学校へ行こう。
それが、佐々木志乃の下した判断だった。
ここまでロクに他の参加者と遭遇できていない志乃は、まずはなによりも他参加者と遭遇できそうな場所を探すことにした。
その中でも、『病院』や『映画館』など普遍的な名前の施設は省いた。
今の志乃は少々過激な方針を取ってはいるものの、スタンスで言えばこのゲームを止めること。
求める参加者はあくまでもゲームに反する者だ。
それが、佐々木志乃の下した判断だった。
ここまでロクに他の参加者と遭遇できていない志乃は、まずはなによりも他参加者と遭遇できそうな場所を探すことにした。
その中でも、『病院』や『映画館』など普遍的な名前の施設は省いた。
今の志乃は少々過激な方針を取ってはいるものの、スタンスで言えばこのゲームを止めること。
求める参加者はあくまでもゲームに反する者だ。
そして、この殺し合いにおいてルールに則れば生還できる者は一人だけ。
できれば知己と会いたくないと思っている肯定者は多いだろう―――ここにいるジオルドのように。
事実、彼は魔法学園という知己であれば必ず意に留める施設へは向かおうともしなかった。
できれば知己と会いたくないと思っている肯定者は多いだろう―――ここにいるジオルドのように。
事実、彼は魔法学園という知己であれば必ず意に留める施設へは向かおうともしなかった。
ならば、己が知りわかりやすい施設を中心に仲間を探す者はかなりの確率でゲーム否定者とみていいだろう。
その中で一番身近で、且つある意味浮いているのは北宇治高等学校だった。
その中で一番身近で、且つある意味浮いているのは北宇治高等学校だった。
他の固有名詞のつく施設が『大いなる父の遺跡』や『ムーンブルク城』のようなよくわからない、又は一般人が使わないような名称が多い中、北宇治高等学校と自分たちの知るスパリゾート高千穂は平和的な一般施設の響きがある。
ならば集まる参加者もあのような化け物(ムネチカ)ではなく、一般人の可能性が高いのではないか。
そしてそんな一般人を保護しつつ学校を目指す人物であれば、それがアリアでなければ協力を敷けるだろう。
それに、この学校からスパリゾート高千穂はそこまで遠くない。
愛しのあかりちゃんも、自分と合流する為にあそこに向かっているかもしれない。
ならば集まる参加者もあのような化け物(ムネチカ)ではなく、一般人の可能性が高いのではないか。
そしてそんな一般人を保護しつつ学校を目指す人物であれば、それがアリアでなければ協力を敷けるだろう。
それに、この学校からスパリゾート高千穂はそこまで遠くない。
愛しのあかりちゃんも、自分と合流する為にあそこに向かっているかもしれない。
現状の位置からは少々遠いが、志乃はジオルドを連れて北宇治高等学校へと向かうことにした。
幸か不幸か、長い道のりであったにも関わらず、結局誰とも遭遇することなく北宇治高等学校を視界に捉えた。
(さて。ここに入る前に、一応は用心しておきましょう)
志乃は、今でこそ罪歌の愛に侵食されつつあるが、しかし、まだ武偵としての気概と知識は失っていない。
こういう場合に無警戒に突入すれば、もし罠でも仕掛けられていれば命取りとなる。
こういう場合に無警戒に突入すれば、もし罠でも仕掛けられていれば命取りとなる。
故に学校に入る前に、二人は周囲の探索を始めることにした。
やはりというべきか、多少の足跡や痕跡が残っており、少なくとも校内が無人ではないと推測できた。
やはりというべきか、多少の足跡や痕跡が残っており、少なくとも校内が無人ではないと推測できた。
(見つけたのは足跡だけでなくタイヤの跡も。複数人があの中にいると見てもよさそうね。そして、恐らく彼らは殺し合いには乗っていない)
このゲームにおいて二人程度ならばまだしも、三人を越えれば一気にゲーム肯定派の可能性は低くなる。
仮にこの殺し合いを終えるまでの同盟だとしても、自分の手の内を知る者が、寝首をかこうとする者が傍に二人もいるなど危険この上ないからだ。
なにより、学校からは争う物音が一切聞こえない。あまりにも静かだ。
恐らく、情報交換でもしている最中なのだろう。
仮にこの殺し合いを終えるまでの同盟だとしても、自分の手の内を知る者が、寝首をかこうとする者が傍に二人もいるなど危険この上ないからだ。
なにより、学校からは争う物音が一切聞こえない。あまりにも静かだ。
恐らく、情報交換でもしている最中なのだろう。
ならばそれに混ざらない手はない。
志乃はジオルドを連れ、改めて学校へと向かおうとしたその時だった。
志乃はジオルドを連れ、改めて学校へと向かおうとしたその時だった。
「母さん」
警戒の色を含めたジオルドの呼びかけに、志乃は踏みとどまり振り返る。
彼の指した先にあったのは、此方へと向かってくる二つの人影だった。
彼の指した先にあったのは、此方へと向かってくる二つの人影だった。
現れたのは、坊主頭の厳つい男とふわふわとした髪質が印象的な普通の女の子というミスマッチな組み合わせの二人。
こちらに気づき足を止めた二人に、志乃はなにかを口にするよりも敢えて罪歌を抜き、剣先を突きつける。
こちらに気づき足を止めた二人に、志乃はなにかを口にするよりも敢えて罪歌を抜き、剣先を突きつける。
「ひっ」
「下がってろ久美子ちゃん」
「下がってろ久美子ちゃん」
志乃の行為に、少女は恐怖の色を浮かべ顔を強張らせ、男はそんな少女を庇うように前へと進み出て、志乃と同じく武器を構える。
その咄嗟の反応に、志乃は判断する。
殺し合いに乗った同盟であれば、ああも庇うような真似はするまいと。
殺し合いに乗った同盟であれば、ああも庇うような真似はするまいと。
「...失礼しました。お詫びを兼ねてこちらから名乗らせていただきます。私は東京武偵高探偵科一年、佐々木志乃です。
こちらはジオルド・スティアート。
非常時につき、警戒させていただきましたがどうかご容赦を」
こちらはジオルド・スティアート。
非常時につき、警戒させていただきましたがどうかご容赦を」
刀を収め、丁寧に非礼を詫び、頭を下げ謝罪する。
その物腰に相対する二人は、目を合わせ、敵意がないことを認めて武器を降ろした。
その物腰に相対する二人は、目を合わせ、敵意がないことを認めて武器を降ろした。
(このまま学校へ向かってもいいですが...)
