…クラスメイトと一緒に、お祭の会場を歩いていく
何故
何故、私は変に緊張しているんだろう?
べ、別に、緊張する必要なんてないはずなのに
何故
何故、私は変に緊張しているんだろう?
べ、別に、緊張する必要なんてないはずなのに
「…どうした?」
小さく、首を傾げられてしまった
何でもないの、と私は慌てて誤魔化す
何でもないの、と私は慌てて誤魔化す
…何故だろう
彼には、何度も助けられているような気がする
何から?
それは、わからない
でも、間違いなく……彼は恩人なのだ、と断言できる
何故、そんな風に思うのか?
それすらも、わからないのだけれども
彼には、何度も助けられているような気がする
何から?
それは、わからない
でも、間違いなく……彼は恩人なのだ、と断言できる
何故、そんな風に思うのか?
それすらも、わからないのだけれども
………ただ
学校では、休み時間だけではなく、ヘタをしたら授業中すら寝ている事のある、彼が
時折…酷く凛々しく見えるのも、事実で
学校では、休み時間だけではなく、ヘタをしたら授業中すら寝ている事のある、彼が
時折…酷く凛々しく見えるのも、事実で
「………」
…こうやって、傍にいると
2人で、歩いていると
故か、酷く緊張してしまって
鼓動が、落ち着かないのだ
2人で、歩いていると
故か、酷く緊張してしまって
鼓動が、落ち着かないのだ
「委員長?」
「え、あ…ご、御免なさい」
「いや、謝らなくていいんだが…体の調子、悪いのか?」
「いや、謝らなくていいんだが…体の調子、悪いのか?」
念のため、そう聞いたのだが
委員長は、首を左右に振ってきて
委員長は、首を左右に振ってきて
「う、ううん。何でもないわ」
「そうか?」
「そうか?」
そのわりには、頬が赤いような?
「どれ」
ぺとし
「~~~~~~~っ!?」
額に手を触れ、顔を見つめて見る
……熱い
それに、よくよく見れば、委員長の頬が、ほんのりと赤くて
……熱い
それに、よくよく見れば、委員長の頬が、ほんのりと赤くて
「委員長、熱あるんじゃないのか?風邪でも引いたんじゃないか?」
「え、い、いえ、か、かかかかか、風邪なんて、引いてないわよ?」
「でも、熱いし、赤いし」
「っこ、ここここここここここ、これは、風邪じゃなくて…」
「え、い、いえ、か、かかかかか、風邪なんて、引いてないわよ?」
「でも、熱いし、赤いし」
「っこ、ここここここここここ、これは、風邪じゃなくて…」
……?
何故、挙動不審なのだろう
風邪気味なのを、そんなに隠したいのか?
何故、挙動不審なのだろう
風邪気味なのを、そんなに隠したいのか?
「…まぁ、秋祭りが楽しみなのはわかるけど、無理するなよ?今日は早めに寝た方がいい」
「あ、う、うん………」
「あ、う、うん………」
ぷしっ、と耳まで赤くなっている委員長
完全に、風邪気味で熱が出ているのだろう
季節の変わり目は風邪を引きやすい
最近は、新型インフルエンザも流行っているみたいだし、気をつけないと
と、なると、風邪気味の委員長をあちこち連れまわす訳にもいかない
適度に見て回ったら、帰らせた方がいいかもしれない
そう考えながら、俺は委員長と並んで、ゆっくりと秋祭り会場を回っているのだった
完全に、風邪気味で熱が出ているのだろう
季節の変わり目は風邪を引きやすい
最近は、新型インフルエンザも流行っているみたいだし、気をつけないと
と、なると、風邪気味の委員長をあちこち連れまわす訳にもいかない
適度に見て回ったら、帰らせた方がいいかもしれない
そう考えながら、俺は委員長と並んで、ゆっくりと秋祭り会場を回っているのだった
終わってしまえ