、あれは確か……
ヒナギクが記憶の中からとある有名時代劇の名を手繰り寄せかけた時、鐘と太鼓の音が辺りに響いた。
「そんな、新見さんが……」
主催者による放送の後、
芹沢鴨を仮の頭目とする男女は、酒蔵の中に集まり、話し合っていた。
放送で告げられた二十三の死者の中でも、彼等に最大の衝撃を与えたのは、やはり
新見錦の名である。
ヒナギクはショックで呆然としているし、芹沢もすっかり酔いが醒めた様子。
お気楽な沖田ですら、珍しく真面目な顔で考え込んでいるようだ。
「新見殿が死んだというのは何の証拠もなき事。あの者の言葉を信じるのは早かろう」
重苦しい雰囲気を打開しようと、石川五ェ門が声を上げる。
といっても、口から出任せを言った訳ではない。
五ェ門は、死んだ筈の者が実は生きていた、という現象を、今までに数多く体験しているのだ。
相棒であるルパンなどは、衆人環視の前で殺されて全世界にその死が報じられた事もあるが、しぶとく生きていた。
それを考えれば、得体の知れない声に死を告げられた程度で諦めるのは早すぎるだろう。
「ここに来てないという事は、死んではいないとしても、新見さんに何かあったのは確かですよね?」
「うむ。新見殿が生きているとしたら、おそらく、御前試合の主催者に囚われているのだろう」
「なるほど。でも、新見さん程の人を捕らえるのはかなり大変だと思うんですけどね」
しばらく、五ェ門と沖田の会話を瞑目して聞いていた芹沢は、眼を見開くとヒナギクを睨み付ける。
「娘!お前と別れた時、新見君は丸腰だったのか?」
イエスと答えれば切り掛かりかねない目付きでヒナギクに問い掛け……いや、詰問する芹沢。
「え?いや、新見さんは、私と交換した刀を持ってたはずですけど」
「あ、じゃあ、桂さんのあの面白い刀は、元は新見さんの物だったんですか?」
刀の交換だの面白い刀だの、話が見えずに芹沢は眉を顰める。
五ェ門も問い掛けるような視線を向けて来るのを感じたヒナギクは、そっと無限刃を抜いて皆の前にかざす。
無限刃が明かりに照らされた瞬間、剣客達の眼が鋭く光った。
剣士達が無限刃に反応したのはほんの半瞬、彼等は、すぐに何事もなかったかのように話し始める。
「これ、やっぱり刃こぼれとかじゃなくて、初めからこういう風に作られてますよね」
「聞くところによれば、源義家公の父君、頼義公は、捕虜を鈍刀でもって鋸引きににし、嬲り殺したとか。
その逸話を知った誰やらが、頼義公にあやかって作ってみたというところだろう」
沖田に己の学識を誇示する芹沢だが、無限刃を拷問用の刀と見なすその意見に、ヒナギクの顔色が悪くなって行く。
だが、示刀流を学び、刀の製作についても一家言ある五ェ門は別の見方をしていた。
「拙者の見る所、これは鈍刀とまでは言えぬ。むしろ、鋸のような形でも最低限の切れ味は保つよう工夫されておる。
おそらく、あらかじめ刃を欠けさせておくことで、人を斬った際の刃こぼれによる違和感を減らすのが狙いであろう」
斬鉄剣のような例外を除けば、剣で何かを斬れば、刃が毀れるのは不可避。
いや、斬鉄剣ですら時には刃毀れし、そのせいで本来の実力が発揮できずに苦戦した経験が五ェ門にはあった。
それくらい剣、そして剣士はデリケートなものであり、刃毀れの違和感を消す為に切れ味を犠牲にするという選択は有り得る。
五ェ門の推論はそれなりに理に適ったものであったが、それだけに、己の説に異見を唱えられた芹沢は苛立つ。
ムキになって反論しようとするが、ここでヒナギクが割って入った。
口論で雰囲気が悪くなるのを防ぐという思惑もあったが、自分の剣を肴に物騒な話をされるのを阻止したという面も大きい。
