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「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者-30n

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匿名ユーザー

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○月×日 23:23 視聴覚室横階段前の廊下


「それじゃあ、俺たちはもう行くぞ」
「あぁ」

 ジャッカロープの乳により、治療を終えた黒服H
 壁に寄りかかったまま、「13階段」…いや、広瀬辰也と、ジャッカロープを抱いた「爆発する携帯電話」を見送る

「とりあえず、こっちから伝えられる事は大体伝えたからな」
「……あぁ」

 不機嫌そうな辰也の様子に、黒服Hはくっく、と笑う
 こちらの言葉に左右されるのが気に食わない
 そう言った様子か
 …まぁ、こちらとしては、親切で教えてやったつもりだ
 別に悪い事はしてないのだし、いいだろう

「あぁ、そうだ……あいつを、どう思った?」
「Dか?お前に聞いたり「組織」の噂で聞いた通りのお人好しだな」

 辰也は「爆発する携帯電話」の手を握り、階段を登っていこうとしている
 ぺちぺちぺち
 ジャッカロープにぺちぺちその手を叩かれているが、気にしている様子はない
 …「爆発する携帯電話」の方は、ジャッカロープのそんな仕草に、小さく首を傾げているようだが

「「組織」に似合わないお人好しだな。相変わらず消されそうなんだろ?」
「そりゃもう、強硬派や過激派にとって、あいつほど邪魔な存在はいないだろうからな」

 辰也のその言葉に、黒服Hはくっく、とどこか楽しそうに……
 ……そして、どこか暗く、笑った

「だからこそ、あいつは「組織」に必要なんだよ。あいつのお人好しで限度を知らない優しさやらなんやらは、どうも感染しやすいらしいからな。あいつが「組織」にいるだけで、強硬派や過激派相手に効果がある」
「感染って言い方するかよ」

 印象悪ぃ、と辰也が嫌そうに言ってくる
 …そうは言っても、あれは感染、としか言いようがないのだ
 あのお人好しで過労死候補ナンバー1の黒服に関わった奴は、多かれ少なかれ、なんらかの精神的影響を受けることが多い
 過激派や強硬派の中にも、あの黒服と関わった事で、穏健派に転向した者すらいるのだ
 だから、こそ
 どれだけ「組織」に邪魔者扱いされようとも、「組織」にいてくれなければ困るのだ

 …こちらの、目的の為にも

「お前も、あいつと関わって変わりそうか?」
「……別に」

 辰也は、「爆発する携帯電話」の手を引いて、改めて階段を昇り始める

「…………そう簡単に変われるほど、俺は生ぬるい生き方してないからな」
「…辰也」

 おやおや
 お姫様に心配そうな声を出させて
 困った奴だ、と黒服Hは笑う
 階段を登っていく二人を見送り…最後に、告げた

「一応、お前らの説得とか目的阻止からはリタイヤしたが………万が一の時は、俺も行く。用心しておけよ」
「…わかったよ」
「……色々、教えてくれて……ありが、と」

 二人が階段を上がっていく
 その後ろ姿を見送り……黒服Hは、その顔に笑みを貼り付けたままだった

 さて、これからどうなるか? 
 楽しみで楽しみで仕方ない
 はたして、マッドガッサー一味がどうなるか
 それに、非常に興味がある


 だから


「どこの組織か知らねぇが……野暮な手出しはさせねぇからな」


 誰に言うとでもなく、そう言って
 かすかに狂気を滲ませた笑みを浮かべ続けているのだった



to be … ?





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