真紅の星、漆黒の影の別視点
とあるスーパーマーケット―――
(ミナワ>・・・ほ、ほんとに買って下さるんですか?
(裂邪>もちろんだよ。 嫌いだったか?
(ミナワ>とっとんでもないです!憧れてましたけど・・・やっぱり恥ずかしい///
(裂邪>お前なぁ・・・女の子なんだから一生に一度はスカートくらい履いてみるもんだぜ?
(ミナワ>わかってますよ、わかってますけど・・・無防備じゃないですk
(裂邪>ヒッハッハ、なんだ不安な点ってそこかよwお前可愛すぎるなチクショウw
(ミナワ>わ、笑わないで下さいよぉ///
(裂邪>ウヒヒヒ、悪ぃ悪ぃw
(裂邪>もちろんだよ。 嫌いだったか?
(ミナワ>とっとんでもないです!憧れてましたけど・・・やっぱり恥ずかしい///
(裂邪>お前なぁ・・・女の子なんだから一生に一度はスカートくらい履いてみるもんだぜ?
(ミナワ>わかってますよ、わかってますけど・・・無防備じゃないですk
(裂邪>ヒッハッハ、なんだ不安な点ってそこかよwお前可愛すぎるなチクショウw
(ミナワ>わ、笑わないで下さいよぉ///
(裂邪>ウヒヒヒ、悪ぃ悪ぃw
・・・ファッションコーナーにて、いつものもげろカップルの姿があった。
どうやらミナワの為にスカートを買いに来たらしく、
2人は水色赤色レモン色、ロングスカートにミニスカート・・・何枚ものスカートを持っていた。
どうやらミナワの為にスカートを買いに来たらしく、
2人は水色赤色レモン色、ロングスカートにミニスカート・・・何枚ものスカートを持っていた。
(裂邪>どれが似合うかな~? 俺としてはミニがいいんだけど
(ミナワ>ここここんなに短いのははは履いて歩けません!///
(裂邪>恐ーれるなー! 誇りをー捨てるなー! I get the Power of Love!!!
(ミナワ>何でしたっけそれ?
(裂邪>ジャムプロの「GONG!」だよ
(ミナワ>お好きなんですねJAM Project
(裂邪>名歌「シャボン玉」には勝てないけどな
(ミナワ>もぉ~///
(ミナワ>ここここんなに短いのははは履いて歩けません!///
(裂邪>恐ーれるなー! 誇りをー捨てるなー! I get the Power of Love!!!
(ミナワ>何でしたっけそれ?
(裂邪>ジャムプロの「GONG!」だよ
(ミナワ>お好きなんですねJAM Project
(裂邪>名歌「シャボン玉」には勝てないけどな
(ミナワ>もぉ~///
うんもげろ
そして彼らは試着室の前で足を止めた。
(ミナワ>じ、じゃあ・・・し、試着してきます
(裂邪>試着まで緊張しなくてもいいだろw
履いたら呼んでくれよ? 待ってるからさ
(ミナワ>は、はいご主人様♪
(裂邪>試着まで緊張しなくてもいいだろw
履いたら呼んでくれよ? 待ってるからさ
(ミナワ>は、はいご主人様♪
シャッ、とカーテンを閉め・・・ようとした手がぴたりと止まる。
(裂邪>・・・どうした?
(ミナワ>・・・・・・・・・・・・・覗いちゃダメですよ?
(裂邪>早く履け!///
(ミナワ>ごめんなさい!///
(ミナワ>・・・・・・・・・・・・・覗いちゃダメですよ?
(裂邪>早く履け!///
(ミナワ>ごめんなさい!///
カーテンは完全に閉められた。
(裂邪>全く、日を増すごとに可愛くなるな大好きミナワ
(シェイド>貴様・・・少シハ自重シロ!
