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君が何を選ぶのか、それを知るためなら嫌われたって構わない。

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kyogokurowa

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「――ふむ、これは……」

テレビ局の2階に位置する主調整室(マスター・コントロール・ルーム)。
人工の照明に塗りたくられ、少しだけ耳障りな機械の稼働音が木霊するその部屋で、琵琶坂永至は、片隅のPCデスクが投影する画面を眺めていた。
開かれていたのは、ブラウザ上に表示された簡素なページ。


==========

――チャットルーム――

現在 チャットルームには誰もいません

[名前]:[甘楽]
[入室]

==========

「……甘楽?」

誰かが入室した形跡もない、閉ざされたコミュニケーションスペース。
しかし、ブラウザ入力欄には既に、そのハンドルネームが打ち込まれていた。

(――あの男か……)

琵琶坂の脳裏に浮かぶは、これを打ち込んだであろう人物のシルエット。
施設の1階をベルベットに任せた琵琶坂は、2階を探索しているうちに、監視室を発見した。そして、十六分割されたモニターに過去の映像が記録されていることに気付くと、時系列を遡り、過去にこの施設に、3人の参加者が滞在していたことを知った。

一人は、自分と同じく、メビウスの住人でもあった、あの忌々しいオスティナートの楽士の一員の変態マスクことStork。

一人は、間宮あかりと同じ制服を着た黒髪の少女―――カメラが覗くその場所で、何を思ったか痴態を披露した彼女はその風貌から、あかりから聞かされていた、佐々木志乃となるのだろう。

そして、もう一人―――Storkと行動を共にしていた、常に笑みを顔面に張りつかせていた黒服の青年。
残念ながら、主調整室にはカメラが設置されていなかったため、誰がこのハンドルネームを打ち込んだのか、特定には至らなかった。
だが、弁護士で様々な事件を担当してきた経験上、この男の仕業ではないかと、直感的に疑っていた。

(――誘いをかけている、ということか)

琵琶坂は、改めて画面に残された『甘楽』の二文字へと目を細める。

今持ち合わせている情報だけでは、あの黒服の男がどこの馬の骨かなど知る由もない。
名も、素性も、能力も―――そして今なお、この殺し合いの舞台で生きているのかさえも。

だが、一つ確かなことは、あの男は、置き手紙を残したのだ。
次にこの場所を訪れる参加者に向けて――。
この『甘楽』という名を使って、チャットルームへ入ってみろ、と。

尤も、馬鹿正直に入室してみれば、その者が現在進行でテレビ局にいることを相手方に知らしめる、あまりにも見え透いた罠ではあるのだが―――

(まぁ、退屈凌ぎにはなりそうだな)

暴走した流竜馬を相手に苦渋を舐めさせられてなお、琵琶坂の根底に巣食う傲慢さは、些かも揺らいではいない。

己は、凡百の有象無象とは違う―――「選ばれた人間」なのだという、揺るぎない過信。
故に、罠の可能性を理解したところで、それが臆する理由にはなり得ない。
琵琶坂は口元に薄い笑みを浮かべると、躊躇なくマウスへと手を伸ばし、

『入室』

そのボタンを、クリックしたのであった。

――チャットルーム――

甘楽さんが入室されました。

「……。」

当然ながら、すぐに何者かが現れる―――などと、そこまで都合の良い展開を琵琶坂も期待してはいなかった。

そもそも、あの黒服の男が監視カメラに、姿を晒していたのは、ゲーム最序盤―――そこから24時間近く経過した今となっては、どこぞで野垂れ死んでいたところで何ら不思議ではない。それに仮にも生き残っていたとしても、殺し合いの真っ只中で、悠長にチャットを眺め、その入退室を気にするものだろうか。
あの男以外に、このチャットの存在へ気付く参加者が現れなければ、こうして入室したところで、最後まで誰とも出会わずに終わる可能性も十分にある。

もっとも、それならそれで構わない。
何か起これば、多少の暇つぶしにはなる。
何も起こらなければ、そのまま放っておけばいい。
テレビ局への来客を待つだけの琵琶坂にとっては、その程度のものだった。

「さて……」

一度画面から視線を外すと、琵琶坂は椅子から腰を上げた。

向かったのは主調整室の外。
先程、このフロアを一通り探索した際、同じ二階の隅に小さな給湯室があることは確認済みだった。

程なくして戻ってきたその手には、一杯のコーヒー。

給湯室の棚に残されていた、何の変哲もないインスタントである。

「……安物だな」

香りを確かめるまでもなく、琵琶坂は不満げに呟く。
コーヒーは、弁護士として働いていた頃から仕事のお供に欠かせないものだった。
紅茶も嗜みはするが、どちらかを選べと言われれば、迷わずこちらを取る。

普段ならば、もう少しマシなものを選ぶ。
だが、この状況で味や銘柄にまで注文をつけるほど贅沢を言うつもりもない。
一口啜り、そのままPCの前へ腰を下ろす。
画面には相変わらず、『甘楽さんが入室されました』の一文だけ。
それから時折コーヒーを口へ運びながら、適当に時間を潰す。

