「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - わが町のハンバーグ-39e

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それは、唐突に。

まさしく、大震災のように唐突に。

俺にとっては、俺の仲間にとっては大震災クラスの出来事だったわけで。


ピンポーン「へいへーい、今出ますよっと…」

来訪者に聞こえるわけでもないのだがノリで言っておく。

「はい今出ましたー……ぇ?」


「いやぁー唐突にただいまー!」「元気にしてた~?はいこれお土産のマルセイバターサンド」

…え?

……何で俺の親が目の前にいるんだ…?

両親は海外で働いているはずじゃなかったか…?


「いやぁー年末だから有給とっちゃって」「連絡もなしにごめんね~?はいこれお土産の白い恋人」

…え?

いくらなんでも唐突過ぎやしないか…?

お盆も夏休みも帰ってこなかったのに…


「いやぁーやっぱり新年は故郷で迎えたいじゃない?」「そういう訳なの~。はいこれお土産の生キャラメル」

…ここまで来て…ようやく言葉を発する気になった。

「何で北海道土産ばっかなんだよ!海外行ってたんじゃねーのかよ!?」

「いやぁー帰るついでに北海道に旅行に行っちゃって」「楽しかったわよ~。はいこれお土産の「もういいよ!」



「…帰るんだったら連絡ぐらいしてくれよ…すげぇ驚いたじゃねーか」

なにはともあれ親が帰ってきた。その事実は間違いはない。

「いやぁー急に決めたものだから連絡しそびれちゃって」「こっちに仕事で来るついでに休もうって決めたの~」
「…北海道旅行する暇あったんだろ?」「「あ、確かに」」

…どうにも両親は天然ボケである。俺が天然ボケを遺伝しなかったのは本当に幸せと思う。

「…色々と聞きたいことはあるんだが、何でさっきから親父の口調がほぼ一定なんだ?」
「いやぁー作者がまだ僕の性格詳しく決めてなくて」「全くもう…塩酸でも飲ませてあげようかしら」
さりげなくやばいことを言う父と母。こっちにいた時から変わってないな、母のこの毒舌は…


「ところで生活は大丈夫か?危ないことに巻き込まれたりしてないか?」
「だ、大丈夫だよ…中学の時とあまり変わんねぇ」

…都市伝説との戦いに巻き込まれてる。なんて言えるわけねぇ…

「…ならいいんだが。しばらく会わないうちに雰囲気変わったなぁ、と思って」「まぁ高校生は成長が著しいって言いますから~。ウフフ」


…しかしまぁ微妙にタイミングのいいことだぜ。
爺さんは都市伝説老人会の忘年会。ベートーヴェンは里帰りで学校に行ってる。
こいつらが家にいるときに帰ってこられたらいろんな意味でアウトだっただろう。


「…あぁ、それとちょっと聞いときたいことが」「ん?何?」

「その…なんだ、学校町全体で何かこう…奇怪なことが起きなかったか?」



…奇怪なこと…?

……まさか…まさかな。
まさかうちの父が都市伝説と何かかかわりがあるとかないよな。流石に俺の思い過ごしだよな…はは…


「まぁ簡潔に言っちゃえば…いわゆる『都市伝説』の話なんだけど~」「ちょ、母さん単刀直入すぎるぞ」

…え?

「…今、何と…?」「『都市伝説』。聞いたことはあるでしょ~?あり得ないことが起こりえるっていう」


………


「…あ、あの…」とりあえず俺は何でそんな質問をするのかと聞こうと口を開きかけた。
「いや、知らないなら知らないでいいんだぞ?別にお前が都市伝説と契約したんじゃないか、って思ったわけじゃないからな?
 ただ単に『夢の国』とかマッドガッサーに何かされてないか心配なだけだからな?」「父さんいろいろダダ漏れよ~?」

…え?てか今回何回「…え?」って言ってるんだコレ?