洗脳しているジオルドを含めれば、ゲームに反対する者が四人も集っているのだ。
四人で向かえば、学校の者たちもこちらをそれなりには信用してくれるだろうが、しかしだ。
四人で向かえば、学校の者たちもこちらをそれなりには信用してくれるだろうが、しかしだ。
(まずは彼らになにがあったかを聞かなければなりませんね)
二人の様子は明らかに普通とは言い難かった。
少女の顔色が優れないのは、この殺し合いという異常環境に疲れたのだろうと察せるが、問題は男の方だ。
ところどころに出血があり、衣服もズタボロ。ちょっと剥けばすぐにでもあられもない姿になってしまうほどだ。
これで何もなかったなどとは言えまい。
学校へ向かう前に彼らになにがあったのかを知る必要がある、と志乃は判断する。
少女の顔色が優れないのは、この殺し合いという異常環境に疲れたのだろうと察せるが、問題は男の方だ。
ところどころに出血があり、衣服もズタボロ。ちょっと剥けばすぐにでもあられもない姿になってしまうほどだ。
これで何もなかったなどとは言えまい。
学校へ向かう前に彼らになにがあったのかを知る必要がある、と志乃は判断する。
「不躾ですが、なにがあったかを聞かせていただけますか?えっと...」
「武蔵坊弁慶だ。こっちは黄前久美子ちゃん。...ちょっと、色々あってな」
「武蔵坊弁慶だ。こっちは黄前久美子ちゃん。...ちょっと、色々あってな」
そして、男・弁慶は語り始めた。
これまでの顛末、そして先に起きた悲劇を。
これまでの顛末、そして先に起きた悲劇を。
☆
「...それはまた、なんと声をおかけすればよいのやら...」
弁慶から事情を聞かされた志乃から漏れたのはそんな言葉だった。
弁慶・久美子・そしてセルティという反ゲーム派の参加者が同盟を組んでから一転、瞬間移動する男に電車を転覆させられ。
しかも続けざまにツノが生えたような髪型の少年と業魔と自称する夜叉風の男に襲撃され、一人を失うハメになって。
弁慶・久美子・そしてセルティという反ゲーム派の参加者が同盟を組んでから一転、瞬間移動する男に電車を転覆させられ。
しかも続けざまにツノが生えたような髪型の少年と業魔と自称する夜叉風の男に襲撃され、一人を失うハメになって。
罪歌の影響により人間的感情が薄らぎつつある志乃であっても、彼らを気の毒と思わざるをえなかった。
(やはりこのゲーム...『怪物』を排除しなければ土俵にも立てないようですね)
瞬間移動をする男に戦闘狂の夜叉、そして異様な空気を漂わせる少年。
どれもこれもが志乃の遭遇したムネチカのような『怪物』だ。
奴らは何れも人間が単身で勝てる相手ではない。
どれもこれもが志乃の遭遇したムネチカのような『怪物』だ。
奴らは何れも人間が単身で勝てる相手ではない。
そして、地力で劣る参加者が単独で対面すれば、屠られるのを待つしかない。
(このまま武偵としてゲームを止めるにしても、怪物が蔓延っている以上はやはり障害となる)
いくら罪歌が斬りつけた相手を洗脳できる強力な武器とはいえ、ムネチカの時のように当てられなければ意味がない。
と、なるとだ。
戦闘員が自分だけでは心もとない。
しかし罪歌が保有できるストックは二人まで。それ以降は先に支配していた者が押し出される形で解けてしまう。
つまり、罪歌を介さず力を貸してくれる協力者が必要だ。
もちろん、自分の武偵としての立場を脅かすであろうアリアを除いてだが。
と、なるとだ。
戦闘員が自分だけでは心もとない。
しかし罪歌が保有できるストックは二人まで。それ以降は先に支配していた者が押し出される形で解けてしまう。
つまり、罪歌を介さず力を貸してくれる協力者が必要だ。
もちろん、自分の武偵としての立場を脅かすであろうアリアを除いてだが。
(その点で言えば、彼は合格でしょうか)
三人もの怪物と遭遇しつつも致命傷は負わず、ここまで疲弊しきっても一般人を護り抜いたその実力と気概は評価に値する。
それに最悪、人間であれば罪歌で支配することも可能。となれば、ここで逃す手はないだろう。
それに最悪、人間であれば罪歌で支配することも可能。となれば、ここで逃す手はないだろう。
「弁慶さん、黄前さんを学校まで送り届けた後はどうなされますか?」
「久美子ちゃんの友達がいれば纏めて護ってやりてえが、いなかったら久美子ちゃんと一緒に新羅ってやつを探しに行こうと思ってるぜ。まあ、どこにいるかなんて宛てはないけどよ...」
「でしたら、私たちと一緒に先ほど遭遇したという夜叉と怪物を討伐しにいきませんか?」
