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連載 - わが町のハンバーグ-40a

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だれでも歓迎! 編集
「…ん」
…あれ?俺いつの間に布団入ったっけ?
確か居間でガキ使見ててその後…だめだ、別に酒入ってたわけでもないけど思い出せん…


「やぁ、お…おはよう」
「あれ?クーさ……!?」バッ!

…そりゃ驚くわ。クーさんが一緒の布団に多分服着てない感じだもの。しかもなんか顔赤らめてたし…?
「…ちょっと、質問なんだが…何故、クーさんがここにそのような格好でいらっしゃるのでしょうか…?」

「何を言ってるんだい、昨晩はあんなに激しく…」「ええええええ!?」

…そりゃ驚くわ。全く記憶もないのにいつの間にか初体験を、しかも好きな人と…

「…もしかして、覚えてないのかい?」「うぅむ…残念ながら」


「じゃあ……今からもう一回シようか?」



「ええええええええええええええええええええ!!!??」ガバッ!

…そこは、俺しかいないいつも通りの俺の部屋だった。

「……夢…か」
胸をなでおろすとともに少し後悔。…せめて夢の中であっても…

「っつあっ!新年一日目から何を考えとるんだ俺は!」
布団の中で自己嫌悪に陥りジタバタともがく。


「…朝っぱらから騒がしいねぇ?いやな夢でも見たか?」
俺の叫びを聞いて父がやってきた。…そういや帰ってきてたっけな。

「いや、嫌な夢ではないんだが…心の準備的なアレが」「……??」
頭の上に?マークを浮かべまくってる父。いやそんなに悩まなくても。正直知られたくない内容だし…

「あぁそんなことより。お友達が初詣に行こうって来てるぞ?上がってもらってお雑煮食べてもらってるけど」「あぁ、そう…」


ドタドタドタ「…おはよざーっす。明けましておめでとうー」

「うぃーっす、おめでとーう」「や、やぁ、おめでとう」…まぁ予想通りに友とクーさんがいたわけだが。


……すっごい顔合わせづらいんだが…

「どした、顔赤いぜ?」「いや、別に何もないぞ…起き抜けだからじゃね?」
「ほらほら、そんなことよりお雑煮を食べなさい?やっぱり年の始めはお雑煮を食べないと始まらないわよ~?」


……


「んじゃあ、行って来ます」「はいよ、行ってらっさいな~」

どうにも適当な返事だが、こっちにいたころから父はこうである。
まぁそれはさておき…両親は先に仕事場の支部のほうへ行くから後でいく、とのこと。
つーわけで三人で神社へと向かおう…「あ、やべぇ。カメラ持ってくるの忘れたわ。先神社行っといてくれ、合流するから」


……え?


待ってぇぇぇぇぇぇ!?超気まずいぃぃぃぃぃ!!
あんな夢見た後で二人きりで神社までとか気まずすぎるわ!
いや元をたどればあんな夢見るところからすでに気まずい!しかも初夢!
いやある意味で縁起はいいのかも知れないがいやいやいや「…ねぇ」

「はっ、はい!?」…思いっきり考え事してたからすんごく驚いてしまった…

「君はもう、初夢は見たかい?」


…考え事の中心であることをその夢の重要人物本人に聞かれてしまったんだが…

「…まぁ、見たぞ?」「フフッ、だろうね。あれだけの声をあげていて夢を見ていないはずがない」
…聞こえてたのね。てか家全体に聞こえるほどの叫び声あげてたか俺…

「…で、その夢の内容は?」


……ええええええ!?言うの!?言わなきゃならんの!?この状況で!
「クーさんと朝チュンでしかも起き抜けに求められた」なんて言えるわきゃねぇだろーが!!


「……あの、すげぇ形容しづらいから内緒ってことで」「……なら仕方がない」

そいつぁよかった…新年一発目から俺すごい勢いで自害に追いやられてる感じだったわ…


「そういや、クーさんは初夢見たの?」「…僕かい…?まぁ……見たには見たがね」


「初夢の内容は、あまり人に言うものではないよ」悪戯気に微笑みながらすっぱりと内緒にする…

「…じゃあこっちに聞くなよ」「いやぁ、分かっていても人の夢の内容というのは聞きたくなるものでね。それに…」
「それに?」「…いや、何でもない」

「何だよー。ずるいぜクーさん」「まぁまぁ、お互いに内緒なんだからいいじゃないか」


…そんなこんなで神社前についたんだが。

「ひとまず、明けましておめでとうじゃな、契約者」「……元日」
まぁこいつらとも待ち合わせしてたわけだが。…ベートーヴェン。

誰だ、コレ…?
俺の知ってるキャラにこんな無口なちんちくりんいねぇぞ。

「遅れてごめんねー。おぉ、爺さんたち、おめでとう」
首からカメラをぶら下げて、遅れて友が到着した…久々にコイツ、新聞部なんだよな、って思い出したわ。


「さて、あっという間に賽銭箱の前まで来たわけだが」「誰に向かって話しとるんじゃ」

…まぁそれは置いといて、各々賽銭を放り込んでお参りをする。

(今年も一年楽しく過ごせますように)(今年もうまいハンバーグが食えたらいいのぅ)
(……安全祈願)(今年こそは新たな出会いがある事を願います)(今年こそは…結ばれたらいいな)


「そんじゃ、おみくじでも引きますかね」ジャラジャラ

爺契約者:小吉
「…まぁいつも通りだわな」個別運もそんな面白いところなかったんで省略「お前の匙加減だろーが!」

爺さん:吉
「まぁまぁじゃな」 健康:食べすぎに注意するべし「…今年は肉を控えるかの」

ベートーヴェン:大吉
「…大吉」何かネタが無いんで省略「……諦めた」

昆虫少年:凶
「一発目からついてねぇな」 待人:来るが周囲に気をつけるべし「どういうことだろう…」

クーさん:中吉
「見事にみんな分かれたね」 待人:来る「…こういうシンプルなのが一番不安なんだよね」


唐突ながら終わり…


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