「鎧武者よ、現在の戦況はどうでこざるか」
鎧武者は首を横にふる。
確かに、こやつらは斬っても射ても立ち上がってくる。
今は、我が軍団が数で押しているものの、このままでは消耗戦となり危ういかもしれぬ。
今は、我が軍団が数で押しているものの、このままでは消耗戦となり危ういかもしれぬ。
「仕方あるまい。ここは一旦引こう」
それに対し、鎧武者は頷いた。
「……負け戦ということになるのかのう」
この鎧武者は、昔ここいらで戦に敗れた軍の将である。
拙者が、とある学校でしょぼくれているこやつを見つけ、
最近まで、海外に武者修業にいっていたのだが……
拙者が、とある学校でしょぼくれているこやつを見つけ、
最近まで、海外に武者修業にいっていたのだが……
「なんとも、もののけ共も日々進化していってるのだな」
こうも刃がたたんとは思わなんだ。
この鎧武者は、確かに強くなっているはずである。
あらゆる国で倒した強敵達がその証拠になるはずであろう。
とある国で倒した「ないと」だとかいう武士は特に強かった。
最後は相手の首を切り落とし、この鎧武者の勝利に終わったのだが……
いや、どちらが勝ってもおかしくない勝負だった。
あらゆる国で倒した強敵達がその証拠になるはずであろう。
とある国で倒した「ないと」だとかいう武士は特に強かった。
最後は相手の首を切り落とし、この鎧武者の勝利に終わったのだが……
いや、どちらが勝ってもおかしくない勝負だった。
その首は今でも、我が家に奉ってある。その首だけでは無い。あらゆる国で倒したもののけ共の首は全てある。
おっと、忘れてたおった。
「全軍!引けー!」
さて、帰って殿に報告だ。
敵は不死身の軍団。今のとこ有効な対応手段は無し。
敵は不死身の軍団。今のとこ有効な対応手段は無し。
馬に跨がると、足軽部隊の一人が敵兵の首を持ってきていた。
異様に巨大な黒い耳、目には感情が見られない、口だけが裂けたように笑っている。
「なんとも面妖な………」
殿への手土産は一応できた。大手を振ってとまではいかなかろうが、面目は保たれたであろう……と思いたい。
終