「久美子ちゃんの友達がいれば纏めて護ってやりてえが、いなかったら久美子ちゃんと一緒に新羅ってやつを探しに行こうと思ってるぜ。まあ、どこにいるかなんて宛てはないけどよ...」
「でしたら、私たちと一緒に先ほど遭遇したという夜叉と怪物を討伐しにいきませんか?」
思いがけぬ提案に弁慶は思わず目を丸くする。
「お話を伺って改めて思いましたが、やはりこの会場から怪物は一掃すべきです。貴方はそうは思いませんか?」
「ああいや、セルティの敵討ちなら話はわかるけどよ、ロクロウまで倒しにいくってのはちょっと急すぎやしねえか」
「そうでしょうか?少なくとも、黄前さんはそうは思っていなさそうですが」
「ああいや、セルティの敵討ちなら話はわかるけどよ、ロクロウまで倒しにいくってのはちょっと急すぎやしねえか」
「そうでしょうか?少なくとも、黄前さんはそうは思っていなさそうですが」
突如、名指しされた久美子がビクリと身体を震わせる。
「黄前さん。貴女は助けられた手前、強くは出られませんでしたが、本当はこう思っていたんじゃないですか?『そもそも彼さえいなければ』と」
志乃の指摘に久美子は思わず息のを呑む。
弁慶が事情を説明している間、久美子はずっと俯いていた。
王やシドーに味合わされた恐怖やセルティを失った自責の念が思い出され耐えがたかったというのもあるが、それと同じくらいに嫌でも思ってしまう。
弁慶が事情を説明している間、久美子はずっと俯いていた。
王やシドーに味合わされた恐怖やセルティを失った自責の念が思い出され耐えがたかったというのもあるが、それと同じくらいに嫌でも思ってしまう。
あの時、あの人が弁慶さんに食って掛からなければ。
謝れるくらいの理性があるなら、最初からシドーを抑え込むために協力してくれていれば。
せめてシドーをどうにかしてから弁慶さんと手合わせに臨んでくれていれば。
それさえ無理だというなら、そもそもいなければよかったのに。
謝れるくらいの理性があるなら、最初からシドーを抑え込むために協力してくれていれば。
せめてシドーをどうにかしてから弁慶さんと手合わせに臨んでくれていれば。
それさえ無理だというなら、そもそもいなければよかったのに。
そんな、ロクロウ本人にぶつけた非難以上の不満がふつふつと湧きあがってきてしまっていた。
探偵科である志乃は、そんな感情の機微を見逃さなかった。
彼女の探偵科としての、なによりあかりへの日々のストーキングで培った経験値、そして罪歌の平等に人を愛する性質が合わさり、相手の感情の機微を伺う観察力は如何なく発揮されたのだ。
彼女の探偵科としての、なによりあかりへの日々のストーキングで培った経験値、そして罪歌の平等に人を愛する性質が合わさり、相手の感情の機微を伺う観察力は如何なく発揮されたのだ。
「弁慶さん。力無き人を守り通すというのは素晴らしいことです。武偵でもないのにここまで身体を張って他者を思いやれる精神は高潔だと思います。
しかしですよ。もしもその気まぐれな夜叉が再び刃を向けてきたら。もしも気まぐれに夜叉と怪物少年が手を組んで再び襲ってきたら。
貴方は彼女を護ることが出来ると胸を張って言えますか?既に同じような状況で一人を亡くしているというのに」
「う、う~む...」
しかしですよ。もしもその気まぐれな夜叉が再び刃を向けてきたら。もしも気まぐれに夜叉と怪物少年が手を組んで再び襲ってきたら。
貴方は彼女を護ることが出来ると胸を張って言えますか?既に同じような状況で一人を亡くしているというのに」
「う、う~む...」
矢継ぎ早に言葉を繰り出してくる志乃に対し、弁慶は言葉を詰まらせる。
彼女の言い分は理にかなってはいる。
確かにロクロウの襲来により被害が増えてしまったのは事実だ。
今でこそ頭が冷えて会話が成立し敵対する意思もなくなったとはいえ、いつまた決着を着けようと襲い掛かってくるかはわからない。
しかし同時に、彼が久美子を己の意思で救ったのもまた事実。
そんな彼を危険だからという理由で殺すのは些か承認しかねた。
彼女の言い分は理にかなってはいる。
確かにロクロウの襲来により被害が増えてしまったのは事実だ。
今でこそ頭が冷えて会話が成立し敵対する意思もなくなったとはいえ、いつまた決着を着けようと襲い掛かってくるかはわからない。
しかし同時に、彼が久美子を己の意思で救ったのもまた事実。
そんな彼を危険だからという理由で殺すのは些か承認しかねた。
「なあ、ジオルドって言ったか。お前さんはどうなんだよ?」
ここまでほとんど沈黙を貫いてきたジオルドに、弁慶は助け船を求める。