(裂邪>自重って何ですかー食べられるんですかーおいしいですねー
(シェイド>後デ影ノ中ニ葬ッテヤルカラ覚悟シテオケ
(裂邪>やるかジジイ! 言っておくが俺の攻撃力は、
生存扱いになっている100歳以上の老人の数×1000ポイントだぜ!?
(シェイド>私ハ1ターンニ1度ダケ、私ヨリ攻撃力ノ高イモンスターヲゲームカラ除外デキルノダガ?
(裂邪>か・・・勝てない・・・orz
(シェイド>私ノ言ウ事ヲ聞クカ?
(裂邪>へぃへぃ、とりあえずお前の説教は帰ってからたっぷり――――――ッ!?
(シェイド>貴様・・・少シハ自重シロ!
(裂邪>自重って何ですかー食べられるんですかーおいしいですねー
(シェイド>後デ影ノ中ニ葬ッテヤルカラ覚悟シテオケ
(裂邪>やるかジジイ! 言っておくが俺の攻撃力は、
生存扱いになっている100歳以上の老人の数×1000ポイントだぜ!?
(シェイド>私ハ1ターンニ1度ダケ、私ヨリ攻撃力ノ高イモンスターヲゲームカラ除外デキルノダガ?
(裂邪>か・・・勝てない・・・orz
(シェイド>私ノ言ウ事ヲ聞クカ?
(裂邪>へぃへぃ、とりあえずお前の説教は帰ってからたっぷり――――――ッ!?
ぞくり、何かを感じ取る2人。
(シェイド>・・・都市伝説ダガ・・・スグニ消エタ
(裂邪>ミナワ!!??
(裂邪>ミナワ!!??
勢いよくカーテンを開ける裂邪。
そこにあったのは、鏡に映る自分と、数枚のスカートだけだった
そこにあったのは、鏡に映る自分と、数枚のスカートだけだった
(裂邪>ミ・・・・・ナワ・・・・・?
(シェイド>試着室・・・マズイゾ裂邪、コノ都市伝説は・・・
(シェイド>試着室・・・マズイゾ裂邪、コノ都市伝説は・・・
「試着室の落とし穴」―――そんな話をご存知だろうか
「試着室の向こうには隠し扉があり、拉致されて人身売買の組織に売り渡される」・・・
「試着室」が殆ど密室であるという「落とし穴」を突いた都市伝説。
主に海外で行われると噂される都市伝説だが、ここは学校町、様々な都市伝説が集まる町
舞台が日本だろうが海外だろうが関係ない
「試着室の向こうには隠し扉があり、拉致されて人身売買の組織に売り渡される」・・・
「試着室」が殆ど密室であるという「落とし穴」を突いた都市伝説。
主に海外で行われると噂される都市伝説だが、ここは学校町、様々な都市伝説が集まる町
舞台が日本だろうが海外だろうが関係ない
裂邪は怒りに任せてバンッ!と鏡を叩く。
(裂邪>・・・扉なんて・・・ねぇじゃねぇか!?
(シェイド>恐ラク我々ト同ジ異空間系ノ都市伝説・・・瞬時ニ気配ガ消エタノモソノ所為カ・・・
(裂邪>だったら『シャドーダイブ』だ! 影の中から追えるだろ!?
(シェイド>無理ダ・・・我々ノ形成スル異空間ト同ジトハ限ラナイ
(裂邪>リムとウィルを呼べ! 今すぐこの学校町全部を隈なく探させろ!!
(シェイド>落チ着ケ! 怒リハ自分ヲ見失ワセルゾ!?
(裂邪>こんな時に落ち着けるかぁ!? ミナワが連れて行かれたんだぞ!?
俺の家族が! かけがえの無い家族が! 今、ここでッ・・・・・・
(シェイド>恐ラク我々ト同ジ異空間系ノ都市伝説・・・瞬時ニ気配ガ消エタノモソノ所為カ・・・
(裂邪>だったら『シャドーダイブ』だ! 影の中から追えるだろ!?
