―第39章 噂の副産物―
あらすじらしいあらすじ 「都市伝説との融合」という結構ぶっ飛んだ事を何回かやってのけた俺はその反作用として2~3日床に臥さざるを得なくなった。そして影響がなくなったある日…
俺はみんな―と言っても俺と契約してる面子のみだが―を連れて休日をブラブラしながら過ごしていた。
「とりあえずここらで休憩でも取ろうか。ちょうどお昼だ。」
という訳で立ち寄ったのがこのレストラン、名前を「うわさの産物」という。……なんか色々と胡散臭い名前だな。
そういえば、ここも「ルーモア」同様に都市伝説とその関係者が訪れる、と言ってたな。
ただし、普通に作れば美味いものを作れるのに、店長のアレンジ精神が半端じゃないためオススメセットはお薦め出来ない、とも言ってたな。
まあ、悩んでてもしょうがないし、入ってしまうか。
とりあえず俺らはテーブル席に座る。
「いらっしゃいませ。ご注文は何にしましょう?私としては「店長のおすすめ」を是非お薦めs」
「コーヒー。お前らは?」
「私はあんまり食欲ないんでアイスティーでいいや。」
「私も…アイスミルクティーで…」
「俺m」
「じゃあこいつに「店長のおすすめ」とやらを」
「かしこまりました。」……ィイヤッフウゥー!!!
厨房の奥でなにやら歓声が聞こえたけど気にしないw
「ちょっと待てっ!何で俺g」
「自分で頼むって言ったんじゃないのか?」
「言った憶えなんt」
「 な ん か 文 句 で も ? 」
「イ、イエナンデモゴゼイマセン…ハイ……」そして―
「お待たせいたしました、「店長のおすすめセット」でございます。」
出てきたのは、鰻重とラーメン、天麩羅盛り合わせ、蛸と蕨の和え物、氷水、西瓜だった。随分豪華だなと思ったが―
蛸と蕨?「―まさか……」ちょっと気になった俺は鰻をめくってみた。
案の定鰻の下は日の丸弁当だった。そうか、ここはアレンジ精神が豊富なんじゃない!食い合わせの限界に挑戦する店だ!だから「店長のおすすめ」はお薦め出来ないのか…
「……さあ建速、食うんだ。きっと美味い(はず)。」
「…いくら俺でもこの量は無理だ。せめt」
「 い い か ら 食 え 。 」
「……ハイ」
と、いきなりさっきの歓声あげてた人がやって来て、
「失礼します。こちら、私からのサービスでございます。」
持ってきたのはハンバーグだ。……見た目がかなり怪しいが。そういえば、ここではミミズのハンバーグを出していると聞いた事がある。
「……よし建速。これも食えよ?」
「いやいや!流石にこれは無理だt」
「 食 え よ ? 」
「……ハイ」
その後、顔色が悪く口と腹を押さえ今にも「ピー」しそうな建速が店から出てきたのは言うまでもない……
あらすじらしいあらすじ 「都市伝説との融合」という結構ぶっ飛んだ事を何回かやってのけた俺はその反作用として2~3日床に臥さざるを得なくなった。そして影響がなくなったある日…
俺はみんな―と言っても俺と契約してる面子のみだが―を連れて休日をブラブラしながら過ごしていた。
「とりあえずここらで休憩でも取ろうか。ちょうどお昼だ。」
という訳で立ち寄ったのがこのレストラン、名前を「うわさの産物」という。……なんか色々と胡散臭い名前だな。
そういえば、ここも「ルーモア」同様に都市伝説とその関係者が訪れる、と言ってたな。
ただし、普通に作れば美味いものを作れるのに、店長のアレンジ精神が半端じゃないためオススメセットはお薦め出来ない、とも言ってたな。
まあ、悩んでてもしょうがないし、入ってしまうか。
とりあえず俺らはテーブル席に座る。
「いらっしゃいませ。ご注文は何にしましょう?私としては「店長のおすすめ」を是非お薦めs」
「コーヒー。お前らは?」
「私はあんまり食欲ないんでアイスティーでいいや。」
「私も…アイスミルクティーで…」
「俺m」
「じゃあこいつに「店長のおすすめ」とやらを」
「かしこまりました。」……ィイヤッフウゥー!!!
厨房の奥でなにやら歓声が聞こえたけど気にしないw
「ちょっと待てっ!何で俺g」
「自分で頼むって言ったんじゃないのか?」
「言った憶えなんt」
「 な ん か 文 句 で も ? 」
「イ、イエナンデモゴゼイマセン…ハイ……」そして―
「お待たせいたしました、「店長のおすすめセット」でございます。」
出てきたのは、鰻重とラーメン、天麩羅盛り合わせ、蛸と蕨の和え物、氷水、西瓜だった。随分豪華だなと思ったが―
蛸と蕨?「―まさか……」ちょっと気になった俺は鰻をめくってみた。
案の定鰻の下は日の丸弁当だった。そうか、ここはアレンジ精神が豊富なんじゃない!食い合わせの限界に挑戦する店だ!だから「店長のおすすめ」はお薦め出来ないのか…
「……さあ建速、食うんだ。きっと美味い(はず)。」
「…いくら俺でもこの量は無理だ。せめt」
「 い い か ら 食 え 。 」
「……ハイ」
と、いきなりさっきの歓声あげてた人がやって来て、
「失礼します。こちら、私からのサービスでございます。」
持ってきたのはハンバーグだ。……見た目がかなり怪しいが。そういえば、ここではミミズのハンバーグを出していると聞いた事がある。
「……よし建速。これも食えよ?」
「いやいや!流石にこれは無理だt」
「 食 え よ ? 」
「……ハイ」
その後、顔色が悪く口と腹を押さえ今にも「ピー」しそうな建速が店から出てきたのは言うまでもない……