「……。」

十分。

「………。」

二十分。

「まぁ、そんなものだろう」

退屈そうに呟いて、残っていたコーヒーを喉へ流し込む。
別段、落胆しているわけでもなく、期待などしていなかった。
その程度の心持ちだっただけに、興味を失うのも早かった。

琵琶坂は空になったカップをデスクの傍らへ置くと、背凭れへ深く身体を預ける。

一定の調子で響き続ける機械の駆動音。
人工照明の白々しい光。
そして、何の変化も見せないチャットルーム。

元より、この殺し合いが始まってから満足な休息など取れてはいない。
先程だって、紅魔館にて、暴走した流竜馬をはじめとした連中と死闘を繰り広げたばかりで、いくら自身が『選ばれた存在』であったとしても、眠気覚ましにと口にしたコーヒー程度では、蓄積した疲労までは誤魔化せない。

「…………」

ほんの少し目を休めるだけのつもりで、腕を組み、瞼を閉じる。
単調な機械音を耳にしながら、意識は次第に浅い微睡みへと沈んでいき―――。

――ピコン。

「……ん?」

不意に響いた電子音に、琵琶坂の瞼が開いた。
僅かに眠気を残したまま身体を起こし、PCの画面へと視線を戻す。
先程まで何の変化もなかったチャットルーム。
そこに、新たな一文が追加されていた。

――チャットルーム――

甘楽さんが入室されました。

久美子さんが入室されました。

「……ほう」

まさかの来客に、琵琶坂の眉が僅かに持ち上がる。
どうやら完全な空振り、というわけではなかったらしい。
口元に薄い笑みを浮かべると、琵琶坂は身体を起こし、キーボードへと手を伸ばした。

甘楽【やぁ、君もこのゲームの参加者かな?】

送信。

先手を取る形で、まずは当たり障りのない問いから。
あくまで気さくに。こちらから余計な情報は与えず、まずは相手に口を開かせる。

――ピコン。

果たして、返答はすぐにあった。

久美子【はい】

久美子【黄前久美子といいます】

「黄前……久美子……」

画面に表示された名前を、琵琶坂は小さく読み上げる。
聞き覚えはあった。ゲーム開始直後に出会った少女、傘木希美が捜していると言っていた、吹奏楽部の後輩の一人だったはず。
これまでの放送で、死亡者として読み上げられていなかったため、現在も生存しており、この応答も本人が行なっている可能性は捨てきれない。
と同時に、別の誰か―――例えば、あの黒服の青年が「黄前久美子」を騙っていることもありえる。

――ピコン。

久美子【あの】

久美子【貴方の名前を伺って良いですか?】

「……。」

至極、当然の問いだった。

自ら名乗ったのだから、今度はこちらの番。
画面の向こうの人物からすれば、ただそれだけの話なのだろう。

だが―――

甘楽【悪いが、それは出来ない】

甘楽【こういう場で、安易に本名を名乗るのは、少し不用心だと思ってね】

琵琶坂に、律儀に応じてやる義理などなく、先方の要望を却下する。

先程ベルベットが行ったように、敢えて本名を公表して、テレビ局へ誘い込むのも一興ではある。

だが、折角こうして向こうから接触してきたのだ。
正体を明かすより先に、『久美子』なる人物が何を知り、何を腹に抱えているのか―――そちらを探る方が面白い。

故に、これまでの経緯や邂逅を経て、自身の悪名が他の参加者へ伝わっている可能性も鑑みて、本名を名乗る訳にはいかなかった。
チャットの相手が危険人物と判明した場合、会話を打ち切られる可能性があるからだ。

かといって、名簿から適当な名前を拝借するのも危険だ。
画面の向こうにいる人物が、騙った対象と繋がりがない保証はない。
ならば、下手な嘘を吐くよりも、多少の不信を買ってでも、『甘楽』という匿名を押し通した方がまだいい。

――ピコン。

久美子【あっ……】

久美子【確かにそうですね】

(まぁ、納得はしていないだろうがな)

琵琶坂は、画面に浮かんだ短い返答を眺めながら、胸中でそう結論付ける。

相手は既に自ら本名を名乗っている。
にもかかわらず、こちらは素性を明かすことを拒んだのだ。
そんな人間を、たった二言の説明だけで信用できるはずもない。
疑念を抱きながらも、それを表には出さず、ひとまず会話を続けようと試みている。

(警戒しつつも、まずは話を続けて貴重な機会を無碍にはしない―――妥当な判断だな)

少なくとも、僅かな不信だけで対話そのものを打ち切るほど短絡的ではないのだろう。
暇つぶしの相手と考えれば、そちらの方が望むところだ。
もっとも、本当に納得するような、お花畑の思考の持ち主であれば、
御しやすい相手というだけの話だ。

