にゃ?にゃ??と
スカート越しに、ディランの後頭部に座ったままのダミアが、繰の様子に首を傾げ続ける
一応、都市伝説であり、悪魔的存在のダミアだが……本来は、ちょっぴり突然変異なただの猫
普通の猫より賢いとはいえ、猫そのものの思考回路である
何故、繰が赤くなっているのか、とか、何故、繰が悶えているのか、とか
そこら辺の事情をさっぱり理解していない
スカート越しに、ディランの後頭部に座ったままのダミアが、繰の様子に首を傾げ続ける
一応、都市伝説であり、悪魔的存在のダミアだが……本来は、ちょっぴり突然変異なただの猫
普通の猫より賢いとはいえ、猫そのものの思考回路である
何故、繰が赤くなっているのか、とか、何故、繰が悶えているのか、とか
そこら辺の事情をさっぱり理解していない
が
そんなダミアでも、普段自分を世話してくれているディランが、どうやら苦しい状況らしい、と言うのは、猫なりに理解したらしい
そんなダミアでも、普段自分を世話してくれているディランが、どうやら苦しい状況らしい、と言うのは、猫なりに理解したらしい
っぴょん、と、ようやくディランの後頭部から降りたダミア
そして、繰に色々押さえつけられているディランの服を、ぐ、と咥えて
ぐいっ!
そして、繰に色々押さえつけられているディランの服を、ぐ、と咥えて
ぐいっ!
「え………っひゃぅ!?」
ずりずりずり
繰が、ディランを押さえつけている力など、ものともせず
繰のスカートの中から、ディランを引きずり出して救助する事に成功した
そのさい、繰の敏感な部分に少々刺激を与えたようだが、ダミアはそこまでは気にしていない
所詮、猫は猫なのだから
繰が、ディランを押さえつけている力など、ものともせず
繰のスカートの中から、ディランを引きずり出して救助する事に成功した
そのさい、繰の敏感な部分に少々刺激を与えたようだが、ダミアはそこまでは気にしていない
所詮、猫は猫なのだから
……ぷっしぅ
頑張って、言葉を発さないだけでなく、呼吸まで止めようとしていたのか
若干窒息しかけ、力尽きているディラン
にゃんにゃん、ぺちぺち
ダミアが、それを猫パンチで起こそうとしている
ここは、ぺろぺろ舐めるとかじゃないのか、猫として
頑張って、言葉を発さないだけでなく、呼吸まで止めようとしていたのか
若干窒息しかけ、力尽きているディラン
にゃんにゃん、ぺちぺち
ダミアが、それを猫パンチで起こそうとしている
ここは、ぺろぺろ舐めるとかじゃないのか、猫として
「ぁ………」
……ひとまず
色々と不味い状況は、脱した
脱する事はできた、が
色々と不味い状況は、脱した
脱する事はできた、が
どうしろというのか
どう、対応しろというのか
力尽きかけているディランを前に、繰は、発すべき言葉を捜す
どう、対応しろというのか
力尽きかけているディランを前に、繰は、発すべき言葉を捜す
いや
それよりも前に、気にする事があるはずでは?
それよりも前に、気にする事があるはずでは?
今、この猫は
猫と思えない怪力を、発して…?
猫と思えない怪力を、発して…?
「……ぅ、ん」
「!!!」
「!!!」
びくんっ!
どうやら、意識が遠のいていたディランの意識が、戻ったようで
先ほどまでの状況を改めて思い出し、赤くなる繰
ぺちぺちぺち、ダミアから猫ぱんちを喰らい続けながら、ディランは顔をあげて
どうやら、意識が遠のいていたディランの意識が、戻ったようで
先ほどまでの状況を改めて思い出し、赤くなる繰
ぺちぺちぺち、ダミアから猫ぱんちを喰らい続けながら、ディランは顔をあげて
「ぁ……く、繰ちゃん、大丈夫だった?…………その…………ごめんね」
慌てて、繰の顔を覗き込み、謝罪してくる
さすがに、ディランでも、自分がどう言う状況にあったのかを、理解していて
故に、繰に対してとんでもない事をしてしまったと判断、必死に謝罪してくる
故に、繰に対してとんでもない事をしてしまったと判断、必死に謝罪してくる
が
繰としては、間近で顔を覗き込まれている、今の状況が
先ほどまでの状況と続けて、恥ずかしさを膨張させるもので
繰としては、間近で顔を覗き込まれている、今の状況が
先ほどまでの状況と続けて、恥ずかしさを膨張させるもので
ますます赤くなっていく、繰の様子に
うにゃにゃん??と、見上げるダミアは、首をかしげていたのだった
うにゃにゃん??と、見上げるダミアは、首をかしげていたのだった
もうこの後どうなるか予想つかんと言いつつ多分終わる?