「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 業物一閃-10

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―Episode10 後の祭りのその後で―


 秋祭り3日目。今までの戦闘が嘘のように綺麗になりつつあった。
 そして流石我が社が支援しているだけあって、規模が今までよりもずっと大きなものになっていた。
 「…やはりこういう地域密着型のイベントは気持ちがいいな。」
 それにしても、何故社長はいきなりこの祭りの人事権限を掌握するなどと言い出したのか。
 …考えていても仕方がない。そう思って―
 「小次郎、行こうぜ?祭りの会場に。」
 「そ、そうだな…」

 そして俺達は出店をめぐる。まあ、このような休暇もたまにはいいか。
 子供達は、小次郎を見て「お侍さんだー!!」と駆け寄って来る。
 どうやら子供達に人気のようだ。すぐにもみくちゃにされる。
 「我はこういうのはあまり性に合わん…」
 「まあ、子供だからしょうがないだろ…?それにほら、向こうにも鎧武者とかいるんだしさ。」
 「ま、まあそうではあるが…」
 しかしあの鎧武者、何か禍々しい物を秘めているように感じる。まあ、気のせいだといいのだが…。
 そう思って小次郎の方を振り返ってみると、また子供達にもみくちゃにされていた。

 「ねーねー、お侍さん。刀持ってよ!」
 「む、そうか…。ならば…」
 子供達に言われて刀を構える小次郎。あいつ、何だかんだ言って子供が好きなんじゃないか。

 「かっこいー!!ねぇ、もう一回やって!」
 「ぬ、それならば…」
 そう言ってどこから取り出したか知らないが、一本の藁束を取り出す。そしてそれを放り投げて―
 「ヌン!!!」シャキーン!
 放り投げた藁束は、見事に真っ二つに斬られた。
 「「「すごーい!!!」」」
 小さな歓声が上がる。そして子供達と別れる。
 満更でもない表情だ。
 「なんだ、「性に合わない」、とか言って結構ノリノリだったじゃないか。」
 「あ、あれはだな…子供の夢を壊す訳にもいかんと思って…」
 「まあいいさ、楽しんでたようだし。」
 ふと目を向けると、チラシが貼ってあった。
 ――≪夢の国≫の容姿は変わらず、されど案ずるなかれ、彼等は悪夢ではない――
 それは≪夢の国≫が変わったことを改めて示す物だった。
 「これで終わったな…何もかもが。」
 そう言って俺は祭りの人混みへと消えて行く…。


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