祭り会場を、ぶらぶらと歩く
今日は、花子さんは都市伝説の友人と祭を回るらしく、俺のそばにはいない
花子さんが、そうやって友人と祭を見て回れる平和が戻ってきた事に、俺はほっとしていた
だから、寂しさは特に感じない
まぁ、特にやる事もなくて、退屈ではあるのだが…
どうすっかな、とぶらぶら歩いていると
今日は、花子さんは都市伝説の友人と祭を回るらしく、俺のそばにはいない
花子さんが、そうやって友人と祭を見て回れる平和が戻ってきた事に、俺はほっとしていた
だから、寂しさは特に感じない
まぁ、特にやる事もなくて、退屈ではあるのだが…
どうすっかな、とぶらぶら歩いていると
「…あ」
「お?」
「お?」
あ、委員長だ
昨日見かけたのと、同じ浴衣
あれ?一人か?
昨日見かけたのと、同じ浴衣
あれ?一人か?
「委員長?一人なのか?」
「あ、う、うん、みんなとはぐれちゃって…」
「あ、う、うん、みんなとはぐれちゃって…」
そう言えば、昨日、「夢の国」のパレードに襲われていた時も一人だったな
まぁ、一人で居たからこそ、「夢の国」に襲われたのかもしれないが…
まぁ、一人で居たからこそ、「夢の国」に襲われたのかもしれないが…
…そう考える俺の視界の隅に、入ってくるポスター
その内容は、「夢の国」の脅威がなくなった、と言うもの
その内容は、「夢の国」の脅威がなくなった、と言うもの
昨日戦ったチェ○ャ猫を思い出す
…あいつも、解放されたのだろうか?
そうだったらいい、と望む
…あいつも、解放されたのだろうか?
そうだったらいい、と望む
「…あ、あの」
「うん?」
「うん?」
っと、しまった
委員長の事を忘れるところだった
委員長の事を忘れるところだった
「どうした?」
「そ、その…お、お祭、一緒に見て回らない?」
「そ、その…お、お祭、一緒に見て回らない?」
委員長にそう言われて
俺は、小さく首をかしげる
俺は、小さく首をかしげる
「別に、構わないけど」
「そ、そう?」
「でも、俺なんかと歩いても詰まらないと思うぞ?」
「そ、そう?」
「でも、俺なんかと歩いても詰まらないと思うぞ?」
それに、委員長は逸れた、と言っていたし
そっちとうまく合流して、祭を見て回った方が楽しいと思うのだが
俺の言葉に、委員長は困ったように笑ってきた
そっちとうまく合流して、祭を見て回った方が楽しいと思うのだが
俺の言葉に、委員長は困ったように笑ってきた
「そんな事、ないわよ。ほら、お祭を楽しみましょう?」
「……っとと」
「……っとと」
委員長に手を引かれる
…まぁ、いいか
昨日、パレードに追いかけられた記憶が、残っているかどうか
それが心配だから、それを確認する為にも、今日は委員長と行動しようか
そう考え、俺はそのまま、委員長に手を光れて行くのだった
…まぁ、いいか
昨日、パレードに追いかけられた記憶が、残っているかどうか
それが心配だから、それを確認する為にも、今日は委員長と行動しようか
そう考え、俺はそのまま、委員長に手を光れて行くのだった
fin