別に彼の一声で己の意思を決める訳ではないが、同行者として彼女の意見をどう見ているかは知っておきたかった。
別に彼の一声で己の意思を決める訳ではないが、同行者として彼女の意見をどう見ているかは知っておきたかった。
「僕は...母さんに従うだけです」
「母さん?志乃ちゃんがお袋さんなのか?」
「母さんは母さんです」
「んん?志乃ちゃんがお袋さんってことは、志乃ちゃん歳はいくつn「コホン。今はそんなことはどうでもいいと思いますが」
「母さん?志乃ちゃんがお袋さんなのか?」
「母さんは母さんです」
「んん?志乃ちゃんがお袋さんってことは、志乃ちゃん歳はいくつn「コホン。今はそんなことはどうでもいいと思いますが」
弁慶の疑問を無理やり咳払いで遮り、志乃は改めて二人に問いただす。
これから先、『化け物』をどうするのだと。
これから先、『化け物』をどうするのだと。
ロクロウの処罰に頭を悩ませる弁慶とは対照的に、久美子は冷静だった。
とはいっても、それは決断のような前向きなものではない。
とはいっても、それは決断のような前向きなものではない。
(...本当に私って最低だ)
彼女がここまでほとんど沈黙していたのは傷心だったからというだけではない。
志乃に心中を見透かされたことに対し、久美子はそれを嫌悪しなかった。
彼女が自分の後ろ暗い気持ちを肯定してくれたようで、どこか心が軽くなっていた。
志乃に心中を見透かされたことに対し、久美子はそれを嫌悪しなかった。
彼女が自分の後ろ暗い気持ちを肯定してくれたようで、どこか心が軽くなっていた。
『怪物』に対しての恐怖を。
ロクロウに対しての怒りと不満を。
我が身可愛さの責任転嫁を。
ロクロウに対しての怒りと不満を。
我が身可愛さの責任転嫁を。
その全てが赦されているように思えた。
本当はそんなことはないと解っているのに、それでも弱い自分は流されそうになってしまう。
本当はそんなことはないと解っているのに、それでも弱い自分は流されそうになってしまう。
救われた恩も。
己の行いによる罪も。
己の弱さへの自己嫌悪も。
己の行いによる罪も。
己の弱さへの自己嫌悪も。
全て復讐心に任せて洗い流してしまえという誘惑に負けそうになる。
それがイケないことだとわかっていても、彼女はその誘惑を振り払うことができない。
―――ガラガラガラ
そんな彼女への誘惑を後押しするように、車輪の音が四人のもとへと響き渡る。
「ッ...みなさん、警戒を!」
その正体を認識した志乃は真っ先に警戒を促す。
黒い影が象る馬車。
見るからに異形としか言いようがないソレは、志乃たちを認識すると速度を緩めゆっくりと寄ってくる。
黒い影が象る馬車。
見るからに異形としか言いようがないソレは、志乃たちを認識すると速度を緩めゆっくりと寄ってくる。
「っ...!?」
「ありゃあセルティか!?」
「ありゃあセルティか!?」
馬車の姿を認識した久美子と弁慶は驚愕した。
影の馬車はセルティが使用していた影と見るからに同じモノだったからだ。
影の馬車はセルティが使用していた影と見るからに同じモノだったからだ。
馬車は四人の前までくるとピタリと足を止める。
如何にセルティとそっくりの影を使うとはいえ、ソレがセルティではないことは二人にはわかっている。ならば、この馬車はなんだ。
志乃たちからしてみれば、そもそもセルティがどのような人物かまでは聞いていないため、どの道警戒せざるを得ない。
如何にセルティとそっくりの影を使うとはいえ、ソレがセルティではないことは二人にはわかっている。ならば、この馬車はなんだ。
志乃たちからしてみれば、そもそもセルティがどのような人物かまでは聞いていないため、どの道警戒せざるを得ない。
静寂に包まれた空気が空間を支配し、緊張感に包まれる。
そしてソレを破るかのように
ゴトン。
何かが馬車の中で倒れる音がした。
☆
「オスカー、さん、鈴仙さん...?」
ぼやける意識。
ぐにゃぐにゃと歪む視界。
馬車の停止と共に覚醒したみぞれは、吐き気を催しながらも情報を整理する。
ぐにゃぐにゃと歪む視界。
馬車の停止と共に覚醒したみぞれは、吐き気を催しながらも情報を整理する。
ほんの少し前まで隣にいた二人は、いまこの場にいない。
それはなぜか。
化け物に襲われたからだ。
伸縮自在に触手を伸ばし。いくら傷ついても瞬く間に再生し。粉々に砕けてもあっという間に元通り。
そんな怪物相手では、いくら異能力を手に入れたとて、戦いの素人である自分一人ではどうすることもできなくて。
いや、そもそもなんで一人で立ち向かった?