強引に、剣そのものではなく、新見の件に話を引き戻す。
「とにかく!私の行李に入ってたのは普通の刀だったんですけど、新見さんがこの刀と交換してくれたんです。
変な刀だけど質はいいからって。私は人斬りじゃないんで切れ味とかは関係ありませんし」
そう言って無限刃を納めるヒナギク。
「じゃが、その刀は人を斬っておるな」
唐突な一言に、その場が凍り付いた。
不用意な言葉を発したのは、細谷源太夫。
細谷は、酒量が過ぎたか、参加者に知人がいないせいか、この会合でも転寝していたのだが、何時の間にか起きていたようだ。
いきなりの言葉にヒナギクは戸惑い、他の三人は「空気読めよ」的な眼で細谷を睨む。
「そ、それにしても
佐々木小次郎さんや
伊良子清玄の名前も呼ばれたのには驚きましたね。
どちらも相当の腕だったのに。あ、佐々木さんに関しては、呼ばれたのが僕が会った佐々木さんなのかはわかりませんが」
露骨に話題を逸らしにかかる沖田。もっとも、小次郎や清玄の名を聞いて驚いたというのは嘘ではない。
あれほどの剣士がこの短時間で死んだというのが本当なら、この御前試合は凄まじく過酷な物だと言えるし、
囚われているなら、主催者は相当の戦力を抱えているという事になる。
まあ、沖田にとっては敵が強ければ強いほど楽しめるわけで、この場合の驚きは嬉しい驚きな訳だが。
「そう言えば、人別帖によると、佐々木小次郎が三人も参加してる事になるけど、どういう事かしら」
血生臭い話に辟易していたヒナギクも沖田の話題逸らしに乗って来た。
「そんなもの、巌流島で死んだ佐々木小次郎の子孫か弟子が仮名を継いだに決まっておろう。
武士の世界にはよくある事だぞ。我が神道無念流でも、岡田十松殿や斉藤弥九郎殿は……」
芹沢もここぞとばかりに薀蓄だか自慢だかよくわからない話をし出し、無限刃の事はひとまず忘れられる。
「同じ名前と言えば、
犬塚信乃さんも二人参加してますけど、この方達も親子か師弟なんですかね」
「うむ。確か八犬伝によれば、八犬士の子や孫も、親の名乗りを継いだ筈。
一人は初代として、子孫の中の傑出した者をもう一人連れて来た、というところだろうな」
話はもう一つの複数参加者である犬塚信乃の事に移るが、こちらはもう少しややこしい問題がある。
「ちょっと待って。犬塚信乃って、八犬伝の登場人物でしょう?そんな人が本当に参加してるって言うんですか?」
ヒナギクの疑問に、沖田はきょとんとした顔をする。
「八犬伝?何か聞いた事ある気がしますけど、犬塚さんも有名な人なんですか?」
「やれやれ、沖田君は本当に剣以外は駄目だな。八犬伝も知らぬのか」
沖田の無学を笑う芹沢だが、問題はそこではない。
「あのね、八犬伝っていうのは小説なの。犬塚信乃はそれに出て来る架空の人物で、実在しない人なのよ」
丁寧に教え諭すヒナギクだが、沖田は納得できない。何故なら……
「でも、桂さんも犬塚さんに会ったじゃないですか」「え!?」
「ほら、義輝様と一緒にいた……そう言えば、犬塚さんが名乗った時はヒナギクさんはまだいませんでしたね。
あの人は確かに犬塚信乃戍孝と名乗ってましたよ。そんな有名人なら無理にでも立ち合っておけば良かったなあ」
「あの人が、犬塚信乃……!?」
「つまり、フィクションの登場人物が実体化して、この島に来ているって事?」
そう呟いてヒナギクは、横で瞑目している石川五ェ門の顔を盗み見る。
先程まで積極的に発言していた五ェ門だが、親の名を子孫が継ぐという話題が出て以来、黙りこくっていた。
「何だ、知らぬのか?里見八犬士は完全に架空の存在ではなく、その名はちゃんと記録に残っておるのだぞ?