今日は驚くこと多すぎるぞおい作者俺をショック死でもさせたいのかコノヤロウ

「…父さん、母さん」「…え?まさかとは思ったが本当に」「あなたは第六感は無駄に発達してますからね~」
…隠しきれねぇな、こりゃ。むしろこの状態で隠し通せるほうがおかしいだろ。

ハラぁ括れぇ…俺…


「確かに俺は都市伝説と契約した。それに、そいつらと共に戦ってる」


父さんが何か言おうとしているが、それを無視して俺は言葉を続ける。


「でも、そいつらのお陰でいろんな人と知り合って、それで…友達以上に守りたい、『仲間』ができたんだ」


正直自分でも何を言ってるのかよく分からないが、とりあえずひどく恥ずかしいことを言ってる気がする。


「仲間と戦いたい。仲間を護りたい。」

「だから、止めないでほしい。今の思いは、それだけだ」


ここまで言って、本当に何を自分は言いたかったのか理解した気がする。多分心の奥底にそんな思いがあるのだろう。






俺は奴らに支えられてるってこと。



何を言われても、この意思だけは絶対に曲げない。そう思っていた。

が、両親から返ってきたのは予想もしてない言葉だった。


「…血は、争えない、か」「やっぱり私たちの子ですね~」


…え?


「いやぁー実は僕達もお前くらいの時に都市伝説と出会ってね」「そのつながりで私たちも出会ったのよね~」

「…まさか」
驚きだ…まさか一家で都市伝説契約者とは…

「ま、これも運命だったのかもしれないね」「そうね~、家系が家系だものね~」
「か、家系て…と、ところで父さん達は何と契約してるんだ?」


「ん?あぁ…父さんは…『コレ』だ」そう言って父さんは懐からあるモノを取り出す。

そして、テーブルの上に置かれたものは、黒い箱。

「…これは?」「これは『パンドラの箱』と言ってね、開けると災厄を引き起こすんだ」

地震とか洪水とかね、と付け加える。…冗談じゃないレベルの代物だな…

「いやぁー出会ったころはなかなか使いこなせなかったけど、今じゃ雷くらいなら狙って落とせるよ、はっはっはっ」
今までに聞いた都市伝説の中でも最大級じゃないか…?いやそもそもパンドラの箱って都市伝説に含んでいいのか…?


「わたしのはね~…説明するより見てもらったほうが分かりやすいかな~?」
設定方面の俺の思考を断ち切るかのように母がそう言ってキッチンへと向かう。


「父さん、何がいいかしら?」「う~む、今日はりんごジュースかな」

了解~、といって母はキッチンの蛇口をひねり水を出s…水……え?水?



蛇口から出てきたのは…間違いなくりんごジュースであった。


「どう?これが私の契約した『みかんジュースが出る蛇口』よ~」

とある県では、蛇口をひねると特産であるみかんのジュースが出るという。
その話は後に実現されるのだが、都市伝説としてはいまだ根強く残っているのだという。

そして契約と同時に強化されて、今ではアブないクスリまで出せるんだとか…大丈夫なのかね?いろんな意味で


「…で、お前は何と契約したんだ?」「そうそう、それはやっぱり聞いておかなくっちゃね~」
「あぁ、俺の?俺のは…『音楽室のベートーヴェン』と『フロントガラスのハンバーグ』。まぁハンバーグジジイって言ったほうが分かりやすいかね?」

「…意思のある都市伝説か…それなら心配はないね」「意思のないのと契約してると自分の力を過信しすぎちゃう人がいるのよ~困ったものよねぇ」
「それだけならまだしも…たまに都市伝説に呑まれちゃう人もいるからねぇ…ま、正直僕がコレに飲み込まれてないことは奇跡に近いけどね」

「の、飲まれる…?」「あら、聞いたことないかしら?契約した都市伝説が強すぎて心を食べられちゃうの」
「他にも、多くの多重契約ををしてたりしてもいわゆる容量が足りなくなってコワレちゃうー、とかいうのもあるんだ」

その言葉に、爺の契約者はふと昆虫少年のことを考えさせられた。
そういえばあいつ…ものすごい量契約してなかったっけ?…大丈夫なんだろうか…

「ま、今のところは無事そうで何よりだ。よし、それじゃあ……」「パーティでも開きましょうか♪」

…え?

「パ、パーティ?」その言葉に唖然とする。…帰ってきていきなりパーティ?何言ってんのこの人たち?

「そりゃあ、僕たちが学校町に帰ってきた記念だよ。人は呼ばないけどね」「せっかく家族がそろってるんですもの。盛大にやろうぜ!って感じですね~」


…海外の思考って、理解出来ねぇ。

そう思う契約者であった。


「…え?」カウンター:7



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