サタンは『
極・魔導物語』に登場する『魔導物語』『ぷよぷよ』両シリーズの登場人物。
概要
遺跡に住んでいた中で唯一意思疎通が出来、物語の重要なカギを握る。大昔、
ヴゼルの撃退と引き換えに自分以外の人々が滅んでしまったため、心を閉ざして後の遺跡となる城の中に閉じこもって現在に至る。遺跡で会うことができる彼は暗く残忍な性格であるが、過去の世界で見られる彼は本来の作品通りの口調で話す。なお、本来の設定では年齢は「10万と25歳」とされているが、
極・魔導物語では「10億9千876年」生きたと話しているので、過去世界とはそれほどの隔たりがあるようだ。
遺跡の出口を探す主人公・
田中一郎達にとっては出口を唯一知っているはずの最後の希望だったが、彼らに出口を教える前に多くの任務を課す。第一の任務として
アルルの遺体を遺跡最深部の墓から持ってくるように依頼し、無理であれば首だけでも切断して持ってくるように言う。田中たちが言うとおりにすると、次は遺跡の様々な場所に置かれた別の遺体から宝物を持ってくるよう依頼するが、初版のストーリーでは田中たちがそれを取ってくる間にアルルの首に殺されてしまう。
完全版以降のバージョンでは彼が生存する展開も存在する一方、場合によっては出会う前から殺されていることがある。生存している場合、田中を過去世界へ連れていって犠牲にすることで世界を救おうとする。田中はこれによって死ぬはずだったが、サタンの力によって並行世界上で女性として生き続ける権利を与えられる。
作中での言動
- 遺跡へ転移させられた田中たちに対して彼らの前世との因果を説明し、「プレビョウズ エクションス ジャック」と称して、やがて彼らが前世と同じ死に方を遂げると宣告する。ちなみにそんな用語は実在しない。「プレビョウズ エクションス」は「Previous Existence」(前世)のことと思われるが、だとすれば発音が大間違いである。さらに彼は付け加えて、「PEJって覚えれば簡単だろ」などと謎の助言を示す。本人はいたって真面目に喋ってるのかもしれないが、その略称を覚えても何の役にも立たない事はおろか、彼らにそれを理解させようという意思がまるでない彼の無責任さが滲み出ている。
- 田中たちを相手に戦闘して敗北した際には「私はまだ本気出してないだけ」だと舐めプを展開していた事を暴露する(ただの負け惜しみとも考えられるが)。田中はハッタリだと反論するが、本気を出せば彼らを肉塊に変えることもできると凄まれ、躊躇していた。
- その後、サタンは田中たちに脱出の条件だと言ってアルルや他の宝物などを持ってこさせる。宝物は儀式室を開くために必要であることが増田生存ルートで明らかになる(ただしここは出口ではなく、田中をエネルギーとして昇華するための場所である)が、アルルに関しては脱出との直接的関係が明かされない。サタンは原作以来アルルのことをフィアンセと呼んで狙っており、個人的に会いたくて連れて来させた可能性が高いが、首を切らせてまで持って来させた挙句その首に殺される事態にはプレイヤーも開いた口が塞がらないだろう。
- 瀕死になったサタンは田中たちに「何故もっと早く来れなかったのか」と恨み言を言うが、続けて「自分がいなければお前達はここから脱出などできない」とわざわざ改めて告げた直後には潔く別れの言葉を残して絶命する(このときなぜか顔が潰れる)。最低でも個人的な頼みを聞いてアルルの顔を拝ませてくれた田中たちに対して、特に恩義は感じていないようだ。
- サタンが死んだ後の遺跡では、ハーピーやウィッシュを初めとして安置されていた死者が続々と復活し襲い掛かってくる。サタンの鎮座していた玉座の後ろ側には「サタン滅ぶ、醜い鎧が開く」と書かれた石板が置かれているため、サタンの死亡が何らかの封印を解くトリガーになっているようだ。ただし、この後田中たちが来た道を引き返していく過程ではモブキャラクターとのエンカウントが発生しない。
- 完全版まででは露骨なまでに田中を見下したような発言が目に余る。口の悪さは筋金入りで、遺跡に湧くモンスターの正体を田中に問われた際には、突然「頭悪いなお前」などと言い放つ(初版ストーリールートの彼の顛末を見届けたプレイヤーならばどちらの方が頭が悪いかは一目瞭然である)。また、過去世界のラリーを主人から解放すると言って聞かない田中に対しても、突然「考えれば分かるだろ低脳」などと罵声をぶつける。脈絡からするとかなり理不尽な罵倒であることが多く、傲慢さや無責任さが顕著に現れている。当然、本来のサタンはこんな捻くれた中学生が言いそうな暴言など一切用いない。仮にも世界の創造者という設定であり、相応の時の経過を経験しているはずだが、相応の威厳は一切持ち合わせていないようだ。
- やがて田中をヴゼルを倒すためのエネルギーにしようとするとき、田中が必死に拒むのを見ると「まさかアルルの生まれ変わりがこんなに馬鹿だったなんて」などと言って失望するが、田中を説得させるどころか無理を言って逆上させてしまっている彼の方がよっぽど頭が悪い事が分かる。直後のエンディングでもアルルに「バカサタン」と言われている事から、彼の馬鹿さ加減は昔から変わらないようである。
データベース
敵キャラ能力値 |
原作〜完全版 |
物語物語 |
名前 |
サタン |
キャラ画像 |
 |
敵画像 |
 |
|
最大HP |
600 |
最大MP |
10 |
攻撃力 |
40 |
防御力 |
20 |
精神力 |
20 |
敏捷性 |
20 |
経験値 |
100 |
お金 |
0 |
200 |
アイテム |
(なし) |
備考 |
|
行動内容 |
行動条件 |
優先度 |
通常攻撃 |
常時 |
50 |
サタン技 |
常時 |
50 |
サタン技2 |
常時 |
49 |
敵キャラ能力値 |
完全版 |
物語物語 |
名前 |
サタン |
キャラ画像 |
 |
敵画像 |
 |
|
最大HP |
900 |
最大MP |
10 |
攻撃力 |
100 |
防御力 |
50 |
精神力 |
50 |
敏捷性 |
50 |
経験値 |
100 |
300 |
お金 |
0 |
600 |
アイテム |
(なし) |
備考 |
|
行動内容 |
行動条件 |
優先度 |
通常攻撃 |
常時 |
50 |
サタン技 |
常時 |
50 |
サタン技2 |
常時 |
49 |
外部リンク
関連項目