もっとも、実在の八犬士に関して伝わっておるのは名だけで、八犬伝にある事績は全て馬琴の作り事だがな。
まあ、水滸伝が宋史にある宋江の僅かな記述を基に書かれたのに対応しておる訳だ」
だから、犬塚や犬坂がこの御前試合に呼ばれていてもおかしくないと芹沢は言うのだが、ヒナギクは納得できない。
仮に八犬士と同名の武士が実在していたとして、そんな無名の者をこの御前試合に呼ぶ意味は何なのか。
また、犬塚信乃の名乗りが子孫に受け継がれたというのは八犬伝の設定な訳で、犬塚が八犬伝の主人公とは別人で、
実在したかもしれない犬士の一人なのであれば、同名の者が二人いるという問題がまた頭をもたげて来るのだ。
得心できずに首を捻るヒナギク、黙り込む五ェ門、寝惚け眼の細谷を尻目に、芹沢と沖田は話を進める。
「諱が戍孝という事は、君が会った犬塚信乃は初代か」
「その人は女なんですか?僕には男の人に見えましたけど……でも、剣を交わした訳じゃないからわかりませんね」
「犬塚信乃戍孝は男だ。だが、人別帖の(女)の表記は幼少の頃に女子として育てられた事を指しているのかもしれぬ」
前にはここにいるのは実在した犬塚の方だと言いながら、今度は八犬伝の知識を基に推理する芹沢。
明らかに理が通ってないが、実は芹沢にとっては理屈などはどうでもいいのだ。
犬塚の素性などより重大な事を確かめる為、芹沢と沖田は、以心伝心で話をある方向に向けているのだから。
「死んだか囚われたのがあの犬塚さんなら、義輝様も危険ですね」
「義輝公が犬塚を討ったとも考えられるが、義輝公が仲間を簡単に殺すような方なら、別の意味で危険だな。
義輝公は生前、目障りな三好長慶を暗殺しようとしたという。俺達にだってどう出るか知れたもんじゃねえぞ」
「それは物騒ですねえ。やはり、事前の調査が必要ですか。でも、城下と森、どちらを調査すべきでしょうか」
「うむ。ここは両方を調べるべきだろう。とはいえ、会見まで時間は限られている。よって……」
「二手に分かれるか」
芹沢と沖田の会話を、五ェ門が締めた。一行を二手に分ける。それが、彼等三人の共通する思惑だった。
もっとも、一致しているのは別れるという所までなのだが……
「え?分かれるの?このまま一緒に行動した方がいいんじゃあ……」
ヒナギクの言う通り、人数は彼等の最大の利点であり、それをみすみす手放すのは賢い手とは言えないだろう。
発表された死者の多さ、そして、その中に、彼等がこの島で会った剣士の殆どが含まれているかもしれない事を考えると、
ここは予想以上に過酷な所であり、暢気に酒盛りをしていた彼等が無事だったのは大人数の賜物としか思えない。
「でもほら、情報収集は大切じゃないですか。二手に分かれれば、へノ壱とほノ伍を両方調べられますし」
「それって、入ったら死ぬとかいう所?調べるつもりなの!?」
「無論。あんな陳腐な脅し文句を使ってまで俺達を近付けまいとしてるんだ。何かあるとしか考えられまい」
「ええと、誰かがあの辺に隠れてやり過ごそうとしてて、その人を炙り出す為、って事もあるんじゃ……」
「それなら、もっと沢山の場所を立ち入り禁止にしないと、隠れる場所は他にも一杯ありますよ。
と言うか、真面目に闘ってない人を動かすのが目的なら、まずこの酒蔵を指定する筈じゃないですか」
暗に自分を非難する沖田を睨む芹沢だが、口では沖田に同調する。
「第一、炙り出しが目的にしては猶予期間が長すぎるわ。あの三箇所に、奴等が隠したい物があるのは疑いない」
「でも、森の方は、今から行って調査なんてしてたら、すぐ辰の刻になっちゃうんじゃ……」
「あはは、何言ってるんですか、ヒナギクさん。辰の刻を過ぎてから行かないと意味ないじゃないですか」
無謀な事を言う新撰組二人に閉口するヒナギク。
腕に自信があるからこその強気なのだろうが、主催者がどんな超常の力を持っているかも不明なのに。
「だが、敵はどんな手を使って来るかわからぬ。毒や爆薬を使ってくる可能性もある。
そんな中に、桂殿や細谷殿を連れて行く訳にはいくまい」
五ェ門がヒナギクに同調。
「何、わしの事なら気遣いは無用じゃ。如何なる危険があろうとも、覚悟は出来ておる」
細谷は健気に言うが、微妙に呂律が回っていないその言葉は、むしろ五ェ門の意見の説得力を増す役目を果たした。
そして、五ェ門は本丸に斬り込む。
「危険が予想される森には、付き合いが長くいざという時に連携が取れる芹沢殿、沖田殿に行って貰いたい。
その間に、拙者は細谷殿、桂殿と城下やほノ伍を調べておこう」