怒りと憎悪の感情を抑えられなかったからだ。
それはなぜ?
自分と同じ制服の、麗奈の
それはなぜか。
化け物に襲われたからだ。
伸縮自在に触手を伸ばし。いくら傷ついても瞬く間に再生し。粉々に砕けてもあっという間に元通り。
そんな怪物相手では、いくら異能力を手に入れたとて、戦いの素人である自分一人ではどうすることもできなくて。
いや、そもそもなんで一人で立ち向かった?
怒りと憎悪の感情を抑えられなかったからだ。
それはなぜ?
自分と同じ制服の、麗奈の
「―――うっ」
―――びちゃびちゃびちゃ。
吐いた。
吐いた。
「オ"ッ、エ"ッ、ゲェッ"」
胃の中の全てを絞り出すかのような激しい量の吐しゃ物が馬車の中に撒き散らされる。
脳裏に焼き付いて離れない。
最愛の親友を亡くした後で、ようやく会えた同じ部の仲間が。
―――びちゃびちゃびちゃ。
一瞬で壊されて。真ん中から空けられた風穴からピンク色の脳漿がはみ出て、零れ落ちた眼球がこちらを見上げていて。
「お"っ、ごっ"」
―――びちゃびちゃびちゃ
そして最後は、死にかけの蝉のように四肢をピクピクとさせて、ほどなくして動かなくなった。
「オエ"ッ、エエエエェェ」
吐いた。吐いた。吐いた。
胃液すら出なくなったころには、口の中に如何ともしがたい臭いが充満し、立ち上がることすら億劫になるほどの虚脱感に襲われた。
吐しゃ物に突っ伏すことへの嫌悪感すら抱けないほどに、脳内には麗奈の最期が焼き付いて離れない。
胃液すら出なくなったころには、口の中に如何ともしがたい臭いが充満し、立ち上がることすら億劫になるほどの虚脱感に襲われた。
吐しゃ物に突っ伏すことへの嫌悪感すら抱けないほどに、脳内には麗奈の最期が焼き付いて離れない。
希美の死も脳裏から消すことの出来ないものではあるが、あちらはまだ視覚的なインパクトは比較的マシだった。
心臓部以外の傷はなく、その心臓部も制服越しで貫かれたものだったから出血こそはあれど臓腑がまろびでることもない、ちゃんと規制のかかっているTVドラマで見るような『綺麗な死体』だった。
けれど麗奈は違う。
見る者みんなが振り返るような美貌の彼女の顔が、瞬く間にミンチみたいになって。
その奥に詰め込まれたグロテスクな部分が露わにされて。
そんな見てはならないものを直視させられて。
悲しいだとかそんな感傷以前に、もっと根本的な、視覚的な不快さと嫌悪感にかられてしまう。
その結果、嘔吐という形で爆発してしまった。
だが、それも無理のないことだ。
今まで普通に生きてきて、人の内臓など教科書に載っている程度のものしか見たことが無いのだから。
それがこんなにも生々しく、醜く、おどろおどろしいものだとは想像したこともなかった。
心臓部以外の傷はなく、その心臓部も制服越しで貫かれたものだったから出血こそはあれど臓腑がまろびでることもない、ちゃんと規制のかかっているTVドラマで見るような『綺麗な死体』だった。
けれど麗奈は違う。
見る者みんなが振り返るような美貌の彼女の顔が、瞬く間にミンチみたいになって。
その奥に詰め込まれたグロテスクな部分が露わにされて。
そんな見てはならないものを直視させられて。
悲しいだとかそんな感傷以前に、もっと根本的な、視覚的な不快さと嫌悪感にかられてしまう。
その結果、嘔吐という形で爆発してしまった。
だが、それも無理のないことだ。
今まで普通に生きてきて、人の内臓など教科書に載っている程度のものしか見たことが無いのだから。
それがこんなにも生々しく、醜く、おどろおどろしいものだとは想像したこともなかった。
「高坂、さん」
遅れて涙がにじみ出てくる。
希美が死んでしまった時とは違う色の涙が。
そして、オスカーと鈴仙がいないということは...そういうことだと察してしまう。きっと彼らは、麗奈と同じように……。
希美が死んでしまった時とは違う色の涙が。
そして、オスカーと鈴仙がいないということは...そういうことだと察してしまう。きっと彼らは、麗奈と同じように……。
「ぅ、え、え、ぇ」
もう嘔吐が出来ないほどの絞り尽くした身体は、今度は嗚咽の奔流を吐き出す。
喉が痛い。胸が苦しい。頭はガンガンと痛み、耳鳴りが止まらない。
何もかもが苦痛で、いっそこのまま気絶してしまいたいとさえ思う。
それでも彼女の脳髄は、間を置かずしての気絶を許さない。
喉が痛い。胸が苦しい。頭はガンガンと痛み、耳鳴りが止まらない。
何もかもが苦痛で、いっそこのまま気絶してしまいたいとさえ思う。
それでも彼女の脳髄は、間を置かずしての気絶を許さない。
ガチャリ、と馬車の戸が開けられる。
その音に反応して視線を向けると、そこにはこちらを心配そうに見下ろす禿げ頭の巨漢がいた。
「おい、大丈夫...っておわっ!?なんだこの有様!?」
「ぁ...」
「馬車で酔ったのか?とりあえずおろすぞ嬢ちゃん」
「ぁ...」
「馬車で酔ったのか?とりあえずおろすぞ嬢ちゃん」
男はみぞれの身体を片手で持ち上げ、嘔吐物が着くのも構わず優しく抱きかかえた。
「あ、わ、たし」
「無理に喋るな。ゆっくり深呼吸しろ。ほれ、吸ってー、吐いてー」