甘楽【理解してもらえて助かるよ】

甘楽【それじゃあ、折角こんな場所で出会ったんだ】

甘楽【情報交換でもしないか?】

返答は、概ね予想がついていた。
向こうにも対話を続けるだけの目的―――こちらから情報を得たいという思惑があるはず。
この誘いを拒む理由は、まずないだろう。

――ピコン。

久美子【情報交換、ですか?】

甘楽【ああ】

甘楽【お互い、知っていることを共有できればと思ってね】

甘楽【無論、開示できる範囲で構わない】

甘楽【君もそれが狙いで、私に接触してきたのだろう?】

一人称には、敢えて『私』を選ぶ。
本名を伏せている以上、性別までわざわざ絞り込ませる必要もない。

――ピコン。

久美子【分かりました】

久美子【私も、色々と知りたいことがありますし】

久美子【伝えたいこともあります】

「……ふっ」

予定調和。だが望ましい反応。
琵琶坂は、満足げに口元を緩めながら、タイピングをする。

甘楽【ああ、よろしく】

甘楽【それでは、まずこちらから情報を開示しよう】

久美子【お願いします】



―――それから暫し。

二人の間で交わされたのは、現在生存している危険人物についての情報だった。

まず、『久美子』から挙げられたのは―――平和島静雄、鬼舞辻無惨、ウィキッド、クオンの4名。

曰く、平和島静雄という暴漢は、異能こそはないが、身体はゴーレムのような頑丈さを誇っており、規格外の腕力で目につくものを殴り殺して回っていると。

曰く、鬼舞辻無惨という男は、平和島静雄と同様、見た目だけなら普通の人間のように見受けられるが、その実は鬼という魑魅魍魎の類であり、尋常じゃない再生力と毒を注入する触手を振り翳して、多くの人間を殺し回っていると。

更に―――

(……ウィキッド、か)

その名については、この殺し合いが始まる前から、琵琶坂にも覚えがあった。
Storkや梔子と同じく、オスティナートの楽士の一員。
直接の面識は無く、その存在は、性別も含めて謎に包まれていたが、発表される楽曲の内容については認識していた。

他者へ叩きつけるような攻撃性―――。
抑え切れぬ苛立ちと、鬱屈した負の感情―――。

楽曲とは、少なからず作り手の内面を映し出すものだ。
そう考えれば、『久美子』から語られたウィキッドの残虐且つ凶暴な振る舞いも、琵琶坂にとっては意外というほどのものではなかった。
そんな彼女も、鬼舞辻無惨によって、怪物の力を手にして、暴れ回っているとのことだ。

そして、最後に名前が上がったのは、クオンという女―――。
この人物については、『久美子』の生々しい実体験とともに、語られた。

『久美子』は、一時的にオシュトルという男と行動を共にしていたが、話を聞く限り、このオシュトルとクオンは、この殺し合い以前からの仲間だったらしい。

にもかかわらず、クオンはオシュトルと遭遇するや否や、問答無用で襲い掛かった。
当然、オシュトルとて黙って攻撃を受け続けていたわけではない。
戦いの最中、何度もクオンへ言葉を投げ掛け、説得を試みたという。

だが、届かなかった―――。
何度呼び掛けようと、クオンは一切耳を貸さず、攻撃を止めることもなかった。

最終的にオシュトルを直接その手で殺害したのはクオンではない。
しかし、『久美子』からすれば、あの襲撃さえなければオシュトルが命を落とすこともなかったという。

故に、『自分も命からがら彼女から逃れてきた』という『久美子』は強調した―――クオンは、かつての仲間からの必死の説得すら聞き入れなかった。
何が彼女をそうさせたかは、分からない。
だけど、話し合えばどうにかなる、などと考えてはいけない。
少なくとも自分にとっては、平和島静雄、鬼舞辻無惨、ウィキッドと同様、遭遇すれば最大限に警戒すべき存在である、と。

(ふむ……)

琵琶坂からすれば、提示された4名とは何れも接触はなく、その信憑性は不明ではあるが、未知の参加者について得られた情報としては、十分に頭へ留めておく価値はあった。

それに対して、『甘楽』から提示したのは、十六夜咲夜、メアリ・ハント、流竜馬、ベルベット・クラウの4名であった。

もっとも、当然ながら全てを馬鹿正直に話したわけではない。
何を伝え、何を伏せるのか。それぞれの情報が自分にとってどのような利益を生むのか。琵琶坂は、それを選別した上で言葉を並べていった。

その中でも、流竜馬―――。
この男の危険性についてだけは、念入りに伝えた。

紅魔館で遭遇した現在の竜馬が、如何に危険な災厄へと変貌しているのか。
尋常ならざる戦闘能力を持ち、まともな対話も期待できず、遭遇すれば命を落としかねない存在であること。
それらを、可能な限り具体的に。

無論、そこには思惑がある。

(あの化け物は、早々に始末してもらうに越したことはない)

自ら再び相手をしてやる必要などない。
『久美子』がこの情報を他の参加者へ伝えれば、流竜馬という危険極まりない存在の認知は広まっていく。
最大の災厄として、参加者間で共通認識を持ってもらえれば、あわよくば徒党を組んで、討伐に動いてもらえるやもしれない。

琵琶坂としては、自分の手を汚すことなく、あの目障りな怪物が盤上から消えてくれるのならば、それが一番手っ取り早い。
仮に、討伐隊と流竜馬の戦いがどちらの勝利に終わったところで、生き残った側とて相応の傷は負うはずだ。
ならば後は、疲弊した勝者を自分が狩り取ればいい。
優勝を目指す琵琶坂にとっては、どちらに転んでも損のない話だった。
故に流竜馬については、これでもかというほど危険性を強調しておいた。