「待て待て。怪我人と年寄りと小娘では、敵と会っても太刀打ちできまい。沖田君はそちらに残して行こう。
その代わり、娘は道案内として、俺と共に森まで行ってもらうがな」
「いやいや、芹沢さんには義輝公との会見が待ってるんですから、森なんかに行って刻限に遅れたら大変ですよ。
地形を知ってる僕と桂さんが森を調べてきますから、芹沢さん達は城下の方をお願いします。」
「何を言う、義輝公と面識がある君等が揃っていなくなっては、会見に支障が出るのは同じであろうが。
そんなに森を調べたくば、石川君と爺を付けてやるから、娘は置いて行け」
「ええと……」
ここに来て、ヒナギクにも何となく状況が読めて来た。
そう、芹沢・沖田・五ェ門の三人は、ヒナギクを巡って互いに牽制し合っていたのだ。
と言っても、艶のある話ではない。何せ、芹沢と沖田の狙いは、ヒナギクを斬る事にあるのだから。
三人がヒナギクに注目した直接のきっかけは、彼女が明かりの下で掲げた無限刃。
細谷が看破したように、あの刀には人を斬った痕がある。それも、数時間以内の物だろう、新しい血脂の痕が。
無論、最初に無限刃を支給されたという新見や、無限刃の本来の持ち主が斬ったとも考えられる。
しかし、新見は無論、無限刃の使い込まれた様子から考えて、その元の持ち主もかなり経験を積んだ剣客。
彼等が、形状のせいで手入れのしにくい刃の部分は別として、他の場所に付いた脂を放置するとは思えない。
だが、人斬りの経験がないと主張し、実際に経験豊かとは見えないヒナギクならば……
そして、ヒナギクは新見錦と会ったと主張しており、その新見の名が死者として発表された。
これらの事実から、彼等三人が共通の想像に辿り着いたのは必然だろう。
もっとも、実際には彼等の予想は外れており、無限刃に付いた脂は新見のものではない。
それは、無限刃がこの島に呼ばれる直前、
志々雄真実の最期の戦いで吸った、緋村・斉藤・四乃森の脂。
主催が脂を拭わなかったのは、志々雄が脂を武器として使っていた故だが、そんな奇抜な使用法は、彼等の想像の外。
結果として彼等は誤解からヒナギクを疑い、その解決策についての思惑の違いから、牽制し合う事になったのだ。
芹沢にしてみれば、ヒナギクが新見を討ったのならば、その仇は己が討つのが当然。
加えて、ヒナギクを殺す前に、新見の死の状況を聞き出したいと、芹沢は考えていた。
だが、いきなり拷問となると五ェ門や細谷が反対するだろうし、正面から聞き質して逃げられては元も子もない。
よって、芹沢はヒナギクに警戒される事なく二人きりになり、逃げられない状況で問い質そうとしている訳だ。
沖田の場合は、新見の仇を討つという考えもあるが、それよりヒナギクへの興味が先に立っている。
伊良子清玄との小競り合いの時から彼女に魅かれていた沖田だが、新見を斃したのならば、その腕は予想以上。
新見殺害の疑いを口実にヒナギクの腕を試してみたい、というのが、沖田の正直な気持ちであろう。
しかし、ヒナギクが新見を殺したと明らかになれば、道理として新見の盟友たる芹沢に彼女を譲らざるを得まい。
故に、沖田は新見の件には触れず、何とかヒナギクと二人きりになる機会を伺っていた。
この二人に比べると石川五ェ門の考えはずっと穏便なもの。
彼もヒナギクが新見を殺した可能性は感じているが、だとしても、何か事情があったと思っている。
芹沢や沖田を見ると、新撰組には問題ある人物が多いようだし、何よりこの可憐な少女が故なく人を殺すとは思えない。
だから、五ェ門は、どうにか芹沢と沖田を引き離した上で、ヒナギクと話をしようと画策していた。
思惑の異なる三人の話し合いは堂々巡りを続け、自分が争いの原因らしいと悟ったヒナギクは口を出しにくい。
そんな中、残った細谷源太夫が、漸く酔いを醒まして発言した。
「二手に分かれると言うが、広い森の中を二、三人で調べるのは無理があるのではないか?
それよりも、ここは皆で城下の方を調べるべきであろう」
細谷が急に真っ当な事を言い出したのに皆が呆気に取られた隙に、更に言葉を重ねて行く。
「仮に、森を調べて犬塚とやらの死体が見付かったとしても、それで何がわかるという訳ではあるまい。
それより、義輝公が何か仕掛けて来るとすれば、会見の場所である城の辺りを調べるのが得策じゃろう」
酔っ払いの老人から打って変わって、歴戦の用心棒としての顔を見せ始める細谷。
とはいえ、三人も二手に分かれるという基本線を簡単に曲げる訳にはいかない。
「だが、へノ壱には間違いなく主催者が隠そうとしている何かがあるのだぞ。それを……」