「無理に喋るな。ゆっくり深呼吸しろ。ほれ、吸ってー、吐いてー」
男の指示通りにゆっくりと息を吸い込み、そして吐きだす。
「慌てなくていいからよ、まずは落ち着いて...」
「みぞれ先輩!?」
「みぞれ先輩!?」
響く声に、みぞれは思わず男の腕の中で目を見開き顔を向ける。
そこには、この会場に連れてこられた最後の仲間。
黄前久美子が、信じられないといった表情を張りつけこちらを見ていた。
黄前久美子が、信じられないといった表情を張りつけこちらを見ていた。
「ぁ...ぅ、ぁ...」
その姿を見た瞬間、みぞれは虚空を掻きむしるように彼女へと手を伸ばし、赤ん坊のように掠れた声で、それでもなんとか絞り出そうとする。
久美子は慌ててかけより、その手を握りしめる。
久美子は慌ててかけより、その手を握りしめる。
「なにがあったんですか、なにが...!」
こちらを心配そうに覗き込む久美子に、みぞれは必死に言葉を絞り出す。
「...じゃっ、た」
「え?」
「のぞみ、も、オスカーさん、も、れいせんさんも、こうさか、さんも、みんな、しんじゃったの」
「え?」
「のぞみ、も、オスカーさん、も、れいせんさんも、こうさか、さんも、みんな、しんじゃったの」
絞り出した言葉と共に、みぞれは激しく咳き込みながら泣いた。
セルティの関係するものと思しき影の馬車。
探していた者たちの内の一人との不意の出会い。
そして彼女から齎されたもう一人の探し人の末路。
探していた者たちの内の一人との不意の出会い。
そして彼女から齎されたもう一人の探し人の末路。
わずか短時間で叩き込まれた情報量の前に、久美子は涙を流すでもなくただただ茫然とすることしかできなかった。
☆
デュラハン『セルティ・ストゥルルソン』の相棒、首無し馬『コシュタ・バワー』。
アイルランドの伝承曰く、デュラハンが目を付けた家の戸にゴロゴロと音を立てながら馬車を引いて訪ねると、その音を聞きつけ様子を見に来た人物がドアを開くや否や搭乗していたデュラハンが馬車に乗せていた桶に溜めておいた血を投げ付ける様にぶちまけて死を予告すると恐れられたという。
高千穂麗を主とし、浜面仕上を主とし、鈴仙・優曇華院・イナバを主とし。
その全てを失ったソレは、一縷の望みをかけて微かに漂うセルティ・ストゥルルソンの残影を辿り、ここまで辿り着いた。
その甲斐あって、最後に遺された乗客は待ち人と再会することが出来た。
その全てを失ったソレは、一縷の望みをかけて微かに漂うセルティ・ストゥルルソンの残影を辿り、ここまで辿り着いた。
その甲斐あって、最後に遺された乗客は待ち人と再会することが出来た。
しかし、このまま伝承に倣うならば、ソレはやはり不吉を運ぶ黒馬としか言いようがない。
怪物を憎悪する罪歌に影響を受けた佐々木志乃。
彼女の言に怪物への憎悪と嫌悪を抱きつつある黄前久美子の前で、鎧塚みぞれが『怪物にみんな殺された』と告げてしまえば。
彼女の言に怪物への憎悪と嫌悪を抱きつつある黄前久美子の前で、鎧塚みぞれが『怪物にみんな殺された』と告げてしまえば。
それが招くのは事態の悪化か好転かはわからないが、少なくとも火に油を注ぐことに他ならないのだから。
そして間もなく放送の刻が来る。
『怪物』たちに翻弄された彼らの行く末は、果たして―――
【F-7(学校から少し距離を開けた場所)/昼/一日目】
【佐々木志乃@緋弾のアリアAA】
[状態]:健康、焦燥、罪歌による精神汚染(小)、人外に対する嫌悪
[服装]:制服
[装備]:罪歌@デュラララ!!、あかりちゃんボックス@緋弾のアリアAA
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考]
基本方針:あかりちゃんと共に生きる。その為にあかりちゃんに危害を加えそうな人外の参加者は予め排除していく。
0:みぞれから事情を聞いた後、怪物達(シドー・ロクロウ・ムネチカ)を討伐しに行くかを決める。
1:所謂人外の参加者を見つけたら、あかりちゃんを護るため排除
2:あかりちゃんとの合流。あかりちゃんを愛でる。
3:アリアや高千穂以上に武貞として活躍しあかりちゃんに愛される。
4:平和島静雄...最強...?どうでもいい。一般人なら保護すればいいだけでしょう。あかりちゃんと×××する。
5:あかりちゃん愛してる。
6:ジオルドについては徹底的に利用するつもりだが、支配が完全に解けてしまった場合は排除する
7:テレビ局にいた二人組(臨也とStork)は見つけ次第、斬る
8:人外の参加者(九郎、ムネチカ)と、殺し合い乗っている参加者(ウィキッド)を警戒。
※参戦時期は高千穂リゾートへ遊びに行った後です。
※罪歌の愛を侵食しあかりちゃんに変換しました。
※罪歌の影響で気分が高揚していますが、あかりを斬るつもりは一切ありません。
※テレビを通じて、自身のあかりちゃん行為の映像を見ました。
※洗脳したジオルドより、彼が会場内で見聞きした情報、知り合いの情報を得ました。
※焦燥状態により、罪歌の精神汚染を多少受けており、所謂人外に対する敵愾心が増幅しております。
[状態]:健康、焦燥、罪歌による精神汚染(小)、人外に対する嫌悪
