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スケッチ

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スケッチ 04/01/24

  駅の券売機で「切符をお取り下さい」と言われるのが嫌だったから、ぴったりの小銭を投入して該当の値段を押した。正確にはタッチパネルだが、この際は関係がない。切符が出てきた瞬間に引き抜こうと指先を切符の出口に待機させた瞬間、切符が出てきたが、指の位置が出口を塞ぐ形になっていて、出てくる筈の切符を押し込んでしまった。「ぴーぴーぴーぴー」と鳴り続ける中、深爪では如何ともし難く、ついに「切符をお取り下さい」と言われてしまったが、焦るほどに切符は少しづつ奥に戻る。僅か二ミリほど見えてはいるが、引き出せない。仕方なく小銭入れから一円玉を取り出して、もう一度「切符をお取り下さい」と言われながら一円玉を使って切符を引き摺り出した。

  「吊革」これはどう見ても吊輪なのであって、革の部分は持つ為にあるわけではない。「吊革・手摺」と抱き合わせで表現されることが多いが、何故「吊輪」ではないのか。新体操の種目に「吊輪」があるから、それとの区別を図っているのだろうか。そもそも吊革を持つのは眠くて崩れ落ちそうな時輪に手首を通して革を掴む以外あり得ない。背が高すぎるならば革が巻き付けられている手摺を掴むのだがら意味がない。何故吊革なのか。もしかして昔は輪がなくて皮だけだったことの名残なのだろうか。

  弱冷房車はあっても弱暖房車はない。おかげて新たに乗り込んでくる人は皆鼻を啜り上げている。暖かさに慣れた頃、凍える外へ降りる羽目になる。

  全線全構内禁煙のとある私鉄があって、その路線駅の構内には煙草の自動販売機がある。完全禁煙を謳うならば販売をも自粛するのが一貫した態度かと思うのだがどうか。線路には残雪のように吸殻が落ちている。

  氷柱とは田舎でしか見ることがないと思っていた。あるビルの軒下に思わず笑ってしまうような細長い氷柱が六本ぶら下がっていた。暖房の外付器具から発生したものではなくて、単に外壁の水滴がたれ落ちて氷柱になったらしい。しかしその氷柱はビルの角の軒であって、あのビルもしかして傾いているのではないだろうか。その六本以外に氷柱はなかった。直径一センチほど長さは二十センチほどが等間隔で並んでいた。人工の街には自然現象も影響されるのか。

 
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