(シェイド>無理ダ・・・我々ノ形成スル異空間ト同ジトハ限ラナイ
(裂邪>リムとウィルを呼べ! 今すぐこの学校町全部を隈なく探させろ!!
(シェイド>落チ着ケ! 怒リハ自分ヲ見失ワセルゾ!?
(裂邪>こんな時に落ち着けるかぁ!? ミナワが連れて行かれたんだぞ!?
俺の家族が! かけがえの無い家族が! 今、ここでッ・・・・・・
どさ、と力無く崩れ落ちる
(裂邪>助けられなかった・・・こんなに近くにいたのに・・・救えなかった・・・
俺の事を愛してくれてた人を、守れなかったんだ・・・!
何が「ご主人」だよ・・・何が「世界征服」だよ・・・
たった1人守れないで俺は・・・・俺は・・・・!
俺の事を愛してくれてた人を、守れなかったんだ・・・!
何が「ご主人」だよ・・・何が「世界征服」だよ・・・
たった1人守れないで俺は・・・・俺は・・・・!
床に己の拳を叩きつける。 行き場の無い怒りを込めた、弱々しい拳
――――――――かつん
背後から靴の音。 涙を拭い、振り返る。
背後から靴の音。 涙を拭い、振り返る。
(裂邪>あ・・・
場面は変わって、古びた倉庫のような場所。
全く人気がなく、隔離されているように閑散としている・・・
そう、ここは異空間。 「試着室の落とし穴」の能力で形成された現世とは別の世界である。
そこに、手を後ろで縛られた青い髪の少女が、二十代くらいの若い男に連れられて入ってきた。
全く人気がなく、隔離されているように閑散としている・・・
そう、ここは異空間。 「試着室の落とし穴」の能力で形成された現世とは別の世界である。
そこに、手を後ろで縛られた青い髪の少女が、二十代くらいの若い男に連れられて入ってきた。
(ミナワ>は、離してください!
(若人>静かにしろ! クッソ、まさか都市伝説だとは・・・眠り薬がすぐに解けちまった。
おい! 連れてきたぞ!!
(若人>静かにしろ! クッソ、まさか都市伝説だとは・・・眠り薬がすぐに解けちまった。
おい! 連れてきたぞ!!
男が叫ぶと、倉庫の奥からアジア系の、初老の男性が現れる。
その右手には、薄っすらと血のついた刃の長いのこぎりが握られていた。
そして何より・・・
その右手には、薄っすらと血のついた刃の長いのこぎりが握られていた。
そして何より・・・
(ミナワ>ッ!都市伝説・・・!
(初老>ほぅ・・・なかなかいい娘じゃないか
(初老>ほぅ・・・なかなかいい娘じゃないか
アジア系の初老男性はミナワに歩み寄り、顎をくっと掴む。
(ミナワ>・・・・ッ!
(初老>いい目つきだ、これなら高く売れそうだ。早速・・・
(初老>いい目つきだ、これなら高く売れそうだ。早速・・・
初老男性はのこぎりの刃を、ミナワの目の前に持ってくる
(初老>してやろうかぁ、「ダルマ女」に・・・くっくっく
(ミナワ>ダルマ・・・女・・・?
(若人>早い話が、手足をたたっ斬るんだよ!
都市伝説は簡単にゃ死なねぇからな、テメェは一生、見世物として余生を過ごすんだ!
(ミナワ>そんな・・・! でも大丈夫です、ご主人様がきっと来てくださいますから・・・!
(初老>「ご主人」? 契約者の事か?
(若人>ハッハー!無駄無駄ァ! ここは「試着室の落とし穴」の能力で作った異空間!
誰も俺達を見つけられねぇし、邪魔もできねぇ!
(ミナワ>ご主人様にできないことなんてありません!
ご主人様は・・・私のご主人様は・・・世界征服を目指してるんですから!!
