A 呼吸機能検査
小項目
- スパイロメトリ,肺気量分画,肺コンプライアンス,気道抵抗,flow-volume曲線,肺胞換気量,換気・血流比,拡散能力,動脈血ガス分析,パルスオキシメトリ,肺(換気血流)シンチグラフィ,睡眠時無呼吸症候群検査,ピークフロー,気道可逆性検査,気道過敏性検査
備考
-
睡眠時無呼吸症候群検査
- ポリソムノグラフィ
102G17
PaO2が正常でも組織低酸素をきたすのはどれか。2つ選べ。
a 肝不全
b 腎不全
c 循環不全
d 一酸化炭素中毒
e 高二酸化炭素血症
× a
× b
○ c
○ d
× e
正解 cd
102G21
呼吸ガスモニター上,呼気二酸化炭素濃度が上昇するのはどれか。
a 体温低下
b 肺塞栓症
c 肺胞低換気
d 食道内挿管
e 出血性ショック
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
100G92
パルスオキシメーターによるSpO2の測定で正しいのはどれか。
a SpO2 80%は正常範囲である。
b 測定時は軽く呼吸を停止する。
c 動脈血酸素飽和度を反映する。
d 二酸化炭素濃度の影響を受ける。
e 一酸化炭素中毒患者のモニターに有用である。
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
100G102
呼吸機能について正しいのはどれか。
a 無気肺では1秒率が低下する。
b 慢性気管支炎では1秒率が低下する。
c 肺気腫では肺活量は保たれる。
d 間質性肺炎では1秒率が低下する。
e 肺線維症では肺活量は保たれる。
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
99D98
スパイロメトリで計測できないのはどれか。
a 1秒量
b 肺活量
c 1回換気量
d 予備吸気量
e 機能的残気量
○ a
○ b
○ c
○ d
× e
正解 e
99D99
%VC 62%,FEV1.0% 82%を示すのはどれか。
a 気管支喘息
b 慢性気管支炎
c 気管支拡張症
d 特発性肺線維症
e びまん性汎細気管支炎
× a
× b
× c
○ d
× e
正解 d
99F33
82歳の女性。咳,痰および呼吸困難のため来院した。3年前から咳と痰とが持続し,特に冬に多くなり,時に労作時の呼吸困難があった。喫煙歴は20歳から1日10本。意識は清明。身長 150cm,体重 48kg。呼吸数 24/分。脈拍 52/分,整。血圧 148/74mmHg。血液所見:赤血球 390万,Hb 12.3g/dl,Ht 36%,白血球 6000,血小板 27万。スパイロメトリ:%VC 88%,FEV1.0% 58%。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.36,PaO2 78Torr,PaCO2 43Torr,HCO3- 24mEq/l。
この患者の病態に最も関係する異常所見はどれか。
a 脈拍
b 赤血球数
c %VC
d FEV1.0%
e PaO2
× a
× b
× c
○ d
× e
正解 d
診断 慢性気管支炎
99F37
75歳の男性。2日前から38℃の発熱,咳嗽および膿性痰が出現し,労作時呼吸困難も強くなったので来院した。慢性肺気腫で通院治療を受けていた。呼吸困難はHugh-Jonesの分類Ⅳ度である。胸部エックス線写真に浸潤影を認めない。
次に行う検査はどれか。
(1) 気管支鏡検査
(2) 胸部単純CT
(3) スパイロメトリ
(4) 動脈血ガス分析
(5) 喀痰Gram染色
a (1),(2) b (1),(5) c (2),(3) d (3),(4) e (4),(5)
× (1)
× (2)
× (3)
○ (4)
○ (5)
正解 e
診断 慢性肺気腫に合併した急性呼吸不全(急性気管支炎の疑い)