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目覚まし騒動

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目覚まし騒動 03/04/13

  試行錯誤の末、必修のある前日は、夕方に寝て深夜に起きてそのまま朝まで過ごすことになる。素晴しい。ここに夜型人間が誕生したわけだ。

  電話のモーニングコール機能は二度寝防止のため、二度鳴るのでこれも時として腹が立つ。半分寝ている時に受話器を取り上げてみると

  「 午 前 八 時 零 分 です」

  「 六 秒ごとに 十 円の情報料が」という声を思い出させるこの起こされ方は情けなくて仕方がないのでやがて受話器を持ち上げることなく、片側をおよそ45度ほど上げてフックが上がった状態になる瞬間戻す。機械の声を聞くことなく指一本で電話を鳴り止ませることが出来る。あわてて受話器を取ろうとして手が滑ったときと同じだ。この技を完璧に修得したころに、朝方鳴る電話を止めた。もう一度鳴ったのでもう一度止めた。更に鳴ったので更に止めた。次の瞬間何かがおかしいと感じる。今三回鳴らなかったか?ベッドの中から手を延ばして上体を不自然に捻って三回目を止めた格好でしばらく凍り付いていると又鳴った。そっと受話器をとっておそるおそる耳に当ててみると

  「なんで切るねんお前」

  状況に慣れ過ぎると突発自体に対応出来なくなる。なんで切るねんと言われて「モーニングコールかと思てん」「誰からの?」「いや機能の」「昨日?誰?」「・・・ちゃう。電話の機能・・・」「・・・あ、そか・・・すぐ切ったもんな」「・・・」空しい。

  目覚まし時計を八時に設定しておいて、そのことを忘れて結局ずっと起きていて、鳴るより早く家を出ることがある。鳴るように設定したままである。するとどうなるか。いろいろあって夜九時前頃に帰って来て鍵をまわしてドアを開けた瞬間奥の方で目覚ましが鳴っている。「ふおおおおおお。ずっと鳴ってたんかい!」慌てて駆け寄り止めることになる。

  帰って来たときに鳴っていたので慌てて止めようとしたら止める寸前に鳴り止んだことが一度だけある。一時間誰にも邪魔されず延々御用を果たしたわけだ。目覚まし時計が勝手に止まる貴重な瞬間を目の当たりにした希有の体験である。しかしよく考えてみるとこいつは朝も鳴っていた筈だ。近所迷惑な奴め。

  時として妙な時間に設定しなければならないこともある。「徹麻やろう」夜の十時に起きるべく設定する。不思議なことに爽快に目覚める。機嫌良く目覚ましを止めて出陣する。次の朝はそのまま起きっぱなしだから問題はないが、問題はその次の日、目覚ましを設定しても十時まで鳴らない。

  ある程度酒が飲めるようになり、寝酒をするようになると、深い眠りに唖然とする程のすっきりした目覚めが出来るので目覚ましの問題はなくなった。それてそれで別の問題に繋がるのだが、別の話だ。

関連:目覚まし時計
 
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