(ミナワ>ダルマ・・・女・・・?
(若人>早い話が、手足をたたっ斬るんだよ!
都市伝説は簡単にゃ死なねぇからな、テメェは一生、見世物として余生を過ごすんだ!
(ミナワ>そんな・・・! でも大丈夫です、ご主人様がきっと来てくださいますから・・・!
(初老>「ご主人」? 契約者の事か?
(若人>ハッハー!無駄無駄ァ! ここは「試着室の落とし穴」の能力で作った異空間!
誰も俺達を見つけられねぇし、邪魔もできねぇ!
(ミナワ>ご主人様にできないことなんてありません!
ご主人様は・・・私のご主人様は・・・世界征服を目指してるんですから!!
はっきりと、彼女は言い放つ
男達は笑うでもなく、肩をすくめて呆れている
男達は笑うでもなく、肩をすくめて呆れている
(初老>まぁ、仕事は早く済ませた方がいいのには違いない
(若人>んじゃ、そういうことで
(若人>んじゃ、そういうことで
若い男性も、腰にぶら下げていたナイフを手に取る
けたけた、けたけたと、楽しそうに邪悪に笑う男達
ミナワの目には涙が溜まっているが、彼女はそれを流そうとはしなかった
助けが来る事を、信じていたから
けたけた、けたけたと、楽しそうに邪悪に笑う男達
ミナワの目には涙が溜まっているが、彼女はそれを流そうとはしなかった
助けが来る事を、信じていたから
(ミナワ>(ご主人様・・・・・・・!)
(初老>さぁ、覚悟はできたk――――
(少年>何の覚悟だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??
(初老>さぁ、覚悟はできたk――――
(少年>何の覚悟だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??
ガシャァン!!
倉庫の窓ガラスが破られ、黒衣の少年と、黒いスーツの赤い髪の少女が現れる。
倉庫の窓ガラスが破られ、黒衣の少年と、黒いスーツの赤い髪の少女が現れる。
(若人>なっ!? 誰だテメェ等!? 何故ここにいる!?
(ミナワ>ご主人様!!
(裂邪>よくも俺の大切な家族に手ぇ出してくれたな・・・・・・この罪は重いぞ?
(赤毛>間に合ってよかったですわ・・・貴方達を、「組織」の名において拘束します
(初老>くっ、「組織」まで動き出すとは・・・!
(裂邪>え? お嬢さん「組織」だったの?
(赤毛>あら、申し遅れましたわ~ 「組織」のR-No.0、ローゼ・ラインハルトですわ
(裂邪>ローゼちゃんか、俺は黄昏裂邪・・・ってそんなこと言ってる場合じゃない!
ジジイ!俺のミナワを返せ!!
(初老>小僧が・・・返せと言われて返す馬鹿がいるものか、という言葉を聞いた事があるか?
(ミナワ>ご主人様!!
(裂邪>よくも俺の大切な家族に手ぇ出してくれたな・・・・・・この罪は重いぞ?
(赤毛>間に合ってよかったですわ・・・貴方達を、「組織」の名において拘束します
(初老>くっ、「組織」まで動き出すとは・・・!
(裂邪>え? お嬢さん「組織」だったの?
(赤毛>あら、申し遅れましたわ~ 「組織」のR-No.0、ローゼ・ラインハルトですわ
(裂邪>ローゼちゃんか、俺は黄昏裂邪・・・ってそんなこと言ってる場合じゃない!
ジジイ!俺のミナワを返せ!!
(初老>小僧が・・・返せと言われて返す馬鹿がいるものか、という言葉を聞いた事があるか?
初老男性は、ミナワの首筋にのこぎりを押し当てる
つぅ・・・と、彼女の首に血が流れる
つぅ・・・と、彼女の首に血が流れる
(裂邪>ッ・・・貴様ァ!!
(ローゼ>はぁっ!
(ローゼ>はぁっ!
