「はじめまして・・・日景翼サン?」
「ん?」
買い物からの帰り道
夕日をバックに現れたのは一人の少年
黒いスーツにサングラス姿の・・・
「ん?」
買い物からの帰り道
夕日をバックに現れたのは一人の少年
黒いスーツにサングラス姿の・・・
「組織の黒服・・・か?」
「ご名答・・・僕はK-№0、貴方に伝えたい事があって来ました」
「伝えたい事・・・組織が俺に?」
何時でも能力を使える状態で尋ねる
見た目が子供でも相手は組織の都市伝説だ
油断出来ない
「えぇ、組織が・・・いえ、組織だからこそ、です」
「・・・言ってみろ」
「黒服Dから目を離すな」
「ご名答・・・僕はK-№0、貴方に伝えたい事があって来ました」
「伝えたい事・・・組織が俺に?」
何時でも能力を使える状態で尋ねる
見た目が子供でも相手は組織の都市伝説だ
油断出来ない
「えぇ、組織が・・・いえ、組織だからこそ、です」
「・・・言ってみろ」
「黒服Dから目を離すな」
「・・・どう言う事だ?」
「組織の過激派が彼を狙っている・・・彼だけじゃない、他にも過激派にとって都合の悪い黒服が狙われている」
組織の内部抗争か・・・
「何で俺に伝える?アイツの契約者だからか?」
「それもあるけど・・・それだけじゃ無い
具体的に説明しましょうか・・・
まず、これから数日後、D-№962が姿を消します
その翌日、大門望が姿を消し・・・御神楽詩織が消滅
更にその翌日、遺体で発見され、その頃にはD-№962もこの世にはいなっ!?」
このガキの胸倉を掴んで塀に叩きつける
「・・・どう言う事だ?」
「そう、怒らないでくださいよ、可愛い顔が台無しですよ?」
「そんな事はどうでも良い」
そんな事有って溜まるか
あいつ等を消されるような事が
「組織の過激派が彼を狙っている・・・彼だけじゃない、他にも過激派にとって都合の悪い黒服が狙われている」
組織の内部抗争か・・・
「何で俺に伝える?アイツの契約者だからか?」
「それもあるけど・・・それだけじゃ無い
具体的に説明しましょうか・・・
まず、これから数日後、D-№962が姿を消します
その翌日、大門望が姿を消し・・・御神楽詩織が消滅
更にその翌日、遺体で発見され、その頃にはD-№962もこの世にはいなっ!?」
このガキの胸倉を掴んで塀に叩きつける
「・・・どう言う事だ?」
「そう、怒らないでくださいよ、可愛い顔が台無しですよ?」
「そんな事はどうでも良い」
そんな事有って溜まるか
あいつ等を消されるような事が
「・・・なんで、お前はそんな事を知ってるんだ?」
その言葉に、黒服の顔がニヤァと歪む
「簡単な事ですよ・・・僕の契約している都市伝説が『アカシャ年代記』だからです」
「・・・アカシャ?」
「判りやすく言い換えましょうか・・・僕は『アカシック・レコード』の契約者
この世の全てを知る者です」
その言葉に、黒服の顔がニヤァと歪む
「簡単な事ですよ・・・僕の契約している都市伝説が『アカシャ年代記』だからです」
「・・・アカシャ?」
「判りやすく言い換えましょうか・・・僕は『アカシック・レコード』の契約者
この世の全てを知る者です」
小さくなっていく翼の背を見送る
「いやぁ・・・アレが『首塚』の側近、『日焼けマシンで人間ステーキ』の契約者、翼さんですか・・・
中々可愛らしい人でしたね?」
「そうですか?」
後ろで控えていた純正の黒服は平坦な声でそう答えた
これだから純正の黒服は・・・いや、№232や元人間のK-№の様になられても困るんだけどね
「よろしいのですか?あそこまで情報を与えて」
「ん~どうだろ?」
本当なら彼の知らない所で話は進み
全てが終わってからD-№962達の死を知る筈だった
だが、僕が彼に伝えた事で未来が変わったのは確かだ
どう変わったのかはまだ判らないけど・・・
「でも、仕方ないでしょ・・・僕は『能力で知った事に対して行動を起こす事は出来ない』
出きるのは誰かにそれを伝えるだけ・・・
かと言ってH-№の連中に借りは作りたくないし、君たちには別の仕事を頼まなくちゃ行けない・・・
と、なるとアテにできるのは彼位でしょ?」
幸い、彼の『厨二の炎』が今回の黒幕に対して有効なのはもう既にわかっている
「後は彼が上手く立ち回るのを祈るだけさ」
「いやぁ・・・アレが『首塚』の側近、『日焼けマシンで人間ステーキ』の契約者、翼さんですか・・・
中々可愛らしい人でしたね?」
「そうですか?」
後ろで控えていた純正の黒服は平坦な声でそう答えた
これだから純正の黒服は・・・いや、№232や元人間のK-№の様になられても困るんだけどね
「よろしいのですか?あそこまで情報を与えて」
「ん~どうだろ?」
本当なら彼の知らない所で話は進み
全てが終わってからD-№962達の死を知る筈だった
だが、僕が彼に伝えた事で未来が変わったのは確かだ
どう変わったのかはまだ判らないけど・・・
「でも、仕方ないでしょ・・・僕は『能力で知った事に対して行動を起こす事は出来ない』
出きるのは誰かにそれを伝えるだけ・・・
かと言ってH-№の連中に借りは作りたくないし、君たちには別の仕事を頼まなくちゃ行けない・・・
と、なるとアテにできるのは彼位でしょ?」
幸い、彼の『厨二の炎』が今回の黒幕に対して有効なのはもう既にわかっている
「後は彼が上手く立ち回るのを祈るだけさ」