そしてもう一人―――。
ベルベット・クラウ。

現在、琵琶坂が利害の一致から手を組んでいる相手。
当然ながら、その事実を『久美子』へ明かしてはいない。

だが、ベルベット自身が危険人物であることまで隠す必要はなかった。

むしろ、その逆。
これまでの彼女の行動を考えれば、その悪名は、既に少なからぬ参加者へ知れ渡っている可能性が高い。

ならば、敢えて名前を挙げさせてもらう。

既知の危険人物について正しい情報を与えておけば、それ以外の情報に対する信用も得やすくなる。
無論、ベルベットにとって致命的となるような情報まで明かすつもりはない。
危険人物であるという、既に広まっていても不思議ではない事実だけを切り売りする。

それだけで『甘楽』という正体不明の人間が提供する情報へ、僅かでも信憑性を持たせられるのなら安いものであった。


そうして、危険人物についての情報交換もひと段落した頃だった。

――ピコン。

久美子【あの、甘楽さん】

久美子【一つ、お願いがあります】

甘楽【何かな?】

久美子【出来れば、直接会ってお話ししたいんです】

久美子【ここでは伝えきれないことがあります】

久美子【このゲームを終わらせる方法についてです】

「……ほう」

琵琶坂の指が止まる。

久美子【たぶん、これが一番いい方法です】

久美子【誰か一人だけが勝って帰るとか】

久美子【今生き残っている人達全員で、脱出するとか】

久美子【そういう話じゃありません】

「………?」

久美子【ここに連れてこられた皆にとって、一番いい形で終わらせる方法です】

久美子【これまで、このゲームで起きてしまったことも含めて】

久美子【全部を、一番いい形で終わらせることが出来るかもしれません】

琵琶坂の目つきが変わった。
随分と、妙な言い回しをする。
これ以上の犠牲を出さずにゲームを終わらせる、というだけなら理解できる。

だが―――。
『今生き残っている人達』ではなく、『ここに連れてこられた皆』。
そして、『これまで起きてしまったことも含めて』ときた。

久美子【だから】

久美子【甘楽さんにも、是非聞いてほしいんです】

「……ほう」

自然と、琵琶坂の口角が持ち上がる。
ただの理想論にしては、随分と大きな風呂敷を広げたものだ。
まるで、既に盤上から失われた者達すら、その『最善』の内に含まれているかのような物言い。

甘楽【ふむ】

甘楽【随分と大きく出たもんだね】

甘楽【そんな夢物語を、どうやって現実にするつもりなんだい?】

――ピコン。

久美子【詳しいことは、会ってから話します】

久美子【でも】

久美子【きっと、皆納得してもらえる方法です】

久美子【そして、間違いなく、皆にとって一番いい結末になると思います】

「……ふっ」

荒唐無稽であると、一笑に付してしまうのは簡単だった。
だが、もし―――。

甘楽【なるほど】

甘楽【そこまで言われたら、流石に興味が湧いた】

画面の向こうの人物が、その夢物語を文字通り実現するだけの何かを掴んでいるのだとすれば、非常に興味深い。
今のところ、優勝を狙うというスタンスは揺るがないが、代替の選択肢として、話くらいは聞いてみる価値くらいはあるだろう。

甘楽【話を聞こう】

甘楽【それで、どこで落ち合う?】

故に、琵琶坂は、直接会うこと自体には何の抵抗も示さなかった。
相手が本当に黄前久美子であろうと、別人であろうと構わない。
ここまで大仰な餌をぶら下げてきた以上、その正体も、話の真偽も、この目で確かめてやればいい。

後は、互いに都合の良い場所を決めるだけ。
そう考えていた。

――ピコン。

久美子【それなら】

―――その時までは。

久美子【今、私達はテレビ局にいます】

久美子【ここまで、来てもらえませんか?】

「――っ!? こ、こいつ……!?」

思わず、素の声が漏れた。
今現在、このテレビ局には、自分とベルベットしかおらず、その他の参加者の姿はない。
監視カメラで確認しても、誰かが潜んでいるという痕跡はなかったはず。
『久美子』の言葉は、明確な嘘だ。

だが問題は、何故その嘘に『テレビ局』を選んだのか―――。

数ある施設の中から、よりにもよって『甘楽』がいるはずの場所を待ち合わせ先に指定した。
偶然と考えるより、こちらがテレビ局からチャットへ入室していることを知った上での発言と考える方が遥かに自然だった。

(……あいつか)

脳裏に浮かぶのは、監視カメラの記録に残されていた、あの黒服の青年。
『甘楽』というハンドルネームをこのPCに残したであろう、あの男。
その本人であれば、話は通る。

『甘楽』を名乗る何者かが現れれば、それがテレビ局を訪れ、このPCを操作している人間だと初めから分かっているのだから。

つまり、『久美子』の正体は、あの男。

そこまではいい。

(……だが、それを俺に悟らせて、何がしたい?)