「その件についても考えたのじゃが、へノ壱からほノ伍、ろノ弐というのは、主催者の囚人護送の道筋ではないかと思う。
捕えた者をまずは森の中に集め、舟で川を遡って途中一休みしつつ、村址にしつらえた牢へと運ぶ。どうじゃ?」
主催者に死者として発表された者は実は死んでおらず、主催者に囚われている……
新見の件から話を逸らす必要があるので反論しなかったが、芹沢や沖田はこの説をあまり信じていない。
だが、こうして聞くと、細谷の話は意外と筋が通っているようだ。
森や城下の南部にいた剣士が高確率で「死んで」いる事も、主催がへノ壱の近辺に居た者を捕えたとすると辻褄が合う。
「じゃから、今から森に向かっても、舟で逃げられてはどうにもならぬ。それより、ほノ伍で待ち伏せてはどうじゃ?」
結論ありきで隙の多い論理を組み立てていた三人に比べると、細谷の意見は理に適っているように思える。
芹沢達三人は、戦略の立て直しを余儀なくされていた。
酒蔵で気楽な論戦に興じている男女とは対照的に、
緋村剣心と
神谷薫は、危難に見舞われていた。
剣心の傷は決して浅くはなく、なるべく早く手当てをする必要があるだろう。
自身の殺人、座波や久慈が死んだという言葉……薫はそれらを敢えて意識から外し、剣心の手当てを最優先に考える。
しかし、城下ではあちこちで強烈な剣気のぶつかり合いが感じられ、今の二人が巻き込まれればひとたまりもあるまい。
薫は何とかして剣心を安全な場所に連れて行こうと酒蔵を目指し、城下の出口にある橋の上で
東郷重位と出会う。
御前試合に関わった、己を含めた全ての者を示現の太刀にて撫で斬りにせんとの凄惨な覚悟を固めた重位。
その気迫は、未熟な薫にすら、自分達が死神に行き会ってしまった事を悟らせるのに十分な程であった。
「示現流東郷重位、参る!」「待って、剣心は重傷でとても戦える状態じゃないの。だから……」
重位はちらりと剣心を見やり、薫の言葉が事実らしい事を確かめる。
先程、徳川の一味らしき者が死者の名を告げていたのが事実だとすれば、やはり奴等は重位達を監視しているようだ。
不忠者、狂人の汚名を受ける覚悟を固めた重位だが、怪我人を斬って臆病者と思われるのは好ましくない。
「良かろう。お主が逃げずに闘えば、その男には手を出さぬと約束しよう」
それを聞き、薫は悲壮な表情で剣心の腰から刀を抜き取り、鞘ごと構えた。
示現流と神谷活心流。この二つの流派の対決となれば、基本的には神谷活心流が有利である。
神谷活心流は明治になってから創始された新しい流派であり、その技術体系は、重位にとって完全に異質なもの。
対して、神谷活心流の創始者である神谷越路郎は、示現流やその分派の使い手が活躍した幕末の動乱を生き抜き、
最終的には抜刀隊の一員として西南戦争に参加し、最期は薩摩人の手に掛かって戦死した剣客。
神谷活心流にとって示現流はいわば因縁の相手であり、越路郎の娘である薫も示現流については一定の知識を持つ。
よって、重位に薫の出方が予測できなかったのに対し、薫は重位の攻撃を予測し頭の中で対応策を組み立てていた。
しかし、流派間の相性など、使い手の腕が段違いであれば全くの無意味。
突風を合図に重位は動き出し、薫の知覚よりも速くその間合いに侵入すると、必殺の一撃を……
その時、突風によって運ばれて来た一枚の紙が重位の視界を遮り、そこに書かれた「東郷重位」の文字を向ける。
飛来したのは、深夜に沖田総司が佐々木小次郎の燕返しをかわす為に使った人別帖。
あの後、一晩中あちこちを彷徨った人別帖は、本来の持ち主である沖田総司を追うようにここまで来ていたのだ。
更に、飛来したのは人別帖だけではなく、薫に支給され、
武田赤音に捨てられた扇子もまた戻って来る。
この話の冒頭で沖田総司から桂ヒナギクに贈られた扇子だが、直後の放送で沖田もヒナギクも扇子の事など忘れ去った。
打ち捨てられて風に拾われ、奇しくも人別帖と全く同一の瞬間に、こちらは神谷薫の視界を覆う。
だが、その動きは元の持ち主である薫に害を為すものではない。
視界に扇子が飛び込んで来た事で薫は咄嗟に構えを変え、結果、重位の剣の軌跡に己の刀を割り込ませる形となった。
この広い島で、二人の剣士が激突しようとした瞬間に異物に割り込まれる確率がどのくらいあるのか。
そんな稀な現象が二つ一度に起きたとなると、偶然や幸運と言った言葉で片付けて良いものではなかろう。
しかし、「満」の心を取り戻した重位にとって、幸運は無論、それが運命や呪いであろうとも、同じ事。
