○月×日 23:23 視聴覚室横階段前の廊下
「それじゃあ、俺たちはもう行くぞ」
「あぁ」
「あぁ」
ジャッカロープの乳により、治療を終えた黒服H
壁に寄りかかったまま、「13階段」…いや、広瀬辰也と、ジャッカロープを抱いた「爆発する携帯電話」を見送る
壁に寄りかかったまま、「13階段」…いや、広瀬辰也と、ジャッカロープを抱いた「爆発する携帯電話」を見送る
「とりあえず、こっちから伝えられる事は大体伝えたからな」
「……あぁ」
「……あぁ」
不機嫌そうな辰也の様子に、黒服Hはくっく、と笑う
こちらの言葉に左右されるのが気に食わない
そう言った様子か
…まぁ、こちらとしては、親切で教えてやったつもりだ
別に悪い事はしてないのだし、いいだろう
こちらの言葉に左右されるのが気に食わない
そう言った様子か
…まぁ、こちらとしては、親切で教えてやったつもりだ
別に悪い事はしてないのだし、いいだろう
「あぁ、そうだ……あいつを、どう思った?」
「Dか?お前に聞いたり「組織」の噂で聞いた通りのお人好しだな」
「Dか?お前に聞いたり「組織」の噂で聞いた通りのお人好しだな」
辰也は「爆発する携帯電話」の手を握り、階段を登っていこうとしている
ぺちぺちぺち
ジャッカロープにぺちぺちその手を叩かれているが、気にしている様子はない
…「爆発する携帯電話」の方は、ジャッカロープのそんな仕草に、小さく首を傾げているようだが
ぺちぺちぺち
ジャッカロープにぺちぺちその手を叩かれているが、気にしている様子はない
…「爆発する携帯電話」の方は、ジャッカロープのそんな仕草に、小さく首を傾げているようだが
「「組織」に似合わないお人好しだな。相変わらず消されそうなんだろ?」
「そりゃもう、強硬派や過激派にとって、あいつほど邪魔な存在はいないだろうからな」
「そりゃもう、強硬派や過激派にとって、あいつほど邪魔な存在はいないだろうからな」
辰也のその言葉に、黒服Hはくっく、とどこか楽しそうに……
……そして、どこか暗く、笑った
……そして、どこか暗く、笑った
「だからこそ、あいつは「組織」に必要なんだよ。あいつのお人好しで限度を知らない優しさやらなんやらは、どうも感染しやすいらしいからな。あいつが「組織」にいるだけで、強硬派や過激派相手に効果がある」
「感染って言い方するかよ」
「感染って言い方するかよ」
印象悪ぃ、と辰也が嫌そうに言ってくる
…そうは言っても、あれは感染、としか言いようがないのだ
あのお人好しで過労死候補ナンバー1の黒服に関わった奴は、多かれ少なかれ、なんらかの精神的影響を受けることが多い
過激派や強硬派の中にも、あの黒服と関わった事で、穏健派に転向した者すらいるのだ
だから、こそ
どれだけ「組織」に邪魔者扱いされようとも、「組織」にいてくれなければ困るのだ
…そうは言っても、あれは感染、としか言いようがないのだ
あのお人好しで過労死候補ナンバー1の黒服に関わった奴は、多かれ少なかれ、なんらかの精神的影響を受けることが多い
過激派や強硬派の中にも、あの黒服と関わった事で、穏健派に転向した者すらいるのだ
だから、こそ
どれだけ「組織」に邪魔者扱いされようとも、「組織」にいてくれなければ困るのだ
…こちらの、目的の為にも
「お前も、あいつと関わって変わりそうか?」
「……別に」
「……別に」
辰也は、「爆発する携帯電話」の手を引いて、改めて階段を昇り始める
「…………そう簡単に変われるほど、俺は生ぬるい生き方してないからな」
「…辰也」
「…辰也」
おやおや
お姫様に心配そうな声を出させて
困った奴だ、と黒服Hは笑う
階段を登っていく二人を見送り…最後に、告げた
お姫様に心配そうな声を出させて
困った奴だ、と黒服Hは笑う
階段を登っていく二人を見送り…最後に、告げた
「一応、お前らの説得とか目的阻止からはリタイヤしたが………万が一の時は、俺も行く。用心しておけよ」
「…わかったよ」
「……色々、教えてくれて……ありが、と」
「…わかったよ」
「……色々、教えてくれて……ありが、と」
二人が階段を上がっていく
その後ろ姿を見送り……黒服Hは、その顔に笑みを貼り付けたままだった
その後ろ姿を見送り……黒服Hは、その顔に笑みを貼り付けたままだった
さて、これからどうなるか?
楽しみで楽しみで仕方ない
はたして、マッドガッサー一味がどうなるか
それに、非常に興味がある
楽しみで楽しみで仕方ない
はたして、マッドガッサー一味がどうなるか
それに、非常に興味がある
だから
「どこの組織か知らねぇが……野暮な手出しはさせねぇからな」
誰に言うとでもなく、そう言って
かすかに狂気を滲ませた笑みを浮かべ続けているのだった
かすかに狂気を滲ませた笑みを浮かべ続けているのだった
to be … ?