・・・刹那、ローゼの姿が消えた・・・と思うと、ミナワの姿も消える
そして男達の遥か後ろに、ミナワを抱えたローゼの姿があった。
そして男達の遥か後ろに、ミナワを抱えたローゼの姿があった。
(若人>は、早い!?
(裂邪>ヒュー・・・流石だなローゼちゃん・・・
さて、人質はいなくなった。 もう思いっきりやっても良いよなぁ?
(裂邪>ヒュー・・・流石だなローゼちゃん・・・
さて、人質はいなくなった。 もう思いっきりやっても良いよなぁ?
彼が言い終わると同時に、彼の影から無数の黒い手が伸び、彼の体を掴む。
(初老>何をする気だ・・・?
(裂邪>シャドーズ・・・・・アスガルドォ!
(裂邪>シャドーズ・・・・・アスガルドォ!
黒い手が、彼の体を一気に包み込む。
シェイドの群体の一部が、裂邪と半融合状態となる能力・・・『シャドーズ・アスガルド』。
シェイドの群体の一部が、裂邪と半融合状態となる能力・・・『シャドーズ・アスガルド』。
(若人>何だありゃ!? あんなのありか!?
(裂邪>ゴチャゴチャうるせぇ!!
(裂邪>ゴチャゴチャうるせぇ!!
彼は瞬時に飛び掛り、若い男性に怒りを込めた蹴りを喰らわせる。
蹴り飛ばされた男は、遥か先の壁へと叩きつけられた。
蹴り飛ばされた男は、遥か先の壁へと叩きつけられた。
(若人>グハ・・・ァ・・・
(裂邪>(・・・軽い・・・妙だな、以前よりも調子が良い・・・?)
(シェイド>[当然ダロウナ。当時私トミナワト理夢シカ契約シテイナカッタガ、
今ノオ前ハウィルトモ契約シテイル。ソノ為カ、10分程度ナラコノ姿ヲ保テルヨウニナッタゾ]
(裂邪>[なるほど。良いニュースやら悪いニュースやら・・・]
(シェイド>[因ミニ前回ハ同調率72%ダッタガ、今回ハ97.4%マデ上昇シテイル]
(裂邪>[わかりやすい表現ありがとう]
(初老>目の前で契約者が痛めつけられて黙っているわけが無いだろう?
(裂邪>(・・・軽い・・・妙だな、以前よりも調子が良い・・・?)
(シェイド>[当然ダロウナ。当時私トミナワト理夢シカ契約シテイナカッタガ、
今ノオ前ハウィルトモ契約シテイル。ソノ為カ、10分程度ナラコノ姿ヲ保テルヨウニナッタゾ]
(裂邪>[なるほど。良いニュースやら悪いニュースやら・・・]
(シェイド>[因ミニ前回ハ同調率72%ダッタガ、今回ハ97.4%マデ上昇シテイル]
(裂邪>[わかりやすい表現ありがとう]
(初老>目の前で契約者が痛めつけられて黙っているわけが無いだろう?
初老男性がのこぎりを振りかざし、裂邪の背後から襲い掛かる
―――――が、それは赤い光を放つ刃によって防がれた
―――――が、それは赤い光を放つ刃によって防がれた
(初老>くっ、また邪魔をするか!
(ローゼ>貴方の相手はワタクシです! 裂邪さん、契約者の方はお任せしますわ!
(裂邪>・・・ということだそうだ、仲良くしようや兄ちゃんよぉ!
(ローゼ>貴方の相手はワタクシです! 裂邪さん、契約者の方はお任せしますわ!
(裂邪>・・・ということだそうだ、仲良くしようや兄ちゃんよぉ!
裂邪は再び契約者の男に襲いかかる。
男は寸でのところで避けたが、数秒前まで彼が倒れていた場所は、既に原型が無かった
男は寸でのところで避けたが、数秒前まで彼が倒れていた場所は、既に原型が無かった
(若人>ば・・・バケモンが・・・!
