白銀の寒村『スノーフロズ』

(The Coldest Village of Silver Snow "Snowfroze")

イグナシア大陸最北部、フロウスト大雪山を越えた先にある、雪に覆われた極寒の集落。
積雪による家屋の倒壊を防ぐために多くの建物の屋根がとがっている。新築の家では加えてリアクターによる融雪装置も設置されている場合も。
一年中氷が張っている湖『オルコ凍湖(とうこ)』や、一見凍っているようで実は生きている樹木『氷樹(ひょうじゅ)』の林や木の実が名物。

元々は、大昔にフロウスト大雪山の厳しい環境で山籠もりをしていた魔法使いや、新天地を目指していた冒険者が立ち上げた村。
長らく自給自足の生活が行われていたが、フロウスト・トンネルが開通した後は外から人々を迎え入れることが多くなった。

産業としては主に観光業と農業が盛ん。
観光面では、スキーをしながら氷樹鑑賞をしたり、オルコ凍湖の氷に穴をあけて釣りをする… などといったアクティビティが楽しまれ、
農業面では、元々寒さに強いダイコンやカブなどの野菜を品種改良し、より寒さに強くした種が多く栽培されている。

独特の食べ物としては、『氷樹の実』が有名。見た目は真っ青なヒメリンゴのようなもの。
美味だが、一口食べると、体の芯が凍りついたかのように寒さが内側から全身に広がってゆくため、何も知らずに食べると大変なことになる。
このように身体を急激に冷やす性質から、スノーフロズの人々の間では昔から度胸試しのための食べ物として親しまれてきた。
外からの観光客でも、この感覚に病みつきになってしまう人が続出しているとかいないとか。ようはどえむさん製造機
そんな氷樹の実を原料にしたお酒『コールド・ヒート』も一部では人気を集めている。

また、年に一度「寒さ我慢大会」が開催されており、その内容とは極寒の中水着一枚だけでオルコ凍湖の氷の上に座り、
最後の一人になるまで大量に用意された氷樹の実をひたすら食べ続けるというすさまじい内容である。優勝者には賞金と粗品と名誉が贈られる。
そんな過酷なお祭りにもかかわらず年々参加者が増えており、この村は極寒の地なのにこのお祭りは毎年ヒートアップしている。

名前の由来は、「雪」(snow)と、「凍る」(freeze)の過去形の(froze)から。もっとひねれよお前
因みに『寒村』とあるがこれは「さびれた貧しい村」という意味ではなく、文字どおり『寒い村』を意味している。



□主なロケーション / 施設
  • オルコ凍湖
スノーフロズを代表するロケーションその1。
年中通して湖の面積の8割以上を分厚い氷が覆っている湖。住人達は氷に穴を開け、釣りをしたり生活用水を取り出しているが、
その氷があまりにも分厚いため穴を開ける際には魔法を使用したり、ミラー流格闘術師範を呼んで穴を開けてもらっている。
氷の下には、固有種のフロウストオオナマズが棲息しており、料理屋でもたびたび献立に並ぶなど地元ではよく食されている。
  • 氷樹林
スノーフロズを代表するロケーションその2。
氷樹の林。スノーフロズの広い地域に分布している。
  • ミラー流格闘術道場
ミラーが開いている自宅兼道場。師範は彼らの父親であるラスター・ミラー。残念ながら門を叩く門下生は少ない。
  • フロウスト・トンネル
スノーフロズに通じる、フロウスト大雪山を貫く長いトンネル。
このトンネルが開通したおかげで、スノーフロズへ行くために山越えをする必要がなくなった。
入口には御者の詰所があり、大半の人々が馬車を利用して村へ出入りしている。料金はコースによってさまざま。
中には料金をケチって徒歩で行く猛者も存在するが、たいていはギブアップする。


□主な関係者
最終更新:2013年02月01日 17:59