[服装]:制服
[装備]:罪歌@デュラララ!!、あかりちゃんボックス@緋弾のアリアAA
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~1
[思考]
基本方針:あかりちゃんと共に生きる。その為にあかりちゃんに危害を加えそうな人外の参加者は予め排除していく。
0:みぞれから事情を聞いた後、怪物達(シドー・ロクロウ・ムネチカ)を討伐しに行くかを決める。
1:所謂人外の参加者を見つけたら、あかりちゃんを護るため排除
2:あかりちゃんとの合流。あかりちゃんを愛でる。
3:アリアや高千穂以上に武貞として活躍しあかりちゃんに愛される。
4:平和島静雄...最強...?どうでもいい。一般人なら保護すればいいだけでしょう。あかりちゃんと×××する。
5:あかりちゃん愛してる。
6:ジオルドについては徹底的に利用するつもりだが、支配が完全に解けてしまった場合は排除する
7:テレビ局にいた二人組(臨也とStork)は見つけ次第、斬る
8:人外の参加者(九郎、ムネチカ)と、殺し合い乗っている参加者(ウィキッド)を警戒。
※参戦時期は高千穂リゾートへ遊びに行った後です。
※罪歌の愛を侵食しあかりちゃんに変換しました。
※罪歌の影響で気分が高揚していますが、あかりを斬るつもりは一切ありません。
※テレビを通じて、自身のあかりちゃん行為の映像を見ました。
※洗脳したジオルドより、彼が会場内で見聞きした情報、知り合いの情報を得ました。
※焦燥状態により、罪歌の精神汚染を多少受けており、所謂人外に対する敵愾心が増幅しております。
【ジオルド・スティアート@乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…】
[状態]:疲労(大)、顔面打撲(中)、右肩に銃痕、全身打痕(大)、罪歌による洗脳状態(かなり不安定)、激しい動揺
[服装]:いつもの服装
[装備]: 峯沢維弦のレイピア@Caligula Overdose
[道具]:基本支給品一色、双眼鏡@デュラララ!、無人駆動鎧のリモコン@とある魔術の禁書目録、どくばり@ドラゴンクエスト ビルダーズ2、不明支給品0~1、魔理沙の支給品0〜1
[思考]
基本:母さんの命令通りに動く
0:母さん(志乃)に付き従う
1:ウィキッドを嫌悪。
2:白い少年(累)とその同伴者(チョコラータ)は警戒
3:僕はカタリナのために……。いや、今は母さんのために動く。
4:キース……。
[備考]
※ カタリナがシリウスの闇魔法によって昏倒していた時期からの参戦となります。
※ 新羅、九郎と知り合いについての情報交換を行いました。但し九郎は、自身や琴子の能力については明かしておりません。
※ ウィキッドと情報交換をして、カリギュラ勢と王についての情報を把握しました。
但し、ジオルドは他のはめふら勢のことはウィキッドに伝えておりません。
※ 罪歌によって洗脳されておりますが、母への帰属意識とカタリナへの想いで揺れています。今後の展開次第では、カタリナへの想いによって罪歌の洗脳が塗り替えられる可能性があります。
[状態]:疲労(大)、顔面打撲(中)、右肩に銃痕、全身打痕(大)、罪歌による洗脳状態(かなり不安定)、激しい動揺
[服装]:いつもの服装
[装備]: 峯沢維弦のレイピア@Caligula Overdose
[道具]:基本支給品一色、双眼鏡@デュラララ!、無人駆動鎧のリモコン@とある魔術の禁書目録、どくばり@ドラゴンクエスト ビルダーズ2、不明支給品0~1、魔理沙の支給品0〜1
[思考]
基本:母さんの命令通りに動く
0:母さん(志乃)に付き従う
1:ウィキッドを嫌悪。
2:白い少年(累)とその同伴者(チョコラータ)は警戒
3:僕はカタリナのために……。いや、今は母さんのために動く。
4:キース……。
[備考]
※ カタリナがシリウスの闇魔法によって昏倒していた時期からの参戦となります。
※ 新羅、九郎と知り合いについての情報交換を行いました。但し九郎は、自身や琴子の能力については明かしておりません。
※ ウィキッドと情報交換をして、カリギュラ勢と王についての情報を把握しました。
但し、ジオルドは他のはめふら勢のことはウィキッドに伝えておりません。
※ 罪歌によって洗脳されておりますが、母への帰属意識とカタリナへの想いで揺れています。今後の展開次第では、カタリナへの想いによって罪歌の洗脳が塗り替えられる可能性があります。
【武蔵坊弁慶@新ゲッターロボ】
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)
[服装]:修行僧の服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3。自販機から得た飲み物(たくさん)
[思考]
基本方針: 殺し合いを止める。
0:みぞれから事情を聞いた後、怪物達(シドー・ロクロウ)を討伐しに行くかを決める。
セルティの仇の小僧はともかく、ロクロウまでは気が進まねえなぁ...