(裂邪>どっちがだ? 人の家族誘拐する奴の方がバケモン染みてっだろぉ!!
(裂邪>どっちがだ? 人の家族誘拐する奴の方がバケモン染みてっだろぉ!!
黒く鋭い爪、爪、爪・・・
男はナイフで応戦するが、所詮は人間・・・
都市伝説に半分飲まれている状態である今の裂邪に敵う筈も無く、ナイフは高々と弾き飛ばされた
そして、爪の色が、紅く染まる
男はナイフで応戦するが、所詮は人間・・・
都市伝説に半分飲まれている状態である今の裂邪に敵う筈も無く、ナイフは高々と弾き飛ばされた
そして、爪の色が、紅く染まる
(裂邪>あっけねぇ・・・俺のはらわたを煮えくり返らせなきゃ、こうはならなかったのになぁ?
(若人>ガ・・・・・・ァ・・・・・・・・オ゙エッ!
(若人>ガ・・・・・・ァ・・・・・・・・オ゙エッ!
腕を大きく振るい、爪に突き刺さったそれを投げ飛ばす
偶然そこにあった木箱に男がぶつかり、木箱が大破する
・・・・・・・ごろん、と何かが転がってくる
偶然そこにあった木箱に男がぶつかり、木箱が大破する
・・・・・・・ごろん、と何かが転がってくる
(裂邪>な・・・・・こ、これは・・・・
凄惨な光景だった
両腕と両足のない全裸の女性・・・「ダルマ女」が、木箱の中から溢れ出す。
うぅ、うぅ、という呻き声が響く。 まだ、生きている・・・
両腕と両足のない全裸の女性・・・「ダルマ女」が、木箱の中から溢れ出す。
うぅ、うぅ、という呻き声が響く。 まだ、生きている・・・
(若人>ッハハハハ・・・ゲフッ・・・・ガキには刺激が強すぎたかぁ?
・・・そうさ、全部俺達でやったんだ・・・こんだけ集めんのは苦労したぜ・・・?
・・・そうさ、全部俺達でやったんだ・・・こんだけ集めんのは苦労したぜ・・・?
血を吐きながらも、にたりと笑う男。
(若人>・・・なんてなぁ、試着室に入ってきた女を掻っ攫うだけだから簡単簡単
あとは手足斬って完成yウゲェッ・・・ゲホッ、ゴホッ
・・・あ゙ぁ、楽しかったぜぇ? 泣きながら「助けて」って懇願してくんのよ!
あとは手足斬って完成yウゲェッ・・・ゲホッ、ゴホッ
・・・あ゙ぁ、楽しかったぜぇ? 泣きながら「助けて」って懇願してくんのよ!
ダルマ女の中には、まだ幼い少女の姿もあった
(裂邪>・・・・・・・・・・・・・か?
(若人>あ?
(裂邪>貴様・・・・・それでも人間かぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
(若人>あ?
(裂邪>貴様・・・・・それでも人間かぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
渦巻く裂邪の影から、さらに無数の・・・否、今までの「無数」とは桁外れの量の腕が、裂邪の黒い体にまとわりつく。
(シェイド>[待テ裂邪! コレ以上ハ危険ダz]
(裂邪>黙れぇ!! いい加減はらわたどころじゃ済まなくなった!!
こうなったら見せてやる・・・・・【黄昏 】をぉ!!!!
(裂邪>黙れぇ!! いい加減はらわたどころじゃ済まなくなった!!
こうなったら見せてやる・・・・・【
どお!と彼の影から何百体ものシャドーマンが現れ、裂邪の体を包んでゆく。
幾重にも幾重にも影が重なり、それはこの倉庫に収まりきらぬほどの、文字通り「化け物」となった
幾重にも幾重にも影が重なり、それはこの倉庫に収まりきらぬほどの、文字通り「化け物」となった
影の黄昏
(若人>ァ・・・・・・・・・・ァァ・・・・・・・・・
(裂邪>【ヒハハハハハハハハハハ!!さぁどういう終わり を迎えたい?