本当に『黄前久美子』として騙し通すつもりならば、待ち合わせ場所には適当な別の施設を指定すれば良かった。
少なくとも、テレビ局だけは絶対に選ぶべきではない。

にもかかわらず、敢えてそこを指定した。

ならば、これは意図したもの―――。

『久美子』が偽者であること。
その正体が、『甘楽』の名を残した黒服の青年であること。
そして、向こうがこちらの現在地を把握していること。

それらを、他にチャットを覗いている者には悟らせず、琵琶坂にだけ伝えるためのメッセージ。

そう考えれば、辻褄は合う。

だが―――。

(……だから、何だ?)

そこから先が、分からない。
正体を悟らせることで、あの男に何の利益があるというのか。
少なくとも、琵琶坂には思い当たらない。

むしろ、その逆だ。
ここまで『黄前久美子』として提示してきた、危険人物についての情報、『皆にとって一番いい結末』となる話。
その一連の内容にどれだけ真実が含まれていようとも、この言動によって、琵琶坂の中での信憑性は地に堕ちる。

それだけではない。

(黄前久美子本人に知られれば、それこそ面倒だろうに)

もし今後、琵琶坂が、本物の黄前久美子と接触する機会があれば。
「君の名前を騙っていた男がいた」と、本人へ伝えることなど容易い。

自分の名を勝手に使い、別の参加者へ接触して、有る事無い事吹聴している―――。
そんな話を聞かされて、愉快に思う人間などまずいないだろう。

つまりは、琵琶坂だけではなく、他の参加者からも、警戒や嫌悪を買う可能性は十分にあり、いらぬ火種を抱えることになる。

(……デメリットばかりじゃないか)

それに見合うだけの利点が、どうしても見えてこない。
こちらを揶揄うためだけに、ここまで回りくどい真似をしたのか―――。
反応を試したかっただけなのか―――。

(……気に入らねえ)

他人の腹の内を探り、掌の上で転がすのは、本来ならば自分の側であるはずなのに。
今回ばかりは、どうにも相手の思惑が掴めず、こちらが翻弄されている感覚だ。

「……ふん」

だが、その苛立ちを画面の向こうへ晒してやるほど、琵琶坂も素直ではなかった。
一度だけ小さく鼻を鳴らすと、何事もなかったかのように、平静を装いながら、キーボードへ指を走らせる。

甘楽【テレビ局か】

甘楽【分かった。四回目の放送が終わり次第、そこへ向かうよ】

――ピコン。

久美子【ありがとうございます】

久美子【気をつけて来てください】

甘楽【ああ】

甘楽【君達も、それまで無事でいてくれ】

久美子【はい】

久美子【では、また後ほど】

久美子【お先に、失礼しますね】

久美子【*1ペコリ】

――ピコン。

久美子さんが退室しました。

『久美子』の退室を確認してから、琵琶坂もまた『退室』をクリックする。

甘楽さんが退室しました。

現在 チャットルームには誰もいません

「――ははっ……」

再び無人となったチャットルーム。
琵琶坂は背凭れへと身体を預けると、乾いた笑いを漏らした。

「気をつけて来てください、か……」

白々しいにも程がある。
こちらが既に察していることを知っているくせに、さも何も知らぬ顔で来訪を待ち侘びる『黄前久美子』を演じ続ける。
挙句の果てには―――。

*2ペコリ』

「……。」

電子の画面に投影された顔文字を思い返すと、琵琶坂の口元から笑みが消えた。

丁寧かつ愛嬌のある挨拶。
ただそれだけのもの。

だが、相手が何もかも承知の上で、この茶番を演じていたと分かった今となっては、その妙に愛嬌のある顔文字すら、こちらを小馬鹿にするための仕草にしか見えない。

「……舐め腐りやがって」

琵琶坂の脳裏に浮かぶは、あの監視映像越しに視認した、あの黒服の男のニヤケ面。
元はと言えば、ほんの暇つぶしのつもりだった。見え透いた誘いに乗り、少しばかり戯れてやる―――その程度の軽い気持ちだったはずなのに。
気付けば、デスクに置かれた拳へ力が籠もり―――その胸中で、マグマのような苛立ちだけが、じわじわと熱を増していった。


【一日目/真夜中/Hー5/テレビ局】

【琵琶坂永至@Caligula Overdose -カリギュラ オーバードーズ-】
[状態]:◆◆化、顔に傷、全身にダメージ(大)、疲労(大)、背中に複数の刺し傷、左足の甲に刺し傷、ゲッター線による火への耐性強化、火傷(中)、痣@鬼滅の刃
[服装]:黒のゴシックスーツ(ボロボロ)
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、不明支給品0~1、ゲッター炉心@新ゲッターロボ、絹旗の首輪
[思考]
基本:優勝してさっさと元の世界に戻りたい……つもりだったが……
0:俺の邪魔となるやつは全員潰せばいい。利用できるやつはとことん利用してやる 。ひとまずテレビ局で他の参加者を待つ。
1:ベルベットと組み、他の参加者を潰してまわる。ひとまずは休憩か。
2:あいつ(流竜馬)は許さない、が、関わりたくもない。頼むからどこかで勝手にくたばってろ。
3:あのクソメイド(咲夜)も殺す。...そういえばさっき居たな...殺しそびれたな...まあいいか
4:他の帰宅部や楽士に関しては保留
5:他に利用できそうなカモがいればそいつを利用する
6:クソメイドの能力への対処方法を考えておく
7:あの野郎(臨也)、面は覚えたからな……
[備考]
※帰宅部を追放された後からの参戦です
※ゲッターに選ばれました。何処まで強化されたかは後続の書き手にお任せします。
※チャット上で、臨也と危険人物について情報交換しました。




