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連載 - 人肉料理店とその契約者-03

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人肉料理店とその契約者 03


 夕飯の買い物を終え、家路につく少年とオーナー。因みに今日の夕飯はトンカツだ。

「少年、学校にはもう慣れたかい?」
「んー?まーなー。中々オモロいヤツも居るし」

 たわいない会話を交わす二人。公園の横を通り過ぎようとした時――

「肉ーーーーーー!!!!」

 ナゾの幼女があらわれた!!!

「………なんだこのハラペコ幼女は?」
「ふむ、良い肉質をしていそうですね?」
「イキナリ肉質で語んな!つーかチビっ子相手に何言ってやがる!?」
「都市伝説ですよ?この子」
「……あぁ?」

「こら!マリ!知らんやつについて行ったら駄目だっつったろ!」
「??肉、ウマー?」

 どうやらこの幼女、肉に吊られてやって来たようである。

「増えやがった……なんだあのガスマスク野郎は?アレも都市伝説か?」
「ええ。マッドガッサー、毒ガスの使い手ですね?小物臭が漂ってますが」
「誰が小物だっ!?初対面で失礼な!てめぇらも俺のガスの餌食になるか!?」
「……敵か」「そのようで」
「いくぞ、マリ!先手必勝だ!!」「肉はー?」ブシュウゥゥッ

「ちぃっ!気ぃの短けぇやっちゃなー」
「ふむ、あれは厄介ですね?ガス相手では逃げ回るしかない」
「だったら離れて攻撃すりゃーいい!くらえっ!鍋乱舞!!さーらーにっ、包丁時雨!!」

 技名を付けてみたものの、ただ投げてるだけ。少年は接近戦仕様なのだ!

「うわっ!あぶなっ!?って包丁!?てめぇっ!刃物を人に投げんじゃねぇ!!」
「やかましぃ!先に仕掛けてきたのはテメーらだろーが!!アイスピック&鉄串連射ぁっ!」スカカカカカンッ
「ぬおぉぉぉ!?ち、調子に乗るなよガキが!マリ!奴の動きを止めろ!」
「まり?さっきのチビっ子か?そーいやどこn「少年!後ろです!」

「肉、くれないのー?」

(……!いつの間に!?っつーかなんか様子が…?)
「………嫌い」メゴシャァ!

「ッゴハ!?」(なんか一瞬狼みたいなのがが見えたような…?)

 外見からは想像できない力で殴りつけられ、吹き飛ぶ少年。

「少年!?大丈夫ですか?油断しすぎです。一旦退きますよ?」

 そう言って異界への扉を開こうとするが「逃がすかよぉーーっ!」プシュゥゥゥッ

「……!?しまった!」
「クソが!オラァッ!!」
 いつの間にか距離を詰めていたマッドガッサー。残っていた鉄串を投げ牽制するが、ピンク色のガス攻撃をまともに浴びてしまう。

「クッ!オーナー、早く!」「わかっています!」シュンッ



「………逃がしたか?」
「腹ヘッター」
「だからどんだけ腹ペコなんだよっ!?」

 調理場へと避難した二人
「少年、傷は大丈夫ですか?」
「あー、たいしたことねーよ。平気だ。しっかし、さっきのヤツらはなんだったんだ?それに毒ガス喰らったはずなのに全然苦しく……!?」

 その瞬間、体の芯が燃え上がるような感覚と共に意識が薄れる。慌て横を見れば、オーナーも同じ様な状態のようだ。
(……畜生……こんなトコで終わんのかよ)
 意識を失い調理場の床に倒れる二人。


 目を醒ました少年が、バインバインになったオーナーと、微乳になった自分を見てパニックに陥るのは、この数時間後の話しである。

 終



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