「ただいまー」
何時も通りのはずの家
なのに、何だか違和感を感じる・・・一体何が・・・
「翼と望の靴が無い?」
望は私より先に帰った筈だし、今日は翼は家に居る筈だ
それが二人揃っていない?
二人で何処かに出かけた?
違う、それなら書置きの一つ位あっても良い筈だ
急いで望の携帯にかけるが繋がらない・・・何かあった?
続けて翼にかけて・・・繋がった!
何時も通りのはずの家
なのに、何だか違和感を感じる・・・一体何が・・・
「翼と望の靴が無い?」
望は私より先に帰った筈だし、今日は翼は家に居る筈だ
それが二人揃っていない?
二人で何処かに出かけた?
違う、それなら書置きの一つ位あっても良い筈だ
急いで望の携帯にかけるが繋がらない・・・何かあった?
続けて翼にかけて・・・繋がった!
「翼!?」
『詩織か?』
「アンタ何処にいるのよ?!ってか望は?!」
『・・・望は一緒じゃないのか?』
「先に帰った筈なのに家に居ないし連絡が付かない・・・何があったの?」
『・・・黒服が攫われた、望を呼び出す餌にする積りらしい』
黒服が・・・?
「ちょっと待ってよ、それじゃ、望は・・・」
『まんまと釣られた訳か・・・お前は家で待ってろ、二人とも俺が連れて帰る』
「・・・貴方今、何処に向かってるの?」
『西区の廃工場だ・・・黒服はそこに居るらしい』
「西区・・・判った、私は家で待機してるから、黒服の事任せるわね」
『あぁ、じゃあ切るぞ」
それだけ言うと翼は携帯を切ったらしい
焦ってる・・・と言うか怒ってる?
少なくとも冷静じゃ無さそうだ
「・・・・・・うん」
気は進まない
気は進まないけど・・・あの人達なら多分力を貸してくれる筈
『詩織か?』
「アンタ何処にいるのよ?!ってか望は?!」
『・・・望は一緒じゃないのか?』
「先に帰った筈なのに家に居ないし連絡が付かない・・・何があったの?」
『・・・黒服が攫われた、望を呼び出す餌にする積りらしい』
黒服が・・・?
「ちょっと待ってよ、それじゃ、望は・・・」
『まんまと釣られた訳か・・・お前は家で待ってろ、二人とも俺が連れて帰る』
「・・・貴方今、何処に向かってるの?」
『西区の廃工場だ・・・黒服はそこに居るらしい』
「西区・・・判った、私は家で待機してるから、黒服の事任せるわね」
『あぁ、じゃあ切るぞ」
それだけ言うと翼は携帯を切ったらしい
焦ってる・・・と言うか怒ってる?
少なくとも冷静じゃ無さそうだ
「・・・・・・うん」
気は進まない
気は進まないけど・・・あの人達なら多分力を貸してくれる筈
新島家
prrrrprrrr
「はい、新島・・・何だ詩織?」
最近分裂した親友の片割からの電話
心なしか焦っている様だ
なるほどね・・・
『つまり、力が必要かい?』
台所に目をやる・・・うん
今日は運良く、あの人は家に居る
prrrrprrrr
「はい、新島・・・何だ詩織?」
最近分裂した親友の片割からの電話
心なしか焦っている様だ
なるほどね・・・
『つまり、力が必要かい?』
台所に目をやる・・・うん
今日は運良く、あの人は家に居る
東区 公園 望
D-№962は預かった
返して欲しくば一人で東区の○×公園に来い
顎砕き飴の契約者
返して欲しくば一人で東区の○×公園に来い
顎砕き飴の契約者
そう書かれた手紙を握り
私は顎砕き飴の契約者と対峙している
「思ったより速かったですね・・・」
「黒服は何処?」
前回・・・去年の年末に遭遇した時とは様子が違う顎砕きに警戒しつつ尋ねる
「少なくともここには居ませんね」
「黒服を返せ・・・と言ったら?」
「私に勝てば返して上げても良いです「そう」よ!?」
私の足が、顎砕き飴の腹にめり込む
「くっ」
「悪いけど・・・そう言う事なら手加減は無し」
鎖を抜き顔面に叩きつける
「がっ」
「黒服は返してもらう!」
私は顎砕き飴の契約者と対峙している
「思ったより速かったですね・・・」
「黒服は何処?」
前回・・・去年の年末に遭遇した時とは様子が違う顎砕きに警戒しつつ尋ねる
「少なくともここには居ませんね」
「黒服を返せ・・・と言ったら?」
「私に勝てば返して上げても良いです「そう」よ!?」
私の足が、顎砕き飴の腹にめり込む
「くっ」
「悪いけど・・・そう言う事なら手加減は無し」
鎖を抜き顔面に叩きつける
「がっ」
「黒服は返してもらう!」