「――ヴァイオレットちゃんはさぁ……」

唐突に名を呼ばれ、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、その視線を臨也へと向けた。
二人が腰を落ち着けているのは、道中で見つけた一軒の薬局だった。

幸いにも店内は荒らされた様子が薄く、最低限の医薬品は残されていた。
一連の戦闘で負った臨也の傷を看過できなかった、ヴァイオレットは、先を急がんとする彼を強引に連れ込み、消毒と止血、包帯の交換といった応急処置を済ませていた。

そして、間もなく訪れるであろう四度目の放送を以て、あかりの安否を確認してから、彼女の捜索を再開することとなった。

無論、それまでの時間をただ浪費するつもりもない。
ヴァイオレットは今後に備え、店内に残された医薬品を物色。
臨也はというと、受付の奥で見つけた一台のパソコンを起動し、その中身を漁っており、時折タイピングを行いつつ、現在へと至っている。

「ヴァイオレットちゃんのやってる『代筆』って、どこまで依頼人に忠実なの?」

パソコンの画面へ視線を向けたまま、臨也が問う。

「……と、仰いますと?」

「いやさ。前に、自動手記人形っていうのは、依頼人の想いを汲み取って手紙にする仕事だって言ってたじゃない?」

「はい」

「だったら当然、本人が実際に口にした言葉を、そのまま書き写すだけじゃないよね?」

そこでようやく、臨也はパソコンからヴァイオレットへと視線を移した。

「本人が言ってもいないことを付け足したり、少しくらい話を盛ったり―――そういう『脚色』もするのかなって」

「脚色、でございますか?」

「ああ。例えば、依頼人が『ありがとう』としか言っていないのに、その人の態度や表情を見て―――『貴方と出会えて幸せでした』なんて一文を勝手に付け足す、とかさ」

「……臨也様の仰る例であれば、それは脚色には当たりません」

「へえ?」

ヴァイオレットは、その宝石のような碧眼を、臨也の隻眼に向けたまま、淡々と答えていく。

「お客様が実際にその言葉を口になされていなくとも、それがお客様の抱いておられる想いであり、相手へ伝えたいと望んでおられるものであれば、文章として形にすることはございます」

「つまり、本人が口にしてないことを書く場合はあるんだ?」

「はい……。ですが、それは脚色という意味合いではなく、私自身の意思で言葉を付け加えるというものではございません」

ヴァイオレットは静かに言葉を続ける。

「お客様のお気持ちを、実際よりも大きく表現することも、反対に控えめに表現することもいたしません。お話を伺い、お客様が本当に伝えたいと望んでおられることを、可能な限り正確な言葉として文章にいたします」

「盛りもしないし、削りもしない?」

「はい――」

ヴァイオレットは静かに頷いた。

「私の務めは、お客様の想いを変えることなく、そのまま形にすることでございます」

「なるほど……そこまで徹底してるんだ。大したものだね」

臨也は素直に感心したような声を漏らし、再びパソコンへと向き直る。

「もし俺がヴァイオレットちゃんと同じ立場だったら、絶対に手心を加えちゃうよ。こっちの方が面白くなりそうだとか、この言い方の方が相手は引き摺ってくれるだろうだとか―――少しくらい盛ったり、都合の悪いところをぼかしたりね」

悪びれる様子もなく、くつくつと笑いながら、PCの電源ボタンを長押しする。

「……そのようなことをすれば、それはお客様のお手紙ではなくなってしまうのではないでしょうか」

「ははっ、確かにその通りだね。だから俺には絶対向いてないんだろうなぁ。自動手記人形サービスとやらは」

軽口を叩きながら、PCがシャットダウンするのを腰掛けしていたデスクチェアをくるりと回転させ、ヴァイオレットの方へと身体を向き直す。

「――さて、と。もうすぐ放送だ。
出発する準備をしとこうか」

「そちらでは、何か、お分かりになりましたか?」

ヴァイオレットの問い掛けに、臨也は、両手を軽く持ち上げてみせて、首を横へ振る。

「一応、色々と頑張ってみたんだけどね。残存するデータを漁ったり、ちょっとばかりハッキング紛いのことを試してみたけど―――駄目だね。俺じゃ、オシュトルさんみたいには上手くいかないや」

「――左様でございましたか……」

ヴァイオレットは、落胆を滲ませ、伏し目がちに視線を落とす。
臨也の口から出た、既に亡き同行者の名に、その碧眼には僅かばかり悲しげな色も孕んでいた。

(――まあ、それとは別に、面白いやり取りは出来たけどさ……)

