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信号

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信号 04/12/08

  横断歩道の信号は場所によって順番が変則的である。

  だから初めて挑戦する横断歩道の信号を待つ場合、一番前で待つことは厳に避けるべきであり、その理由としては眼前の通行が止まった瞬間に歩き出そうとしたら左折もしくは右折してきた車に轢かれそうになり、つまり「車道縦」「車道横」「歩道」の順に切り替わる信号であることを知らずして危険だからでもあるが、何より一人で勝手に反応して歩き出そうとしたら周囲の人々はじっと動かずに待機しており目の前を車が通り過ぎて「そうかまだなのか」と悟る姿が非常に恥ずかしいからでもある。

  進入路が五本あって次にどの方向が変わるのか固唾を飲んで緊張している姿も情けないものがある。しかしこの場合次にどの信号が変わるのか判らず緊張しているのは歩行者に限らず、不幸にもその信号の最前列に捉まってしまった不慣れな車も同様であり、警笛を鳴らされ慌てて発進してみたもののどこへ曲がればよいのか判らず不安そうな雰囲気を醸し出した速度でのろのろと適当な方向へ去ることになっている。

  時折先が詰まっているのに無理矢理進もうとして交差点の中で立往生したまま信号が変わってしまい、焦る余り強引な角度で進行方向の車列に潜り込もうとする車が居て歩行者には邪魔である。更に邪魔なのは、一応交差点の先が詰まっていることを理解しているから無理矢理には進まず、交差点のぎりぎり手前の横断歩道に待機している奴で、その先が進まず詰まったまま信号が変わってしまうと横断歩道を塞き止める形になる。そうなれば仕方がないからじっと動かずに歩行者の侮蔑的な視線を甘受する義務がある。歩行者としては横断歩道上で立ち往生した車は静止しているとの認識があるからその車を取り囲むように擦り抜けるのだが、それを心得ない馬鹿は左右から歩行者が迫ることに乱心して「歩行者の邪魔にならないように」と前か後に車を動かそうとするわけであり、その結果幾人もの歩行者が華麗なる足捌きで踊ることになる。

  一度見たことのある信号は、青黄赤の信号機の真下に矢印が装着されているもので、単なる矢印ならばよくあるがその信号は「左折OK」「直進OK」「右折OK」の三方向全て進入可能な表示がされていた。「青」と全く同じ機能ではないかと思うのだが、あれには何の意味があるのだろうか。

 
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