放たれた雲燿の剣は、薫との間を遮る全ての物をまとめて切り裂き、薫を吹き飛ばす。
「くっ!」
だが、薫は無事。重位の剣は、打刀を砕いた所で止まり、薫の身体を切り裂くには到らなかった。
と言っても、重位の剣を止めたのは、人別帖でも扇子でも剣でもない。止めたのは、傷付いた一人の男。
神谷薫を斬るべく放たれた重位の剣気が、気絶していた剣心を目覚めさせたのだ。
その視線を受けるだけで、剣心が負傷込みでも薫より遥かに手強い剣客である事を重位は察知する。
その剣心に、初太刀を振り切った後の隙を見せる事を恐れた重位が刀を中途で止め、結果、神谷薫は救われた。
どうにか立ち上がった剣心に、重位は打刀を投げ渡す。
「無手の者を討ったとなれば、薩摩隼人の名折れ。それを使えい」
刀を抜く剣心だが、それでも圧倒的に不利な事に変わりはない。
維新志士であった剣心は、示現流系列の剣を使う剣士を多く見知っていた。
だが、目の前にいる男は、剣心の知る示現流剣士の中の最強の者達と同等か、それ以上の使い手と推察できる。
そんな相手に、手負いの状態で挑むのは如何にも不利。しかし、今の剣心は決して負ける訳にはいかないのだ。
「剣心……」
「大丈夫だ。薫殿はここにいてくれ」
剣心の眼を見た薫ははっとする。
鵜堂刃衛や
斉藤一と闘った時と同じ人斬りの目。
自分を守る為に剣心は人斬りに戻ろうとしているのか。そんな事は、薫には耐えられない。
そしてそもそも、人斬りに戻った所で、示現流の開祖と同じ名を名乗るあの恐るべき剣客に勝てるのか。
全身を朱に染めた姿から人を斬ったばかりだと思われるのに、人斬り特有の暗さを全く感じさせないこの化け物に。
「はあっ」
薫の傍を離れた剣心は、いきなり大きく跳躍する。
示現流の最大の武器は蜻蛉の構えからの超神速の振り下ろし。負傷した身ではそれに正面から対抗するのはまず不可能。
跳躍によって相手の上を取り、振り下ろしを封じようというのが剣心の思惑だったのだが……
剣心の跳躍を見た瞬間、重位もそれを追って跳躍し、二人の身体は共に上昇しつつ接近して行く。
タイ捨流の跳躍術をも学んだ重位だが、さすがに跳躍力では剣心の方に一日の長がある。
だが、その方がむしろ重位にとっては好都合。
初速で劣っていたお蔭で、一拍遅れて跳んだ重位も、剣心とほぼ同時に跳躍の頂点に達した。
その瞬間、二人は互いに向けて渾身の一撃を放ち、二人の剣が空中で噛み合う。
位置関係においては僅かに上を占める剣心が有利だが、腕力においては重位が数段優っている。
空中、しかも上下の動きが静止した状態では、重位の剣の方が、威力において打ち勝つのは当然。
重位は剣心を叩き落すと、自身も落下しつつ蜻蛉の構えを取り、雲燿の太刀にてとどめを狙う。
剣心とてこれであっさり墜落するまで弱ってはいないが、このままでは着地しても体勢が崩れ、重位の追撃を防ぐのは困難。
そう悟った剣心は、落下の勢いを殺そうとせず、逆に利用して一気に橋に迫り、峰に返した刀を思い切り叩き付けた。
重位の剣勢によって生まれた速度と、剣心の剣腕が合わさった一撃は、小さな橋の中央部を崩落させるのに十二分。
剣心は反動で崩落に巻き込まれようとしている薫の元に跳ぶと抱きかかえ、落下する橋の破片を足場に上流方向に跳躍。
対する重位にはそこまでの軽業の心得はないし、そもそも彼が降りて来た時には、既に橋の中央は崩落済み。
為す術なく川に落ち、下流に流されて行った。
「剣心、大丈夫?」
「何の、これくらい、大した事……くっ……ござらぬよ」
どうにか川から這い上がった剣心と薫だが、あれだけの激しい働きが傷に良い筈もない。
早くきちんとした手当てをしたいところだが、下流に戻ってまた重位に会えば、今度は逃げられないだろう。
このまま上流の方に進めばやませみに戻れるが、そこまでの一里足らずの道程が今の彼等には如何にも遠い。
それでも、彼等は歩き続ける。歩き続けるしかなかった。
【へノ肆 川沿い/一日目/朝】
【緋村剣心@るろうに剣心】
【状態】全身に打撲裂傷、肩に重傷、疲労大
【装備】打刀
【所持品】なし
【思考】基本:この殺し合いを止め、東京へ帰る。
一:傷の手当てをする。
二:志士雄真実と対峙しているかもしれない仲間と合流する。
三:三合目陶物師はいずれ倒す。
【備考】
※京都編終了後からの参加です。
※三合目陶物師の存在に危険を感じましたが名前を知りません。
【神谷薫@るろうに剣心】
【状態】打撲(軽症)
【装備】なし
【道具】なし