1:岸谷新羅にセルティを届ける。
2:竜馬と隼人を探す。
3:晴明を倒す。
4:早乙女研究所のシミュレータとやらも気になるが、今は後回し
※少なくとも晴明を知っている時期からの参戦。
※ロクロウと情報交換を行いました
[状態]:ダメージ(大)、疲労(大)
[服装]:修行僧の服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~3。自販機から得た飲み物(たくさん)
[思考]
基本方針: 殺し合いを止める。
0:みぞれから事情を聞いた後、怪物達(シドー・ロクロウ)を討伐しに行くかを決める。
セルティの仇の小僧はともかく、ロクロウまでは気が進まねえなぁ...
1:岸谷新羅にセルティを届ける。
2:竜馬と隼人を探す。
3:晴明を倒す。
4:早乙女研究所のシミュレータとやらも気になるが、今は後回し
※少なくとも晴明を知っている時期からの参戦。
※ロクロウと情報交換を行いました
【黄前久美子@響け!ユーフォニアム】
[状態]:ダメージ(中)、肩にダメージ(大)、精神的疲労(絶大)、右耳裂傷(小)、自己嫌悪
[服装]:学生服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2、デモンズバッシュ@テイルズオブベルセリア、セルティ・ストゥルルソンの遺体。
[思考]
基本方針: 殺し合いなんてしたくない。
0:え...みぞれ先輩、いま、なんて?
1:みぞれから事情を聞いた後、怪物達(シドー・ロクロウ)を討伐しに行くかを決める。
2:部の皆と合流する。
3:岸谷新羅さんに、セルティさんを届ける
4:ロクロウさんとあの子(シドー)を許すことはできない
5:あすか先輩...希美先輩...セルティさん…
※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦
※夢の内容はほとんど覚えていませんが、漠然と麗奈達がいなくなる恐怖心に駆られています
※ロクロウと情報交換を行いました
[状態]:ダメージ(中)、肩にダメージ(大)、精神的疲労(絶大)、右耳裂傷(小)、自己嫌悪
[服装]:学生服
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0〜2、デモンズバッシュ@テイルズオブベルセリア、セルティ・ストゥルルソンの遺体。
[思考]
基本方針: 殺し合いなんてしたくない。
0:え...みぞれ先輩、いま、なんて?
1:みぞれから事情を聞いた後、怪物達(シドー・ロクロウ)を討伐しに行くかを決める。
2:部の皆と合流する。
3:岸谷新羅さんに、セルティさんを届ける
4:ロクロウさんとあの子(シドー)を許すことはできない
5:あすか先輩...希美先輩...セルティさん…
※少なくとも自分がユーフォニアムを好きだと自覚した後からの参戦
※夢の内容はほとんど覚えていませんが、漠然と麗奈達がいなくなる恐怖心に駆られています
※ロクロウと情報交換を行いました
【鎧塚みぞれ@響け!ユーフォニアム】
[状態]:一部分が銀髪化、全身ダメージ(大)、疲労(大)、精神的疲労(大)
[服装]:制服姿
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、カーラーン金貨@テイルズオブベルセリア、ジークフリード@テイルズオブベルセリア、コシュタ・バワー@デュラララ!!
[思考]
基本:この殺し合い"のフィナーレを演奏する"を必ず止める
0:黄前さんは無事でよかったけど...
1:出来れば殺したくない
2:琵琶坂の事は―――
3:鬼舞辻無惨に最大限の警戒
[備考]
※『リズと青い鳥』、新山先生の指導後からの参戦です
※ 魔力に目覚めました。氷の剣は自分の意志で構成又は消滅が可能です
※ 後遺症で髪の一部分が銀髪化しました
※『はめふら』世界とその登場人物に対する知識を得ました
[状態]:一部分が銀髪化、全身ダメージ(大)、疲労(大)、精神的疲労(大)
[服装]:制服姿
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、カーラーン金貨@テイルズオブベルセリア、ジークフリード@テイルズオブベルセリア、コシュタ・バワー@デュラララ!!
[思考]
基本:この殺し合い"のフィナーレを演奏する"を必ず止める
0:黄前さんは無事でよかったけど...
1:出来れば殺したくない
2:琵琶坂の事は―――
3:鬼舞辻無惨に最大限の警戒
[備考]
※『リズと青い鳥』、新山先生の指導後からの参戦です
※ 魔力に目覚めました。氷の剣は自分の意志で構成又は消滅が可能です
※ 後遺症で髪の一部分が銀髪化しました
※『はめふら』世界とその登場人物に対する知識を得ました
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