臨也は、そんな彼女の横顔を何とはなしに眺めつつも、先ほどの電子の空間でのやり取りを思い返す。

テレビ局のパソコンへ置き土産として残しておいた、『甘楽』というハンドルネーム。
その誘いに食いつき、何者かがチャットルームに入室しているのを発見したのは偶然であった。
折角の機会だと面白がって、臨也がチャット上にて名乗ったのは、『久美子』―――恐らく生存している参加者の中でも、物理的にも、精神的にも、間違いなく最弱とされる少女の名前である。

臨也は、久美子を騙ってはいたが、何から何まで嘘で塗り固めた訳ではない。

自分がこれまで、この殺し合いの中で見聞きしてきた危険人物の情報―――その能力や人となり。
そうした情報の中から、「黄前久美子」が語ったところで不自然にならないものを選び、『甘楽』へと流してやった。
情報戦というものは、事実を土台にした方が遥かに扱いやすい。

―――とはいえ。

(勿論、多少の『脚色』はさせてもらったけどね)

例えば―――クオン。

彼女について語った内容も、臨也自身が実際に見聞きした出来事が下地となっている。
オシュトルが説得を試みたにもかかわらず、クオンは襲撃を止めなかった。
そして、その一連の戦いの末に、オシュトルは命を落とした。
そこに嘘はない。

ただ、どの事実を拾い上げ。
どこを強調し。
反対に、どこを語らないか。

その取捨選択に、少しばかり自分の意思を混ぜ込んでやった。

そして極めつけに―――クオンが久美子にまで危害を加えようとした、という偽りを一つ紛れ込ませる。

大半を事実で固めた中に、ほんの僅かな嘘を混ぜる。
それだけで、受け手の抱く印象など簡単に変わる。

平和島静雄に関しては、言わずもがな。
他の化け物達と同様にさっさと排除されることを願いつつ、『黄前久美子』という他人の口を借り、その危険性、異常性を『甘楽』へ吹き込んでやった。

それを聞いた『甘楽』が警戒するだけでもいい。
あわよくば、他の参加者へ情報を広めてくれてもいい。
それがきっかけとなり、誰かが静雄に不信感を抱き、排除へ動いてくれるのなら万々歳だ。

そして、チャット上で、『甘楽』に提示したのは、危険人物の情報だけではない。
黄前久美子が、この殺し合いの中で目指しているもの―――それについても、伝えてあげた。

ただし―――。

『ここに連れてこられた皆にとって、一番いい形で終わらせる方法です』

『これまで、このゲームで起きてしまったことも含めて』

『全部を、一番いい形で終わらせることが出来るかもしれません』

少々――いや、かなり期待を持たせるように。

具体的な中身には、触れていない。
けれど、聞いた人間がその先に途轍もなく都合のいい何かを想像してしまうように。

敢えて曖昧に。
敢えて大袈裟に。

相手が勝手に期待を膨らませられるだけの余白を、残してやった。
そんな前振りを受けて、実際に久美子から概要を聞いてしまえば、肩透かしを食らったように感じるかもしれない。

云うなれば、これは軽い嫌がらせ―――久美子本人の知らぬところで、勝手に話のハードルを吊り上げてやったのだ。
もしも『甘楽』と彼女が接触することがあれば、その落差がどんな反応を生むのか、実に興味深い。

(これもヴァイオレットちゃんに言わせれば、『脚色』なんだろうね)

そして、最後の仕上げ―――。

久美子【今、私達はテレビ局にいます】

久美子【ここまで来てもらえませんか?】

無論、あれは失言などではない。
テレビ局のパソコンに『甘楽』という名前を残したのは、他ならぬ臨也自身。故に、相手があの場所からチャットへ入っていることも承知している。

つまりは、種明かし―――。

『君がどこにいるのか、俺は知っているよ』

そう教えてやっている。

『甘楽』が、本物の黄前久美子と一緒にいない限りは、画面の向こうにいる『久美子』は、少なくとも位置情報については出鱈目を言っていることは悟るだろう。
と同時に、『甘楽』を残した人間こそが、チャットの向こう側にいることも。
抜け目のない人物であれば、監視カメラの映像から、『久美子』の正体が臨也であることも察するであろう。

そして、それを悟らせた上で―――。

久美子【気をつけて来てください】

久美子【お先に、失礼しますね】

久美子【*3ペコリ】

最後の最後まで、何食わぬ顔で『黄前久美子』を演じ切ってやった。

(さてと、画面の向こうの“彼”は、どう動いてくれるかな?)

この一連のやり取りを経て、『甘楽』が何を感じ、何を思い、それがこの殺し合いの盤面にて、どのように作用していくのか―――想像するだけで、笑みが零れそうになる。

無論、こんなことをしたところで、臨也に大したメリットなどない。
むしろ、損得だけで考えればデメリットの方が遥かに大きい。

『甘楽』からの信用を、自ら捨てたようなもの。
相手が血の気の多い人間ならば、こちらへ敵意を向けてくる可能性だってある。

おまけに、本物の久美子へ一連のやり取りが伝われば。

自分の名前を勝手に使われた挙句。
臨也にとって都合の良い情報を、さも自分が知り得た情報であるかのように騙られ。
自分の目的までもが随分と大仰な形で、他人へ吹聴されていたと知ることになる。
彼女からの心証も、まず間違いなく悪化するだろう。