【思考】基本:死合を止める。主催者に対する怒り。
一:安全な場所で剣心を手当てする。
二:人は殺さない。
【備考】
※京都編終了後、人誅編以前からの参戦です。
※人別帖は確認しました。
「逃げられたか」
下流に流された重位が岸に上がった時、既に剣心と薫の姿は見えなくなっていた。
だが、あの様子ならば、強いて追わずとも、この島で長くは生き延びられまい。
そして何より、城下町に、重位が示現流の奥義を尽して戦うべき剣客が犇いている事が感じ取れる。
手負いと未熟者の事などあっさりと忘れ去った重位は、心地良い殺気を感じつつ、城下に踏み込んだ。
【とノ参 城下町の入り口/一日目/朝】
【東郷重位@史実】
【状態】:健康、『満』の心
【装備】:村雨丸@八犬伝、居合い刀(銘は不明)
【所持品】:なし
【思考】:この兵法勝負で優勝し、薩摩の武威を示す
1:次の相手を斬る。
2:薩摩の剣を盗んだ不遜極まる少年(武田赤音)を殺害する。
3:殺害前に何処の流派の何者かを是非確かめておきたい。
「芹沢さんと細谷さんは町の外をお願いしますね。城下町には居酒屋とかあるでしょうし」
「何だ、そこの爺はともかく、俺には大事な会見の前に酒を控えるくらいの自制心はあるぞ。
第一、義輝公との会見は城で行うのだから、どのみち城下には入らざるを得まいが」
「もちろん、午の刻が近付いたら町に来てもらいますが、約束よりあまり早く行き過ぎても威厳がないじゃないですか。
僕達が城に罠がないかとかを調べておきますから、それまでは町の外で待ってて下さいよ」
「……よかろう。しかし、沖田君一人で城下を調べるのは荷が重かろう。石川君にも同行してもらうぞ。
天下の大阪城にまで忍び込む事になる大盗の技は、城下のような所でこそ活かせるであろうからな」
「……承った」
芹沢達は結局、細谷の提言を容れ、全員でほノ伍と城下町を調査する事に同意していた。
とはいえ、二手に分かれる事を諦めた訳ではない。
都合の良い事に、ほノ伍は、川によって東西に二分されている。
そこで、川の両側を同時に調べる為に、一行を二つに分けようという方向に話を持って行った訳だ。
この場合、二手に分かれても、それを隔てるのは川一筋だけであり、いざとすれば合流するのは難しくなかろう。
ヒナギクも細谷もこれには特に反対せず、二班に分かれる事は決定した。
その後、どんな組み合わせで分かれるかを議論しながら城下の入り口までやって来た彼等だが……
そこで彼等が目にしたのは、中央部分が無惨にも崩落した橋と放置された行李。
「そんな、さっき私達が渡った時は何ともなってなかったのに」
「うむ。この橋が壊されてから、殆ど時間は経っておらぬようだ」
「それにしては、これをした人の姿が見えませんね。ここを通ったなら、ついでに酒蔵に寄ってくれれば良かったのに」
「察するに、俺達に恐れをなしたんだろう。代わりにこんな貧相な橋を壊して、力を誇示したつもりか?」
「おお、行李に食料が残っておるぞ。誰が捨てて行ったか知らぬが、折角だから貰っておこう」
思い思いの感想を述べる一同。
あと少し早くここに来ていれば死闘になっていたとは知らず、気楽な調子を崩さずに発言し続ける。
そして、沖田と五ェ門は、何事もなかったかのように崩落部分を飛び越え、城下に入る。
「ヒナギクさんも来ませんか?見晴らしの良い郊外よりも、建物の多い城下の調査の方が人数が要りますし」
「何を言う。地図を見れば、ほノ伍の中では城下よりも外の部分が広い。人数が必要なのはこちらの方だ」
またもヒナギクを巡って争い始める芹沢と沖田。
今までなら困った顔で黙っているヒナギクだが、ここはあっさりと決着をつける。
「見晴らしが良いって事は、敵に見付かり易いって事でもありますからね。郊外の方に戦力が必要でしょう。
そういう訳で、沖田さん、悪いけど、私は芹沢さん達と一緒に行くから」
橋が崩落したと言っても、それは中央の部分のみ。
ヒナギクの身のこなしを見れば、これくらい簡単に跳び越える身体能力があるのは明らか。
それに、仮に落ちた所で、カナヅチでもなければどうという事はない程度の高さである。
まさかヒナギクが橋を越えるのを拒んだ原因がその数メートルにもならない高さにあるとは考え付かず、
沖田と五ェ門は、勝ち誇った顔でヒナギクと細谷を従えて行く芹沢を見送るしかなかった。
「行っちゃいましたねえ、ヒナギクさん」
向こう岸を歩く芹沢達を見ながら沖田が呟く。
「大丈夫。きっと、城下には他にも腕の立つ人がいますって」
