「…天地?」
とさり、と
己をベッドに押し倒してきた相手…モンスの天使契約者である門条 天地を、直希は不思議そうに見上げた
リボンで結ばれた長い髪が、寝台に投げ出されている
己をベッドに押し倒してきた相手…モンスの天使契約者である門条 天地を、直希は不思議そうに見上げた
リボンで結ばれた長い髪が、寝台に投げ出されている
「直希……好きだ」
「…?僕も、君の事は友人として好きだが?」
「違う、そうじゃないんだ」
「…?僕も、君の事は友人として好きだが?」
「違う、そうじゃないんだ」
顔が、吐息を感じる程に…近くなる
「俺、直希 のことが好きなんだ…お前といると、天使達といるときにはないトキメキを感じるんだ。」
「…?トキメキ、と言うのは、恋をしている時は心臓の鼓動が早くなる、というあれか?」
「…?トキメキ、と言うのは、恋をしている時は心臓の鼓動が早くなる、というあれか?」
首をかしげる直希に、あぁ、と天地は頷いた
…ふむ、と直希はやや困ったように、天地を見上げる
…ふむ、と直希はやや困ったように、天地を見上げる
「しかし、だな。残念ながら、僕は君と一緒に居ても、その手のトキメキと言う奴は感じない。君には美しい天使たちがいるし、君ほどの男ならば、女性などいくらでも…」
「お前じゃなきゃダメなんだ!」
「お前じゃなきゃダメなんだ!」
直希の言葉を、遮るように
怖いほどに真剣な表情で、天地は直希を見つめ続ける
怖いほどに真剣な表情で、天地は直希を見つめ続ける
「…男同士なんておかしいと思ってる。でも、お前がいけないんだからな」
「……僕が?」
「……僕が?」
首を傾げ続ける直希に、そうさ、と天地は低く、笑う
「バレンタインにチョコくれたりするから…」
「…?」
「…?」
…あれの、どこがおかしかったのだろう?
長かった入院生活を終えて以来、直希はバレンタインには、知り合いに手作りのチョコを配り続けている
男性女性、区別なく
ずっとそうしてきたが、今まで、特に問題など、なかったはずなのだが
長かった入院生活を終えて以来、直希はバレンタインには、知り合いに手作りのチョコを配り続けている
男性女性、区別なく
ずっとそうしてきたが、今まで、特に問題など、なかったはずなのだが
…だが
その行為が、天地にこの行動を取らせたことは、事実だった
その行為が、天地にこの行動を取らせたことは、事実だった
「…だから…責任を、とって貰うぞ」
「………っ!」
「………っ!」
この段階になって、ようやく、直希は危機感を感じた
逃げ出そうとするが、直希のか細い体では、天地の力から逃れられない
その、細い両手首を片手でベッドに結びつけ
あいた片手で、直希の顎を捕える天地
そのまま、ゆっくりと顔を近づけて……………
逃げ出そうとするが、直希のか細い体では、天地の力から逃れられない
その、細い両手首を片手でベッドに結びつけ
あいた片手で、直希の顎を捕える天地
そのまま、ゆっくりと顔を近づけて……………
206の書き込みでここまで妄想した
完全にIFであって、モンスの天使契約者の名前以外は一切本編に関係ありませんと断言して終わる