それでも。

(――あぁ、楽しみだね……)

折原臨也は、構わず燃料をばら撒いていく。

例え、ばら撒いた燃料が自分の身にまで降り掛かり、その火の粉によって己自身が燃え上がることになったとしても―――。

例え、自ら生み出した火種によって人間に選択を突き付け、その結果として、その矛先が巡り巡って自分自身へ向けられたとしても―――。

それすらもまた、人間が選び取った一つの答えなのだから、甘んじて受け止めよう。

なぜならば、折原臨也は、人間を深く愛しているのだから。
そして、その愛すべき人間の一人へと、臨也は胸中で言葉を送る。

(愉しかったよ―――琵琶坂永至さん)

『甘楽』が提示した危険人物の顔触れと、その具体的な情報。
とりわけ、暴走した流竜馬を、実際に目の当たりにした者でなければ知り得ない、その異常性と危険性。
それを垣根から得た情報と照らし合わせれば―――画面の向こうにいた“彼”の正体へ辿り着くことは、そう難しいことではなかった。


【一日目/真夜中/E-7/薬局】

【折原臨也@デュラララ!!】
[状態]:疲労(極大)、全身強打、右拳骨折、言いようのない喪失感、全身に刺し傷(処置済み)、左眼失明
[服装]:普段の服装(濡れている)
[装備]:
[道具]:大量の投げナイフ@現実、病気平癒守@東方Projectシリーズ(残り利用可能回数0/10、使い切った状態)、まほうのたて@ドラゴンクエストビルダーズ2、マスターキー@うたわれるもの 二人の白皇、不明支給品0~1(新羅)
[思考]
基本:人間を観察する。
0:放送を聴いた後、あかりを探す
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する。まずは一人だね。
2:首輪解除に向けて、首輪の緊急解除コードを探る
3:茉莉絵ちゃんは本当に面白い『人間』だったのに...残念だよ。
4:平和島静雄はこの機に殺す。
5:『月彦』は排除する。化け物風情が、俺の『人間』に手を出さないでくれるかな。
6:佐々木志乃の映像を見た本人と、他の参加者の反応が楽しみ。
7:主催者連中をどのように引きずり下ろすか、考える。
8:『帰宅部』、『オスティナートの楽士』、佐々木志乃、ヴァイオレット、あかり、早苗に興味。
9:久美子ちゃんの計画には賛同できないし、興味ないけど、 久美子ちゃん自体は、とても面白いね。
10:琵琶坂永至が、チャットでのやり取りを経て、どのような行動を起こすか楽しみ
[備考]
※ 少なくともアニメ一期以降の参戦。
※ 志乃のあかりちゃん行為を覗きました。
※ Storkと知り合いについて情報交換しました。
※ Storkの擬態能力について把握しました
※ ジオルドとウィキッドの会話の内容を全て聞いていました。
※ 無惨との情報交換で、第一回放送時の死亡者内容を把握しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 『覚醒者』について纏められたレポートを読みました。
※ 無惨を『化け物』として認識しました。
※あかりの『翼』の話から、レポートに記載されていた覚醒者の1人であるとなんとなく理解しています。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。
※ チャット上で、琵琶坂と危険人物について情報交換しました。



【ヴァイオレット・エヴァーガーデン@ヴァイオレット・エヴァーガーデン】
[状態]:疲労(大)、全身ダメージ(大) 、肩口及び首負傷(止血及び回復済み)
[服装]:普段の服装
[装備]:手斧@現地調達品
[道具]:不明支給品0~2、タイプライター@ヴァイオレット・エヴァーガーデン、高坂麗奈の手紙(完成間近)、岸谷新羅の手紙(書きかけ)、電子タブレット@現実、様々な薬品@現地調達
[思考]
基本:いつか、きっとを失わせない
0:放送を聴いた後、あかりを探す
1:レポートに記載されている『覚醒者』を確保する
2:麗奈お嬢様...そんな...
3:手紙を望む者がいれば代筆する。
4:ゲッターロボ、ですか...なんだか嫌な気配がします。
5:ブチャラティ様が二人……?
6:「九郎先輩」に琴子の“想い”を届ける
7:カナメ様……
8:もしも臨也様の言う通り、茉莉絵様が殺されかけている場面に遭遇したらどうすれば...
9:久美子様の計画には、賛同できません
[備考]
※参戦時期は11話以降です。
※麗奈からの依頼で、滝先生への手紙を書きました。但し、まだ書きかけです。あと数行で完成します。
※ オシュトルからうたわれ世界の成り立ちについて、聞かされました。
※ アリア、新羅と知り合いの情報を交換しました。
※ 首輪の分解・解析により首輪の中身を知りました。
※ 首輪の説明文を読みましたが、「自分たちが作られた存在」という部分については懐疑的です。
※ 琴子から電子タブレットを託されました。琴子の電子タブレットにはこれまでの彼女の経緯、このゲームに対する考察、久美子達の計画等が記されています。
※ 殺し合いの全てを無かったことにしようとする久美子達の計画を知りました。


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何者かに成れたなら 投下順 第四回放送

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艱難辛苦(後編) 折原臨也 ---
艱難辛苦(後編) ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン ---
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