沖田が言って来るが、それはヒナギクを守ろうとしていた五ェ門にとっては何の慰めにもならない。
彼女に対して芹沢が無茶な行動に出ないよう、細谷がうまくやってくれると良いのだが。
そして、ヒナギクの代わりに同行する事になった沖田総司。
芹沢と違って人当たりは柔らかいが、危険さという点では大差ないように思える。
今は仲間ではあるが、何か口実さえあれば軽い気持ちで殺し合いを挑んで来かねない。
そして、悪い事に、この沖田が本物の沖田総司なら、石川五ェ門はその孫の仇と言っても良いのだ。
まあ、それが露顕する事はまずあるまいが、それでも五ェ門は暗い思いを抱えつつ、上流へ向かうのだった。
【とノ肆 城下町/一日目/朝】
【沖田総司@史実】
【状態】打撲数ヶ所
【装備】木刀
【所持品】支給品一式(人別帖なし)
【思考】基本:過去や現在や未来の剣豪たちとの戦いを楽しむ
一:芹沢を正午に城に行かせて義輝と会わせる。一応、罠がないか事前に調べる。
二:芹沢、ヒナギクと全力で勝負する状況をつくりたい。
【備考】
※参戦時期は
伊東甲子太郎加入後から死ぬ前のどこかです
※桂ヒナギクの言葉を概ね信用し、必ずしも死者が蘇ったわけではないことを理解しました。
※石川五ェ門を石川五右衛門の若かりし頃と思っています。
【石川五ェ門@ルパン三世】
【状態】腹部に重傷
【装備】打刀(刃こぼれして殆ど切れません)
【所持品】支給品一式 母屋に置いてあります。
【思考】
基本:主催者を倒し、その企てを打ち砕く。
一:桂ヒナギクを守る。
二:斬鉄剣を取り戻す。
三:芹沢・沖田を若干警戒
四:ご先祖様と勘違いされるとは…まあ致し方ないか。
【備考】
※ヒナギクの推測を信用し、主催者は人智を越えた力を持つ、何者かと予想しました。
※石川五右衛門と勘違いされていますが、今のところ特に誤解を解く気はありません。
一方、上手くヒナギクと同行する事に成功した芹沢は、ひとまずは成り行きに満足していた。
余計な爺もついて来たが、いざとなれば、細谷には行李にこっそり忍ばせた酒でもやって黙らせればいい。
それよりも厄介なのは川向こうの二人。沖田は無論、橋を越える時の動きを見るに、五ェ門もかなり出来るようだ。
二人とも歩きながらちらちらとこちらを伺っているし、こんな小さな川、いざとなればすぐに渡って来るだろう。
何とか奴等の視界から外れる状況を作り、ヒナギクを尋問しなくては。
(見てろよ、新見。この娘がお前を殺ったんなら、必ず仇は取ってやるからな)
芹沢は殺気を漏らさないように苦心しつつ、心中で昏い焔を燃やしていた。
【とノ肆 田んぼ/一日目/朝】
【芹沢鴨@史実】
【状態】:健康
【装備】:近藤の贋虎徹、丈の足りない着流し
【所持品】:支給品一式 、酒
【思考】
基本:やりたいようにやる。 主催者は気に食わない。
一:機会を見付けて桂ヒナギクに新見の事を吐かせる。
二:昼になったら沖田たちと城へ向かい、
足利義輝に会う。どうするかその後決める。
三:沖田、五ェ門を少し警戒。
四:会った時の態度次第だが、目ぼしい得物が手に入った後、虎徹は近藤に返す。土方は警戒。
【備考】
※暗殺される直前の晩から参戦です。
※タイムスリップに関する桂ヒナギクの言葉を概ね信用しました。
※石川五ェ門を石川五右衛門の若かりし頃と思っています。
【桂ヒナギク@ハヤテのごとく!】
【状態】健康
【装備】無限刃@るろうに剣心
【所持品】支給品一式
【思考】基本:殺し合いに否定的な人を集めて脱出。
一:新見錦が主催者に捕えられているのなら救出する。
二:足利義輝たちと合流する。
三:芹沢鴨や沖田総司が馬鹿な事をしないよう見張る。
四:
柳生十兵衛を探して、柳生宗矩の事を聞きたい
五:自分の得物である木刀正宗を探す。
※自分たちが何らかの力で、様々な時代から連れてこられたことを推測しました。
※石川五ェ門を石川五右衛門の若かりし頃と思っていますが、もしかして…。
【細谷源太夫@用心棒日月抄】
【状態】健康 若干の酔い
【装備】打刀
【所持品】支給品一式×3
【思考】
基本:勇敢に戦って死ぬ。
一:ほノ伍を調査し、主催者の手の者を待ち伏せる。
二:五ェ門に借りを返す。
【備考】
※参戦時期は凶刃開始直前です。
※桂ヒナギクに、自分達が異なる時代から集められたらしい事を聞きました。ちゃんと理解できたかは不明です。
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最終更新:2010年12月02日 20:45