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連載 - 黒服Hと呪われた歌の契約者-03

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黒服Hと呪われた歌の契約者 03


 …粗方、周囲のパレードやら「夢の国の黒服」は、片付けたり体育館に放り込んだりした
 ……さて、自分の担当契約者たちは大丈夫だろうか?
 それを確認しようとした黒服の携帯に、着信が入る

「はい…電話に出られるという事は、片付いたんだな?」
『えぇ、こちらは終わりましたわ』

 「呪われた歌」の契約者が、どれかのパレードに勝利したようである
 彼女の無事に、黒服はほっとした
 あのスレンダーな魅力を失うのは惜しい
 彼女の太ももには、確かエロい位置に痣があったはずだし
 うっかりと想像し、しゅるり、髪が伸びる

『…それよりも、三面鏡の子のところへ、急いでくださいませ』
「うん?あの子は戦闘向きではないから、自宅待機だろう?」
『そうですが…彼女の能力、対「鮫島事件」には強力な力ですのよ?暗部とやら、彼女を消そうとしたら…』
「!!」

 …しまった!
 何故、そこまで頭が回らなかったのだろう
 あの少女が、三面鏡の合わせ鏡に無限に現れる多数の個体共々、「鮫島事件」で発動しようとしている「嘘」を「嘘」だと信じれば…確かに、「鮫島事件」は敗れる
 しかし……しかし、だ
 はたして、あの暗部が、それを見逃してくれるか?
 過労死候補ナンバー1の同僚から聞いた限り、暗部はかなり狡猾で、残忍だ
 だからこそ、たとえ同じ「組織」の仲間であろうとも、計画の邪魔になるならば、問答無用で殺しかねない…!

「わかった。すぐにそちらに向かう。君は…」
『…私は、駆けつけてもそこでは戦えません。他のパレードを探しますわ』

 …確かに
 「呪われた歌」に傍で戦われたら、自分も死ぬ
 三面鏡の少女も死ぬ
 それは、ちょっと
 少女には少女特有のエロスと言う物が存在する
 消えるのは勿体無い
 10年後に色々と期待なのだし

「わかった、では……生き延びてくれよ」
『あなたこそ…』

 通話を切ると、黒服は走り出す
 彼の前に、「夢の国の黒服」たちが姿を現すが…

「----邪魔だぁっ!!!」

 しゅるるるるるるるる
 その髪が伸び、「夢の国の黒服」を薙ぎ払っていく
 今は、倒すことよりも、先に進むことを先決する
 止めを指したかどうか、などどうでもいい

「無事でいてくれよ…!」

 一瞬、脳裏に、三面鏡の少女が、「組織」の暗部たちに群がられ、命を落とす姿が浮かんだ
 …………が
 直後、彼の脳裏に、別の光景が浮かび上がる
 具体的に書くと卑猥すぎる故、全年齢対象のこの板では到底、詳しい描写などできないが…簡潔に言うならば
 少女に群がるのが、なんだかエロイ触手に変換されてみたり 
 少女に群がるのが、エロゲニア=ル=スライムに変換されたり
 …………うん

「…ありだな」

 ぼそり、黒服は呟きながら
 目の前に現れる敵を次々と薙ぎ払い、三面鏡の少女の下へとひた走るのだった



to be … ?



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