やっぱ貴様が今までやってきたように、ダルマ女にしてやろうかぁ?
・・・・あぁ、ダルマ男だな。ヒハハハハハハハ!!】
(裂邪>【ヒハハハハハハハハハハ!!さぁどういう
やっぱ貴様が今までやってきたように、ダルマ女にしてやろうかぁ?
・・・・あぁ、ダルマ男だな。ヒハハハハハハハ!!】
狂ったような笑い声が響く。
直後、彼の体中より触手のようなものが男の元へ伸びる。
先端が、男の肌や衣服をさっと掠める。 すぐに切り傷が創り出された。
直後、彼の体中より触手のようなものが男の元へ伸びる。
先端が、男の肌や衣服をさっと掠める。 すぐに切り傷が創り出された。
(若人>ヒッ・・・・た・・・たすけ・・・
(裂邪>【ふざけんなぁ!!!】
(裂邪>【ふざけんなぁ!!!】
触手の内の数本が、男の肩や脚を貫通する。
(若人>ッ!!
(裂邪>【貴様みたいなカスを助けるだぁ?笑えんわ!!
今まで散々人の命を弄んできたんだろ?だったら俺にも楽しませろ!
次は何処がいい?首か?頭か?心臓か?安心しろ一気に殺しはしねぇからよぉ!】
(若人>イ・・・・・イヤ・・・・・・・ダ・・・・・・・シニタク・・・・・・・
(裂邪>【貴様みたいなカスを助けるだぁ?笑えんわ!!
今まで散々人の命を弄んできたんだろ?だったら俺にも楽しませろ!
次は何処がいい?首か?頭か?心臓か?安心しろ一気に殺しはしねぇからよぉ!】
(若人>イ・・・・・イヤ・・・・・・・ダ・・・・・・・シニタク・・・・・・・
声にならないような声で訴えかける男。 彼の目には、既に生気がなかった
(裂邪>【・・・・・あ~ぁ、つまんねぇなぁ・・・・
まぁいいや、シャッテン・シュライデェ!】
(ローゼ>お止めなさい!!
まぁいいや、シャッテン・シュライデェ!】
(ローゼ>お止めなさい!!
ぴたり
男を刺し殺そうとした幾本もの触手は、少女の一声で止まった
どうやら初老の男性とは決着がついていたらしい
男を刺し殺そうとした幾本もの触手は、少女の一声で止まった
どうやら初老の男性とは決着がついていたらしい
(裂邪>【何故止める!? こいつは俺の家族に手を出したんだぞ!?
それだけじゃない!この人達を見ろ!
こんな事をする奴を殺さないでおけるのか!?
こいつこそ殺すべきじゃないのか!!??】
(ローゼ>確かに、その男は許されざる行為を行なってきましたわ・・・
でもだからといって、殺していい理由にはなりません!
(裂邪>【ッ!?】
(ローゼ>殺人は麻薬ですわ! 1度人を殺してしまえば、歯止めが利かなくなって人を変えてしまう・・・
ワタクシは、そんな人を見ているから・・・・
貴方はそうなるべきではありません! なって欲しくありません!
貴方はまだ子供だから! それに、貴方には・・・大切な人が、いるのだから・・・
それだけじゃない!この人達を見ろ!
こんな事をする奴を殺さないでおけるのか!?
こいつこそ殺すべきじゃないのか!!??】
(ローゼ>確かに、その男は許されざる行為を行なってきましたわ・・・
でもだからといって、殺していい理由にはなりません!
(裂邪>【ッ!?】
(ローゼ>殺人は麻薬ですわ! 1度人を殺してしまえば、歯止めが利かなくなって人を変えてしまう・・・
ワタクシは、そんな人を見ているから・・・・
貴方はそうなるべきではありません! なって欲しくありません!
貴方はまだ子供だから! それに、貴方には・・・大切な人が、いるのだから・・・
はっと、何かに気づいたように、彼は辺りを見渡す。
そして彼は、大切な人の姿を見つけ出した。
心配そうに、こちらを見つめている、守るべき存在が・・・
そして彼は、大切な人の姿を見つけ出した。
心配そうに、こちらを見つめている、守るべき存在が・・・
(裂邪>【ミ・・・ナ・・・ワ・・・・・・】
ゆっくりと、裂邪を包む黒い塊が、縮んでいく
それらが全て裂邪の影の中に戻ると、彼はその場に倒れこんでしまった
それらが全て裂邪の影の中に戻ると、彼はその場に倒れこんでしまった
そして舞台は再びスーパーマーケットへ―――――
(ミナワ>あ、あの・・・助けてくださってありがとうございました!
(裂邪>いやぁ、また世話になっちゃったなローゼちゃん
(ローゼ>いえいえ、こちらこそご協力感謝しますわ~
(裂邪>今度はもうちょっと別な機会でお会いしたいな・・・もっと平和な時間に
(ローゼ>・・・ワタクシも、そんな時に出会える事を願っておりますわ
では、ワタクシはこれで。ごきげんよう・・・
(裂邪>いやぁ、また世話になっちゃったなローゼちゃん
(ローゼ>いえいえ、こちらこそご協力感謝しますわ~
(裂邪>今度はもうちょっと別な機会でお会いしたいな・・・もっと平和な時間に
(ローゼ>・・・ワタクシも、そんな時に出会える事を願っておりますわ
では、ワタクシはこれで。ごきげんよう・・・
少し頭を下げて、彼女は裂邪達と別れた
(ミナワ>・・・優しい方ですね
(裂邪>あぁ・・・
(裂邪>あぁ・・・
軽く返事をし、俯く裂邪
(ミナワ>・・・ご主人、様?
(裂邪>ごめんな・・・俺がついていながら、こんな目に合わせちまって・・・
やっぱり、ご主人に向いてないのかな・・・
(ミナワ>・・・・・・・ご主人様。
(裂邪>ごめんな・・・俺がついていながら、こんな目に合わせちまって・・・
やっぱり、ご主人に向いてないのかな・・・
(ミナワ>・・・・・・・ご主人様。
ん?と顔を上げた束の間、重なる唇と唇
(裂邪>・・・・・・・・んにゃ!? ミ、ミナワ?
(ミナワ>もし本当にご主人様に向いてなかったら・・・私を助けになんて来てくれませんよ?
(ミナワ>もし本当にご主人様に向いてなかったら・・・私を助けになんて来てくれませんよ?
彼女はにっこりと、笑顔で励ました
込み上げる感情を抑えながら、少し俯き気味で、ミナワの手を引いてレジに急ぐ裂邪であった。
込み上げる感情を抑えながら、少し俯き気味で、ミナワの手を引いてレジに急ぐ裂邪であった。
(裂邪>・・・・・あ、試着まだしてないな
(ミナワ>あ、そういえば。 今からしてきますね
(裂邪>待て、俺も試着室に入る
(ミナワ>へ!?///
(裂邪>もうお前を1人にはできん!! これからはずっっっっっっっっと俺と一緒にいてもらうぞ!!
(ミナワ>えぇぇぇぇぇぇ!?・・・・・・・・・・・・・・・はい♪
(ミナワ>あ、そういえば。 今からしてきますね
(裂邪>待て、俺も試着室に入る
(ミナワ>へ!?///
(裂邪>もうお前を1人にはできん!! これからはずっっっっっっっっと俺と一緒にいてもらうぞ!!
(ミナワ>えぇぇぇぇぇぇ!?・・・・・・・・・・・・・・・はい♪
...END